年末に安河内さんと対談していて結論めいたことがいくつか出たが、
センター試験を廃止して別の達成度テスト的なものになるという話で
意見が合ったことが1つ。
今のセンター試験、以前の共通一次に比べて格段に良くなったのは
リスニングを導入したってこと。せめて2技能にはなった。
読む、聞く、書く、話すの4技能のうち2技能を測れるようになった。
(その割に大問1で相変わらず音声を記号化した問題が出てるが)
でもバランスが悪すぎるよね。
読む力の配点が200点で、聞く力の配点が50点。
しかも2回も流れる。めっちゃ簡単なレベルが2回も流れる。
これではしっかりリスニングの勉強をしようなんて思うわけないやん。
リスニング導入したのはエライとしても。
センター試験の代わりになるテストやけど、最低でも読む力と聞く力
の配点バランスが1対1になってないと全く意味がないわ。
リーディングの配点が200点ならばリスニングの配点も200点。
TOEIC導入とかTOEFL導入とか訳わからんことを言うよりも前に
新しいテストのRとLの比率を1:1にすることやなぁ。
それとリスニングやけど、放送されるのは1回だけにしないと。
試験で同じ内容が2回も流される国って日本だけちゃうかなぁ。
でないと全く意味がない。改革でもなんでもないわ。
それに複数回受験できるとかなんとか、それって楽になっとるがな。
ゆとりで大失敗して顰蹙を買った文部科学省やけど、次の「改革」に
は心から期待してる。英語を話せるためには、まずは受信する力を
上げてやらないとあかん。
受信には2種類あって、「読む」と「聞く」やねんけどね。
そのバランスを最低でも1対1にしないと、まったく評価でけへんわ。
・・・ということで意見が一致したという話でした。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
11日に通訳の柴原先生と対談するのが楽しみです。
広尾学園さんをお借りして行いますが、超満員です。
グローバル人材を育てる指導について講演と対談を
行いますが、参加される先生方は宜しくお願いします。