KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

kimutatsu

ある先生からの嬉しいメール

Posted on: 2009年9月21日(月) 9:27

支笏湖にて
(山田君と北海道に行ったときの写真)

先日、北海道の、とある公立高校の先生から非常に嬉しいメールを頂戴しました。

2年ほど前、飲みながら「原田先生がやっておられるような、無料の英語教師塾を
作りたい」と言い始めた僕に賛成してくれたのが、A社の嵯峨さんとB社の山田君。

そしてチームキムタツを作ろうと提案してくれたB社の山田君と大島君なのですが
今ではもうチームキムタツには500名近い先生方が加入されています。

そのうちのおひとりからメールを頂戴しました。

無論、個人的なメールをメーリングリストやブログに載せるのはルール違反です。
なのでご本人に了解をとりました。

*******************

お忙しい中の直接のメール恐縮です。

本当に木村先生に知り合え、仲間が
増えたことに感謝しております。

また、メーリスでもいつも勉強させて
頂いております。僕なんかソースを
調べるので手一杯ですが。

この度、大変うれしいことがありました。
東京の教師セミナーで知り合った
●●高校のM先生にメールで、●●高校
で取り組んでいる学年共通のプリントの
サンプルを送って下さいとお願いしましたら、
M先生から添付ファイルを送っていただきました。

その後、お忙し中、直接メールで2回も具体的な目的
や活用方法を丁寧に教えていただきました。

これも木村先生が言っておりました、横のつながり
のおかげだと思っております。

本当にうれしくて、うれしくてメールしてしまいました。

うまく文面がまとまりませんが、
本当に色々な全国の先生方と
交流でき本当に幸せで、うれしい限りです。

では、失礼します。

追伸、
木村先生、睡眠時間をしっかり取って下さい。

*******************

よかった。本当に。先生方のお役に立てているのが嬉しい。

僕が死んでからも、チームキムタツが、そのメーリングリストが、続けばいいな。

それといろんな先生方がもうあと1年か2年したら本を出し始めることになります。

1冊?2冊?

いいえ、少なくとも10数冊の本が出ることになると思います。少なくとも。

そして僕みたいな先生がいっぱい出てきます。

教育は生徒が主役。そして先生方はそれを支えるサポーターです。だけどサポー
ターである先生方がもっと前面に出てきていいと僕は思っているのです。

僕が生きているうちに、全国の先生方のそういう活動を支援したいなと思っていて
それが形になりつつあることを嬉しく思っています。

教員ってのは狭い世界で生きています。

同僚に相談したくてもできないようなこともあります。先生方、悩んでる人も多い。
だけど横のつながりをもっと作れば、きっと解決できる問題は多いと思うんです。

昨年の今頃50人だったチームキムタツのメーリングリストが、500人になってる。
おそらく近い将来、1000人規模の教員のユニットになると思っています。

今以上に生徒を盛り立てる、前向きな先生方の会になればいいな。

 

(追記)この週末は岡山で、先生方の前で話をしてきます。楽しみです。
    
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

主体的な努力こそ

Posted on: 2009年9月13日(日) 21:22

秋の大会

今日は神戸市中学野球部秋季大会第1ブロック(つまり灘中が入ってるブロック)
の決勝戦が行われまして、ウチが1回戦で負けた本山中が優勝しました。

僕が主審を務めました。負けた鷹匠中の投手も凄かった。

主審をやりながら、「どうすればこういうチームが作れるのかなぁ」と思ってまして
試合後に神戸市優勝を何度もされている住吉中の久保監督に聞いたりもしてい
ました。「先生、どうすれば灘中って強くなると思いますか?」と。

久保監督「僕は木村先生の指導って凄いと思ってます。正直、中学入学時点の
スタートラインであれだけ出遅れてる灘の生徒らが、中3になるとメチャクチャ強く
なるのは凄い。1つだけアドバイスするとすれば・・・」

木村「何でしょう? 厳しいことでもいいので言うてほしい」

久保監督「我々はプロじゃないので、勝てばいいというわけではないと思います。
僕はその点で木村さんの指導は、ベンチワークも含めて素晴らしいと思ってる。
お世辞でもなんでもなく。だから勝てなくても焦らないことです。」

木村「いや、焦ってるわけじゃない。それに指導が素晴らしければもっと勝てるの
ではないかと思うんです。もっと伸ばしたい。もっと強くなりたいんです。」

久保監督「我々がやってる野球の勉強会に参加されますか?」

木村「いつやってるんですか?」

久保監督「夜とかですけどね。我々は放課後になかなか、特に平日は練習を見て
やれないじゃないですか。仕事が忙しくて。だからせめて指導者講習的な感じで、
野球を楽しくできるように、夜に勉強会をやってるんです。」

木村「わかりました。では喜んで参加します」

久保監督「ムチャクチャ忙しいでしょ?」

木村「忙しい。でもあいつら、勝たせてやりたいから行きますわ。」

久保監督「灘が今以上に強くなったら、正直辛いですけどね。まぁ、来るものは
拒まずですので、どうぞおいでください。待っています。」

ということで、強豪ばかりの監督さんがやっているという指導者講習に参加させて
もらうことにしました。灘中が強くなれば、灘高野球部も強くなるしね。

頑張ろうと思って。

試合後

1つ思うんですが、例えば一週間に3コマや4コマの授業をしたからって、生徒た
ちの英語力が飛躍的にあがるわけじゃないのです。

あれは授業を受けた生徒たちがちゃんと家に帰ってからやり直すから成績が上
がるのであって、その点では生徒が勉強する気になる授業こそが「世界で一番の
授業」っていうことになります。僕はそう思ってるんです。

生徒のモチベーションを上げてやれる、英語の面白さを伝えてあげられる、そうい
う授業こそが一番いいのではないかと。そのために教員は勉強勉強です。

英語さえできればいいわけじゃない。話術も含めて勉強です。

いくら英語ができても、伝える力のない先生では、生徒は眠くなる。だから英語教
師塾では、そういう部分を含めて、各先生がたの問題点を指摘するのです。

だとすれば・・・

やはり普段の練習や練習試合を通じて、選手たちが家に帰ってから、「よし!ちゃ
んと素振りしよう!」と思えるかどうかですね。

監督が練習を見てやれないときでも、選手たちが目的意識を持って、練習ができ
るかどうかです。そういう主体性を育てないとまったく強くなれないはずです。

選手たちには口を酸っぱくして言うてるのです。

「練習はみんなと同じ時間、同じクオリティでやってる。問題は家に帰ってからで、
ちゃんと素振りを毎日300本やっているかどうかで決まる。」と。

でも結局はレギュラーの、しかも一部の選手たちしかやってない。

素振りをやっている選手って、何も言わなくてもわかるんです。素振りをしてると
バットスピードが速くなってくる。筋トレも大事ですが、何より素振りです。

で、素振りはやはり自分で時間を見つけて、自発的にやらないとダメなんですね。

やってないってことは、僕の指導力不足なんだろうなと思います。もっと選手たち
に自分の気持ちを伝えていかないとあかん。選手たちではなく、僕が未熟なんだ。

あぁ、結局英語の指導も野球の指導もおんなじなんやなぁ。

先生にやらされてやっているうちは身につきません。主体的な努力こそ、身によく
つくのです。そして、指導者は彼らの主体性を育てるべきなんですね。

本山中学の生徒たち、試合後にとても嬉しそうでした。おめでとうございます。

灘の選手たちにはこれから頑張って、もっと強くなってもらおうと思っているので、
また明日から練習練習です。

 

(追記)決勝戦の主審は少し緊張したけど、いい経験になりました。

 


kimutatsu

親として何ができるか

Posted on: 2009年7月23日(木) 22:10

KIDS

最近は卒業生の保護者の方々と話をしたりメールをしたりすることが多くって、
その度に「こういう取り組みをされていたんやな」と感心することがあります。

さすがに子どもが高校生にもなれば、親のできることなんてないと仰いますし、
僕も長いこと教員をやっていて、確かにそうやなと思っております。

もちろん栄養の管理であるとか、彼らが本当に困ったときの話し相手になって
あげるとか、そういう部分ではできることはたくさんあります。

でも、こと勉強に関して言えば、もう高校生にもなって、親がどうこうというのは
ありません。逆に親が妨げになることは多々あります。

例えば成績その他に関して、あまりにも口うるさく仰るご両親の場合。

この場合は子どもが親に背中を向けることになるし、もちろん親が子どもらに
背中を向けられても平気な場合もあるが、そうでない場合、家が暗くなる。

家が暗くなると、だいたい成績は伸びない。

成績が伸びるためには、生徒たちはリラックスした状態でなければならぬ。

だいたいね、考えてもみたまえ。

外で働いているお父さん方(もちろん、オイラも含まれる)。

同志よ!家に帰っても口煩く嫁はんに言われ、子どもらにウザがられ、見たい
テレビ番組も見れず(子どもらや嫁はんに占拠されとる)、ところが引き篭もる
ための自分の部屋もないという場合な。これは決して極端な例ではないはずだ。

そういう場合、さぁ家に帰ろう!なんて気分になるか?絶対にならん!

それでも家に帰りたくなる、帰ってまで仕事がしたくなるお父さんはエライ!

エライがほとんど変態ではないか! まさしく虐められて喜ぶタイプか?

閑話休題

大人でも家に帰りたくなかったり、家で仕事をしたいと思ったりせんのに、まして
成長段階の中学生や高校生が勉強したいって気分になるか?

でな、要するに成績を伸ばしたいなと思うのであれば、やはり親としては小学生
時代の付き合い方を改める必要があるってことになるわけです。

小学校時代にこうやってこうやってこうしたら成績が上がった。だから中学生や
高校生になっても同じ作戦でいこう!なんて考えても無駄なのであーる!

ちなみに29日に新宿でやる講演会ではそこのところを話そうと思ってます。

親は子離れをし、子どもは親離れをする。そりゃ当然のことだ。

特に母親は寂しい思いをすることもあろうが、それはしょうがないのですな。
むしろ子どもにくっついてばかりいる親はマズイのであります。

子どもは早く独立し、一人前の大人として巣立たねばならぬ。
親はそれを木の上に立って、生暖かく見守らねばならないのでありますなぁ。

その「見守る」のが親としての最大の仕事なのです。大変苦しい仕事なのです。

最近クリック数が増えて参りまして、大変喜んでおります。
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(追記)今月の最終週はずっと東京におります。7月27日(月曜日)に
有隣堂横浜西口店さんでサイン会を行います。
ひとりで会場に座ってるのは寂しいので、喋りに来てくださいね。
おひとりずつ、合格を祈願しながら心を込めてサインいたします。
詳細はこちらをご覧になってください。よろしくお願いします。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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一学期が終わって

Posted on: 2009年7月17日(金) 23:24

少路小学校にて 
(少路小学校での講演の様子です)

採点が終わり、成績処理も終わりました。そして通知簿をプリントアウトして、
今日の終業式後に生徒たちに手渡しました。

そのあと、生徒たちと一緒に大掃除をして、教室をピカピカにしました。

さらに野球部の生徒たちと、大掃除後にやり残した部分まで綺麗にしました。

一学期が終わりました。お疲れ様でした。

2年連続して担任をやることになり、去年のクラス(1-4)が非常に良いクラス
だったので、今年はどやろと思いながら、中2になった彼らを見てきました。

前にも書きましたが、クラスの雰囲気を作るのは生徒たちです。僕じゃない。
教員があまりうるさく言ってばかりいると、教員のクラスになってしまう。

それは本意ではありません。

教室が汚いほうがいいなら汚くしていればいい。でもそれでは勉強ができない
ですし、成績もアップしません。雰囲気も非常に悪いものになります。

何かにつけ、自分たちで考えて、自分たちで作るほうがいいのだ。

でもまぁ今日は最後の日なので、僕もほうきを手に、一緒に掃除をしました。
雑巾がけも一緒にしました。生徒がほとんどやりましたが。

やる気のでる言葉

終礼で彼らに話したことです。

******************************

一学期お疲れさまでした。(生徒たち:お疲れさまでしたぁ!)

4月に担任になって、どういうクラスになるかなと思って生暖かく見てきたが、
先般の期末考査では英語や数学、日本史など、このクラスは好成績やった
と聞いて喜んでる。

クラブを頑張ってる人が多いし、遅刻をする人が数名いたけれど、欠席者は
ほとんどいない。非常にいいクラスになってきたなと喜んでる。

野球部の人たちにはいつも言うてるが、試合の途中で3-0や4-0で勝って
いるときに、絶対に「こりゃ勝ったな」とか「勝てそうやな」と思ったらあかんと。

勉強でもそう。クラスにしてもそう。

「今のままでいけば上手くいきそうやな」と思うと、そこから伸びなくなる。

自分はまだまだこれからやという姿勢で頑張ってほしいし、45歳の僕だって
君たちに負けないように頑張る。

そういう姿勢があれば、結果は後からついてくるもんやと信じてる。

それから現時点であまりいい成績を修めることができてない人たちに一言。

君たちの能力は非常に高いのに、ある薬を飲むと、そこからは伸びなくなる
ねん。どんなに能力が高くても、絶対に伸びない薬がある。

それは「こんなんいくらやってもあかんやろな」とか「どうせダメやろうな」という
ネガティブな気持ち、言い換えれば劣等感を持つことやな。

劣等感という薬を飲むと、それ以後はいくら頑張っても伸びないよ。

だからいくら成績が低いというても「絶対に伸ばしたる」「必ず伸びるはずや」と
自分を信じて頑張ることが大事なんや。

みんながそういうポジティブな姿勢で頑張れば、このクラスはもっと良くなる。
二学期も楽しく頑張ろうやないか。

********************************

それぞれの夏休みが始まります。

成績が良かった人は喜んで、悪かった人は反省しつつ、夏休みを迎えればよろ
しい。しかしどんなに成績が良い人でも弱点はあるはず。

だから先取りして何かを学習しようなんて思わなくていいので、今までやったこと
をちゃんと固めようとすることが大事。

今までやった箇所を何度もやり直すことによって、今の間にどれぐらい弱点を
減らすことができるかです。そういう姿勢の積み重ねが大事なのですぞ。

特に低学年の間は。

宿題だけを、それも提出するためだけに形式的にやるのではなく、自分自身の
勉強計画を立てて、それにしたがってステップバイステップで頑張るべし。

教室作りと同じ。

自分で考えて作るのです。そういう姿勢が最後に強みとなって生きてくるのだ。

数字が復活してきました。本当にありがとうございます。
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(追記)朝日カルチャーセンター新宿教室さんで、生徒と保護者対象の
     講演会を行います。こちらをご覧になり、お申し込みください。

(追記)10月18日に西宮ガーデンズのNHK文化センターにおいて、
     保護者向けの講演会を行います。詳細はまたアップしますが、
     関西にお住まいの方は、昼から空けておいていただければと。
     よろしくお願いいたします。

(追記)今月の最終週はずっと東京におります。7月27日(月曜日)に
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生徒たちが主役なのだ

Posted on: 2009年5月31日(日) 19:53

今日の試合風景

新型インフルエンザも安全宣言が出され、今日はひさびさに練習試合をしました。
進学校の甲陽学院中学校との対戦。2試合やって1勝1分けでした。

ピッチャーが四死球を出さず、バントが決まれば勝てますなぁ。

と言いつつ、バントを最初に2者連続で失敗したときには、バント練習だけで1週間
過ごしたろうかと思っていたのですが、その次の打席では同じ2人が決めてくれた。

やれやれ┐( -”-)┌

夏の大会は6月27日から始まりますが、この調子でいけば何とかいけそうな・・・

なんて監督が言うたらあきませんな。気を抜かないで頑張ってもらいますわ。

来週は京都の東山中学校と練習試合をし、それを2試合した後で、地元神戸市立
渚中学校と1試合、都合3試合行うことになっております。頑張ります。

試合中の様子です

実はここにきて、選手たちの表情が非常に明るくなってきたなと感じております。
やはり合宿でいろいろとやって、鍛えられたという実感が自信になってるのかな?

今日の第2試合は1-3で負けていたのですが、終盤に追いつきました。

試合を見ながら、きっと追いつくんやろうなと思っていたら、やはりそうでした。

ベンチの雰囲気がいい。集団の雰囲気がいいと、「こいつが?」という選手が打つ。

これは受験でも同じ。教室の雰囲気がいいクラスというのは「こいつが合格するか」
という生徒が合格してきたりする。集団ってのは本当に大事ですな。

逆に欠席の多いクラスだと「こいつが落ちる?」という生徒が不合格になるんやな。

結局、高3の担任の仕事ってのは、そういう雰囲気作りのサポートなんやろうなぁと
僕は思っているのです。もちろん雰囲気を作るのは生徒自身です。

教員の面白いところはそこで、「~しろよ」と言って生徒にやらせるのは簡単です。

しかし何も言わなくても自分たちでやる雰囲気を低学年の間から作れるかどうかが
ポイントになるんじゃないかなと思っています。

僕も若い頃は生徒たちに「~しなさい」「~しよう」なんて言って、教室の雰囲気を
作っている気になっていましたが、やはり学校の主役は生徒たちですからね。

教室もクラブも生徒たちが自分で自発的に考えて雰囲気を作ることが大事です。
僕ら教員はそのためにどういうことをすべきなのかなと日夜考えているのです。

上手い先生のクラスは先生が言う前に動いている。だから雰囲気がいいのです。
そういう教員になれればいいなと思っています。

『ユメタン』③も好調だそうです。感謝しておりますm(_ _)m
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(追記)夏に朝日カルチャーセンター新宿教室さんの協賛で、先生方対象の
     ワークショップをやらせていただくことになりました。
     こちらをご覧になり、お申し込み下さい。個人指導もいたします。
     それと生徒と保護者の方々向けの講演はこちらをご覧下さい。

(追記)採点、終わりました。基本だらけの試験ですが、よくできていました。
     まぁ1週間も休校になってたんやから、当然といえば当然か。

 

 

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

学校が再開しました

Posted on: 2009年5月25日(月) 9:06

東大安田講堂 

今日から学校再開です。いきなり中間考査スタートとなりましたけれども
生徒たちは元気かなぁ・・・何も連絡がないので大丈夫なんでしょう。

昼から顧問会議があるので電車通勤。すっかりマスクをしている人たち
が減りました。マスクが品切れになっているのもあるんでしょう。

今回のインフルエンザを振り返ってみて(とは言っても終結したわけでは
ないが)、弱毒性であったことが幸いしたが、とりあえずやるべきことを
やるしかないということです。何もやらないわけにはいかんということ。

その中で見えてきたものがあります。

たとえば生徒への連絡ですが、今回は保護者の連絡網が功を奏して、
連絡のつかない生徒がいるという事態は避けられました。

しかし連絡網ってのは1人目と10人目とではタイムラグが生じますね。
ひとりひとりに電話をするよりは短時間で済みますが・・・これだと緊急性
のある場合には使えないということになります。

メールを使って連絡をしていた先生もおられるようです。まぁ個人情報に
気をつけねばなりませんが、メールは有効な手段だと思います。

学校によってはメールで連絡をまわしたところもあるようです。実は僕の
息子の学校がそうでした。これは確実だし、便利だなと思いますね。

ほとんどのご家庭で携帯電話を使っているという現状を考えれば。

momo

それともしも鳥インフルエンザのような強毒性の病気が蔓延するような
ことがあればどうなるんだろうと考えてみました。

今回、対応がそれぞれの自治体に任されました。

最初に神戸市の高校で患者さんが見つかったのですが、これは陰性の
検体をお医者さんがDNA検査をするよう要請した結果でした。

その後は国と神戸市とで連絡を取り合って対応を考えたそうですけれど
県が飛ばされた結果、対応が遅れたと知事さんが語っておられた。

大阪と兵庫の学校は約1週間休校になりましたが、当初は大阪市長が
過敏だということで一斉休校を見送ろうとしました。

東京や千葉では海外渡航者のみ検査ということで、逆に考えれば海外
に行ってなくても感染した患者が関西にいるのに、関東ではその姿勢を
継続しました。それでも国からの指導はなかったとのことです。

どうなるか様子を見ることは大事ではありますが、こういう危機のときは
トップがいかに迅速にいかに正確に指示を送れるかどうかがポイント。

むしろトップは普段は黙っていてもいいが、いざという時のために存在の
意義があるのだといっても過言ではないのではないでしょうか。

有隣堂さん

その点でこの国の危機管理能力が問われたのが、今回の新型インフル
エンザの対応だったのではないかなと考えるのです。

それぞれの自治体や学校の足並みがそろわなかったという現状を考え
れば、対策を考え直す必要はあるのかなという気がします。

それと弱毒性だということが判明した後の対応も遅かったと思います。

政府や官僚はどうもこのインフルエンザは弱毒性だということをかなり
早い段階で把握していたそうで、だからこそ大阪や神戸があたふたして
いた時期に民主党の代表選挙がおこなわれたりしたんだろう。

普通、本当にこのインフルエンザがやばいと思っていたら、次の衆院選
を気にした動きは取れないはずです。そんなことをしてる場合じゃない。

それに厚労省も水際作戦のために国内の医療体制が手薄になったこと
を、ある時期から気づいていたそうな。なのに動かなかった。

石原さんが外遊中だったこともある。

現在、県からの要請としては季節性インフルエンザと同様の対応として、
感染者が発生しても学年で10名程度出なければ通常の授業をせよと。

部活動の対外試合は29日以降はOKということです。

これも県によっては、まだ休校措置が取られているところもあったりして、
国家全体で対応が統一されているわけではないようです。

国全体をひとつの組織とするよりは、アメリカのように州ごとで臨機応変
に対応したほうがサバイバル的にはいいのでしょうが、考えようによれば
危険に対して統一が取れていないことの証拠とも取れます。

様々な考え方があるとは思いますが、ストロンガーな危機が万が一来た
時に対する対策を、再度練り直してほしいなと個人的には考えています。

Tahiti

とにもかくにも、学校が再開しました。

野球部の生徒たちは僕の顔を見て「ざいまぁす!」と大きな声で挨拶して
いました。ニコニコ笑いながら。

この生徒たちの笑顔を消さないよう、我々は良い授業をすることしかでき
ませんが、もしもの時に備えて気を抜かないでいようと思っております。

普段は生徒たちに任せっぱなしの学校運営ですが、こういう時は「トップ
とは危機のために存在する」という意識を忘れないことが大事ですね。

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(追記)夏に朝日カルチャーセンター新宿教室さんの協賛で、先生方対象の
     ワークショップをやらせていただくことになりました。
     こちらをご覧になり、お申し込み下さい。個人指導もいたします。
     それと生徒と保護者の方々向けの講演はこちらをご覧下さい。

(追記)ひさびさに早起きしました。

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

伝える力こそ最重要なのだ

Posted on: 2009年5月6日(水) 10:56

ユメタン1&2

GWも今日で終わりますね。豚インフルエンザで関空や成田は緊張感に包まれ
ているそうですが、国内から脱出する予定もない木村はのんびり片づけ中。

そしてそこからの逃避行動としてのブログ更新\( ̄_ ̄)/

写真が出てくると眺め、そうか59回生が総体で勝った直後はこんな顔をしてた
のかなどと呟き、手を止めては天を仰ぎ、ふっとため息をついて・・・

当時のエースは今は東大生として神宮のマウンドに立ってる・・・時間の経過とは
時に残酷なほど早いものだと実感しつつ・・・

締切までの時間の経過の早さを全く考慮に入れようとしないおバカな私なのだ。

東大合格発表当日

さて、昨日のブログに対して(というわけではないと思うが)おそらく福岡に住んで
おられる、HN福岡っ子さんからコメントを頂戴しました。

********************************

木村先生。こんばんは。いつも、ブログを読ませていただき勉強になっています。

自分はいま、大学四年生で高校の英語の教員を目指して勉強しています。
ちなみに元高校球児で先生と同じく野球は大好きです。

質問をさせていただきたいのですが、先生は大学生時代、教員になるために
どのように英語の勉強をしていらっしゃいましたか?

********************************

私が答えるよりも、友達連中に答えてもらったほうが正確かもしれん。英語の
勉強に関しては、何もやってなかったと言っても過言ではない。

時には家庭教師、時には警備員のバイトをしつつ、プロパーで居酒屋で働いて、
基本的にはバンド活動をしていた僕は、読書の鬼ではあったが、英語は・・・

正直、授業の英語でさえもちゃんとやってなかった。

おかげで教員になってから苦労した。それに英語を教えるという経験も多少は
していたけど、塾で教えるのと学校で教えるのとは全然違う。

ただひとつ役に立ったのは、バンドのギターやボーカルとしてステージに立って
少ない観客に対して語りかけるという経験を重ねていたことだ。

教員に限らず、メッセージを発信する能力というのは大事なことで、特に教員は
毎日ステージに立って数十名、時とすれば数百名の生徒に語らねばならない。

また年に何回か、数百名の保護者の方々に語りかけねばならないのだ。

その際、メッセージ性に欠ける、頼りなさそうな教員では、生徒も保護者もそりゃ
たまったもんじゃない。何を言うとるのだコイツは?という顔で見られる。

それにいくら英語や数学ができても、教員ってのは学校という特殊な場所のこと
しか知らないケースが多いが、相手(保護者)はもっと広い社会で生きてることが
多々あって、そこにズレがあると「このセンセ、わかっとらん」ってことになる。

英語教師塾

僕が英語教師塾を開催していて、いつも思うのは実はその部分の重要性だ。

たしかに英語の授業としてはいいかもしれんが、この話し方では説得力がない、
と思う先生が多い。 この授業を3年間、6年間やられると生徒は寝るなぁと。

そこが大学で予備校や塾で教えた経験があっても、それは関係ないという部分
で、しかも一朝一夕に身につくことではないのだ。

我々教員は生徒や保護者との付き合いが長い。授業以外で付き合いをする
時間が長い。だからこそ大事にせにゃならんことがある。

だから福岡っ子さん、英語の勉強はしておいたほうがいい。していなかった僕が
言うんだから間違いない。やっておいたほうが絶対にいい。

でもそれと同時に、否、それ以上に勉強以外のことをやっておいたほうがいい。

幸いにして福岡っ子さんは野球をやっておられたということなので、何かひとつ
教員になったときに生徒に語れる要素を身につけておかれてはどうかと。

それが野球部時代の経験でもいいし、他の何でもいい。

それと喋るときにはメッセージ性を大事にすること。いくら立派なことを喋っても、
伝える能力がないとダメです。伝える力をアップさせる方法はいくらでもある。

英語教師塾に来たら教えます。ここでは書けない。伝える力をアップさせる方法
を書き出すと、人間力をアップさせる方法を書くことになってしまう。

1冊の本が書ける。

大学生で、まだまだ時間があるんだから、様々な経験をしておきましょう。それが
キャバクラの呼び込みのバイトでも、赤色棒を振る警備員のバイトでも構わん。

構わんが、できれば借金してでも日本の外に出て、苦労するのがいいと思う。

そうすれば外国語を勉強する意義、日本で英語を勉強することの意義や難しさ
がわかってくるんじゃないかと思う。

そしてそういう経験が教員になったとき、あるいは教員じゃなくっても社会に出た
とき、思っている以上に役に立つのです。

どこかの学校の先生になったらまた連絡をよろしく。そのときは一緒に呑もうぜ。

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(追記)ようやく片付いてきたぞ。

 

 

 


kimutatsu

経済活動としての勉強

Posted on: 2009年3月22日(日) 8:46

神戸の夜景

昨日は神戸(三宮)で打ち上げがあって、少し飲んできたのですけれども
連休中なのに人が少ないですねぇ。ホントに神戸って人が少ない(>_<)

それに比べて東京は人が多いですねぇ。

大阪や神戸のタクシーの運転手さんは泣いてますが、東京の運転手さんは
「不況です」と言いながら、関西の運転手さんほど切迫感がない。

聞いてみると、1日に持って帰る売り上げの額が全然違うことがわかります。

好不況の影響をまともにくらうのがタクシー業界ですが、逆に考えるとタクシー
運転手さんに営業状況を聞いてみると、景気が非常によくわかります。

前の前の総理大臣が「景気は上向き」と言って消費を煽っておられたときも
タクシーの運転手さんに聞くと、売り上げは全く伸びていないとのことでした。

以前はタクシーチケットがあって、企業がよく使っていたものですが、いまは
チケットをバンバン使えるほど体力のある企業ってほとんどないですからね。

やる気の出る言葉

昨日は飲みながら、不況でお金がない状況下をどう切り抜けていけばいい
のかなぁと考えていたのですが、やはり今こそ勉強するしかないという結論
にしか到達しませんでした。将来のために今の自分に投資することです。

昨日、テレビの番組で「お金はないけど、子どもの本代には無尽蔵に使う。」
と仰るお母さんがいらしたけれども、これはたぶん正解だと思う。

勉強って、一種の経済活動ですからねぇ。

他はダメでも英語については誰よりもよく知っている人。
他はダメでも化学については天才的な人。
他はダメでも日本史の知識については誰にも負けない人。
他はダメでもパソコンの操作については驚異的によく知っている人。

こういう人たちって、全てが平均点以上だけどどれに自信があるわけでもない
タイプの人たち以上に需要があるし、戦力になるんです。

「英語に関してはあいつに聞いたらええで!」
「通訳?メールの翻訳?全部あいつに任したらええねん!」

なんて人が会社に1人いたら、どんなにいいでしょう。

仮にその人に学歴がなくても、まったく問題ありませんよね。

勉強ってのはそれ自体が金儲けのためにやるわけではないけれど、しかし
考えようによっては経済活動の一種なんだという意識って大事だと思う。

ユメタン2

そしてそうなるためには絶対に本代だけはケチってはいけません。

僕の生まれた家は貧しくて、僕が高校に合格したときに母親が結婚したとき
持ってきた着物を質屋に入れたという話を、後になって聞かされました。

しかし両親は参考書や問題集、あるいは小説や評論など、僕が欲しいなと
言った本は全て買ってくれました。あと『ドカベン』と『ドラえもん』も。

亡くなった両親に感謝しているのは、特にその点です。あのときに「金がない
から本を買うな」と言われていたら、今の僕はないかもしれへん。

勉強はある種の経済活動です。

日本人ってお金儲けにはネガティブな反応をする国民であります。

しかしお金儲けという意味ではなく、サバイバル的な意味合いを考えてみると
よくわかると思うんです。生きていくためには勉強することです。

派遣切りに対する批判が相変わらずあります。

しかし切られた派遣さんのなかで英検1級の人がいたら・・・TOEIC900点を
超える人がいたら・・・パソコンに関しては天才という人がいたら・・・

いろんな武器を持っておくことは大事ですが、まずは1つ、これという武器を
持つことは、生きていく上で非常に大事なのです。

特に就職活動を控えた大学生の皆さん、自分はこれができると大きい声で
主張できる何かを、最低でも1つ持っておかないとこれからはしんどいです。

皆さん、勉強しましょう!

ある年齢になると勉強が楽しくて仕方なくなるんですけどね。
とにかく勉強癖をつけるために、机の前に数時間は座りましょう。
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(追記)筑紫女学園で『ユメタン』②国公立大2次・難関私立大レベル
     ご採用いただきました。本当にありがとうございます!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

センター試験について思う

Posted on: 2009年3月8日(日) 20:50

東大安田講堂

ソノダバンドってご存知でしょうか?東大生だけのインストバンドなんですけど、
灘の57回生の園田や59回生の橋本など、僕の教え子が頑張ってるのです。

今日、園田からメールが来て、16日になんと神戸の老舗ライブハウスである
チキンジョージでライブをするということ!いいなぁ、羨ましいなぁ!(^O^)

というわけで、関西にお住みの方で興味のある方は行かれてはどうでしょう。

ちなみにT-SQUAREのドラマー坂東慧もゲストで出演!ということです。

いや、教え子が頑張っているのは嬉しいものです。僕もガンバロ。

ちなみに橋本はベネッセのCMで縄跳びしてた(笑)。園田は野球部時代に
チャンスに滅法強い、恐怖の5番バッターでした。ファーストを守ってた。

僕のほうは、教え子がチキンジョージに出演と聞いて、嬉しくてたまらなくて、
ところがその日は野球部の顧問会議があるので行けない(>_<)。

というわけで、せめてと思ってブログで紹介させていただきます。

ユメタン1&2

今日は九州大学などで合格発表がありましたね。九州の皆さんはどうだった
のでしょうか。よかったら報告を待っておりますので、よろしくお願いします。

以前、お世話になっている有隣堂本店のOさんからのメールに、センター試験
の対策本はあまり売れていないと書かれてありました。

たぶん学校で対策を綿密にすることが多いから、自分ではやらないのかも
しれませんね。学校の先生方のセンター試験に対する意識が高いということ
なんでしょう。僕はそれは非常にいいことやと思っています。

生徒たちの国公立大学の合格率を上げようと思ったら、とにかくセンター試験
では失敗させないように、基礎力をがっちり固めてしまうことです。

で、その姿勢が二次試験のような難しい問題を解く能力につながるわけでして
その意味でセンターに対する意識が高くなったのはいいことやと思います。

が・・・

しかしセンター試験で高得点が取れれば、ほとんど合格できるという大学も、
実はかなり増えてきております。センターでほとんど合否が決まる。

ところが一方、大学に入学してくる生徒たちの学力が何年か前に比べますと
落ちてきているというニュースも耳にします。

僕はいつも学校の先生方対象の講演会では言うてることですが、東大への
合格者を増やす為に、僕は英語の指導をしているわけではありません。

東大であれ、京大であれ、何大であれ、生徒たちがどういう方向に進もうとも
それに対応できる、海外でも生きていける英語力を培うためなのです。

ところがセンター試験で高得点が取れさえすれば(それはそれで非常に素晴
らしい学力が身に付いたことにはなるが)合格できる国公立大が増えている
というのは、ちょっとどうなのかなぁと思わざるを得ないのですね。

そもそも共通一次試験が始まったときの目的って、僕は明確には知らないが
全教科全科目をちゃんと勉強させようということだったのではないのかなぁと
思うんです。当時は全受験生に英数国理2社2が課されていました。

1000点満点だったのです。

そういった基礎力が全般的に身に付いたうえで、個別に見たい教科について
二次試験で、マーク式ではない試験で、力を試そうということだったのではない
かなと思うんです。違ったらごめんなさい。

ところが二次試験の力が多少なくっても、センター試験さえ取れれば合格が
ゲットできる大学が増えているというのは、少子化という現状で1人でも多くの
学生を入学させたい意図があるのは承知としても、どうなのかなぁと。

私大に至ってはセンター方式という形で、センター試験の点数だけで合格を
出すところもたくさんあります。これも経営戦略の1つではあるのですが。

さらに受験生のほうもセンターだけで合格がもらえるんだから楽ですよね。

私大の場合ですと、入試を作る手間やコストがかからないセンター試験だけで
学生がゲットできるわけですから、これからもさらに増えてくると思うなぁ。

ユメタン2

これからの日本を立て直すためには、やはり優秀な若い人たちがどんどん
出てきて、いろんな場面や場所で活躍してくれることが必須だと思うんです。

だけど一番頭の柔らかい時期に、別にセンター試験が悪いとは言わないが、
ちゃんと自分の意見を論述する必要のない、4択で選ぶだけの試験に集中し
それで難関をクリアできた若者が増えてくるのはどうなんでしょうね。

19歳以後の人生って、選択肢がない問題ばかりじゃないですか。

場合によっては、正解のない問題だっていっぱいあるじゃない?

僕はやはり取り手(大学)も受け手(受験生)もシンドイことになるかもしれんが
ちゃんと自分の意見をしっかりと書く試験で合否を決定するシステムがないと
ダメなんじゃないかなぁと思っているのです。

例えばセンター試験を単なる資格試験にしてしまうとかね。

英語250、数学200、国語200、理科100、社会100の850点のうちで、
まぁ600点ぐらいも取れれば「大学を受験できる資格」をゲットできると。

あるいは各教科60%以上取れれば、その資格をゲットできることにすると。
そうすればどの教科も勉強しなければならないということになります。

そしてそのセンター試験の点数は二次試験には加算されないとする。

そうして二次試験の点数だけで合格者を選ぶ!

というふうにしたら、センターで足切られたから、英語も数学も得意なのに将来
有望な人材が行きたい大学に進めない・・・なんてことは激減するよね。

そんなことになったらセンター試験対策の僕の本も売れなくなるやろうけれど
でもそのほうが結果的には優秀な人材が育ちそうな気がするんですけどね。

将来の日本にとっては、そのほうがいいように思うんやけどな。

皆さんはどう思われますか?

現状のセンター試験の使われ方を考えると、僕はセンター反対論者でして、
二次試験を重視するシステムにすべきなんじゃないかなと考えているのです。

各教科や科目の基本的な力を見るのであれば、もっともっとセンター試験を
簡単にして、その代わりに資格試験にするというのが僕の考えなんです。

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(追記)週末は東京に行って、書店さんに挨拶をしてまわります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

ある先生の本棚

この画像ですが、関東にある高校で働く英語の先生のデスクなんだそうです。
アマゾンで僕の本を取り寄せて、職員室のデスクに並べて下さったとのこと。

彼女とはアルクの講演で知り合いました。

何回かお会いしまして、彼女がアメリカに行ったときにヤンキースのジーターの
Tシャツを買ってきてくださったりもしましてね。

ジーターのTシャツ

本当に感謝しております(-^〇^-)。

次に東京に行くときに、また一緒に呑みましょうという話になっております。実は
アルクの方々も知っている先生なのですが、お会いするのが楽しみです。

先般は大分の先生が会いに来てくださいました。また、京都や佐賀の先生方も。
それから明日は福岡の西南学院の田中先生も灘校の授業見学に来られます。
夜の反省会には京都や奈良、東海地方からも先生方が来られるとのこと。

その他、いろんな先生方から連絡を頂戴するのですが、何しろ2月で授業自体
終わってしまいますので、また次年度にお会いできればと思います。

頑張っておられる先生方がさらに元気になり、各学校に帰ってからご自分の生徒
たちに還元してもらえればいいなと思っております。

頑張っている先生方こそが、生徒たちのエネルギー源になりますからね!

本やブログだけでなく、こうした直接的な出会いこそが大事ですね。
フットワーク軽く来られる先生方に敬意を表して、僕も頑張ろうと思っています。

いつもありがとうございます!今日もよろしくお願いいたします!
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(追記)まだ発売になっていない『ユメタン』②ですが、なんと!すでに
     注文があったという連絡を頂戴しました。ありがとうございます。
     心より感謝申し上げます。

 

 


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