KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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2009年東大英語問題分析

Posted on: 2009年2月28日(土) 15:11

東大入試正門前

昨日ある先生からメールを頂戴しました。息子さんが東大を受験されたそうで、
彼の弁として、「ずいぶんと易しくてびっくりした」と書かれてありました。

確かに・・・全体としては易化(いか)しましたね。

1(B)のパラグラフ整序問題であんまり時間をかけられないなと思っていた人も
2(B)のサービス問題のお陰でかなり時間をかけられたのではないかと。

というわけで、1問ずつ見ていきましょうか。

1(A)論説文ではなく、エッセイが出題された。大意要約ではなく、「趣旨をまとめ
    よ」という問題になったが、第1段落が体験的な部分なので、第2段落最後
    の部分を含めた解答にしてあれば、大怪我はしなかったであろう。標準

1(B)例年どおりの出題。長文読解問題の演習を繰り返していれば、それほど
     難しくはない。標準レベル

2(A)ライティング問題。例年とは違い、賛成と反対の両方を書かせる形式に
    なったが、新傾向というほどのことでもない。標準

2(B)書き換え問題。高2模試レベルのサービス問題

3(A)約530語のスクリプトを聞いて答えるリスニング問題。長いが設問が簡単
    だったので、やや易化

3(B)約500語のスクリプトを聞いて答える会話形式のリスニング。やや易化

3(C)約180語のスクリプトを聞いて、数箇所をディクテートする問題。東大の
    受験生であればディクテーションをしっかりとしてきたはずだという前提で
    標準レベルと言ってもいいだろう。

4(A)誤文訂正問題。全ての文に不要な語が含まれているという点から考えて
    例年どおり。文法力というよりも基本的な文構造把握力が問われる。

4(B)英文和訳問題。構造上難解な部分も多少あるが、それ以上に日本語に
    直しにくい英文が出題されている。例えばconcession(譲歩)の訳し方に
    工夫を施す必要があるなど、日本語の力が求められている。標準

5   例年は小説かエッセイが出題されることが多いが、今年はひさしぶりに
    解説文が出題された(論説文というほどの論説ではない)。しかしながら
    他大学に見られるような難解な単語や文法事項もない上に、文章全体の
    長さも900語程度にまで減少したことから、やや易化だと言えるだろう。

東大入試駒場正門前

以上のことから考えると、英語で落とすと合格はないな・・・と思えるぐらい易化。
つまり簡単になってる。少なくとも昨年よりは易化したと言えます。

特にライティングが1題になって、2(B)に登場した問題。今さら書き換え問題が
出題されるなんて、お天道様でも予想できなかっただろう。

まぁしかしこの形式が未来永劫続くとは思えないし、問題形式が変わった!!!
なんて大騒ぎするほどもない程度のマイナーチェンジでした。

上にも書きましたが、1つ言えることは英語で落とすと合格できません。

特に点を取れるところでは確実に取りたいところです。1(A)大意要約問題と
2(A)ライティングと(B)の書き換え、3のリスニングは鉄板で取りたいところ。

上に書いた「鉄板部分」で80~90%取れれば、残った1(B)、4(A)と(B)、5
で約55~60点満点だと思うのですが、そこで半分しか取れなくても合格ライン
ということになります。読解演習を繰り返していれば、半分ってこともなかろう。

というわけで、やはり東大英語に関して、合格への鍵を握るのは①大意要約、
②ライティング、③リスニングということになると思います。

3月10日が合格発表ですね。受験生諸君は報告をよろしくお願いしますね。
待ってますよ!

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(追記)『ユメタン』②が本日発売になりました。よろしくお願いします。

 

 


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