2018年度入試から東京大は入試に面接を課すと発表しました。
ただし、理科3類のみです。
理科3類は主として医学部に進みたい生徒たちが受験します。
毎年2月25・26日に実施されている学力試験に加え、27日に
面接試験を行います。理3以外は25・26日のみです。
以前も面接が課されていましたので、11年ぶりの面接復活で、
これはいいことではないかと僕は思っています。
10分程度の個人面接で、人間的成熟度や医学部への適性や
コミュニケーション能力などから、医療や医学研究に
ふさわしい資質があるかを評価すると。
このため学力試験の得点が高くても不合格になることはあり、
面接の評価結果は開示しないと新聞に書かれています。
また1回の面接で判断が難しい場合、同じ日に面接者を替えて
2次面接を行うこともあるそうです。
いいことですね。特にコミュニケーション能力の有無でしょう。
東大サイドからすれば「いくら成績が良くてもコミュニケー
ション能力が欠如してる人は要らない」というメッセージで、
10分で医療や医学研究にふさわしい資質があるかどうかを見る
ことは普通は難しいので、要するに「ちゃんと相手の目を見て、
大きい声でしっかり自分の考えを話せる奴がほしい」
ってことちゃうかなと思っております。
これで面接対策!なんてやる塾や学校が出てきたら大笑いです。
人間的成熟度や医学部への適性は少々の対策で身に付くものでは
ありません。模擬面接をやって練習する分にはいいけど。
民間の4技能型試験にしても面接にしても、もうそういった対策
的なことは教育者としてはやるべきではないと考えています。
東大グッジョブ。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は夕方から英語を話したり聞いたりする力を伸ばす
ための、対策的ではない授業のセミナーを開催します。
仙台は涼しくはないけど、蒸し暑くなくて快適です。