KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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勉強って面白い

Posted on: 2018年9月11日(火) 12:38

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勉強って面白いなぁって思うんです。こう書くと「やっぱり
灘校の先生ですね」と言われそうですが、そうじゃなくって、
勉強の面白さを知れば知るほど、高校時代に「勉強なんか
大嫌いや」と思っていた自分に「勉強って面白いで」と
教えてやりたくなります。

灘の生徒たちは1つの学年に220人ほど在籍しているんですね。

その中から毎年東京大学にだいたい70~80人が合格します。

医学部にも数十人が合格します。

英語や数学や日本史の勉強って、できればできるほどレベルの高い
大学に合格できますし、それはそれで価値のあることです。

特に東京大学は他大学と全く違う額の税金が投入されています。
設備面の充実は当然のこと、文科省の肝いりで様々な取組が
行われていますし、相当面白い大学だと言えます。

でも、東京大学に入るんじゃなければ、もっと大事な勉強だって
あるんじゃないのかと思っています。

僕がよく知っているK君の話をします。

英語しかできないK君は東京大学には合格できないものですから
当然ながら他大学に行くしかないし、三者面談なんかでも
「君は英語はそこそこだけど、数学と理科がねぇ」なんてことを
先生から言われて、劣等感でいっぱいになるのですね。

幸いにして両親はK君を勉強のことで叱ったことはありません
でしたので、家ではK君はひたすら好きな本を読んでいました。

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そのK君が選んだのは関西学院大学文学部英文学科。とっても
いい大学ではあるのですが、あることに気付きます。

法律や経済に明るい同級生たちがいかに輝いて見えるかという
ことに。あるいは理学部(当時)で夜中まで物理の研究をして
さまざまな発見をしようとしている同級生たちを見ると、単に
英語の文章を読んでいるだけの自分が小さく見えました。

自分は英語しかできない。それもアメリカ人やイギリス人に
比べればなんてことのないレベルの英語力しかない。

大人になってから勉強を始めるK君。

文筆、営業、交渉術、話術、憲法、法律、経済、日本文化、
日本史、日本芸能、琉球王国、スポーツ、楽器などに関心を
持って、書店さんで本を買ってきて勉強を始めました。

日本史は高校の教科書がいかに優れているのかを知り、実教
出版の日本史Bの教科書を熟読して、さらに強い関心を持ちます。

そもそも野球をやっていたK君ですが、さらに野球に関心を持ち、
ノックで狙った場所に打てるように努力しました。

さらにゴルフに興味を持って、人並み以上にスコアが出せるよう
努力を重ねました。日々の素振りを欠かさず行います。

絵を描くのは大の苦手でしたが、描けるようになれば素敵だなと
考えたK君は専門学校を覗くことになります。

料理なんてしたことがなかったのに、できれば素晴らしいなぁと
考えたので料理の本を買い込んで、いろいろ作ってみました。

沖縄の三線が弾けるようになったら面白いだろうと考えたK君は
大阪の三線ショップに行って安い三線と簡単な教本を買ってきて
練習をし、沖縄の人たちの前でも演奏ができるようになりました。

外国の人に語れれば得意の英語が活かせると考えたK君、進んで
人形浄瑠璃をはじめとする日本の古典芸能を鑑賞するように
なりました。博物館などにも進んで入るようにしました。

いまはイタリア語や中国語やインドネシア語などを話せるように
なりたいと思っているK君。

いまだに数学と理科はまったくできません。

もしもいま三者面談が行われたら、きっと54歳になったK君は
担任の先生にまたぞろ「数学と理科がね」と言われるでしょう。

でもその先生よりも英語、日本語、日本国憲法、刑法、民法、
商法、刑事訴訟法などについては詳しいはずですし、きっと
それ以外のことも負けてはいないはずです。

人生は長い。何に関心を持つのか、何を得意とするのか、自分の
どの部分を一流に近づけるのかは個人によって違いますし、
それは自分の価値観にしたがっていろいろ勉強をすべきです。

一番駄目なのは、忙しいとか疲れているとかいって、何にも挑戦
せずにひと処にとどまっていることではないでしょうか。

勉強は面白い。

いろいろな学校に行って講演することが増えたK君ですが、多くの
学校で多くの中学生や高校生たちに「勉強って面白いよ」という話
をするようにしています。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
昨日は夜の12時近くまでゴルフの勉強をしていました。


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