KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

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ペアワークとかさぁ

Posted on: 2019年6月21日(金) 19:33

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文部科学省がアクティブラーニングがなんたらかんたらと
言い出して(すでに言ってないけど)以来、授業中に
ペアワークとかグループワークを入れるとアクティブで
いい授業!みたいな価値観があるんですよ。

ペアワークとかグループワークの意図というのかな、目的
というのかな、そういうものを教員がしっかり持ってない
場合には「とりあえず活動してまーす」的になります。

本当は教員がひとりひとりチェックしたほうが、生徒たち
同士でチェックし合うよりいいに決まってるんです。

アマチュア同士でなにかやったって、相手の発音のまずさ
を指摘することなどできず、内容理解もろくにできない
ものですから、「とりあえず活動してまーす」になります。

北欧の教育を真似ようってことで、不勉強な文部科学省が
言い出したそうですが(中教審のメンバーに聞いたこと)
北欧の教育を真似るなら、せめて1クラス10~15人にして
生徒たちの活動を教員がしっかりチェックできるように
しなければ、機能しないのは言うまでもありません。

灘高校なんて1クラス55~60人なんです。

絶対に全員をチェックすることなど不可能なのです。

だから特に自由英作文の発想に関しては、僕がチェックし
てやったほうがいいのはいいんだけど、到底目が行き届か
ないものだから、生徒たちのグループに任せています。

個人的に持ってきた生徒だけは個人的に添削してやるけど。

機械的なペアワークをしていても成績は上がらないですし
いくら授業を受けていても、生徒たちは模試が返却されて
きたときにため息をつくことになります。

そのうえ、英語が使えないことになります。

誰かが「アクティブラーニングとかいいんじゃね?」って
思い付きで言ってしまった挙句の果てがこれですわ。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
単語テストなんて、生徒同士のチェックでいいと思うなぁ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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文科省なり官僚なり

Posted on: 2019年5月31日(金) 23:08

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なんか文部科学省の人が薬物で逮捕されたそうです。

こういうニュースを見るにつけ、学校の先生方はどういう
ふうに思っておられるんだろうと。

もう文科省は駄目だなと思うのはほぼ全員だと思うんです。

でも従うことに慣れてきた人生を歩んできた教員の場合は
それでも従わないとしょうがないよね的な考え方になるの
ではないでしょうか。

従うことによって戦争でえらいことになった歴史を知って
いれば、blindlyに従うことがいかに危険かわかろうかと
思うんですけどね。

僕は思考停止したくないので、いまの官僚制度そのものに
問題があるんじゃないかとか、いろいろ考えています。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
安月給で官僚もよく頑張ってるんですけどねぇ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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教科書

Posted on: 2019年4月25日(木) 23:19

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チームキムタツのメーリングリストでは教科書の使い方に
ついて多くの先生方が投稿をしています。

教科書をどう教えるかではなく、教科書で何を教えるかが
大切ではないかという投稿が目立ちます。

僕もメルマガで教科書について書きました。

4技能重視というわりには教科書に無料でCDが付いていな
いのですから、検定教科書としてはどれも不適当です。

今の検定教科書はどれを選んでも4技能の力を付けることは
至難の業でして、教員は教科書以外に単語集なりリスニング
の教材なりを使って4技能を伸ばせられるように、教員が
それぞれに頑張ることになる。教科書だけでは無理だから。

もちろん生徒たちにお金を出させてCDを買えば別ですが。

私学の場合には教科書を使う必要がありません。

ですので配付するだけして、自分が選んだ教材で教える学校
が多いように思われます。公教育の場合には教科書を使う
ことが前提となりますが、使えるお金が私学に比べてかなり
少ないものですから、先生方は苦労することになりますね。

しかし4技能を錦の御旗として掲げるのであれば、教科書に
CDを無料で付けるのは当たり前だと思うのですが、
文科省の皆さん、どう思われますか?

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕はそれに関しては文科省の怠慢だと思っております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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教育

Posted on: 2019年4月7日(日) 20:58

icantdoit

セミナーなんかをやっているとよく「生徒のために」って
言う人が多いのですが、ほんまにそうなのかなぁ。

僕は教員自身が幸せでないと、生徒も面白くないんちゃう
かなと思っています。

同時に。

親が幸せでないと、子どもも幸せじゃないです。

親がつまらなさそうに生きていると、子どもは絶対幸せに
なれないはずです。

僕は自分が幸せになるために努力しているし、それを自分
の生徒たちに話しています。伝えています。

特殊な能力なんて要らないし、何に向いているかなんての
はどうでもいいんです。僕なんか絶対教員に向いてない。

楽しめるかどうかです。

教員や親が人生を楽しめているか。

それが一番大事やと、僕は思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
また書きますけど、専門学校に通うことになりました。
ひさびさに生徒になります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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大阪スマホOKの記事を読んで

Posted on: 2019年2月19日(火) 22:00

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大阪の公立小学校と中学校の生徒たちにスマホ持ち込みを
許可するというニュースが流れてきて驚いています。

灘のレベルでもというとおこがましいのですが、中学生の
様子を見ていますと学校の中でも外でも、スマホゲームに
勤しんでいる人たちがけっこうな数でいるのが現状です。

灘の場合、名古屋や岡山や広島などの遠隔地から通ってい
る生徒もいますので、スマホの持ち込みは許可しています。

もちろん我々教員はゲームなどをしないようにと指導して
はいます。特に校内でしているのを見たら取り上げるよと。

でも残念ながら、高校になってもゲームにはまっている子
たちがいるのが現状で、まったく勉強が手につかないと
いう生徒たちも少なくありません。

大阪は災害時に備えてということではありますが、公立の
場合には自宅から歩いて学校に通う子が大多数ですから、
止めておかれたほうがいいのではないかと思っています。

学校では電源を切って鞄にしまっておけ的な指導をすると
ニュースでは言っていましたが、鞄にしまわない場合には
没収をするなどの指導をするのでしょうか。

その場合には親が取りに来るのでしょうか。

親の責任でスマホの使い方の指導をするのでしょうか。
授業中にスマホを見ている子どもの指導はどうするのでし
ょうか。おそらくそういう子が出てくると予想されます。

仮に生徒たちが全員教員の指導に従うようなことが万が一
あったとしても、登下校の際にスマホを横にしてゲームに
勤しむ子どもたちが街中に溢れかえることになるでしょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
教育長さん、絶対にやめといたほうがよろしいわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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少子化に関するニュース

Posted on: 2019年1月4日(金) 8:30

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今朝の読売新聞に少子化に関するニュースが掲載されています。
こちらにもリンクを貼っておきますので、お読みください。

「公立高、10年後130校減...都市圏でも統廃合」

こういうヘッドラインです。読売新聞を取っておられる皆さん
はお手元の新聞で読んでいただけますが、要するに10年後には
少なくとも130の公立高校が姿を消すということです。

当然のことですが、130高校には多い学校だと100名程度の先生
や事務員、校務員の方々が働いておられます。そういった人が
じゃあどこで働くのかということも問題になると思います。

学校のサイズは決まっていますので、教員だけが増えても意味
ないですが、公務員ということなので教職じゃなくっても
他の仕事にまわるということも可能性としてはあるのでしょう。

私学に関してはもっと重大な問題で、学校が潰れる=失職する
ということになりますので、今の40歳代以下の先生方にとって
対岸の火事どころか、自分にも関係のあるニュースとなります。

さらに言えば、これだけ生徒が減るということは塾や予備校の
業界にいる人たちもかなり重大な問題を抱えることになります。

文部科学省の対策が急がれます。

文科省は動きがスローなので、経産省かな。失業者があふれる
ということになると。

教育産業にたずさわる我々にとっては重大な問題ですが、政府
や官僚を当てにするのではなく、自分のレベルを上げることが
現時点ではかなり重要になるはずです。

生徒たちだけでなく、我々もしっかり勉強しましょう。

ニュースはこちらです。どうぞお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕はオリックスで働いている友だちに本を紹介してもらって
経済の勉強をゼロからスタートさせています。面白いです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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少子化と学校経営

Posted on: 2018年12月24日(月) 19:14

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九州は福岡から帰ってまいりました。非常に充実した勉強会で、
懇親会もおおいに盛り上がりました。

懇親会だけで33名の方々がご参加下さいました。勉強会参加者
の半数。こんなことはあまりありません。

上の写真は偏差値のグラフを示しながら、進学校は決して安泰
な存在ではないという説明をしているところです。
もちろん偏差値40前後の私学は10年後にはかなり厳しい経営の
状態になります。子どもが激減するからです。

九州や沖縄はあまり減りません。

でも恐らく激減する近畿や中国地方の私学が九州や沖縄で生徒
募集をすることになるでしょう。なにせ大阪だけで52校分の
生徒が今よりも少なくなり、それぐらいの学校が消えますから。
(今から10年後の話です。2040年頃にはさらに減ります。)

そもそもいない生徒を奪い合っても意味がありません。だから
近畿地方や中国地方の私学は九州や沖縄で募集をすることに
なるんじゃないかなと思っています。

では学校として、教員として、どういうことをしていくべきか
という話をさせていただきました。

のんびりしていると教員のポジションはなくなります。

それは公立と言えども同じです。学校は合併するでしょうけれ
ども、教員の数が余ると、教壇に立てる人の数は限られます。

自分をどうやって鍛えるのかという話と、学校として、管理職
として、どういう姿勢でいなければならないかというような話
もさせていただきました。

厳しい話にはなりましたが、現実を直視することは大事です。

多くの先生方から「来てよかった」と言ってもらいました。

こちらこそ感謝しています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
塾や予備校もいっそう厳しくなりますが、お互いに
頑張っていきましょう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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少子化と私学

Posted on: 2018年12月12日(水) 6:42

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今週の土曜日は関西学院大学で勉強会があります。およそ50名
の先生方や保護者がお申し込みになっています。

当日、関学の学生2名の体験談も聞けるのですが、僕がお話を
させていただくのは「今までどういうことをしてきて、生徒の
成績を上げてきたか」ということと「教員としてどういう研修
をしてきたか」ということです。

少子化対策を頭に入れて話をしようと思っています。

すでに受付は終了しましたが、参加してくださる方々から質問
をお受けし、こういう場合はどうかというようなことにも
お答えしようと思っています。

楽しみにしています。

教員になるとき、お世話になった中学校の先生にご挨拶に伺った
のですが「教員は楽をしようと思ったらいくらでもできるが
それでは自分が伸びないし、生徒も伸ばせない」という話をして
いただきました。

職場がたまたま私学の新設校だったので、全く楽はできなかった
のですが、それが良かったのかもしれませんね。

いつ倒産してもおかしくないという学校だったからこそ、努力が
できたのかもしれませんし、創意工夫をしたのでしょう。

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現在、日本各地の私学は倒産の危機に瀕しています。

少子化の影響で。

高校は言うまでもないですが、大学もかなり苦しく、文科省の
対応が迫られています。文科省、何事も動きがスローですから
待っている間にもどんどん倒産していきます。

ある年度、突然パタっと受験生が激減します。

今まで定員に達していたのに、ある年にパタっと来なくなる。

生徒が来ないのですから、先生は要らなくなる。

最初に切られるのは常勤や非常勤の講師の方々でしょうけれども
そのうち専任も余ってくる。あの学校に入れても伸ばしてもらえ
ないということが、ネットを通じて世界中に発信されます。
そうするとますます受験生は来なくなる。

そうならないように、私学は危機感を持って臨むべきでしょう。
公教育のほうが安くて、質的にも頑張っている先生方が多いと
いうことになれば、生徒たちは公立に向かいます。

何よりも現場の先生方が頑張って数字を出すこと。

管理職は塾などに挨拶まわりをして、一人でも多くの生徒たち
を学校に連れてくること。

そういったことの積み重ねでしか、危機は乗り切れないでしょう。

土曜日の僕の話が役に立てば嬉しく思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
有名な私立大学もかなり危機感を持っているようです。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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自習を促す環境を

Posted on: 2018年10月29日(月) 10:19

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目の手術の前に久高島にいって祈ったときの写真です。

これだけ見ていると祈っているようには思えないだろうけど。

さて、沖縄での講演が琉球新報の朝刊にアップされましたので
こちらにリンクを貼っておきます。興味のある人はどうぞ
お読みくださいね。

朝からのゼロ校時(朝補習)、放課後の補習、夏休みや冬休み
などの長期休みでの補習など、沖縄ではけっこう熱心に補習を
行っておられる学校が多いように思います。

でもものすごく熱心なわりに、結果につながっていません。

師弟の両方が疲れてしまっては好結果につながるわけがないの
ですけれども、だからといって習慣化しているものだから
止める勇気がなくて、だらだら続けている学校もあるように
思えるのです。大事なのは家庭学習なのですから、学校にいる
あいだに疲れすぎてしまっては、帰宅してから勉強しません。

成績を上げるメカニズムをよく理解したうえで指導したり勉強
したりしないと、数字は上がっては来ないのです。絶対に。

単なる「熱心」で数字が上がることはありません。

昨日の講演会ではそういう話をさせていただきました。

こちらにリンクがあります。よかったらお読みくださいね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
かく言う僕も若い頃は「やみくも」でした。
どうすれば数字が上がるかわからなかったので、
とにかく熱心にしていれば苦情がこないだろうと
考えて指導していました。生徒にとっては迷惑だった
かもしれません。当時の生徒たち、ごめん。

 


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東京大学副学長のインタビュー

Posted on: 2018年10月12日(金) 7:48

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朝日新聞に東京大学の副学長のインタビューが掲載されていて
非常に興味深いので、一部を転載して紹介します。

2020年度入試から導入される英語の民間試験について、東大は
成績提出を必要としない旨を発表したのはご存知のとおり。

民間試験をめぐる東大のワーキンググループ(WG)座長を務め、
議論に加わった石井洋二郎理事・副学長のインタビューです。

さすが東大だなと思った箇所を転記します。

**********
●異なる民間試験の成績を公平・公正に比較することは困難です
し、経済的に豊かでない生徒や地方の生徒が不利になるという
問題もあります。これらの課題が依然として残っているという
認識はWGでも入試監理委員会でも同じでした。

●今回の改革で一番問題なのは、途中から目的と手段が逆転して
しまったことだと思います。(中略)本来はまず高校教育で基礎力
を養い、その成果を問うために大学入試があるはずなのに
入試を変えることで高校教育を変えようとする発想で議論が
進んできた。これは逆立ちした考え方です。

●民間試験はあくまで手段のひとつでしかないのに、スピーキング
が含まれているというだけで、これを活用することがいつの間にか
目的化してしまった。これでは高校の授業が民間試験対策に
走ってしまい、教育が歪められてしまう恐れがあります。

●本末転倒の議論が続いているうちに、なんのための入試改革か、
忘れられていたのではないでしょうか。
**********

todai1

入試が変われば授業も変わるという発想が間違いという発言
がいいですね。そのとおりです。

入試が変われば授業も変わるというのは予備校的発想であり、
教育者の考え方としては、非常に強い違和感を覚えます。

以上、ご紹介でした。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ご心配のメールやラインやメッセンジャー、感謝感謝です。
全国の先生方、何人かの保護者の皆さん、ありがとうございました。
灘以外の生徒たちに講演しているのに、灘の生徒たちの
授業を休むわけにはいきません。全力で彼らを伸ばします。

 


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