KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

やる気さえあれば学べる

Posted on: 2010年4月24日(土) 12:24

モモ

昨日のブログは昼ぐらいにアップしたと思うんですが、その直後から「8月17・18
日の英語教師塾に申し込みます」というメールが何通か来始めました。

はや!\( ̄_ ̄)/

でもまだ受け付けてません。それにとりあえず5月15日に行われる第8回のが終
わってからでないと。第8回のが終わったら、第9回の募集をします。

定員100名ね。

たぶん第9回のテーマは今回のとは変える。昨年の教師塾in Tokyoは長文指導
や大意要約にしたので、次は英作文と英文法にしようと思っています。

よければご参加下さい。

それと札幌のセミナーですが、これも定員100名なのです。7月30日で、まだま
だ日はあるのですが、これもすでに早い申し込みが・・・凄いねぇ。

昨日、アルク矢部君から送られてきた申し込み者の名簿を見ると、東京や神奈川
や京都の先生も申し込まれてるのが凄い。

札幌、関西からやと片道4~5万するよ?宿泊費を入れると総費用10万超える
よ?それでも参加するという先生方に乾杯!

セミナー自体は3000円なので、ほとんど考えられないぐらい安いのですが、これ
だってアルクさんに聞いてみるとホールを借りるのに30万かかるので、それを定
員の100で割ると3000円になります・・・とのこと。

つまり主催者も講師も誰も儲からないセミナーってことだ。前向きに参加した人た
ちだけが、目に見えない形で「儲かる」セミナー。

ある意味、デフレを象徴するようなセミナーではあるし、人によっては「無料っての
はやめたほうがいい」と進言される方もいらっしゃる。それはそれでよくわかる。

何かを習得しようとすれば普通はとてつもないカネがかかるし、カネをかけた方が
学ぶ側も一所懸命になるもんだ。

3000円のセミナーよりも30万のセミナーのほうが一所懸命に受講する。それに
僕が無料とか3000円とかでやると、他の先生方で同じようなセミナーを開催して
おられる方々が迷惑するかもしれぬ。

でもなぁ・・・

 

モモ2

ヨーロッパを旅行してると面白いなと思うのは、例えば大英博物館の入館料は無
料やしルーブル美術館も無料(曜日による)。自然史博物館もテートも無料。

もちろん書物は高い。オペラも高いし、ミュージカルも結構高い。

だけど誰でも知ってる博物館や美術館は無料なのです。

入口にカンパ箱が置かれています。そこに小銭を投げ込む人もいれば紙幣を入
れる人もいれば素通りする人もいる。そのお金が運営を支えてる。もちろん国か
らの援助は日本のそれとは比べ物にならないぐらいある。

つまりお金がない人でも、お金持ちと同じように勉強しようという気さえあれば勉
強できる場を提供したいというメッセージなんじゃないかと思うんですよね。

人々は書物やオペラに金を使って学ぶ。だけど絵画や美術品には無料で接して
学ぶことができる。日本とは大違いです。日本の美術館はどこも高い。

もちろんいろんなオーガニゼイションが主催するセミナーや講演会が無料にせず
多少のお金を集めるのは当然のことやと思う。

赤字になってまでセミナーをするってのは、それは意味がない。

だけど特にこういう金回りの悪い現代においては、教育こそが最も大切なのでは
ないかと思う。景気が悪いからこそ、実力をつけるために勉強するのです。

勉強して凄い人間になってやろう、いい教員になってやろう、そう考える先生方が
だけど経済的余裕がなければ僕のセミナーを受けることができないとするなら、
それは僕の本意ではない。僕だけが儲かるセミナーでは誰もハッピーになれぬ。

日本みたいに資源の乏しい国は、人間そのものが資源やねんな。

その人間を育てる教員こそ、前向きであってほしいし、学ぶ姿勢を失ってはならな
い。生徒以上に教員こそが学ばねばならないはずだ。

そんなわけで、大英博物館やルーブルよろしく、勉強する気があれば学べる場を
先生方に提供できれば素敵やなと思い、僕の英語教師塾は無料なのです。

 
  


ACCESS COUNTER

Total 37990200 Hits!

▲PAGE TOP