手を抜くなと今までいろんな人たちに言われてきたし、たぶん僕も教員になって
から多くの生徒たちにそういうようなことを言い続けてきたのですが・・・
先日、日大高校をお邪魔したときに、教頭先生がおっしゃった言葉がいまだに
気になっていて、まったくそのとおりやなと思っております。
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私は生徒たちに難しいことを言わず、ただ「手を抜くな」と言い続けています。
例えば部活動に熱心に参加している生徒で、たまに勉強には手を抜くという
生徒がいますが、この生徒は部活動のほうもダメになっていきます。
なぜなら人間というのは、「これはいいや」と思ってある部分で手を抜くと、
手抜きの癖が知らないうちに身についてしまって、肝心なことをする場合でも、
自分では一所懸命にやっているつもりでも、手抜きの癖が滲み出てしまう。
だから部活動をやっている生徒は、試合に勝ちたいのであれば、
近視眼的に見れば関係なさそうな授業や文化祭などの学校行事においても
決して手を抜いてはいけない。勉強を頑張ろうとする生徒も同じでして、
勉強以外に手を抜いてしまうと、肝心の入試のときに手抜きの癖が出ます。
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いい言葉やなぁと思ってね。確かにそうやなと。
自分に厳しくしやなあかんなとわかっていても、ダラダラすることもある。
人間やからな。それはしょうがない。切り替えてできる瞬間をひたすら待つ。
疲れて寝てしまうことと手を抜くこととは全くの別物なので、寝たいときは逆に
ダラダラしないで寝ればいい。それは問題ないと思う。
問題は勉強にしても仕事にしても、本当なら能力的にはちゃんとできるはずの
ことを「この程度でいいか」と、手を抜いてしまうことです。
手抜きは知らず知らずのうちに癖になる。
覚えておきたいですね。
このブログのタイトルですが、「まことに日に新たに、日日に新たに、また日に
新たなり」と読みます。自己啓発を勧める中国の古典からの引用です。
日々自らを前進させるべく、手を抜かず、自分に厳しく生きたいものですね。
(追記)疲れてどうしようもないときは思い切って休みましょう。それも人間。