KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

英語の形容詞について

Posted on: 2008年7月28日(月) 18:16

布施の書店
(東大阪市布施のヒバリヤ書店です)

突然豪雨に襲われている神戸ですが、皆さんのところは大丈夫ですか?
15時現在、大雨洪水警報が出ています。お気をつけください。

先ほど野球部の練習が終わり、あるテキストを見ていたのですが・・・

cute(キュートゥ)という形容詞をやたら使っている本がありましてですね。
どうも違和感があるんです。この形容詞、こんな使い方するかなぁ。

cuteは女性がよく使う形容詞で、いろんな文法書を読んでいても男性が
使うのは不自然というふうに書いてあるものが多いんですわ。

で、たとえば日本語の「キュート」とは違って、小動物や赤ん坊に対して
使うケースが多くて、「あの女性はキュートだ」という使い方はしません。

実際、以前アメリカ人の女性に対してある英語の先生がYou’re cute.と
おっしゃったら、その女性は急に機嫌が悪くなりましてね。

また「このバッグ、可愛いーい!」なんて感じで(笑)女子中学生とかが
言いますが、(え?言わない?言うやん。何かにつけて「可愛い」とかさ)
This bag is cute.って言い方は(言うには言うが)あまりしません。

まして男性がThis bag is cute.なんて言うと、「この方はゲイなんだな」って
思われてもしょうがないと思うんです。cuteってのはそういう感じの語です。

だから飼ってる子犬やハムスターに対してcuteと、女性が言うのはOKで、
僕みたいなオッサンが言うと、周囲の人は  ┐( ̄ヘ ̄)┌ ってなる。

ところがそのテキストにはThat boy is cute.と載ってるんですね。

このboyってのは結構なスポーツマンでして、どうもcuteな感じじゃない。
それに場面的にもcuteって言えるような場面設定じゃないんです。

俺が知らんだけか?と思って、ネイティブに電話したりもしたんですけど、
その文脈でcuteはちょっとimpossibleだろうということでした。

impossibleで思い出しましたが・・・

日本人が「会議に間に合うのはちょっと難しいな」なんて言うときには、裏に
「会議にはほとんど間に合わない」という意味合いが隠れていますよね。

ところが、It’s so difficult to arrive in time for the meeting.とすると・・・

「できないことはないが難しい」という意味にも取れるということなのです。
保証はできんぞっていうぐらいのレベルなのですね。

だって「できない」とは一言も言ってない。difficultは「できない」という意味
ではありません。「簡単ではないぞ」と言っているのですね。

だからたとえばタクシーの運転手さんに「悪いがヒースローに10時までに
行ってほしい!」って頼んだとします。で、It’s difficult.と言われたと。

そうするとニュアンスとしては、ルパン三世の次元大介みたいな感じでさ
「難しいが、できればチップははずんでくれよ」って感じのイメージです。

無理ならAlmost impossible.とかImpossibleと言うのが普通です。

だから知っておきたいのは、頼まれたことに対して「無理だ」という場合には
impossibleよりdifficultのほうが婉曲的に断るニュアンスなんだろうと思って
It’s difficult.なんて言ってはダメですよということですね。

形容詞の使い方は英語と日本語ではこのように異なるものが多々あります。
正しい使い方を知って(辞書でちゃんと調べて)使うようにしたいですね。

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(追記)ちなみに「うっそぉ!」というときに、間違ってもYou’re a liar!なんて
     言わないほうがいいですよ。You must be kidding.ぐらいでどうぞ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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