KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 本の紹介

kimutatsu

『AI時代の読む力』

Posted on: 2019年8月25日(日) 8:20

050

おかげさまで出口汪先生との共著が出ました。

『AI時代の読む力』が発刊となりました。宝島社から。

よかったらお読みください。

国語の先生と共著で「読む」について書きたかったものです
から、編集者の柳原さんからご連絡をいただいたときには
本当に嬉しかったです。

子どもたちが国語や英語などの言語力を身につけて、正しく
学ぶ姿勢を持ってもらえるよう心を込めて書きました。

よかったら、否、是非ともお読みください。

よろしくお願いいたします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
4技能というと話す力や聞く力に意識が向きますけれども
読む力のない人が聞けたり話せたりすることはありません。
単なる短い会話なら別ですけど。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

出口汪先生との共著が出ます

Posted on: 2019年6月9日(日) 21:32

495

土曜日の午後、まったりと過ごしていたらフリーの編集者
さんからメールが届きました。

昨年、関学大で出口汪先生とコラボでセミナーを開催した
のですが、そのときにご参加されていたんですね。

セミナーが終わってからその方が僕のところに近づいてこ
られまして、非常に素晴らしいセミナーだったので、この
セミナーの内容を本にしませんかとご提案下さったのです。

03

で、昨日、彼女からメールがありました。

結論から言えば、ある出版社が「うちから出させてほしい」
と言ってくださったそうです。

英語と国語の学び方について、AI時代の学びについて、また
これからの生き方について、いろんな話ができればいいなと
個人的には思っております。

今年中には出ることになると思います。

詳細はまたこちらに書きます。楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
この週末は熱が下がらず。往生しまっせ。

 


kimutatsu

本の紹介

Posted on: 2019年5月8日(水) 5:52

683

生徒たちには毎月1~2冊ずつ僕が読んだ本をピックアップ
して、コラム付きで紹介します。

4月は有川浩さんの『植物図鑑』を紹介しました。

ネタバレするようなコラムは書きません。読んでみたいなと
生徒たちが思ってくれるように工夫しています。

こちらにも紹介しますね。

**********

有川 浩 『植物図鑑』 幻冬舎文庫

職場人間にとっては仕事の時間こそがONで、自宅に
帰ってからの時間や映画を見ている時間、音楽を聴いて
いる時間はOFFなのであり、「余暇」なのでしょう。
職場に人生を捧げることが美徳であり、それ以外は口で
は「視野を広げることが大切」と言いながらも視野を広
げる術を知らず、職場の奴隷になっている人が日本人に
は多いように思います。それを悪だとは思いませんけれ
ども、少なくとも僕には受け入れがたい価値観です。

学校生活も同じですよね。授業を受けたり部活動をし
たりしている時間がON、それ以外はOFFという考え方
では、将来を見て学部を選んだり人生を考えたりするこ
とは難しいのではないでしょうか。長い80~100年の人
生を見ながら様々なことに取り組み、いろんな経験をし
て日常生活を充実させることが大切なのです。学校生活
は自分の人生の時間にある1つのアスペクトでしかあり
ません。

ジョブズのスピーチに「今日が人生最後の日だとしたら、
今日やろうとしていることをやりたいと思うか」という
部分がありました。今日が最後の日になる可能性は確か
に低い。しかし、今日が人生最後の日となるまさにその日
がそのうちやってくるのは間違いないのです。だからこそ、
人生の時間にONとOFFを作るようなことはやめませんか。
全てに全力で取り組むからこそ、悔いなく充実して生きら
れるのではないかと思っています。

僕は仕事が大好きです。授業は大好きですし、生徒や同
僚と話すことも大好きです。採点も大・・・。絵を描くこ
とは大好きですし、本を書くこと、本を読むこと、ゴルフ
をすること、誰かと議論すること、野球やテニスやゴルフ
を観ること、三線やギターを弾くこと、波を見ること、森
を歩くこと、釣りをすること、旅をすること・・・
すべてがONです。仕事が終わって帰宅したら疲れてしまっ
ているような状態では人生を愉しむことなどできません。
勉強や仕事もON、それ以外もON、そういった人生を君た
ちにも歩んでほしいと願っています。この本はそういうこと
を思い出させてくれます。心からお勧めしたい一冊です。

**********

692

母国語の力を外国語力が超えることはありません。少なくとも
ある程度の年齢になってから外国語学習を始めた場合はそうで、
したがって母国語の知識や読む力を鍛えることは、外国語の力
を伸ばすことにもつながります。

皆さんの中で『植物図鑑』をお読みでない方も、よかったら
お読みください。

生徒たちがこの本を読んでくれるかどうかはわかりません。
生徒たちには今読む時間がないなら、読まなくてもいいよとも
伝えております。

でも僕が毎月配布する『73回生の本棚』をとっておいてくれて、
大学に入ってから、あるいは働き始めてから、結婚してから、
子どもができてから、年老いてから、
そういえばという気持ちで読んでくれればと思っています。

皆さんもよかったらどうぞお手に取ってください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
今は5時50分。もうすぐ起床時間です。
僕のクラスは西表島に行ってきます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

朝井リョウ 『何者』

Posted on: 2019年3月26日(火) 19:33

01

日本語の力を外国語の力が超えることはありません。

生徒たちにはしっかり日本語(教科としての国語ではない)
を勉強しなさいと言っています。

いくら英語を勉強しても日本語の力が弱いと伸びません。

そんなわけで66回生のときから、生徒たちには毎月1冊か
2冊、自分が読んだ本の中からいいものを選びまして
コラム付きで紹介しています。

今月は2冊紹介しました。そのうちの1冊がこれです。

朝井リョウの『何者』です。

生徒たちに渡したコラムがこれです。

**********

僕は本を書きます。子どもの頃から文章を読むのも書くのも大好きで、いつか自分でも書ければいいなと思って生きてきました。ある時期に遠藤周作という作家に出会い(その時に出会った作品は『黒ん坊』というタイトルの小説でした)後頭部をバットで殴られた思いを味わいました。うわ、読むのと書くのは全然違うんやな。プロってすげぇ。

遠藤作品を貪り読んでいるうちに、そのプロットだけでなく、文体にも惹かれていくことになります。小説やエッセイのプロットを際立たせるのは文体です。レトリックをふんだんに使いながらも、それまで数多くの本を読みながら、あるいは書き写しながら、遠藤先生が体に刷り込まれた日本語の使い方を味わう読書を楽しむようになりました。

それから数年後、浅田次郎という作家の『鉄道員』という作品に、今度は遠藤作品に殴られた小学生の僕ではなく、すでにいい年齢になって自分の文章力にある程度の自信を持っていた僕は自分の低さをこれでもかと見せつけられることになります。以後は浅田作品に没頭することになります。プロットは言うまでもなく、日本語の表現力が他の作家とは二段階ぐらい違うように思われたのです。少なくとも、僕にとってはそう感じられました。

僕にとって遠藤周作先生と浅田次郎先生は先生であり、師匠なのです。

若い人たちの文章を読み、道尾秀介、伊坂幸太郎、三浦しをんといった人たちの巧さに苦しめられてきました。自分よりすごい人に対する気持ちは常に、憧れというよりもむしろ羨望で、だから苦しいのです。嗚呼、この人は巧い。この人も巧い。自分とは全然違う。プロはすごい・・・でも、でも巧いけど、遠藤先生や浅田先生のときに感じた、苦しいんだけど、同時に喉の奥をころころとくすぐられるような感覚が湧くことはなく、だから道尾作品にも伊坂作品にも三浦作品にも、どっぷりハマることはありませんでした。

朝井リョウをある人から勧められました。僕はツイッターをしないので、どうにも読みにくそうだなというのが第一印象でした。最初の三分の一ほどを読み終えたときに抱いた印象は「また凄い作家が出てきたものだな」という程度でした。それが少しずつ変化し始め、エンディングを迎える頃には、この平成元年生まれの作家のことはもう少し追いかけなければならないというものに変わっていました。僕の書斎には本棚が7本ありますが、小説専用の本棚がまた賑やかになりそうです。
**********

よかったら読んでみてください。

レトリックもコンテンツも、そんじょそこらの物書きとは
まったく違います。他の朝井作品も読んでみたくなります。

この小説はすごい。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日から福島県に来ています。寒い。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

『蛍雪時代』と大意要約

Posted on: 2018年12月17日(月) 12:29

69

旺文社から『蛍雪時代』1月号が送られてきました。連載を
させていただいている関係で、毎月送ってくださるのです。

けっこうちゃんと読んでおります。

僕は英語の勉強法について書いております。

70

今月号は「センター試験全力特集!」な号なのですけれども、
僕のコラムは大意要約をどのようにやっつけるかについて。

大意要約、得点源なのです。

東大の大問1などは10分程度でまとめられます。

でも方法を知らない人にとっては難問になるのではないかと
思っています。日本語の大意要約もできない人、多いですし。

『蛍雪時代』のコラムが役に立てば嬉しく思います。

国公立大学、大意要約と自由英作文を出題する大学が極めて
多くなりましたが、これも当然の流れだと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみに2月号では自由英作文について書きました。
ミスのない英語をかけば大丈夫だと思っている人は
大きな間違いですので、2月号を参考にしてください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

10月1日に新しい本が出ます

Posted on: 2018年9月21日(金) 5:52

011

おかげさまで、10月1日にまた僕の本を出していただけます。

しかも3冊。たまたま同じ日に出版されることになりました。

buneido11

1冊は『英語反復トレーニング BOOK①』(文英堂)です。

おかげさまでBOOK②が好評をいただいておりますが、この
BOOK①は中学校の英語に特化した本です。

14日間完成になっています。

中学校で習得すべき英文法を2週間、何度も反復しようという
コンセプトになっています。

Day1~Day7は項目別(時制・品詞・動名詞/不定詞/分詞・
比較・受動態・さまざまな疑問・関係代名詞)になっていて、
後半の7日間はそれらがランダムに出題されています。

春休みや合格が決まった後の課題として使っていただけるよう
単語はかなり簡単にしました。

keirinkan01

あと2冊は『リスニングボックス センター対策リスニング』の
シリーズです。白いほうが問題別(各10分×22回)と模試形式
の30分のが2回になっています。

黒い方がセンターリスニングの模試が8回分入っています。

この本はもう最初に出てから8年も経っています。
その間に60万部を超えるご愛顧をいただいている本なのです。

が、当時のセンターリスニングと現在のそれとでは少し違いが
ありますので、今回は新訂版として現在のセンター試験に合わせて
リライトをさせていただいています。

それに加えて、今年行われました新テストの試行テストに合わせて
新テストの模擬試験も収録させていただいています。

buneido10

文英堂の本も啓林館の本も、心を込めて創らせて頂きました。

どちらも書店さんに並ばない本なので、一般の方々が手にする
ことはないのですが、学校の先生方で「これは見てみよう」と
思われましたら、文英堂や啓林館にご連絡をしていただき、
見本を取り寄せていただければ幸甚の至りです。

いずれも10月1日発刊です。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
書きかけの本がまだ数冊あります。使ってくださる人の
笑顔を頭に思い浮かべて創っております。

 


kimutatsu

再読でもいいから

Posted on: 2018年8月17日(金) 23:28

012

この夏休みはロンドンに行ったところから読書ばかりしていて
セミナーやブログやフェイスブックでアウトプットはしている
のですけれども、インプットもやっております。

と言っても英語の本はあまり読んでないけど。

新しく書店さんで買ってきた本もあれば、書棚にある本を再読
することもあります。どちらにしても発見は常にあります。

流し読みしていると気づかないことが、しっかりと読むことで
「あれ?以前どうして気づかなかったんや」と思うことが多々
あります。多読といっても流し読みは力を伸ばしません。

再読でもいいのです。たとえばこういうのでも構いません。

**********
かなしみはだれでももっているのだ。
わたしばかりではないのだ。
わたしはわたしのかなしみをこらえていかなきゃならない。
**********

新見南吉の『でんでんむしのかなしみ』からの抜粋です。

新見南吉といえば『ごんぎつね』です。

彼がこの名作を書いたのは、まだ10代の頃でした。

その後、29歳で結核のために亡くなるのですが、彼の作品は
哀しみ、温かさ、厳しさ、優しさが背中合わせになっていて
いつ読んでも何回読んでも心を動かされます。

難しい本を読むのもいいのですが、こういった子どもの頃に
読んだ本を再読されるのもいいと思います。

家の書棚にあるという人は少ないと思われますが、そんな時
こそ図書館に足を運ばれてはいかがでしょうか。

あまり本を読まないんだよねという人は『ごんぎつね』からの
再スタートでも全く構わないのではないでしょうか。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
学生時代、南方熊楠と答えるべきところを新見南吉と答え、
授業中に大爆笑されたことがあるのは僕だけか?

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

『人に強くなる極意』

Posted on: 2018年7月27日(金) 10:52

06

佐藤優さんの『人に強くなる極意』を読んでいます。帯には
「どんな相手にもぶれない、びびらない」図太い人になる
頭の使い方と書かれています。

人間、いろんな経験をして図太くなっていきますので、大事
に大事に育てられた人が図太くなることはありません。

それにこの本を読んだからといって図太くなれるほど、人間
は単純にはできていません。

が、なるほどこういうことなのねと思うことは大事ですよね。

僕はもうしなくてもいい苦労をし続けてきた人間ですので、
多少のことではびびらなくなってしまって、逆に俯瞰的に
いろんなことや出来事や人を見過ぎるきらいがあります。

それでもこういう本をたまに読むと、いい「人生の復習」に
なります。若い人が読んでもあまり刺さらないかもしれないけど
ある程度の人生経験を積んだ大人が読むといいかと思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
本を何冊持ってきてるねんっていう話ですわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

001

夏休みに入る前、生徒たちに本を紹介しました。いつもどおりに
コラムを添えて。皆さんにもご紹介します。

糸井重里・邱永漢 著
『お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ』
(PHP文庫)

生徒たちに書いたコラムは次のとおりです。

**********

生きるうえにおいてお金ってものすごく大事なのですが、
どうも日本人はお金について語るのが苦手なように思います。
あるいはお金が汚いものであるかのように考えることもあります。
生まれながらの金持ちが首相や財務大臣をやっているのに、
自分自身が努力して成り上がった金持ちには「あいつは胡散臭い」とか
「カネの亡者だ」などとネガティブな評価を下す変な国になっています。

どうしてそんなことになっているかという理由も本書には書かれている
のですが、やはり教育が最大の悪者なんじゃないかなぁと思うのです。
そういうふうに考えるように小さい頃から教えちゃってるんですね。
僕は学校こそ社会に出る前にしっかりとお金について教える場所で
あるべきではないかなと考えているのですが、
なかなかそういう機会がありませんので、この本を紹介します。

頭がきれっきれのお二人による対談ですので読みやすいです。
「ほぼ日」が1日に150万アクセスある糸井さん。
お金の神様と呼ばれ、多くの会社を経営し、直木賞作家でもある
邱永漢さん。名言の数々を楽しんでください。

夏休み、バッグに入れておいて旅の途中で読むのもいいでしょうし
夏休みの宿題に疲れたときに読むのもいいでしょう。
普段は本を読まない人でも興味を持って読めます。僕はロンドンに
行く飛行機の中で再読しようと思って手荷物の中に放り込みました。

**********

なかなか書店さんに行かないという人もいて、それはそれで残念
ではあるのですが、こうやって紹介されて面白そうだなと思うと
とりあえず買って積んでおくという人も多いのではないかと
思っています。僕もそのうちのひとりです。

いつでも読める状態にしておくことは大切なことですからね。
積ん読を恥じることはまったくないのですよ。

糸井さんと邱永漢さんの対談をお楽しみください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
読んだ本の冊数を競うことにはあまり意味がありません。
しっかりと読みましょうね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

kimutatsu

『読書という荒野』

Posted on: 2018年6月23日(土) 10:28

07

いま読んでいる本です。幻冬舎の見城さんの本。読んでいる
うちに自己嫌悪が湧き上がってきます。こういう本はいい。

知らない単語は飛ばしていいからたくさん読みなさいと言う
英語と国語の指導者にはぜひ読んでほしい。

いくらたくさん読んでも意味のない読書を重ねても、言語の
力なんてまったく伸びない。おそらくそういう指導者の読書
の力も大したことないのだろうと思うけれど。

08

それが小説であれ、評論や説明であれ、論理的に読んで思考し、
自己検証したり自己嫌悪に陥ったり、あるいは自己否定の果てに
新しい価値観を獲得しようとしなければ、つまり「文字だけを
追う読書」であれば、何冊読もうとも英語力も日本語力も
そして最も大切な思考力も伸びません。

そういう読書だけでもさせたいという気持ちはわかるけれども。

「国語が弱いなら本を読め」とか「英語を伸ばすのは多読」とか、
そういう素人さんが言うようなことをプロが言うのは恥です。

自分の英語や日本語の表現力や思考力を伸ばしたいという人は
ぜひ読んでみてください。得られるものは大きいと思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
もちろん楽しみながら読む読書を否定しているのではありません。
それはそれでいいと思いますし、僕もよくやります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

ACCESS COUNTER

Total 28120817 Hits!

▲PAGE TOP