KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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和田先生のセミナーを受講して

Posted on: 2009年12月22日(火) 17:23

We love each other.

日曜日に和田先生のセミナーに参加しました。和田さん、若いのにやるなぁ。
アルクの田島君に「授業、木村先生のに似てますね」と言われ、嬉しかったです。

要するにですね。

英語ができるようになるプロセスを簡単に書きます。

それはINPUT→INTAKE→OUTPUTを繰り返すことなのです。

学校や予備校で授業を受けるだけでは成績が上がりません。あの先生の授業を
受けているだけで成績が上がったなんてのは、ほとんどありえません。

学校や予備校の授業を受けるってのは、それはINPUTの段階なのです。
それでちょっと復習して終わり!というのでは、残念ですが、英語力はつきません。

まして復習は定期考査前なんて状態だと、絶対に英語力は上がりません。

授業内容をINTAKEする必要があります。で、そのために音読をし、暗唱をします。

Read & Look Upを繰り返しながら、暗唱します。和田さんのしつこいところは僕に
似ていて、教科書の1レッスンをまるまる暗唱させるところまでやります。

ありゃ悪魔です。僕と同じです。でも彼の生徒たちは、さまざまな工夫や、あるいは
和田先生に乗せられたりしながら、どんどん暗唱していきます。

暗唱が終われば、次は暗写に入ります。これもやり方がありますが、具体的には
また書きます。とにかく大ざっぱに書けば、<INPUT→音読→暗唱→暗写>まで
やってはじめて、受けた授業に効果があらわれ始めるということです。

チーム和田

簡単なやり方で、ある問題集をさっとやったら実力がついたというのはそりゃ嘘で、
それで仮に模試の成績が上がったとしても、おそらくは砂上の楼閣でしかない。

あるいは「使える英語」という観点からは程遠いものではないでしょうか。

本当に英語力がついたというのは、文章を正確に読み、あるいは何か人の話を
ちゃんと聞け、そういう文章が自分でも書けて、相手に正確に話せるということで、
それができないと何のために6年間も英語を勉強してるかわかりません。

INPUT→INTAKE→OUTPUT

和田先生の授業も、その形をいろんな作業(アクション・アクティビティ)を使いつつ
生徒たちに要求するものなのです。

受講しながら1つ思ったことがあります。

たとえば和田先生は軽快なトークで生徒たち(当日は我々です)を引き込みました
けれども、それは誰にでもできることではありません。

かく言う僕も落語で話術はかなり勉強しましたので、人前で話をするのは苦手では
ありません。むしろ得意なほうではないかと思います。

しかし先生によっては、あるいは学校によっては、あんなことはできないという場合
だってあると思うんですね。

例えば灘で和田先生のされた授業をそのままやったらどうなるか。

男子校である灘校でやると、ちょっと違う雰囲気になる可能性が高いのではないか
と思うんです。つまりですね、そのままでは使えないということです。

こういうセミナーを僕や和田先生がやっていると、来られた先生方の中には「それ
は中高一貫だからできるんだ」とか「灘だからできるんだ」とか言う人もいます。

僕はそういう人の意見を聞くと、とても残念に思います。セミナーってのはコンテン
ツをそのまま使うようなものではありませんよね。

そのままじゃ使えないのは、講師だって百も承知なのです。

自分の学校の実情に合わせて、自分で変えるところに醍醐味があるのです。
その先生なりのキャラ、生徒たちの様子、学校のコマの持ち方などに合わせて、
受けたセミナーの内容を調整するからこそ、面白いのですね。

僕は和田先生の4時間にわたる講義を受講し、持っていたドリームノートに沢山の
ことを書き込みました。

この場面で僕ならこうする。ここで僕ならこういうことをする。僕ならこういう教材を
投げ入れる。こういうプリントを使う。

そうやって手を加えながら、和田先生の講義を利用しつつ、自分に活かしてこそ
和田先生のご努力が活きてくるのではないでしょうかね。

酔っぱらい

さっそく帰ってから、ある生徒指導に和田先生の授業を代入してみました(笑)。
英語の授業が生徒指導に使えるんです!教育ってのは画一的じゃないからね。

ものすごく!!!効果がありました。

和田さんに「先生の授業、生徒指導にも使えたよ」とメール。そうしたら「え!どうし
たら生徒指導に使えるのか、27日に教えてください!」とのこと。

嬉しいな。実は和田先生、達人セミナーの講演で、27日に神戸にいらっしゃるの
です。そして講演が終わったら、三宮で待ってるから飲もうぜと言ってある。

そこでもっとコアな部分まで突き詰めて、授業の方法について論じるつもりです。
それぞれの技能の伸ばし方について、もっと細かく話をしたいなと思っています。

参加したい?(笑)

というわけで、和田先生、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
僕自身も自分の授業のやり方と本当に似ていて、自信になったし、また参考にも
なりました。感謝しております。

それから参加された先生方、お疲れさまでした。ありがとうございました。反省会で
はまた騒ぎ過ぎてしまいまして、果ては道路で連続前まわり受け身などして、失礼
いたしました。でも1参加者である僕にたくさん声をかけてくれて嬉しかったです。

新幹線にはまたしても間に合わなかったけど、十分満足して帰りました。

和田さん、27日にまた楽しくやりましょう! ガオーーーーーーーーーー!!!

 

(追記)西山先生、真ん中の写真で、キミ、目つきが怖いよ。

 


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