KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

キムタツのメーリングリストにて

Posted on: 2008年7月8日(火) 18:03

酒井さん

どうもこの写真が好評で(爆笑)、なんか知らない人まで「酒井さんてオモロイ」
なんて言うもんだから、今度会ったら酒井社長にビールを奢らせてやろうかと。

さて・・・

チームキムタツのメーリングリスト(以下ML)で多くの学校の先生方が様々な
相談や、英語の質問、単語の覚えさせ方などを投げかけておられます。

僕は僕で、英語の質問をみんなに投げかけて、それを考えてもらうというのを
やっておりましてね。全員が返事をくれるわけではないので気楽なもんです。

この前、ある先生と喋っていたら「チームキムタツって凄い集団が・・・」なんて
おそろしいことを仰いましたが、まったく凄い集団ではありません。

今日も灘の教員がひとり加入しました。僕が先生方に投げた英語の質問を
その先生にもしてみたら近くにいたALTが話にのってきましてね。

で、その先生に「実はこういうのやってるねん」と言うと「僕も加えてほしい」と。

その先生は東大やったか京大やったかを出ているのですが、一緒に英語の
勉強をしたいということだったのですね。もちろんOKしました。

なんかオモロイ

ちなみにその問題とは。

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「若いころは1日に5食も食ってたなぁ、バカだったなぁ(笑)」
① I used to eat five meals a day when I was young.
② I would eat five meals a day when I was young.

どちらかが正解です。どちらでしょう?

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皆さんは正解がどちらかわかりますでしょうか?毎日こういう問題を先生方に
出してはひとりで面白がっている木村なのです。

間違えてもいいのです。参加することが大事です。読んでいるだけでもいい。
勉強になりますからね。①が正解という人もいれば②という人もいらっしゃる。

それぞれに当然ながら理論がついてきます。理論が「ナントナク」なのはダメ。
どうして①なのか。どうして②なのか。その理論を読んで勉強するのです。

ちなみに正解は②です。

この問題に対して、ある方が送ってきてくださった「理論」を紹介しますね。

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used toは「過去の習慣・状態」を表し、そのことが常に行われていたことを
表します。ですから、状態動詞とも使うことができます。
「過去と現在の対比」を意味し、「現在はそうではない」という意味が言外に
含まれます。

一方、wouldはその行為が常時行われていたことを示すとは限りません。
「過去と現在の対比」の意味はなく、過去のことを回想的に述べるのみです。

上の和文は、「若いころは1日に5食も食ってたなぁ。バカだったなぁ(笑)」
       → ただ過去のことを回想している。

以上から、この和文に適切な英文は②だと思います。

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used toってのは過去は●●だったけど、現在は○○なんだよねと言うために
使われることが多いのです。だからここでは「現在は5食ではない」というのを
言いたいのであれば、used toでもいいのです・・・が、ここではどうも違います。

単に「過去においては5食食べていた」ことを述べているだけです。

さらに「バカだったなぁ(笑)」という表現から、過去を回想していると考えて、
wouldのほうがベターだという結論になります。

ちなみにこれは全員が正解でした。

答えがわからない先生は投稿されないし忙しい先生も投稿されません。でも、
それでいいのです。読むだけでも勉強になりますからね。

それを教室に持ち帰って生徒たちに教えるときに還元してもらえればいい。

これから前向きな先生方がどんどん増えてくればいいなと願っております。

先生方も勉強すべきだよねと思われる方は愛のクリックを!(^-^)
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(追記)ちなみに「原形と現在形の違いを生徒に聞かれたらどう説明するか」
     なんていうお題が出ることもあります。

 

 


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