KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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中高一貫の進学校

Posted on: 2020年2月13日(木) 7:39

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昨日のメルマガ(KIMUTATSU JOURNAL)で中高一貫進学校に
ついて書きましたところ、灘みたいな学校の先生からたくさん
メールやラインをいただきました。

丸山先生(ラ・サール)からは「大きく頷きながら読んだ」と。

関西のある進学校の先生からは「小学生のときに勉強し過ぎて
遊ばなさ過ぎて、あまりにも疲れている子が多い。なのに中学に
合格してからすぐに塾に通い出すのはある種の宗教だ」と。

勉強が好きならいいんですけどね、中高一貫進学校を選ぶの。

親にケツ叩かれて必死に走ってきたタイプの子は、入学してから
けっこう大変です。勉強が好きでないなら中高一貫の進学校を
選ぶのはあまり正解とは言えません。

せっかく入ったのに「もう勉強は絶対にしない」と決める生徒。

せっかく入ったのに通えなくなる生徒。

せっかく入ったのに退学していく生徒。

メルマガでは実情をかなり詳しく書かせてもらいましたが、親が
自分の子どもを見て、中高一貫の進学校に通わせていいかどうか
をしっかり判断しないと、単に「中高一貫の進学校に入れれば
人生が安泰でしょ」的に選ぶと、子どもが超絶不幸になります。

否、なりかねない。

公立中学校から公立高校でのんびり学んで東大に合格する生徒が
一番頭が良いと、有名進学校の校長先生が書いておられました。

人が育つということをしっかり考えてもらいたい。

3歳のときには3歳なりの、8歳のときには8歳なりの、そして
15歳のときや20歳のとき、あるいは30歳のときにはその時なりの
学びというものがあるのです。

先に詰め込んだほうが勝ち!なんて短絡的なことはあり得ません。

来年の春に『正しい東大合格法』という本を出します。
こういう考え方で勉強すると、東大かどうかはわからないけれど
力が身につきますよという本を出します。

その本のなかで、中高一貫の進学校の現状についても書こうと思
っています。公立に行ったほうが伸びたのになという生徒に
ついて書こうと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
親もわからないんですよね。どう選べばいいのか。

 


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