今年の授業の目標は「リスニング力の強化」と決めて、とりあえずは啓林館の
『リスニングボックス1』というのを採用し、今日は生徒たちに配布した。
生徒たちには「今年中にリスニングの本を10冊ぐらい潰すと思う」と言うた。
10冊にだいたい20題ぐらいの問題があるから、全部で200題。
200題をディクテーションし、さらにはそのまま暗唱するとしたらどうなるかね。
普通はリスニングの力のみならず、英語力全体が伸びるはずだ。
今日配布したのは僕が書いた本ではないが、そのうち僕の著作も配布するこ
とになろう。彼らは「儲かるやん!」などと笑いながら言うが、まぁそう言うなよ。
こっちも儲けようとしてお前たちに配布してるんやないねん。力を付けたいねん。
俺の書いた本よりいいのがあれば、もちろんそれを採用するんやから。
というわけで今年はリスニングを中心に授業も宿題も何もかも進みます。したが
って『ユメタン』のCDも最大限に活用してほしいし、教科書の本文のCDも活用し、
1年後には相当な英語の基礎力を身につけてくれていることを希望する。
センター試験のリスニングで満点を取ることが目標なんやない。
東大のリスニングで満点を取ることが目標なのでもない。
英語をちゃんと聞いて、ちゃんと理解して、自分でもちゃんと相手に英語で話す
力を持った大人になってほしいから、今はその土台作りをしてるだけや。
俺らの世代は書いてある英語を読むことはできるけど、英作文をしたり、英語を
喋ったり聞いたりする力を伸ばすことには、かなり苦労したんや。
これからの日本人はそうであってほしくない。自由に英語を使って、日本だけで
はなく、世界を舞台に活躍してもらいたい。
英語を教える我々のような立場ではなく、英語を使う立場でどんどん世界へ飛び
出してほしい。だからこその『ユメタン』やし、だからこそのリスニング中心、音読
中心の授業なのだ。生徒たち、これからが正念場。しっかりガンバレ!