KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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物書きとしての姿勢

Posted on: 2007年12月22日(土) 10:04

centerexam 

よく生徒たちから「河合塾から出たセンターの本はどうですか?」とか「中経の本は?」
なんて感じで質問されるんやけどね。もちろんその場ではいろいろ答えます。

でね、たまに「ブログでそういうのも書いて下さいよ」なんて言われたりするんやけど・・・

それってちょっとルール違反じゃないかなと思うのです。

だって僕がここで河合塾の問題集や中経出版の竹岡さんの本を批判するのってのは
それらが良いなと思って使ってる先生方や生徒たちに失礼じゃないか。

こういうオフィシャルな場所で、本を褒めることは許されても批判するのは良くないね。

もちろん僕が物書きではなく、純粋に教師だけをやってるのであれば批判してもいい。
そうなると完全に客の立場になるので問題ないかなと思うんですよ。

でも自分だって同じようなセンター試験の本を書いてるのに、他の本を否定するのは
ちょっと卑怯じゃないかなと思うのです。

だからそういうのは書きません(-^〇^-)

僕が良くないなと思った本であっても、それはひとつのモノの見方であって、他の人の
価値観では僕の本がダメで、その本が良いってことになるわけでね。

その点で同じフィールドに立っている僕が書くのは良くないわな。おわかりですね?

また別の意味でも書きたくないのはね・・・

庶民の立場で日本や政治について書くのはいいかと思ってるんやけど、人が魂こめて
創ったものを批判するほど、僕は偉くないし、ここの雰囲気が悪くなるんよね。

自分を偉く見せるために他人を否定するっていうやり方ってのは大昔からあったわけ。
君らもやったことあるかもしれんな。

あいつ!全然わかってないよな!ダメだなぁ、あいつは!

こういうことを周囲に大きな声で言うことで自分が「あいつ」より上であることを示す。
ところが本当のインテリゲンチャはそれがアンフェアだと知ってるはず。

僕がここに「この本はダメです」と書くことで、その本の著者よりも僕のほうが優れてる!
と言うことになりかねない。少なくとも受け取り手はそう思うかもしれへんよね。

僕は本を、信念を持って書いているので、その僕の信念にシンクロしてくれる人たちが
喜んで使ってくれて、結果的に合格してくれたら嬉しいなと思ってるねん(-^〇^-)

それにもうわかってるやろうけどさ。

僕の本ってのはある意味特殊で、コラムとかコメントとかに英語の文章とは関係なさげな
「余談」が載っていたりインタビューやコラムが載っていて、ヤル気を上げる工夫をしてる。

中澤先生の本なんかでもそういうのがあるみたいやけど、僕はそういうのって大事やな
と前々から思っていたので、それを出版社に頼んで形にしてもらっているわけです。

勉強法も大事なんやけど、それ以上にヤル気や集中力を発揮するほうが大事でね。
ところがなかなか続かんのよ、勉強のヤル気ってのはさ。

だからそういう点で役に立てればいいなと思って、本にそういうコーナーを散りばめ、
そしてこうやってブログも続けてるわけ。

シンクロしない人だっていると思う。僕を(なぜか)批判する人だっているかもしれん。
しかしそんなことを気にしていたら自分の信念を貫けないじゃない?

それよりいい本やと思って使ってくれてる人たちのために役に立ちたいし、それこそが
自分の魂を本という形で世に出している人間の基本姿勢だと思うんよね。

自分のライバルとなる本やその著者を批判する必要はまったくないわな。

そういうわけで問題集の批判などに関しては一切書きませんのでよろしく!(-^〇^-)

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(追記)今日から冬休み!だけど学校に来てなんだかんだしとります。

 

  


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