文部科学省がアクティブラーニングがなんたらかんたらと
言い出して(すでに言ってないけど)以来、授業中に
ペアワークとかグループワークを入れるとアクティブで
いい授業!みたいな価値観があるんですよ。
ペアワークとかグループワークの意図というのかな、目的
というのかな、そういうものを教員がしっかり持ってない
場合には「とりあえず活動してまーす」的になります。
本当は教員がひとりひとりチェックしたほうが、生徒たち
同士でチェックし合うよりいいに決まってるんです。
アマチュア同士でなにかやったって、相手の発音のまずさ
を指摘することなどできず、内容理解もろくにできない
ものですから、「とりあえず活動してまーす」になります。
北欧の教育を真似ようってことで、不勉強な文部科学省が
言い出したそうですが(中教審のメンバーに聞いたこと)
北欧の教育を真似るなら、せめて1クラス10~15人にして
生徒たちの活動を教員がしっかりチェックできるように
しなければ、機能しないのは言うまでもありません。
灘高校なんて1クラス55~60人なんです。
絶対に全員をチェックすることなど不可能なのです。
だから特に自由英作文の発想に関しては、僕がチェックし
てやったほうがいいのはいいんだけど、到底目が行き届か
ないものだから、生徒たちのグループに任せています。
個人的に持ってきた生徒だけは個人的に添削してやるけど。
機械的なペアワークをしていても成績は上がらないですし
いくら授業を受けていても、生徒たちは模試が返却されて
きたときにため息をつくことになります。
そのうえ、英語が使えないことになります。
誰かが「アクティブラーニングとかいいんじゃね?」って
思い付きで言ってしまった挙句の果てがこれですわ。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
単語テストなんて、生徒同士のチェックでいいと思うなぁ。