KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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絵本『じごくにアイス』

Posted on: 2020年5月11日(月) 2:25

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僕の知り合いの絵本作家さんが新しい本を出します。明日。

『じごくにアイス』という絵本です。楽しそうな絵でしょう?
これ、3年かけてお作りになったそうです。

で、ここからはぶっちゃけで。

コロナの影響で、書店さんの多くが閉まっています。
あるいは開いている書店さんでも、人がほとんどいません。

作家も大変なんです。

このコロナ禍のせいで、本の初版部数が少なくなっています。
初版部数が少ない=売れないかもと出版社が思ってるとお考え下さい。

実際、売れないと3年もかけて作った本が消えます。

専門用語では絶版というのですが、本が二刷にならないということです。
初版本だけで、もうこの世から消えるということですね。

せっかく作ったのに、誰の手にも届かないまま消える・・・

本ってなかなか売れないし、作家の印税は低いのです。

ちなみにこの本、定価が1430円なんです。
1430円のうち、彼にいくら入ると思いますか?印税が。

ぶっちゃけで書くと、1冊売れると彼に約50円が入ります。
50円 / 1430円です。なので、仮に2000部売れても10万円。

1か月の給料よりかなり低いでしょ。3年かけた本がそんなのです。
3年間の労働で貰えるのが10万円。死ぬ。作家ってそんなんなんですよ。
(しかも2000部も本が売れるのはレアですしね)

で、できればでいいのですが、僕の知り合いのこの本、よかったら!

え?続きを書け?いや、よかったら書店さんで見てみてください。
で、いいなと思われたら買ってください。

ただし、この絵本が皆さんのお近くの書店さんに置かれるとは限りません。
そういう場合はお取り寄せをしてください。
そうすると書店員さんに「へぇ、こんな本があるんだ」と知って貰えます。

本屋さんがない場合は楽天ブックやアマゾンでも構いません。

よかったらでけっこうです。申し訳ありません。

珍しくこんなことを書くのは、この状況では彼が絵本作家を続けられないのです。
だって3年もかけたのに10万円も入らなかったら生きていけないでしょ。

6冊買ってくださると、彼は300円ショップで1つ買い物ができます。
30冊買ってくださると、彼は1500円の絵本を1冊買うことができます。

絵本の詳細はこちらにあります。

どうぞ宜しくお願いいたします!

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました!
本を書いたら多少は儲かると思っている人がいますが・・・
誰もが知ってる小説家が生活保護の申請をされたそうです。

 


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