KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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東大英語基礎力マスターについて

Posted on: 2008年6月6日(金) 10:06

京都アバンティ
(京都アバンティブックセンターです)

『東大英語基礎力マスター』のVol.2・3・4のゲラが送られてまいりました。
なかなかいい感じです。相変わらず三田先生のイラストは・・・ですが(汗)

Vol.2は基本単語と基本熟語篇。

Vol.3は英文法篇。

Vol.4は基本構文&基本英作文篇。

見ていただいたらわかりますが、全て基本的なことばっかりですからね(^-^)
でも編集担当のAさんから「これ、全部やったら早慶は堅いでしょ?」と。

あまり宣伝はしたくないし、書店で実際に見て決めればいいと思うんですが
正直、Vol.1から順番に潰してくれたら数ヶ月で力がつくと思います。

でも「こんなの簡単すぎるわ」って思う人は手を出さないほうがいい。

Vol.5の英文解釈実況講義篇までは完成しました。

これは1日に4題。それを7日ですから、合計28題の短い英語が書いてあり
それを僕の語り口調で解説しました。

それぞれ「こんにちは、木村です。」とか「~ですよね。だからこれこれこういう
訳になります」とか「この挿入をカッコでくくってください。構文が見えたかな?」
なんて感じで、つまり実況講義調で書いてみました。

基礎力マスター

英文解釈実況講義篇、簡単な文章ばっかりです。こんな感じ。

*****************************

Criticism is not fault-finding but a balanced opinion. No statement must be made without a reason and an explanation being given.  If you are to be a good critic, you have to keep this in mind.

******************************

そしてこれに対して、こんな感じで解説してあります。

******************************

「批評はあら探しではないが、バランスのとれた意見である」なんて訳してはダメですよ。ここは<not A but B>という構造になっていますから、「批評はあら探しではなく、バランスのとれた意見である」という意味になります。<not A but B>は「AではなくB」の意味です。<not only A but (also) B>は「AだけでなくBも」の意味ですから、セットにして覚えるのはいいのですが、混同しないようにしましょう。

******************************

僕は勉強ができなかった人なので、あまり勉強のできる人の気持ちって
実は深いところではわかってないのかもしれんと思うことがあります。

でも勉強ができないと苦しんでいる人の気持ちは痛いほどわかる(笑)
灘の教員をやってるのにこんなこと言うのは変やけどさ。

だからどうすれば勉強できるか、やる気が出るか、そんなことを考えながら
いつも本を書くことにしていましてね。

だからまだ成績が上がってない人は『国立大学英語リーディング』等の本に
手を出してはならないと自分で言い続けているのです。

自分の本を買わなくていい!なんていう著者はいないよ?(@。@;)

あれは英語の偏差値がせめて60~65ぐらいはある人の本なのです。

この『東大英語基礎力マスター』のシリーズは(本のタイトルは講談社さんが
つけてくれたものだが)ある意味、全部が「実況講義」なのです。

そして偏差値が60~65以上に安定したい人たちのために作った本です。
安定しなくて苦しんでる人たちのために作った本なのです。

更に言えば、僕が灘でやっている取り組みを本にしたものです。

ちなみに書き始めたVol.6ですが、「英作文実況講義篇」なのですね。
第1日の1題目は、いつも僕が灘の英作文の最初にやる問題になってる。

******************************

次の日本語を英語に直しなさい。

おい、昨日よー、俺、お前ホンマびっくりしたで!あり得んわ、ホンマに!
昨日な、昨日あれ、ほれあのぉ・・・うちの近くに公園あるやん、あのでかい。
あそこにベンチあるやろ?あそこのベンチで寝とんねん!びっくりするわ!
あそこでな、寝とんねん、キムタツやで!お前、俺ホンマびっくりしたって!
あいつ、ほんま、何やっとんねん。びっくりするわ!

******************************

これをいつも授業で英作してもらうのですが、この本の1題目もそうなってる。
英作文っていろんな良い本が出ていますよね。大矢先生のもいいなと思う。

英語のできる人から見れば「つまらんな」と思うかもしれん。

もっとネイティブが書くような英語を載せて・・・とか思うんだろうなと思うわ。

でも『東大英語ライティング&グラマー』もおかげさまで生徒たちには非常に
ありがたがられてる。きっと英語のプロな人たちにはわからんと思うんです。

自由英作文ってこう書けばいいんだよと、基本的なことだけをピックアップし、
書いたのが上に書いた『東大英語W&G』だからですね。

今回の英作文実況講義篇でもその姿勢は崩さないようにします。

僕たちはどこまで行ってもネイティブには英語は勝てないかもしれんけど、
受験レベルならば絶対に合格点はクリアできるという本を作ります。

僕ができるのはそれぐらいのレベルです。でも僕はそれでいいと思ってる。
なのでこの『東大英語基礎力マスター』は、英語が得意な人には不要です。

Vol.6もそう。ネイティブが書くような英語を書きたい!もっと上のレベルの
英語を書いてみたい!なんて人には向いていないと思う。

英語がどうしてもできないって人は順番にやっていってください。やりかたを
間違えなかったら、普通は成績が上がります。

やり方?簡単です。

1度で終わらせず、何度も反復すること。

これだけです。

では英作文篇、続きを書きますね。みんな頑張りましょう!ヽ( ̄▽ ̄*)ノ

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(追記)キクタンの携帯サイトから届く僕のメルマガ、結構いいですね(笑)
     アルクのOさんが発信してくださってるんですが、当の本人である
     僕が読み込んでしまっております。

(追記)このようなプレゼント企画があります。もしよければどうぞ!

 


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