今日は18時から、水道橋のお茶の水ゼミナールで東大特講を行います。
満席というか定員オーバーということです。よかったよかった(^-^)
参加する受験生はよろしく。
2時間で東大の英語を攻略する方法や解き方などを授業するわけですね。
うーん、短い!┐( ̄ヘ ̄)┌
しかし参加する人たちが多少なりとも「こうやって勉強したらええんや!」と
納得して帰ってもらえるように、漫談を・・・
否、解説をするつもりです。
先生方や予備校の講師の方々も参加されるそうですので、楽しみですね。
生徒たちも先生方も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先般から東大英語攻略についての質問が来ていますので、取り上げ
ますね。「建」さんからのコメント。
*****************************
毎日ブログを拝見しております。今年東大理系志望のものです。
リスニング勉強法について質問があります。
東大模試などではリスニングは20点そこそこ取るのでザックリとは
聞けていると思うのですが、サラッと言われた解答の根拠になるような
内容を聞き落とすことがしばしばあります。恐らく、何と言ったか聞き
取れなかったから無視したためだと思いますが、このような細かい点を
聞き取れるようにするにはどうすればよいでしょうか。
*****************************
人の話を100%聞く(つまりリスニング)というのは結構難しいものです。
今日はマネージャー2人(B社山田クン、K社河内さん)と東京に行くのです
けれども、おそらく新幹線の中でベチャクチャ喋りながら行くと思うんです。
で、1回の発言だけで完璧に会話を通じさせるのは無理です。
途中で「え?なんて?」とか「あ、ごめん、なんて?」なんてたまに挿みつつ
完全に意思疎通を図るのですが、それでも完璧に聞けているかどうかは
お互いに発言したことをお互いに紙に書き出して確認しないとわからない。
教室でもそうですよね。相手が言ったことを100%理解しているかどうか
というと、これはおそらく大丈夫だと思うんです。
ところが一言一句、正確に聞けたかどうかとなると、これは怪しい。
ましてそれが自分の知らない言葉になると理解することすら難しいという
ことになります。これは以前から何度も言っているとおりです。
「育む」という意味で、「涵養する」という言葉を相手が使ったとする。
聞き手は普段そういう言葉を使わないとする。
そうするとその「涵養する」は聞きとりにくいという現象が起こります。
また聞き取れたとしても「カンヨウ?カンヨウって何やろ?」と一旦考える。
入試などのリスニング問題の場合だと、そういうことをしているうちに(笑)
どんどん先に進まれてしまって、結局は大半を聞き逃すことになると。
あなかなし。
で、入試では「え?なんて?」などと聞き返すことはできません。
あるいは「カンヨウって何?育てるってこと?」なんて質問できませんよね。
だからそのあたりを考慮して2回放送されるのです。
聞き返すことはできないけど、その代わりにもう一度言ってくれるのです。
今回質問をくれた「建」さんはすでに30点中20点そこそこ聞けるということ
ですから、リスニングに関してはかなりのレベルまでは来てるんですね。
さらに精度を上げたいということですので、以下の点に注意しましょう。
① ディクテーションを繰り返して、音の認識に対する精度を上げる。
② CDに合わせて音読をし、速度に対する対応を心がける。
③ 語彙力を増やし、知らない語彙を少なくする。
④ 知らない固有名詞がいつ出てきても慌てない心の準備をしておく。
⑤ 『東大英語リスニング』シリーズで簡単な計算問題に慣れておく。
こういったことを繰り返すことでリスニング問題にかなり強くなると思います
が、実はそれ以上に大事なことがあります。
それは「日本語でも100%は聞き取れない」という意識ですね。
満点取ろうとすると聞き取れなかった部分に神経質になり、さっき述べた
ように「カンヨウって何?」という意識が先を聞き取れなくします。
そうじゃなくて、上に書いたような練習をしながら精度を上げていきつつも
大雑把に聞けるようにしておくことです。
全部聞こうなんて身構えて、友達と会話する人はいません。
誰かが喋っていることを聞くのですから、「何を言うてはるんかな?」ぐらい
の軽い意識を持ちながら、全体を理解しようとすること。
それがリスニングでは一番大事なことなんですね。
2位のブログが迫ってきました。
今日のブログが役に立ったという方は愛のクリックをm(__)m!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!
(追記)今日は大意要約とライティングとリスニングがメインかな。
せっかくですから、リスニングに関しては、灘でやっている
授業を、講演中に再現しようと思っております。