KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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リスニングの勉強法、その3

Posted on: 2008年11月18日(火) 16:44

これ誰?

お陰さまで『ユメタン』が売れているみたいです。著者ってのは自分の書いた本が
どの程度売れていて、どの程度売れてないのか、まったくわかりません。

でもアルクさんからの報告によれば、かなり好調なんだそうで、感謝しています。

さて、『ユメタン』についてはまた書くとして・・・前回の続きです。

A君はそこで音のルールを勉強しました。といっても大層なルールでもないので
少し勉強したらわかりました。そうか、こんな感じで音がくっつくのか・・・と。

そこでA君は別の問題集を買ってきてやり始めました。前回よりは多少は聞こえ
るようになりました。よしこの調子で続けていればかなり聞こえるようになるぞ!

・・・と、やってみたのですが、やはり聞き取れない箇所はヤマカンになります。

どうしたら細かいところまで聞こえるようになるのかなぁ・・・と思って先生のところ
に行きました。その先生はリスニングが得意だと授業で行っていた先生です。

A君 先生、ルールを知ると多少は聞けるようになったのですが、細かいところ
    まではなかなかなんですよね。どうすれば聞けるようになりますか。
先生 正解はできるようになった?
A君 はい、正答率は上がりました。でもやはり細かいところが聞き取れません。
先生 正解率が上がったのであれば、今の調子でどんどん続けることだよ!

なんて感じで、これまた若い頃の僕なら答えてたんだろうけど、今のA君の状態
で続けていって、細かい箇所が聞き取れるようになるかというと、なりません。

というか、相当な数をこなさないとダメです。他教科を犠牲にする程度に。

受験生にそんな時間などありません。さらに言えばA君には致命的な欠点が。
それは個々の単語の知識が非常に少ないということでした。

例えば、ruleという単語は「ルール」ではありません。「ルーォ」ですね。
localは「ローカル」ではなく「ロッコォ」です。

確かにruleやlocalという単語は知っているように思えても、音声の知識も持って
いなければ、正確には聞けない。

Our local boy scoutは「アワロッコボォイスカウッ」というふうになります。

「アワ」や「ボォイスカウッ」の部分がわかっても「ロッコ」が聞き取れないと、頭の
中で「ロッコ???はい???」みたいな感じになり、気がつくと放送がどんどん
流れていってしまうということになりますよね。

なので今日の教訓ですが・・・

 

個々の単語の音声知識を正確にゲットせよ!

 

ということです。

実は『ユメタン』を作るときに、多くの学校の先生方が協力してくださいましてね。
生徒たちにアンケートをとってくれた学校もありました。

そこでわかったことですが、単語集を使うのにCDを聞かない生徒が80%以上
いるということでした。CDだけで単価が200円ぐらいかかるのに!もったいな!

単語の意味を覚えるのに躍起になって、音声情報というか知識が後回しになり
挙句の果てに「発音やアクセントが苦手」なんて情けないことになるのです。

単語は単語だけで勉強するのではない!

単語を覚えながら音声も身につけることが大事なのですね。これが『ユメタン』だと
和訳力、英作文力、スピーキング力までゲットできるのです。

リスニングの勉強の基本は単語の音を正確に身につけることなのです。

え?受験生はセンターまで間がないのに今からじゃ遅すぎる?何を言うかね!

『ユメタン』を持ってる人はCDをセットして(無論ipodでもいい)UNIT1の100語
を聞いてほしい。何分かかる?100語を聞いて一緒に発音するのに何分だ?

そう!10分!10分しかかからん。

ってことは1000語が収録されているので、1000語の音声知識を身につけるの
にかかる時間は、10分×10UNITで100分。つまり1時間40分なのです!

それをちゃんと一緒に声を出しながらやることで、基本的な音声知識がゲット!
できるのですから、それぐらいの努力はやることです。頑張りましょう!

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(追記)おかげさまで父親の四十九日の法要が終わりました。
     少し落ち着きました。ありがとうございます。

 

 


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