KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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読む力を伸ばすためには

Posted on: 2020年7月8日(水) 22:58

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長文読解が苦手という生徒が多いかもしれないなと思っています。
なぜなら長文読解についての動画が一番再生回数が多いからです。

まず英語の長文の前に、日本語の長文は読めるのかという問題があります。
後天的に獲得した外国語の力は母国語の力を超えません。
日本語の文章が読めない場合、英語の文章が読めるわけがありません。

まずはそこからです。

次に長い文章を読む前に、短い文章なら読めるのかという問題があります。
たとえば入試長文が500~800語程度だとしますよね。
では100~200語程度の短い文章であれば読めるのでしょうか。

もし読めるのであれば、長文はそれを何倍かするだけです。
やることは同じです。200語が読めるなら、800語は読めます。

jinsei01

こういう軽いエッセイなら読めますというのは当たり前です。
語り口調で書かれていますからね。

でも入試で出題されるような英語長文はほとんどが論文が出典です。
極めて硬い文章が用いられています。文体が硬い。

100~200語でもいいのですが、そういう文章が読めることです。
意味を正しく追って読めるようであれば問題ありません。
逆に言えば、長文を読む前にそれぐらいの長さから始めることです。

そういう文章でもなかなか意味を追って読めない人の場合ですね。

その場合、文章ではなく、文ならば読めるのか?という問題があります。

時制、人称、冠詞、前置詞、数、呼応などを意識して、文が読めるか。
それも読めないのであれば、文の勉強からしなければなりません。

中学レベルの文なら読めるのか。
高1レベルならどうか。
高2レベル(センター試験レベル)ならどうか。

段階を追って読む練習をすることです。

今日の動画ではそういう話をさせていただいております。
よかったらご覧下さい。こちらからどうぞ。

こうすれば読めるのようになるのか!がわかってもらえると思います。

読む力がついていれば、聞く力もトレーニングすれば伸びます。
書く力も格段に上がります。したがって話す力も。

読む力が常に土台となります。努力を楽しんで下さいね。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
日本人は英語を読んだり書いたりはできるんだけどねぇ
という人に、英字新聞を渡して「読んでみろ」と言ってください。
おそらくほとんど読めないと思います。だから話せないんです。

 


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