KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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思うこと

Posted on: 2017年3月12日(日) 9:33

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この写真は2012年に仙台の大槻先生に連れていって頂いた
名取での写真です。あの大地震から6年経ちました。

あれから復興は少しずつ進んではいますが、神戸がおよそ
2年で復興したのに比べると、「遅々として進まず」が
現実を最もよく表している言葉ではないでしょうか。

6年経ちましたが、地震のあとにたくさん作られたNPOは
続かずに、今ではかなり少なくなりました。

今でも頑張っておられる方々はたくさんおられます。

でも補助金が少なくてなかなか続けられないんですよ。

なにしろNon Profitなので。なんだかんだでカネが必要で、
無料でやることには限界があります。

多くの人たちが地震後に家を失い、今もなお仮設住宅で
生活をしておられます。行方不明のままになっておられ
る方は2500人以上いらっしゃいます。

さて、東北から離れている我々に何ができるのでしょう。

僕にはわかりません。

だからとりあえず「忘れてないよ」を体で表現するために
年に何度か足を運ぶようにしています。

すでに復興した場所もありますが、人々の心が「復興」し
たのかどうかは見えませんからね、わかりません。

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「行くボラ」や「知るボラ」という言葉があります。

何もがれきの除去をすることだけがボランティア活動なの
ではなくて、「行く」や「知る」だって大切なのです。

メディアはこの時期になるとあの光景を流し、東北の人を
取り上げます。神戸のも1月になると番組が増える。

でもテレビが伝えないことが思う以上にあります。

それを自分の目で見て知ろうとすることが大事なんじゃな
いかと思うし、何より僕にはそれしかできないのです。

だから年に何回か足を運んで、自分にできる「勉強の方法」
を子どもたちに伝えながら、直接現地の人たちと触れ合う
ようにしています。

そしてそれを灘校の生徒たちに伝えるようにしています。

iwaki

休みがあれば観光地に行ってゆっくりするのも大切です。

でも「そういえば地震の後、東北に行っていない」という
のであれば、一度足を運んでみられてはどうでしょう。

知り合いがおられないのであれば、たとえば旅館の人とか
お店の人とかと話をするのもいいのではないかと思います。

僕はこれからも続けていこうと思っています。今年も福島、
仙台で勉強会を行って、子どもたちや先生方と触れ合います。

また行くときは書きますので、よかったらご一緒ください。

特に英語を指導できる先生方。

あれから6年。忘れないことは大事ですが、忘れてないよを
伝え続けることもかなり大事なんじゃないかと思います。

最後に改めまして、東北の大地震でお亡くなりになった方々
のご冥福をお祈りいたしますとともに、行方不明になって
おられる方々がお一人でも多く発見されますことを、
心よりお祈り申し上げます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
3月25・26・27・28日は福島におります。

 


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