KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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英作文の勉強法

Posted on: 2016年10月4日(火) 5:04

yumesaku05

英作文の勉強をする際に大事なことは、「この単語は知っておいた
ほうがいいな」と思われる単語はどんどん覚えていくことですが、
それと同時に「これは覚えなくても日本語を加工すればできるな」と
思う部分があったら、そのパターンを覚えていくことです。

例えば以前、京都大学の英作文で「文化財」を英語に直さなければ
ならない問題が出題されました。

英語ではcultural heritageやcultural resourceと言います。

これを別の表現にするのはなかなかきつい。

いろいろと考えて、traditional buildingsなんて書いたりする人だって
いらっしゃるかもしれませんが、それだと人形浄瑠璃や歌舞伎などは
どうなるんだという問題があります。

であればcultural heritageは覚えたほうがいいということになります。

yumesaku

でも「文化財は、それを維持するために尽くしてきた人々の多年の
努力の結晶である」という日本語だったらどうでしょうか。

Weblioで「努力の結晶」と打ち込むと、a monument to hard work
という英語が表示されます。

でもそれを覚えるよりも「人々は長い間、文化財を維持するために
努力してきた」と日本語を加工すればいいのですね。

英作文は日本語を英語に直す作業ではありません。

日本語で書かれた内容や著者の気持ちを、海外の人に伝わる英語
で表現する、いわば翻訳作業なのです。

覚えておかねばならない語彙はたくさんあります。

知らない語彙はどんどん覚えていかないと英作文での高得点は期待
できません。

だけれども、それと同時に日本語の能力を上げていかないとダメです。

日本語の言い換え能力を上げようと思うと、日本語の表現力が豊かで
なければなりません。

いろんな日本語を変形し、英語で表現しようとすることが役に立ちます。

日本語の加工を楽しんでください。

そうしているうちに英作文って得点源なんだなということがわかってくる
でしょう。英作文で点数を落とさなくなれば、成績は安定します。

受験生の皆さん、頑張ってくださいね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
浪人生のときに英作文の勉強法を教えてくれた
当時の駿台予備校の講師の先生に感謝しています。

 


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