KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

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残念至極

Posted on: 2017年1月20日(金) 23:21

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文部科学省が大変なことになっていますねぇ。子どもたちには
ルールを守れと言うべき学校の一番トップの組織なのに、これ
だけあれこれ出てくるようでは権威も地に堕ちたというものです。

そもそも権威があったかどうかは別として。

文部科学省のトップに教え子がいるので、落ちついたら連絡を
とって飲みに連れてってやろうかと考えています。

前任校の教え子ですけどね。

ばれた時のための対策までしていたという報道までありました。

それって本当に情けない。

ゆとり教育だのアクティブラーニングだのオールイングリッシュ
だの、真面目な教員ほど「どうしたらええねん」と悩むような
「変革」を繰り返してきた文部科学省が、ご自身の体質には
いっさいの変革を加えなかったようです。

他省庁も含めて徹底的に調べて頂き、膿を出し切ってもらいたい。
強く願っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
さすがに新聞を読むのも嫌になります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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新聞記事より

Posted on: 2017年1月15日(日) 17:25

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センター試験の英語のカンタンな分析を書こうかなと思ったら
こんなニュースが飛び込んできた。

っていうか、今さらかよ。だいぶ前から問題になってたけどな。

小中教諭の7割、週60時間超勤務。医師や製造業上回る!
(ニュースソースはこちらです。)

これ、高校が入ってないけど、高校だって凄いもんですよ。

ある時期から面倒見のいい学校や先生がいい学校であって
いい先生なんだという考えが蔓延するようになったんやけど、
そんな、これって過労死レベルだってなんでわからんのだろ。

そりゃ面倒見がいいのはいいかもしれないけど、今の学校は
「塾なんか行かなくてもいいですよ」と言い過ぎてしまって、
生徒たちから主体性を奪っていることに我々はもっと気付か
ないといけないんやけどな。

だいたい師弟関係において、師がヘロヘロに疲れているよう
な状況で、弟が伸びるわけがないのです。師弟関係において
大事なことは師が弟をじっくりと見て、弱点を指摘することで、
決して手取り足取り教えることではないのです。

冬休みなんかでも補習補習で家庭のことができなかったりとか、
あるいは自分の好きなことができなかったりする教員が
あまりにも多かったんじゃないかなぁと推察しています。

それって異常なんだと文科省が言うべきなのではないか。

公教育の先生方こそがしっかりと余裕を持って生徒たちの指導
にあたり、公教育そのものが充実する国にならないと、この国の
未来はないと僕は思ってるんやけどなぁ。

お金がない子でも誰でも受けられる公教育の充実を図るために
大切なのは、教員に余裕を与えることであって、くだらない縛りを
教員に課しているようじゃあ、公教育はいつまで経ってもあかん。

この記事で文科省がどう動くのか注目しておこう。

明日から教育視察に参ります。日本を飛び出します。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
中国に行くのは20年以上ぶりです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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夢をかなえる勉強会 in 沖縄

Posted on: 2016年12月30日(金) 10:43

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興南中・高のあゆむ君にもらった久米仙のラベルが僕の名前に
なっていて、筆舌に尽くしがたいほど嬉しかった。

いやぁ、この気持ちは泡盛をこよなく愛する人にしかわからん。

これからは残波の白じゃなくて久米仙を愛飲しよう。

あゆむ、ありがとうな!

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沖縄学びのネットワーク主催の「夢をかなえる勉強会」はいつも
どおりの盛況で、約50人の高校生が集まってくれました。

英語は僕が、国語は興南の伊佐君が、それぞれ講師を務めて
集まった高校生たちに「こうすれば数字は上がる」というのを
説明させてもらいました。

沖縄の高校生無料セミナー、福島でやっているのほど大きくは
ないけれども、県教委と私学振興会の後援を頂いているのです。

生徒たちのアンケートを読んで、これからも続けていこうと思って
います。ご協力くださった先生方、ありがとうございました。

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メディアで大きく取り上げられるわけでもない、草の根的な運動
ではあるけれども、続けることに意味があるんやないかと思い、
数年前から沖縄の先生方と話をしながらやってきました。

今では毎月沖縄に足を運び、沖縄の発展は人づくりからでは?
と思ってやっております。

今回も生徒たちに「沖縄の問題を解決するために沖縄の現地で
頑張るのもいいけど、東京へ行って官僚になって、東京から
沖縄を支えるという選択肢だってあるんやで」という話をしました。

これは福島でも話していることです。

故郷を支えられるぐらいの人間になろうと思ったら力を付けない
といけないので、大学受験の壁ぐらいは自分で乗り越えようと
いうような話をしてきました。

彼らの中から沖縄の諸問題を解決するような人材が出てくること
を願っています。

また来年も沖縄や福島に足を運び、灘校生たちに負けないような
人材育成の手助けができればいいなと考えています。

 

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕はウチナーンチュではありませんけれども、
そろそろウチナーンぐらいになってるんちゃうかなぁと
生徒たちに言ったら爆笑でした。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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教育関連企業、冬の時代

Posted on: 2016年12月11日(日) 5:00

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写真は山形。エントリーの内容とはまったく関係ありません。
朋友の松っちゃんとアルク矢部くんともう1人、写真を撮った
新庄北の美和子先生がいるのです。

ところで先日、帝国データバンクが発表したとおり、教育関連
企業の倒産件数が過去2番目に高くなっているとのこと。

このペースでいくと過去最多になるだろうと。

教育関連の企業といえば、塾や予備校が真っ先に思い浮か
びますが、それだけではありません。

資格取得スクールとかパソコン教室的なものもそうですね。

絵画スクールとかいろいろとあります。

でも一番倒産件数が多いのは、やはり学習塾だそうです。

2018年度からはさらに劇的に子どもの数が減ります。

学校ではタブレットを導入したりICT教室を充実させたりして
これまでと全く違う教育が行われているところもあります。

塾としても、特に地域密着型の塾はそうですが、地元にある
学校の動きに合わせていかないとますますしんどいでしょう。

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それと、これは学校にも言えることですけれども、本当の力を
身に付けてやるところしか生き残れないでしょうね。

上にも書きましたが、タブレットを導入したとか、Eラーニング
をやってるとか、そういうのは二次的なことです。

タブレットを導入して成績が上がるなら、どこも導入しますわ。

紙をタブレットにしたり黒板を電子黒板にしたりしても、そりゃ
便利ではありますが、生徒の力の伸びとは関係ありません。

宣伝材料にはなるでしょうけどね。

「うちは電子黒板いれてます!」みたいなさ。

そういう意味では「本当に力を伸ばしている学校」であるとか
「入ってきたときより確実に数字を伸ばしている塾」なんかが
少子化の時代には生き残っていくんでしょうね。

補習をこれだけしています、追試をこれだけ熱心にしています、
長期休みにも補習をしています・・・そういうハード面をいくら
熱心に見せたとしても、それと数字とはあまり関係がない。

数字の伸びない補習をいくらやっても伸びないものは伸びない。

というわけで、教育関係の皆さん、大変な時代ですが、しっかり
頑張っていきましょうね。僕もちんたらしてないで頑張りますわ。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は実は富山日帰りなんです。ハードすぎるやろ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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東京大学の図書館に関する件

Posted on: 2016年11月29日(火) 21:54

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東京大学総合図書館本館が1年間閉館することを発表しました。

問題点を考えるに、
1.本郷キャンパスでの学習スペースの大幅減少
2.情報資源の利用制限
の大きく2点が考えられます。

学生たちの一部が「学費を返せ」と言っているのも気になります。

教え子によりますと、こういう重大な変更が検討されたのにも
かかわらず、学生への情報公開がなく、リークによって議論が
始まったとも言える状況であり、現在でも情報公開が十分に
行われていないということでした。

また閉館に際しての代替措置が固まっていないということと、
何よりこういった決定のプロセスに学生の参画する余地がない
とのことでした。

詳細はこちらをお読みください。

東大生たちが「なんだこれは?」と声をあげ始めました。

学生たちの図書館なのに学生たちが利用できないということ
ですから、彼らの怒りには理があるかと思いまして、
僕も自分のブログに書くことで皆さんに知っていただこうと
思いました。

学生たちからの願いは
1.東大に声を届けるために、多くの人たちの署名が要る
2.図書館の閉鎖についての情報を拡散してほしい
とのことでした。お読みいただき、ご賛同いただける場合には
それぞれのメディアを使って拡散およびご署名をお願いします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
こういう場合、エネルギーの大きさそのものよりも学生の主張が
合理的かどうかが問われるかと思うのですが、
今回のこれに関しては学生に理があるなと感じたので、シェアします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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教員の労働環境について

Posted on: 2016年11月17日(木) 5:38

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最近は教員の勤務形態についてニュースで見かけることが増えて
きました。僕が教員になった頃、西大和学園で働きだした頃は
1週間に30コマぐらい担当していたのですが、当然のように働いて
いました。きついとも思いませんでした。

初めての学校だったので、そういうもんだと思ってたんでしょうね。

土曜日と日曜日は部活動で出ていかねばならないのが普通なので
実際に「休み」というようなものはなかったですねぇ。

灘校に移ってからは研修日が平日にあるので助かっています。

とっても働きやすい雰囲気で働かせてもらっています。

管理職の先生方には感謝しています。

でもそういう学校って少ないのです。1日に何時間働いてるのよ?と
聞きたくなるような学校がたくさんあります。

少なくとも私学に関して言えば、1日に平均して何時間働いてるのか
を職員室の教員全員でリサーチすることは簡単なことです。

たとえば職員朝礼が8時15分からあるんだったら、拘束時間はそこ
からで、当然ながら退勤時間は16時15分ということになります。

それ以上いるのが普通になっているのであれば、労働基準法違反で
労働基準局に告発する準備をすればいいだけのことなのです。

つまらない会議をしている時間があるなら、労働条件の改善方法に
ついて、みんなで話し合わないといつまで経ってもそのままです。

1日に8時間以上労働が何日も続くような学校では絶対にいい教育
なんてできないのですから、管理職も含めて話し合うべきです。

どうしても改善されないならば、労基局に駆け込むべきです。

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とまぁ一応こう書きましたが、実際のところはなかなかそういうわけに
もいきません。生徒たちがいる間に教員全員で帰宅するわけにも
いきませんからね。

こういうのを見つけて読みました。

まぁいろんな考え方があるんだろうけど、1日8時間以上労働というの
が普通になっているような私学はもう長続きしないでしょう。

生徒たちにしわ寄せがいくのは見えていますしね。

おそらく離職率だって高いはずです、そういう学校って。

力のある先生はきっとそういう学校を辞めて、まともな学校に移ります。
どこも人材難ですから、学校としてはいい人材がひとりでもほしい。
だから「これは」という人材がいれば、すぐにでも専任にします。
常勤講師のままにしておくと、いい先生には逃げられますからね。

逆に言えば、いい先生になればいいのです。

授業がうまくて数字を出せる先生は、どの私立中・高にとっても魅力が
ありますし、学年途中でも採用したいぐらいなのが実情ですからね。

指導力があって、生徒たちの力を上げてやれる先生になれないならば
正採用にしてもらっていることに感謝し、1日に何時間でも働かねば
ならないかもしれません。それはしかし・・・長続きしますか?

そういう意味で僕たち教員は個人事業主なのです。

雇ってもらってるという考えを捨てて、力をつけようと考えればいいの
です。プロ野球選手と同じです。

僕はたまたま英語力もなにもなかったので、若いときに英語の勉強だけ
でなく、話術も法律もめっちゃ勉強したのが今に生きています。

話術を学ぶために落語家の落語をずっと聞いて、リズムごと暗唱したり
しましたが、それもすべて自分の血肉になりました。

教員は力を付けないといかんと言われますが、それっていろんな意味が
あるんじゃないかなぁ・・・と、僕は思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
われわれ私学の教員は自分の責任で自分の力を
上げることに集中しないと、学校がつぶれると無職に
なってしまいます。灘校も私学なのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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I LOVE OKINAWA.

Posted on: 2016年10月16日(日) 15:30

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この夏もおきなわ学びのネットワーク主催の勉強会を行いました。
先日は興南高校の学園祭にお邪魔しました。

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関学大の山田くんと一緒に。

山田くんはスーパーグローバル大学ってどういう大学なの?という
話をしてくれました。

とてもわかりやすくて素晴らしい講演でした。

僕も1時間ほど英語の勉強法について話をさせていただきました。

僕のはまぁいつもどおりな感じで。

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本部町の丘から撮影した写真。右に伊江島が、左に水納島が
見えて、とても素晴らしい光景です。

沖縄というと基地問題ばかりが取りざたされている印象があり
ますが、抱えている問題はそれだけではありません。

大学進学率は47都道府県のうち47位。

離婚率47位。

平均所得47位。

なんだかんだと問題があります。10歳代のシングルマザーの
数も47位だったはずです。

いろいろと変えていかなければならないんだろうけど、それら
を変えるための人材を育てないとあかんと思っているのです。

単に英語だけやってりゃいいという考えではなく。

単に進学率だけ伸ばしてればいいやという考えでもなく。

この美しい場所をもっと住みよい場所にするためには教育こそ
キーワードになるはずです。僕はそう思っています。

多少でも役に立てばいいなと思って、沖縄(と福島)に毎月足を
運ぶようにしています。学校の先生方や生徒たちと触れ合って、
さまざまな公的機関の方々と触れ合って、そのなかでいろんな
話をしています。

こういうのって年に何回か行って触れ合うだけではどうしようも
ないので、毎月最低1回は行くようにしています。

その中でいろんな取り組みが企画されています。沖縄の生徒
たちがそれらを上手く利用して、故郷をよくする人材に育って
くれればいいなと願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
先週行ったときは30度ありました。
ビーチで子どもたちが楽しそうに泳いでいました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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懇切丁寧???

Posted on: 2016年10月13日(木) 20:49

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伊江島が美しい。来年はここで合宿をやることになりましてな。
超がつくほど楽しみなのじゃあ!

それはともかく。

我々教員はいい授業をするのに越したことはないのです。

しかしどんなにいい授業をしても生徒たちが主体的に勉強を
しようとしなければ、あまり数字を伸ばしてやることなんて
できっこないのです。生徒たちのアクティブラーニングを刺激
する授業こそがいい授業と言えるのです。

今日の生徒との会話。

生徒:このlook likeナントカっていう表現とlookの後ろに単語が
続くのってどう違うんですか?
木村:知らんがな。辞書に聞くか、英語ができる友達に聞けよ。
生徒:わかりましたぁ!(笑顔)

しばらくして・・・

木村:さっきのあれ、わかったんか?
生徒:はい、わかりました。あれは・・・(以下省略)

こういうスタイルのほうが少なくとも僕には向いてるんです。

親切を売りにしている学校が多いように思うのですが、親切すぎ
ると自分で解決しようとする力が伸びないと思うんですけどねぇ。

自分で調べりゃわかることを質問してきたら「自分で調べろ」と言
うことも教育だと思っていますし、そこで膝を交えて教えることは
場合によっては伸びない子どもを育てていることになるのかも
しれないよなぁと、僕は思っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
えらい寒くなりましたね。風邪などお召しになりませぬよう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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ノーベル賞受賞に思うこと

Posted on: 2016年10月6日(木) 5:00

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東京工業大の大隅良典栄誉教授のノーベル医学・生理学賞授業
が発表されました。この数年、日本人の受賞が続いています。

以前、灘校に勤めておられた理科の先生から次のようなことを聞
かされたことがあります。今からもう15年以上前のことです。

「木村、理系の大学教員っていうのはな、要するに全員がノーベル
賞を狙ってるんや。そういう意味で理系に進む生徒っていうのは
専門分野でノーベル賞を狙おうとする姿勢がないとあかんねん」

教員になってそんなことを聞かされたのは初めてでしたので、驚い
たのを覚えています。

「文系の先生とは違うんですか」と聞きますと・・・

「全然違う。文系の教員は高校の教科書を作ったり参考書の監修を
やったりして生きていく人が多い。研究一筋の人は少ないと思う。
理系は違う。そんなもので貰えるカネよりノーベル賞がほしいんや。
ノーベル賞受賞のために研究をしてるようなもんなんやで。それ以外
にはほとんど興味がない。」

極端な意見という批判もあるのでしょうが、その先生も大学で教えて
おられ、ご自身もノーベル賞を狙っておられたこともあって、
口調はいつにも増して真剣そのものでした。

そして「毎年、誰かがノーベル賞を受賞したというニュースを見てなぁ
わしは寂しい気分になるんや。嫉妬やなぁ。俺も狙ってたのにって。」
と自虐的な笑顔を見せられました。

理系に進む人たちにとっては、特に大学に残って研究される方々に
とっては、ノーベル賞受賞こそが夢なんでしょうね。

僕の教え子たちの多くが理系に進みますが、彼らの中から自分の夢
をかなえて、何年か先にノーベル賞を受賞する人が出てくることを
実はひそかに願っています。

大学合格なんてレベルで満足するのではなく、世界的に活躍する人
に育ってほしいなぁと願っています。

そういう人を育てるんやという意識で日々の授業を行っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
関西は強い風が吹きましたが、台風は全く大丈夫でした。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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広島東洋カープに学ぶ

Posted on: 2016年9月19日(月) 5:33

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広島東洋カープは読売や中日みたいに親会社がありませんので
球団は選手獲得にあまりたくさんのカネを使うことができません。

だからFA宣言をした選手を獲得することはできません。

そうなると育てないとあかんのですが、せっかく育てても、FA宣言
して出ていった選手たちがいっぱいいます。

江藤、川口、金本、新井、黒田・・・

まぁ黒田選手は別にしても、育てた選手に「これから」というときに
出て行かれてしまったら、恨みごとのひとつも言いたくなります。

でも新しい選手を育て続けまして、このたび優勝しました。

広島ファンの皆さん、おめでとうございます。

カープの猛練習は有名です。もちろんおそらく挫折する選手たち
も出てくるんでしょうが、育てようと思ったら練習するしかないと
思います。練習!練習!練習!

ポジションが9つしかないスポーツですので、いくらドラフト時点で
有名な選手であっても、投手以外は1人ずつしか出場できません。

自分より成績がよい選手が他にいれば出ることができません。

その選手より上に行くには基本的な個人練習をやることでしょう。
全体練習はほとんど全員均等に行われているでしょうからね。

毎日毎日何百回とバットを振るのって、大の大人が続けるのは
体力的にも精神的にもしんどいことです。

でもそれをやらないと数年で野球ができなくなるのです。

だから主軸を打っている選手たちはみんなものすごい量の個人
練習を重ねてきたことでしょう。カープの選手たちも。

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勉強も同じやと僕は思っています。

結局のところ、勉強法云々言うよりも、基礎トレをどれだけ反復
して力を付けているのかでほとんど決まってしまいます。

授業は全体練習です。

個人練習で差がつくのです。

苦手な教科があるなら、(本当に伸ばしたいのであればですが)
四の五の言ってないで基本的なことを毎日何十回も何百回も
反復して習得すればいいのではないでしょうか。

英語は中学のときから出来なかったというのであれば、個人的
に中学のことからやり直せば追い付けますよ。

「できない」と嘆く生徒に言いたいのは「ではあなたは何回やった
のですか」ということです。

本当に伸ばしたいのであればの話です。勉強なんかどうでもいい
というのであれば、別に無理してやらなくてもいいと思います。

本当に自分の力を伸ばしたいと思う人だけでいい。

力を伸ばしたいと言いながら、でも少しは遊びたいとか休みたい
とか言っているようでは、なかなか力を伸ばすことはできないの
ではないでしょうかね。

カープの丸選手が出てきたときは「なんて打てない選手なんだ
ろう」と思ったものです。凡退ばかりしていました。

今は主軸を打てるまでに成長しました。

彼はきっとびっくりするぐらいバットを振り込んだのでしょうね。

誰かにやれと言われてやったのではなく、本当に伸ばしたかった
から一生懸命に努力したのだと思います。

生徒たちには授業を大切にしながらも主体的に学ぶアクティブ
ラーナーズ(Active learners)であってほしいと願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
わがドラゴンズはもうね・・・そもそも優勝監督をクビに
したものだから、野球の神様が怒っているのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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