ブログでもっと文科省のダメっぷりとかダメな教材とかを批判すれば
いいのにと言う人がいらっしゃいます。
有名な大学の先生なんかもそうやって書いておられるものだから、
僕にもご意見番的な感じで書いてほしい、ということなのです。
そういうふうに言う人の気持ちもわからなくはないのですが、そういう
のは多い日に2万アクセスもあるブログで書くことではないと思います。
英語教育全体に対する意見を書くことはできます。
でも誰かを批判したり誰かの本を批判したりしてオピニオンリーダーを
気取るのは危険です。
ファッショとまでは言わないけど、それに近いような潮流が生まれるのは
良くありません。
僕が誘導するのではなく、個人個人がしっかりと考えることが大事です。
レストランの前に立って「ここは不味いですよ」と営業妨害する人は普通
いませんよね。
僕はむしろ「ここのレストランは美味しいですよ」と言う客でありたい。
いいものを推薦し、読んでいて「そうか、ならその本を買ってみようかな」
と思っていただけるブログでありたいのです。
「木村が言うなら買うのをやめとくか」と営業妨害するようなつまらない、
ブログは嫌なのです。
まぁそもそも浅学非才の身ですし、誰かをこんなところで批判するほど
僕はえらくはありません。英語を教えるのは多少自信がありますが、
それ以外はとんとダメですので、誰かを批判する資格はありません。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
新中学1年生に本を2冊紹介、推薦しました。
僕が推薦したのは内田樹先生の『先生はえらい』と
武者小路実篤の『友情』です。よかったらどうぞ。