KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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ひとり暮らし

Posted on: 2016年2月14日(日) 6:00

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先日、関学大の方々と一緒に晩御飯を食べました。そういえば約1年
前には関学大の村田学長にフグをおごっていただきました。

こうして自分が卒業してから30年も経って、母校の方々と知り合って
さらには定期的にお会いして楽しい時間が持てるというのはとっても
幸せなことですね。

普通はあまりないことですし、とてもありがたく思います。

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僕は関学大の第5別館の裏手にある下宿屋さんで下宿していました。

当時はひとり暮らしの寂しさより、やっと親元を離れることができる!
という気持ちが嬉しくってね。

今は親元から大学に通いたいという学生が多いそうです。そこは僕に
は全く信じられないことです。

彼らの依存心が強いのか、僕の独立心が強いのかわからないけれど、
昔は「大学に入ったらひとり暮らししたい」という人が多かったです。

経済的なものは奨学金でもなんでもありますからね。僕も奨学金プラス
アルバイトをして、自分の生活を支えていました。

軽音のクラブでバンドをしていたので、とてもカネがかかりました。でも
楽しかったですし、1日1食で十分でした。食べることに対する執着は
あまりなくて、腹が減るぐらいは我慢するけど、したいことができないと
いうのは我慢できなかったものですからね。

ひとり暮らしもしたいことの1つでした。

東大に進む灘校生の多くはひとり暮らしをします。

中には飢えそうな想いをしている人もいるかと思います。

でもそれでいいのです。そこから何かを掴むことですね。

僕も餓死しそうになったことが2回ありました。

3日間でリンゴ1個、4日間で夏ミカン1個で過ごしたことがあります。
バイト先の割烹料理屋が急に店を閉めて、おかげでえらい目に遭い
ました。でもね、貧しかったですが、プアではありませんでした。

あるだけのカネで、楽しく過ごしていました。

kangaku

今の生徒たちはある意味、恵まれているんでしょうね。

多くの高校生たちに僕が願っているのは、どんな逆境にも打ち勝て
るほど強い心を持ってほしいということです。

多少叩かれても打たれても凹まずに笑っていられる強さを持ってほ
しいなと思っています。

でもそれは家庭で「褒めて育てられた」子には無理な話です。

だとすれば自分から飛び出すしかない。

どうぞ苦労してください。その中で折れそうになることもあるでしょう。
でもそれは成長のチャンスだと思って、耐えてください。

友達や恋人がエネルギーをくれます。

若い人たち、親元を離れるという選択肢を考えてみられてはどうかと
僕は思っています。

親から離れてはじめて、君は大きく成長できます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
学生時代の写真を貼ろうかと思ったのですけれども
あまりに悲惨すぎて止めました。笑

 


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