KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 本の紹介

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再読でもいいから

Posted on: 2018年8月17日(金) 23:28

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この夏休みはロンドンに行ったところから読書ばかりしていて
セミナーやブログやフェイスブックでアウトプットはしている
のですけれども、インプットもやっております。

と言っても英語の本はあまり読んでないけど。

新しく書店さんで買ってきた本もあれば、書棚にある本を再読
することもあります。どちらにしても発見は常にあります。

流し読みしていると気づかないことが、しっかりと読むことで
「あれ?以前どうして気づかなかったんや」と思うことが多々
あります。多読といっても流し読みは力を伸ばしません。

再読でもいいのです。たとえばこういうのでも構いません。

**********
かなしみはだれでももっているのだ。
わたしばかりではないのだ。
わたしはわたしのかなしみをこらえていかなきゃならない。
**********

新見南吉の『でんでんむしのかなしみ』からの抜粋です。

新見南吉といえば『ごんぎつね』です。

彼がこの名作を書いたのは、まだ10代の頃でした。

その後、29歳で結核のために亡くなるのですが、彼の作品は
哀しみ、温かさ、厳しさ、優しさが背中合わせになっていて
いつ読んでも何回読んでも心を動かされます。

難しい本を読むのもいいのですが、こういった子どもの頃に
読んだ本を再読されるのもいいと思います。

家の書棚にあるという人は少ないと思われますが、そんな時
こそ図書館に足を運ばれてはいかがでしょうか。

あまり本を読まないんだよねという人は『ごんぎつね』からの
再スタートでも全く構わないのではないでしょうか。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
学生時代、南方熊楠と答えるべきところを新見南吉と答え、
授業中に大爆笑されたことがあるのは僕だけか?

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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『人に強くなる極意』

Posted on: 2018年7月27日(金) 10:52

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佐藤優さんの『人に強くなる極意』を読んでいます。帯には
「どんな相手にもぶれない、びびらない」図太い人になる
頭の使い方と書かれています。

人間、いろんな経験をして図太くなっていきますので、大事
に大事に育てられた人が図太くなることはありません。

それにこの本を読んだからといって図太くなれるほど、人間
は単純にはできていません。

が、なるほどこういうことなのねと思うことは大事ですよね。

僕はもうしなくてもいい苦労をし続けてきた人間ですので、
多少のことではびびらなくなってしまって、逆に俯瞰的に
いろんなことや出来事や人を見過ぎるきらいがあります。

それでもこういう本をたまに読むと、いい「人生の復習」に
なります。若い人が読んでもあまり刺さらないかもしれないけど
ある程度の人生経験を積んだ大人が読むといいかと思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
本を何冊持ってきてるねんっていう話ですわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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夏休みに入る前、生徒たちに本を紹介しました。いつもどおりに
コラムを添えて。皆さんにもご紹介します。

糸井重里・邱永漢 著
『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』
(PHP文庫)

生徒たちに書いたコラムは次のとおりです。

**********

生きるうえにおいてお金ってものすごく大事なのですが、
どうも日本人はお金について語るのが苦手なように思います。
あるいはお金が汚いものであるかのように考えることもあります。
生まれながらの金持ちが首相や財務大臣をやっているのに、
自分自身が努力して成り上がった金持ちには「あいつは胡散臭い」とか
「カネの亡者だ」などとネガティブな評価を下す変な国になっています。

どうしてそんなことになっているかという理由も本書には書かれている
のですが、やはり教育が最大の悪者なんじゃないかなぁと思うのです。
そういうふうに考えるように小さい頃から教えちゃってるんですね。
僕は学校こそ社会に出る前にしっかりとお金について教える場所で
あるべきではないかなと考えているのですが、
なかなかそういう機会がありませんので、この本を紹介します。

頭がきれっきれのお二人による対談ですので読みやすいです。
「ほぼ日」が1日に150万アクセスある糸井さん。
お金の神様と呼ばれ、多くの会社を経営し、直木賞作家でもある
邱永漢さん。名言の数々を楽しんでください。

夏休み、バッグに入れておいて旅の途中で読むのもいいでしょうし
夏休みの宿題に疲れたときに読むのもいいでしょう。
普段は本を読まない人でも興味を持って読めます。僕はロンドンに
行く飛行機の中で再読しようと思って手荷物の中に放り込みました。

**********

なかなか書店さんに行かないという人もいて、それはそれで残念
ではあるのですが、こうやって紹介されて面白そうだなと思うと
とりあえず買って積んでおくという人も多いのではないかと
思っています。僕もそのうちのひとりです。

いつでも読める状態にしておくことは大切なことですからね。
積ん読を恥じることはまったくないのですよ。

糸井さんと邱永漢さんの対談をお楽しみください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
読んだ本の冊数を競うことにはあまり意味がありません。
しっかりと読みましょうね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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『読書という荒野』

Posted on: 2018年6月23日(土) 10:28

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いま読んでいる本です。幻冬舎の見城さんの本。読んでいる
うちに自己嫌悪が湧き上がってきます。こういう本はいい。

知らない単語は飛ばしていいからたくさん読みなさいと言う
英語と国語の指導者にはぜひ読んでほしい。

いくらたくさん読んでも意味のない読書を重ねても、言語の
力なんてまったく伸びない。おそらくそういう指導者の読書
の力も大したことないのだろうと思うけれど。

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それが小説であれ、評論や説明であれ、論理的に読んで思考し、
自己検証したり自己嫌悪に陥ったり、あるいは自己否定の果てに
新しい価値観を獲得しようとしなければ、つまり「文字だけを
追う読書」であれば、何冊読もうとも英語力も日本語力も
そして最も大切な思考力も伸びません。

そういう読書だけでもさせたいという気持ちはわかるけれども。

「国語が弱いなら本を読め」とか「英語を伸ばすのは多読」とか、
そういう素人さんが言うようなことをプロが言うのは恥です。

自分の英語や日本語の表現力や思考力を伸ばしたいという人は
ぜひ読んでみてください。得られるものは大きいと思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
もちろん楽しみながら読む読書を否定しているのではありません。
それはそれでいいと思いますし、僕もよくやります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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先日アップしましたが、『英語反復トレーニング』の見本誌
請求が120校を超えたそうです。

皆さん、ありがとうございます。

請求先は

teamk@bun-eido.co.jp

です。担当は文英堂の大橋さんです。

都道府県、学校名、先生名をご記入の上、ご送信ください。

見本誌の請求が殺到しているということですので、請求順に
送らせていただきますとのことです。

ご採用いただいた場合、実物の送本は7月頭になります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日また書きますが、山梨に行ってまいりました。
これで47都道府県制覇しました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

新しい本を出すことになりました

Posted on: 2018年5月15日(火) 23:48

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文英堂の槇井くんとの付き合いもけっこう古くなってきまして
今では一緒にゴルフに行ったりもするようになりました。

もちろん接待ゴルフじゃないですよ。どっちも真剣。

付き合いが古くなるとお互いに忖度が働くこともあるんだろう
と思われるのは嫌なので、文英堂の本は採用してないけど。笑

buneido4

本を出すことになりました。その文英堂から。

数研出版というかチャートから出させて頂いている、そして
こんなにも日本中で使って頂けるとは思っても見なかった
ぐらいに使って頂いている『5 Stage英文法完成』の
言ってみれば高校英文法バージョンです。

詳細はまた書きます。

6月1日から見本配布ということですので、もしよかったら
文英堂にご連絡ください。かなりしつこく英文法を反復させ、
単なる英文法問題だけじゃなくて、『5 Stage英文法完成』と
同じようにRもLもSWも含まれています。

発刊自体は6月末だそうです。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
これが僕の57冊目となります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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『英語の謎』のご紹介

Posted on: 2018年5月1日(火) 13:36

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昨日行った甲山森林公園です。さくらの後ろにミストが出ているの、
おわかりになりますか。中央の像の周囲からミストが出ているのです。

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噴水とは違って幻想的でしょう?

この公園は駐車場も入場料も無料で、空気が綺麗ですので
ゆっくりするのには最適なのです。

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よく本をもっと紹介してくださいと言われるんです。

それからけっこうな数の本が自宅に送られてくるんですよ。

お会いしたこともない著者さんから送られてくることもあれば、
版元(出版社のこと)から送られてくることもあります。

いいなと思ったものは紹介しているのです。

でも気をつけているのですが、以前ある書店さんに行ったとき
「キムタツ先生ご推薦の1冊!」というポップが目に留まりました。

え、俺?

ブログに書いた本でした。推薦といえば推薦なのでしょうけど。

そしてブログのエントリーが貼り出されていたのですね。

ブログの記事にも著作権はありますので、本来はしかるべき
許可をとって頂くべきなのでしょうが、
お世話になっている書店さんでしたので、何も言いませんでした。

それ以来、なんでも紹介するのはやめているのです。
知り合いの本だから紹介しようかと思ってやっていたのですが、
僕が広告塔になるというのは違うなと思いまして。

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先日、駒場東邦中・高の佐藤君がメルマガの中で紹介していた
本ですが、途中まで読み終わりました。面白いです。

・どうしてyouは複数形もyouなのか。
・It’s time you went to bed.はどうしてwentになるのか。
・hobbyの複数形はどうしてhobbysではなくhobbiesになるのか。
・oneはなぜ「オネ」と発音されないのか。
・goodの活用はどうしてgooder、goodestではないのか。

こういったことを英語の歴史を繙きながら説明してくださって
いるのですが、実にわかりやすくて面白い本です。

『英語の謎』(角川ソフィア文庫)です。

英語の単語を覚えたり文法を理解したりするのは大切なことです。
でもそれぞれの成り立ちを理解するとより深くわかるように
なるのではないかなと思いましたので、推薦いたしました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
こういう形で本当にいいなと思った本を推薦します。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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言葉へのこだわり

Posted on: 2018年4月28日(土) 7:54

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三浦しをんさんの『舟を編む』はお読みになりましたか?

辞書を作るって言葉への恋々たる気持ちがないとできない
のだなぁという感想が第一でした。自分も言語を扱う教員
ですので、こだわって使ってはいるのですが、あそこまで
こだわっているかと言われると、自分が恥ずかしくなります。

本を書く際にもかなりのこだわりがあります。

英単語を使う際も同様です。

句読点の使い方にもこだわりがあります。

上品な文章に出会うと自分の低さが嫌になります。
だから自分の文章を褒めて頂けると、無情の喜びを感じます。

writing1

最近、この本を各所でおほめいただいています。
通訳の柴原先生との共著です。英作文の本ですが、この本を
創るにあたって「日本語の得意な人」を探していました。

なぜなら英作文は日本語を「編む」作業でもあるからです。

岡山のある先生は「すべての英語科の教員がやるべき本」だと
表現してくださいました。ありがたい話です。

柴原先生のお知り合いの方(もともと編集者だったそうです)
が、この本に載っている35題を真剣にやりこんでくださり、
そのうえで感想をくださいました。
本当にありがたい感想でした。

プロの通訳との対談は自分にとって実にいい経験となりました。

緊張感を持って臨みました。

自分が「こういう表現もあるけど」と言ったときに、柴原さんが
「あぁ、それはいいですねぇ」と言ってくださると嬉しく、
逆に「それはちょっと違う」と言ってくださると、メモをとり
自分の認識とのズレを矯正することになりました。

対談ならわかりやすいかなと思って書きましたが、多くの方々から
本当にわかりやすいと言って頂き、感謝しています。

生徒向けに書いた本ではありますが、特に若い先生方が英作文の
勉強をするために使ってくだされば嬉しく思います。

まずは自分で英語に翻訳した上で対談をお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
文字量が多いとは思いますが、楽しんで読んで頂けるはずです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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本の紹介

Posted on: 2018年4月27日(金) 22:01

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生徒たちに毎月1冊ずつ本を紹介しているんですよ。

自分が読んだ本の中で「これ、読んでほしいなぁ」と思うものを
選んで、コラム付きで紹介しているんです。

あの子たちが読んでいるかどうかはわからない。

でも大学に入ってからでもいいんです。今読まなくてもいい。

そういえば毎月紹介していたなと思い返し、配布した小冊子を
取り出して読んでくれればいいなと思っているんです。

03

ブログやフェイスブックをやっている人には読んでほしい。

思ったことを頭に思いついたままに書き殴ると読みにくい。

構成をメモってから書くことです。そうすると読みやすいし、
読んでもらえる文章になるんです。

書くからには読んでほしいですよね。

表現力は子どもの頃からの読書を通じて脈々と形成されるもので、
一朝一夕には身に付きません。

でも文章の構成に関しては、知識があるかないかだけで
全然違ってくるんです。構成のパターンがあるんです。

この本にはかなり簡単に書かれています。

よかったら読んでみてください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ブログやフェイスブックをやっている人は特にどうぞ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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2nd Readingで精読用に使います

Posted on: 2018年4月18日(水) 22:31

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リーディングをする際、1st Readingは知らない単語や表現、
あるいは知らない文構造をも無視して、筆者は何を言うてるんやろ
ということを常に念頭に置いて読んでいくのです。

高3生の場合は読みながら設問を解くことになります。

で、このままにしておくと英語力は全く伸びません。

1st Readingが終わったら、さっそく復習に入ります。

知らなかった単語や表現を調べ、音声に自信のなかった箇所は
CDを流したり電子辞書の音声ボタンを押して調べ、文構造が
わからなかった部分は辞書や文法書をひもとくことになります。

学校にいるときには先生に聞けばいいのでしょうが、先生だって
知らないことがいっぱいあります。自分で調べたほうが確実ですし、
何より誰かに聞いたことより自分で調べたことのほうが
何倍も頭に残るのです。

で、自分で調べる用に上の写真の本を生徒たちに配布します。

明日の授業で。

わからないことがあったら、僕に聞いてくれてもいいけれども、
僕もわからないことがあればこの本を開くので、君たちに渡して
おくから活用したらいいよと言うつもりです。

1st Readingでは調べずに読み流すのです。

2nd Readingをする際に使います。

中学時代は『Dual Scope』を配布したのですが、大学入試では
『表現のための実践ロイヤル英文法』が必須アイテムです。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
この夏にロンドンに行くのですが、今日は説明会を
開きました。およそ60名の生徒たちが集まりました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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