KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

kimutatsu

徹底して教え、主体的に学ぶ

Posted on: 2020年9月6日(日) 10:02

20

僕が描いた絵です。あるTシャツの絵柄を見て描きました。
模倣って大事ですね。すごく勉強になります。

絵の勉強は楽しいです。何より物の見方が変わりました。

いろんな人から質問を受けます。
なんのために勉強するのでしょうか?と。

講演後に高校生から質問を受けるのですが、必ずその質問が出ます。
メールをくれる高校生の何人かに1人はそういう質問です。

以前、動画では答えたのですが、その僕の答えもひとつの考え方に過ぎません。

内発的動機で勉強するのもいいですし、外発的でもいいです。
カネを稼ぎたい!というのも立派な勉強の理由ですからね。

動画はこちらです。よければご覧ください。

018

高校時代の勉強はかなりつまらなかったです。
結局のところ、やらされている感が強かったからなんでしょうね。

現在は誰にも勉強を強いられている感覚がありません。
だから時間があればそれなりに勉強をしています。勉強が楽しい。

誰でもそうなんですね。自分のレベルが上がるのは楽しいものです。

運転が上手くなる。
料理が上手くなる。
英語を話すのが上手くなる。
楽器の演奏が上手くなる。

なんでも同じです。

それを誰かに強制させられると、本当につまらないですよね。
仕事だって同じです。
医師であれ会社員であれ、サラリーをもらっていると労働を強制させられます。

自分で仕事をやり始めると面白いですよね。
それは会社員であっても自分の意見が通って主体性が生まれると仕事が面白い。

勉強を面白くするためには、主体性が必要だということです。

25

ただ、主体性って怖いですよ。
主体性と我流とはまったく別の問題なのですが、勘違いする人も多いんです。
教員もそうです。生徒の主体性を待つ!って心地よい言葉です。

人間、まったく教わらないとスキルアップしません。

教えること、教わることはなによりも大事なのですね。

主体性に任せてばかりいると失敗ばかりして、これまたつまらなくなります。

徹底して教える。そこから主体的に学ぶ。武道と同じです。

そのメカニズムがわかり始めると、生徒の力は伸びていきます。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
最近教えないことが美徳のように言われていますけれども、
そのための前提条件を満たさないと意味がありません。
学校に行く意味さえなくなってしまいますからね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

文科省の皆さんへ

Posted on: 2020年9月3日(木) 21:55

apply

文科省の皆さん、受験案内を取り寄せまして、願書を配付しました。
送ってくださってありがとうございました。
送ってくださったのは大学入試センターではありますが。

生徒たちは緊張感を持って、願書の下書きをしておりました。

が・・・

第1日程と第2日程の申請は個人で行うんでしたよね?

なのに願書のどこにもそれを書く欄がありません。

これは不備です。文科省の皆さん、恥ずかしくないですか?
いくら政権末期と言えども、テキトーな仕事をしないでいただきたい。
政治家の顔色を見ながら仕事をするのではなく、国民を見てください。

apply2

ちなみにこの箱に入って届けられました。

大学入試センター試験と書かれてありました。
共通テスト受験案内ではなく、センター試験の受験案内が届きました。

恥ずかしくないですか?

生徒たちはこの箱をスマホで撮影し、大笑いしていました。

中には文科省の官僚ってアホやなぁと言っている生徒もいました。

この高3はなにかと皆さんの右往左往に苦しめられてきました。
最後の最後ぐらいはもう邪魔しないでいただきたい。

日本国の教育にはもう関わらないでいただきたい。

情けない。

本当に情けない。

再度言います。国民を見て仕事をしなさい。
それが公僕であるあなたたちの義務です。恥を知りなさい。

政治家を見て仕事をするなら官僚など辞めなさい。

人を育てないとこの国には未来などないのです。
どんどん人口が減少し、僕が死ぬ頃には韓国と同じぐらいになります。
資源もないので、人材こそ重要なのです。

なのに教育の予算が少ないうえに文科省の官僚は我が子の裏口入学の依頼などしているし。

日本の教育は別の省庁を作り、そこが担当すればいいのかもしれませんね。

今の文部科学省は解体すべき段階にきているのです。能力が低い。
この受験案内と段ボール箱がすべてを物語っているのではないでしょうか。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
優秀な人は官僚にならないんでしょうかね。ほんと情けない。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

良い授業をする先生になるために

Posted on: 2020年8月21日(金) 12:43

028

ある英語の先生からメールをいただきました。
「いい授業ができるようになるためにはどうすればいいか」という。

あまり英語力の高くない生徒を普段教えているということでした。
が、高い生徒を教えるときも基本的には同じだと思いますけどね。

動画で答えました。といっても僕も大した教員ではないですからね。
多少でも参考にしていただければ嬉しいです。

動画はこちらです。

08

僕の教員生活1年目は講師でしてね。
だいたい以前はそうやったんですよ。1年目は全員講師。

で、いい先生は採用になります。講師のまま終わることもあります。
毎年採用されずにいる先生もおられました。

僕は幸いにして2年目から教諭になりました。

でも西大和学園の最初のほうの授業はけっこうひどいもんだったと思います。
予備校がやっているセミナーに参加したりもしましたけどね。
でも予備校と学校って違い過ぎるんですよ。参考になりませんでした。

予備校って生徒は喜んで参加していますが、学校では教員が休むと生徒は喜びます。
全然雰囲気が違います。同じ生徒たちなのにです。

話術が上がれば僕の授業も聞いてもらえるんだろうなと思いました。
なので天王寺にある落語の小屋に足しげく通いました。3年ほどでしょうか。
また、テレビでさんまさんや紳助さんが出ているとリズムを学びました。
僕にとっての師匠は、さんまさんと紳助さんと鶴瓶さんと上岡さんです。

徐々にですが人前で話をするコツのようなものがわかってきましてね。

生徒たちの成績が徐々に上がってきました。

英語教師塾では、僕は英語そのものの指導はあまりしません。
先生が説明を間違えることもあります。
いけないことではありますが、それは直せばいいだけですよね。

でも話し方ってなかなか良くならないんです。

いろんなことを指摘させていただきます。
中には涙を流す方もおられますが、僕は厳しいことを言っているわけじゃないんです。
穏やかに笑顔で(僕の笑顔が怖いという人もいるが)説明させていただきます。

何度も何度も参加されているうちに、上手くなっていくものです。
本人にも気づかない変な癖がありますからね。

今年は英語教師塾ができませんでした。新型コロナの影響で。

来年以降はできればいいなぁと考えております。

動画の中で話をした3つの要素、教員にとってはとても大切です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
明日は東京ロングセミナーですね。
申し込んでおられる432名の皆さん、よろしくお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

あくまでもセカンドベスト

Posted on: 2020年8月17日(月) 22:56

1126

8月17日(月)です。今日から二学期が始まった学校もあります。
灘校は来週の月曜日からです。新型コロナのせいでいつもより早いのです。

一学期はオンライン授業などが中心となりました。

これを授業のコマ数としてカウントするかどうかの議論が行われています。
コマ数としてカウントするならば、夏休みは例年どおりとなります。

コマ数としかカウントするが、しかしオンラインだからねという意見もあります。
オンライン授業なんだから、せめてリアル授業を増やしましょうと。

とすれば、オンライン授業は授業としてはあまり良くないということですね。
クオリティーが高いのであれば、オンラインでも問題ないのですから。

10年以上前から衛星予備校が増えてきました。
が、それもリアルな授業をするところに比べると・・・ということですね。

1127

新型コロナのためにオンラインも致し方なしというのが実情です。
できればリアルな授業やセミナーのほうがいいのです。
対面で行うほうが、教育的効果はめちゃくちゃ高いはずです。

ただ、オンラインで授業をしたことがなかった人もいます。
グーグルドライブなどを使ったことがなかった人もいます。

そういう人にとっては、新しい道が開けたということです。
リアルほどではないにしても、これでもしょうがないよねという。

ただ、勘違いしてはならないのは、だからといってオンラインが持て囃されることです。

オンラインはあくまでも代替手段なのですね。
いくら出席を取って多くの生徒が参加していたとしても、実は寝ていたという子もいます。
パソコンで見ていたが、実は手元のスマホでゲームをしていたという子もいます。

僕たち教員は目新しいものが出てくると、new epochなイメージを持ちます。

All in English然り。
Active Learning然り。
ICT教育然り。

でもそれらの教育的効果を全く無視して飛びつくのは間違いです。

新型コロナウイルスが第二波を迎えました。
すでに自粛には意味がなかったことが証明されたことになります。
これでまた自粛すると、一旦は消えますが、また活動を再開したら第三波が来ます。

リアルとオンラインをうまく併用しながら、セカンドベストを模索すべきですね。
ベストじゃないかもしれないけど、でもこれならなんとかという方法を。

単にオンライン授業をして出席を取っているから問題ないでしょというのは大きな間違いです。
教育的効果をしっかりと分析しながら行うことが何より大切なのです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
オンライン授業もいいとは思うのですけれども、
10分を大幅に超えるオンライン授業は逆効果という調査結果があります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

英語力を生かすも殺すも

Posted on: 2020年8月12日(水) 22:07

46

中高一貫校の中学に入学したが授業についていけていない・・・
塾に行ったほうがいいんでしょうか・・・

というメールをいただきましたので、動画で答えました。

こちらです

よかったらご覧ください。

「小学校で英語の勉強をすべきかどうか」にも答えました。

68

英語ができるようになるといろんな可能性が出てきます。
たとえば海外で暮らすとか、海外でビジネスをするとか。

なんだか英語を勉強すると幸せになりそうです。

でもそれは違います。全然違います。
もしそうなら、アメリカ人やイギリス人は全員幸せなはずです。

1つ忘れてはいけないことがあるのです。

英語ができることと仕事ができることとは関係ないということです。

たとえば逆の立場で考えてみましょう。
日本語を勉強している外国人がいるとしますよね。
日本語ネイティブ(われわれです)のように話せるようになりたい!と。

で、現地で学ぶのは無理があると思って、日本に留学しました。
そして日本語が話せるようになったとします。

もちろんその人は嬉しいはずです。
でもそのこととその人の仕事の能力とはまったく関係がありません。

日本語ができるようになったのだから、大企業で就職できますか?
日本語ができるようになったのだから、金持ちになれますか?

まったくそんなことはありません。

単に「できる」が1つ増えただけです。

英語ができるからといって、ビジネスが成功するということはありません。

いや、もちろん英語ぐらいはできたほうがいいと思います。
特にビジネスとか研究とかを人生でしようと思っている人は。

それらの分野では、英語は何より必要ですからね。

でも大切なことは他にあるのです。
ビジネスであればマーケティング戦略など、英語以上に大切なことがあります。
研究だとどういったことを何のために研究するのかのほうが大事です。

英語の勉強をするのは言うまでもないのです。
でもそれ以外のコンテンツがあってこそ、英語力は生きてくるのですね。

特に今、学校で英語を勉強している人は英語をどう使うかを考えるべきです。

ダルビッシュ投手は大リーグに行くことを考えていたので英語を勉強したそうです。
英語は2番目。もちろん野球が1番目です。
常に英語は2番目以下になるのですね。

あなたの1番目は何でしょうか。それを探してください。
自分は何ならばワクワクしながら生きられるのでしょうか。
それが1番目なのです。

その1番目次第では「英語要らなかったね」ということになるかもしれません。
でも勉強したことは必ず生きてきます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
僕は英語がある程度できます。
なので英語の本を書いたり英語を教えたりして生きています。
僕のコンテンツは著作業であり、教育なのです。
ただ、いくら英語ができても教え方が下手だと意味がありません。

 


kimutatsu

33年前の話

Posted on: 2020年8月10日(月) 22:44

1122

今日から我が家の近くの球場で高校生が野球をしています。
いつもなら大歓声が聞こえてくる大きい球場です。

朝、車で通ったときに気づいたのですが、警備員もほとんどいません。
例年ならば車でその道路を通ることもできないのです。

ほとんど人が通っていませんでした。

近所の人はここで大会が行われていることをご存知ないかもしれません。

でも、高校生たちにとってその球場で野球ができるのは思い出に残りますね。

精一杯プレーし、いい思い出を作ってください。

18

以前勤めていた学校でのことです。
野球部の地方大会一回戦に全校生徒で応援にいこうという話になりました。

言い出したのは初代の校長先生です。

一回戦で負けるだろうけど、応援に行けば盛り上がるだろう!わはは!と。

僕は剣道部顧問でした。
でもご存知のとおり野球が好きなので、これはいい話だと思いました。
応援団を作って練習すればきっとそれなりに盛り上がるはずですから。

が、残念ながらそれは話し合いの結果、なくなりました。

なぜか。

野球部だけどうして行くのかという意見が百出したのです。

サッカー部も全員で来てくれるんですよね?という意見が最初に出ました。
バレー部やバスケットボール部も一回戦は全員で来てくれるんですか?と続きました。

言われてみればそうですね。野球だけが課外活動じゃないです。

当時の僕は新人だったので、何が正解なのかわかりませんでした。
いや、むしろそういう流れになったのをがっかりしながら見ていたと思います。

01

そのときの校長先生がえらい寂しそうだったのを覚えています。

勉強ばっかりやってる学校という悪評が当時は流れていました。
それを覆したいんだろうなと僕は思って、校長先生をじっと見ていました。

わかった!行くのはやめだ!

と先生は叫びました。そして、お一人で校長室に戻っていかれました。

今でもそのシーンをたまに思い出します。

少なくとも強権を発動しなかったその先生はえらかったなぁと思います。

皆さんがその場にいたら、発言されますか?
するとしたらどういうふうに発言されますか?

僕?今の僕なら「全ての部活動の一回戦に行きましょう!」ですね。
選手たちには「応援に行くんだから絶対に勝てよ」と圧をかけます。笑
さらに「部活動だけやって勉強しないなんてあり得ないからな」とも言うはずです。

でもみんなで全部員を応援するのって、なんだか素敵じゃないですか。
ただし、運動部員にはめちゃくちゃ勉強させます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
暑い日が続きますね。熱中症に気をつけましょう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

言い訳ができない時代

Posted on: 2020年8月9日(日) 21:50

15909304837522

東京ロングセミナーオンラインを8月22日(土)に行います。
先日募集を開始したのですが、350名ほどの方がお申し込みになりました。

いつもは学校の先生方限定になっているのです。

が、今回はオンラインということですので誰でも参加できます。

塾の講師の方や経営者の方々、出版社の方々もお申し込みになっています。
また、大学受験を目指している生徒や保護者の方もお申し込みになっています。

ありがとうございます。

皆さんのお役に立つセミナーにしたいと思っています。

まだ受け付けています。
詳細とお申し込みはこちらからお願いいたします。

02

YouTubeで動画をアップするようになり、メールを頂くことが多くなりました。
保護者の方からのメールが多いのですが、受験生本人からのメールもあります。

手元にあるものを見ますと・・・

・海外の大学に進もうと思うが、どういうことをすべきか。
・イギリス英語やオーストラリア英語のリスニングはどう勉強すべきか。
・東大生のノートは本当に美しいのか。
・暗記が苦手だが、どうしたらいいのか。
・地歴公民や理科などは自分でまとめノートを作ったほうがいいか。

こういった相談や質問が非常に多く届けられています。

すでにこういう形で相談に答えるようにしていますが、増やしていきますね。

追い付かないぐらいたくさんのメールをいただいていますので。

20190801okinawa

今の受験生はいいですね。やる気さえあればいくらでも伸ばせます。
自分の能力を。

僕らのときは教科担当の先生と書店さんの問題集が全てでした。
だから先生が間違っていると、生徒はまったく伸びない時代でした。

僕は高校時代、数学の先生に一度質問をしたことがあるんです。
真面目に数学を勉強しようと思った時期があったので。

だって数学ができるのってかっこいいじゃないですか。

授業が終わった後に、数学の先生に質問に行ったのです。

そうしたら「僕、実は専門が理科なのでわからないわ」と言われました。

まじか?理科の先生だったの?で、わからないだと?

僕の周囲にいた友人たちも「え?まじで先生、数学の先生じゃないの?」と大騒ぎに。

以来、その先生の授業はもうなんだか残念な雰囲気になってしまいました。
教える側のミスですね。免許がなくてもあるように堂々としていればよかったのに。
(そういう問題ではないようにも思うけど)

いま、もしもそういう状況であっても、ネットを使えば勉強できます。
やる気さえあれば、勉強するためのメディアは数知れずあります。

YouTubeだけでも英語や数学の授業動画がいっぱい転がっています。
もちろんホンモノとそうでないものを見分けるリテラシーは必要ですが。

英語なんて覚える必要はない!とかいった動画もあります。
もちろん信じるなら信じてもいいですよ。覚えないまま受験を迎えて下さい。

玉石混交ではありますが、授業動画がいっぱいあって学ぼうと思えば学べます。

つまり、現在はモチベーションがあれば誰でも英語ができる時代になったのです。
英語だけじゃなく、数学や国語も全部そうです。
つまり「先生の教え方がわからん」とかの言い訳ができない時代になったのです。

が、残念ながら日本人の生徒のネット率は低いそうです。
ネットといえばツイッターとかラインとか、そういうものに限定されると。

今回このコロナのせいで、そうは言っていられない状況になりました。

これからいろんなメディアを使って主体的に勉強する中学生高校生が増えるといいですね。

学校も大事にすればいいのですが、大事なのは自分自身です。
あなたにやる気さえあれば、自宅にいていくらでも勉強できるのですから。

行きたい大学や、生きたい人生の道があるなら、それを大事にして下さいね。
そのために自分のモチベーション管理ぐらいは自分でやりましょう。

先生、やる気が出ないんですなんて情けないことは言わないように。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
カネ持ちの家庭の子は主体性や闘志がなくても生きていけます。
親の遺産を食いつぶしていけばいいのですから。
僕は貧乏な家で生まれたので、極めてラッキーでした。
カネ持ちじゃないのに闘志がないと・・・

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

主体性を育てるために

Posted on: 2020年8月3日(月) 22:00

15

最近、自主性という言葉があまり使われなくなってきている気がします。
その代わりによく用いられるのが主体性という言葉です。

主体性が大事だよとか。

僕が教員になった頃にはあまり使われていませんでした。
生徒の自主性に任せようとか、よく言っていました。
主体性にとは言わなかったですね。

で、子どもだけでなくて大人も主体性が大切なのは言うまでもないです。
自分の人生なのです。自分が主体でなければなりません。
人の意見ばかり聞いていたり、それに惑わされていたりしては駄目です。

自分がしっかりと情報収集し、自分はこう思うからこう行動するがないといけません。

そういう点で主体性を持つというのは日本人にとって苦手分野のように思います。

大人も子どもも。

生徒に「主体性を大切に」なんて言ったら「先生もね」と言われかねません。
校長先生の言いなりになってんじゃねぇよと言われるかもしれません。笑

でも主体性を身につけようと思ったら、最初は方法を知っておくことです。
そのために知っている人に教わることです。いろんなことを。

なにも教えないで「教えない学習」と言っても浅いところで固まるはずです。
最初はいろんなことを教えてやること。
そのために教員や親が「やって見せ」を大切にすることですね。

いつまでも「やって見せ」をやっていては主体性が身につきません。
突き放す勇気が必要です。
親や教員が手取り足取りやっている生徒が主体性を持つことはあり得ません。

教育って難しいなと思います。

でも大切なことは、自分の足でしっかり歩けるようにすることなんですね。
誰にも頼らず、主体的に生きられるようにすることが教育なんです。
なにも東大に合格させることではないんです。

その点では主体性という言葉がよく使われるようになったのは良いことです。

だけど親切な先生が良い先生、面倒見のいい先生が良い先生・・・
といった間違った考えが跋扈しているのは残念に思っています。

やる気がない生徒に手を差し伸べず、堕ちていくのを見ている先生も良い先生です。

僕たち大人はそういうところを勘違いしないようにしたいものです。

動画で「主体性を育てるには」他3つの質問に答えました。

よかったらご覧ください。動画はこちらです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
以前話をした塾の経営者の方が「面倒見が良い講師って
一次的には人気が出るけど、そういう人は数字を上げられ
ないので、生徒が退塾するんです」と仰っていたのを覚えています。

 


kimutatsu

学ぶ体質

Posted on: 2020年7月24日(金) 10:52

1115

いやぁ、今日から東京オリンピックですね!楽しみですねぇ!
開幕式の入場行進が好きなんですよぉ!

金メダルはいくつ獲得するでしょうか。

野球は僕も出たかったなぁ。

選手の皆さんには怪我のないように頑張ってもらいたいものです。
全力でプレーする姿に感動しますよね!

・・・と、今日は書くはずやったのです。

皆さん、くれぐれも新型コロナウイルスに罹患しないよう気をつけて下さい。

1112

株式会社ウイザス主催の大阪セミナーで講演をしてからでしょうか、
小学生の保護者の方からメールを頂くことが増えました。

僕にはこちらからメールを送ることができます。

なかでも多いのが、塾に関するものです。

塾には行かせたほうがいいのでしょうか的なものです。

なんとも言えません。お子さんをどう育てるかによります。

有名中学校に入れたい!という場合、それなりの塾に入れるほうがいいんでしょうね。
でも、私立の中学に入ってから中退する子もいます。

そしてそのほうがいいと思われる場合もあります。
もう中学に入学した段階で、子どもが可哀想なぐらい疲弊しているのです。

中学に入ったら、公立に比べて余裕を持って勉強することになります。
高校入試はほとんどの学校ではありません。自動的に上に上がります。
(なんらかの条件がある学校もありますが、かなり低いハードルのはず)

疲弊している子がファイティングスピリットを持って勉強することはありません。

慌てて塾に中1から入れ直しても、本人が疲れているのですから無理です。

小学校のときに「中学受験はあくまでも一里塚」という認識があれば別です。
なかには「中学に入ったらもう勉強しなくていいから」という親もいるそうです。
そうなったら子どもは合格してからまったく勉強しません。

そしてどの大学にも進まずに、どこかの会社に就職することになります。
専門学校に行く子もいます。なにが幸せなのかわからんですよね。

1113

小学生でも学んだほうがいいと僕は思っています。
だから息子も娘も塾には入れました。5年生ぐらいやったかな。

でも受験はどっちでもいいと思っています。

大切なのは学ぶ体質を作ることです。

それさえ作っていれば、中学で学ばないということはあり得ません。
人間は学ぶのです。勉強するのです。自分のレベルを上げるのです。
なんのために?困っている他の人たちに貢献するためです。

小学校に通いながら、塾に行かずに灘校に合格する子たちもいます。
家でお母さんが一緒に勉強されたのでしょうか。それはわからない。

小学校のときは体を作ったり他の人と触れ合ったりすることが大事。
本を読んだり計算をしたりすることが大事。
そしてそもそも学ぶ体質を作っていくことは大事です。

昆虫を見たら図鑑を開いてみる。
ニュースを見たらネットで調べてみる。
大人が使っているわからない語句があれば辞書を開いてみる。

そういった体質こそがもっとも大切なのだと確信しております。
そしてそういう子は、仮に難関中学に入らなくても、東大や京大なら入れます。
(海外の大学は入るのが超絶難しいので何とも言えない)

間違いないです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
他者と触れ合わないまま中学に入ると、傷つきやすい子になるはずです。
メンタルの強さは鍛えられるのです。
が、それは他人とのつながりの中でしか強くならないのです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

文科省の堕落を憂う

Posted on: 2020年7月10日(金) 16:41

716

今日は金曜日ですね。ようやく今週も終わろうとしています。
ちょっと雨が大変で、特に熊本や久留米などでは水害が発生しました。

たくさんの方々が被災されました。
途方に暮れているという方が多数おられるはずです。

大変だと思うのですが、復興に向けて気を強く持っていただければ。
コロナが終息すればチャリティーセミナー等、考えたいと思います。

さて、それと1つまた動画をアップしています。

リスニング力を伸ばすためのトレーニング方法についての動画です。

よかったらご視聴くださいね。

こちらからどうぞ。

リスニング力が上がると英語勉強欲が出てきます。
英語を話せるとさらに上がります。

ちょっとずつでもトレーニングを重ねることが大切なのですね。

皆さん、毎日5分でもいいので、音読トレを積み重ねてください。

809

さて、NHKニュースを見て驚いております。
こんなことがあっていいのか?と憤っております。

JAPAN e-Portfolioというのはご存じでしょうか?

文科省が進めてきたシステムです。完全に新しいシステムなのです。
本校でも生徒たちに、自分の活動をデータに打ち込むよう指示してきました。

学習した内容、部活動の実績、ボランティアなどの学外活動などなど・・・

それらをポータルサイトに記録してもらい大学入試などに活用するシステムです。

こちらのニュースをご覧下さい。

いやもうね・・・

文科省はもういったん教育から撤退したほうがいいですよ。本当に。
文科省科学技術・学術政策局長も息子の裏口入学の件で逮捕されましたし。
それに関してはこちらの記事です。ご存知ない方はどうぞ。

今の高校生たち、教育の素人(文科省)に振り回されていますね。

大学の関係者も「文科省には関わらないほうがいい」と言ってる始末。
彼らはまったくもって何がしたいんでしょうね。

教育現場の邪魔はしないでいただきたい。

学習指導要領も文科省では勝手に決めないでいただきたい。
どうせ現場のことなど何も知らないでしょう。
適当にお茶を濁すような馬鹿馬鹿しい改革はもうお腹いっぱいです。

文科省解体論が出て喧しいですが、僕はずいぶん前から賛成派です。

今の文科省ならないほうがましです。国のためになります。

人を育てる教育を司る国家の機関がこんなのだから駄目なんです。

人を育てずして国が発展するとお思いなのでしょうか。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
そもそもこのe-Portfolio、大学は本当に使うのか?
高校は使いもしないものを時間と労力をかけて作らされてるのか?
そこのところははっきりさせていただきたい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

ACCESS COUNTER

Total 37889206 Hits!

▲PAGE TOP