KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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例の件で

Posted on: 2017年9月2日(土) 9:03

07

有名なトランぺッターがステージ上で中学生に平手打ちを
加えたというのがニュースになっていて、何人かの方から
意見を求められるのですが、当事者でないのでわからない
し、彼は教育者ではなく音楽のプロとしてそういう態度を
とったのであって、僕は音楽のプロじゃないからわからな
いというのが僕の答えです。

そりゃみんなの目があるんだから殴るべきではなかったと
は思うけど、でも動画を見たところ、ドラムの子が暴走し
ているのは誰の目にも明らかでした。

他の生徒たちは「せっかく練習してきたのに」という想い
を抱いていたかもしれません。その生徒たちの想いを酌ん
で、音楽を教えてきたミュージシャンは敢えて悪者になっ
たのかもしれません。

それとも音楽を大切にしている音楽のプロフェッショナル
として、最も大切なステージを壊されたという想いが先に
立ったのかもしれませんね。

そこは誰にもわからない。

supplementary

 

でも中学生ぐらいだと自分でもわからないぐらい暴走する
ことってあるんですよね。興奮してしまって。

否、大人でもある。

今はその中学生も反省して、ミュージシャンと保護者との
間でも和解が成立しているということですし、我々のよう
な外野があまりミュージシャンや中学生を批判しないほう
がいいんじゃないかと思います。

ミュージシャンを批判するのは簡単なことだけど、上から
目線である人を批判できるほど、我々は偉くない。

自分だって間違った判断することもあるんだから、あれは
他山の石として自分だったらどうしただろうかという考え
に浸っていればいいのではないでしょうか。

テレビに出ている大学の先生が「一流プレーヤー、必ずし
も一流指導者ならずとは昔からの名言」と言ってミュージ
シャンを批判されているそうですが、それは意味が違う。

音楽やスポーツに秀でている人であっても、それらを上手
く人に教えられるとは限らないという意味であって、今回
のことには当てはまらない。そういうことじゃない。

日本語の使い方が間違ってる。

僕はそういう安全な高台から他人を批判するのは嫌いなの
です。僕らはみんな他人を批判できるほどレベルが高い人
間ではないのです。

Mind your own business.ですよ。

これからもそのミュージシャンと中学生が音楽の練習をさ
れて、次のコンサートでは誰もがスタンディングオベーシ
ョンをしたくなるような素敵な演奏を聴かせてくれればと
願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
これから灼熱のグラウンドへ行って審判と試合ですわ。

 


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