KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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少子化と私学

Posted on: 2018年12月12日(水) 6:42

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今週の土曜日は関西学院大学で勉強会があります。およそ50名
の先生方や保護者がお申し込みになっています。

当日、関学の学生2名の体験談も聞けるのですが、僕がお話を
させていただくのは「今までどういうことをしてきて、生徒の
成績を上げてきたか」ということと「教員としてどういう研修
をしてきたか」ということです。

少子化対策を頭に入れて話をしようと思っています。

すでに受付は終了しましたが、参加してくださる方々から質問
をお受けし、こういう場合はどうかというようなことにも
お答えしようと思っています。

楽しみにしています。

教員になるとき、お世話になった中学校の先生にご挨拶に伺った
のですが「教員は楽をしようと思ったらいくらでもできるが
それでは自分が伸びないし、生徒も伸ばせない」という話をして
いただきました。

職場がたまたま私学の新設校だったので、全く楽はできなかった
のですが、それが良かったのかもしれませんね。

いつ倒産してもおかしくないという学校だったからこそ、努力が
できたのかもしれませんし、創意工夫をしたのでしょう。

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現在、日本各地の私学は倒産の危機に瀕しています。

少子化の影響で。

高校は言うまでもないですが、大学もかなり苦しく、文科省の
対応が迫られています。文科省、何事も動きがスローですから
待っている間にもどんどん倒産していきます。

ある年度、突然パタっと受験生が激減します。

今まで定員に達していたのに、ある年にパタっと来なくなる。

生徒が来ないのですから、先生は要らなくなる。

最初に切られるのは常勤や非常勤の講師の方々でしょうけれども
そのうち専任も余ってくる。あの学校に入れても伸ばしてもらえ
ないということが、ネットを通じて世界中に発信されます。
そうするとますます受験生は来なくなる。

そうならないように、私学は危機感を持って臨むべきでしょう。
公教育のほうが安くて、質的にも頑張っている先生方が多いと
いうことになれば、生徒たちは公立に向かいます。

何よりも現場の先生方が頑張って数字を出すこと。

管理職は塾などに挨拶まわりをして、一人でも多くの生徒たち
を学校に連れてくること。

そういったことの積み重ねでしか、危機は乗り切れないでしょう。

土曜日の僕の話が役に立てば嬉しく思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
有名な私立大学もかなり危機感を持っているようです。


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