KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

前田先生、ありがとうございます

Posted on: 2012年1月5日(木) 14:38

 

 

 

 

 

 

 
福島県立磐城高等学校で2月にチャリティーセミナーを行わせて頂くのですが
磐城高校の前田先生がご自分のブログで『ユメブン』の書評を書いて下さった。

前田先生ありがとうございます。

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さて、この本のコンセプトは最初のインプット以外はすべてアウトプットになって
いることでしょう。知識というのは入れるのではなく、くり返し「出す」と定着に向
かっていきます。自宅の電話番号を覚えているのは、くり返しインプットした結果
ではなく、くり返しアウトプットした結果、脳が重要な情報とみとめ長期記憶の中
に入ることになったからです。この本はまずこのアウトプットの原則に則しています。

次に、Step 1 からファイナルステップに向けて、同じ項目を少しずつ単語を変え
ながら進んで行っている点が、無理なく定着を促します。ドリルの「歩幅」が大き
くもなく、小さくもなく、ちょうどいいのです。これを「変化のあるくり返し」といいます。
穴埋め、誤文訂正、疑問文への変換、語順、英作文とルールの認識からメカニ
カルなドリルを経て、英作文へと進んでいきます。また、この過程で少なからぬ
表現、音声を体に取り込むことにもなり、文法というより英語の総合力をあげるの
に適した構成になっています。

この本は、Forest, Be, Dual Scope, Breakthroughなどが構造的に抱え
ている問題にメスを入れてます。それは問題数、問題の種類が少なすぎて定着
にいたらないということ。そして問題の出し方についても定着をうながすトレー
ニング順序を考えていないという点。

文法力は単にワークブックやネクステの問題をやればいいというのではなく、
音読筆写を中心とした、もっと根本的な学習の在り方を考えないとダメである
ということ、文法学習はRLSWの学習の起点になりうるということを提起した点
で、ユメブンは画期的といえるでしょう。

すでに文法参考書の教科書を使っていて、自分で教材を作るとすれば、ユメブン
の構成が大いに参考になるでしょう。その場合ファイナルステップの英作文を意
識して、それを達成するために前のステップに、そこで使う表現をまぶしておくと
いう伏線構造を忘れないようにしたいですね。

よくExplicitな文法知識なしの学校の授業もありますが、その場合、結局生徒
は塾かどこかで補充しています。やはりExplicitな文法指導は必要不可欠だと
思います。ユメブンの1も楽しみ。

木村先生、佐藤先生、石崎先生、すてきな本をありがとうございます。

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こちらこそありがとうございました。感謝申し上げます。

文法をちゃんと勉強すれば、英作文が絶対に得意になっていきますが、この本
は英文法、英作文、リスニング、スピーキングの力をアップさせたくて作りました。

反復しながらアウトプットの力を付けていってほしいなと願っています。

 
僕のブログに来てくださってありがとうございました。
前田先生のブログはこちらです。他にもためになる内容がたくさんあります。

 


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