KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

東大入試(リスニング)をやってみて

Posted on: 2012年7月4日(水) 22:23

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今日で一学期の授業が終わり、明後日から期末考査が始まります。うちは定期
考査の前日は臨時休校になるので明日は休みです。

一学期最後の授業、何をしようかなと思っていたのですが、生徒からのリクエスト
があって、東大のリスニングをやることになりました。

今までセンター試験第4問Bの問題を聞いたことはありました。

でも1題5分の東大リスニングを解いたことがなかった彼らなので、本番さながら
の雰囲気でやってみました。

東大のリスニングは5分が2回流れますので、1題10分。それが3題あります。
したがってリスニングが30分間ありますので、かなりの集中力が要ります。

今日やったのは2004年東大の問題。大問1題だけやりました。小問が5題。

東大の問題は難しい単語とかはありませんので、約5分ほど集中して英語が聞
けるかどうかにかかっています。内容を理解しながら音を追う感じでしょうか。

高2やし、5問中3問ぐらいできていればいいかなぁと思ってやってみたのですが
全問正解が学年で30名弱。5問中4問正解が90名ほどいました。

『ユメタン』や『ユメブン』をはじめ、単語や文法、読解にいたるまでCD音声を聞い
て、音声を大事にしてきた成果かなと思っています。

リスニングは授業でいくら問題を解いてもできるようにはならないので、終わった
あとは東大入試を使ってリスニングの基礎トレをやりました。

こうやれば長いスクリプトのリスニングでも集中力を切らさずにできるようになるん
やでという解説を入れながら、何度もトレーニングを行いました。

彼らが入試を受けるまで、まだ1年半以上ありますので、現時点の出来とすれば
上出来どころの話じゃないぐらい上出来でした。

これからの彼らの頑張りにさらに期待しています。世界中で英語を使って活躍する
人材に育ってほしいなと願っております。

夏休みはちなみに『英語長文速読特訓ゼミ』(センターレベル編)のCDを使って更
にリスニングの力をアップさせるつもりです。すでに教材は旺文社から取り寄せて、
生徒たちに配布してあります。更に頑張ってもらいます。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
僕はリスニングが苦手だったので、余計に指導の方法がわかります。
苦手でもこうすれば聞けるようになるんだということを伝え続けてやろうと
思っています。「お前には無理」は禁句にして粘り強く指導します。

 


kimutatsu

音読

Posted on: 2012年6月23日(土) 10:57

 

 

 

 

 

 

  
昨日は兵庫県立播磨南高等学校へ行ってまいりました。生徒たちの授業を見
学させて頂いたり、またこちらも話をさせて頂いたりしました。

生徒たちは熱心に音読し、暗唱していました。

英語が苦手という生徒が多かったのですが、目を輝かせて音読を頑張っていた
のが印象的でした。とてもいい経験になりました。

音読って10回や20回やったからといって、あるいは1つの文章を音読したから
といって、力が付くようなものではありません。

毎日積み重ねているうちに、気が付いたらやたらと英語が話せるようになってい
たり、英作文がとてもスムーズにできるようになっていたりするものです。

音読にはCDが欠かせません。単語を覚えるのと同じです。

したがって単語を覚え、音読をしているうちに、リスニング力があがってきます。

これは自分で経験しないとわからないのですが、皆さんもやってみてくださいね。
英語が得意になりたい人は。

 
 

 

 

 

 

 

 
模試でいい点数をとっても英語ができない人がいます。

偏差値70もあるのに英語ができないという人がいます。

「英語ができる」というのは、英語が自由に話せて聞けて読めて書ける人ですね。
そのために勉強するのです。

偏差値70取っても、多少は読めるけど英作文やリスニング、スピーキングはでき
ないという人がとても多い。それは「英語ができる人」とは言えません。

以前の僕がまさにそうでした。模試は解けるけど、英語は話せない。

要するに英語はまったくできないということになります。

なんとかして英語を上手に話せ、聞けて、読めて、英作ができる人間になりたい
なぁと思ってきました。4つの技能が全て一流であればいいなと。

音読を繰り返しているうちに、その4つの技能が同時に高まってきます。もちろん
やり方を間違えて我流で音読していてもダメです。

単語を覚えるところから、文法を勉強するところから、音声CDを何より大事にして、
音読する前に丹念にCDを聞いて、そしてそのモノマネをして音読するのです。

カラオケで曲を歌う前に、練習するのとだいたい同じです。

僕は『English Journal』を愛用していますが、自分のレベルに合ったものを使い、
音読→暗唱を楽しんでください。

何が合っているのかわからないという人にアドバイス。

リスニング教材を利用すればどうでしょうか。

例えば僕の『東大英語リスニングBASIC』はそれほど難しい文章が収録されて
いるわけではありません。単語とかも易しいです。

あるいはさらに英語ができないという人は『センター試験英語リスニング合格の
法則』の基礎編から始められてもいいと思います。

リスニング教材なので、絶対にCDが付いています。

スクリプトを見ながらCDを聞き、「ここは音がつながってるなぁ」とか「ここの音は
くっつけて発音するんやなぁ」とか、じっくり分析しましょう。

音と意味が取れたら、そのCDのモノマネをして何度も何度も音読するのです。

モノマネができるようになったら、次は音声CDを消し、自分で何度も音読します。

最終的には日本語を見たら英語が言えるところまで読み込みます。

最終的な目標を『東大英語リスニングSUPER』にされれば、なんと5冊も!暗唱
することになり、絶対に英語力がアップします。

『センター試験英語リスニング合格の法則基礎編』(全て会話問題)
『センター試験英語リスニング合格の法則実践編』(全てモノローグ)
『東大英語リスニングBASIC』
『東大英語リスニング』
『東大英語リスニングSUPER』

リスニング教材はリスニング用として使わねばならないということはないのですか
ら、音読用の教材としてもかなり使えます。

やるからには本腰をすえて、絶対にこの5冊を暗唱してやる!と心に決め、始めて
ください。挫折したら自分に罰を課しましょう。

この夏は英語がんばるぞ!という人、音読を頑張ってください。僕も頑張りますよ。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
東京のロングセミナーの追加講演が決まりました。
詳細はまた追って連絡いたします。

 


kimutatsu

東大の入試に関して

Posted on: 2012年6月5日(火) 21:48

 

 

 

 

 

 

 

 

 
うちの学校は文字通り6年一貫で、教員は中1から高3まで持ち上がりなので
自分の学年の生徒たちと野球部の生徒たち以外は全く知らんのです。

が、最近高3の生徒たちがたまに声をかけてくれるようになりました。

だいたい東大の入試に関してなのですが。

どこまでリスニングは勉強すればいいですかという質問や大意要約の方法って
どうすればいいのですかという質問が多いんやけど。

『東大英語リスニングBASIC』に東大英語攻略法のDVDを付けてあるのは実
はあまり知られてない。チームキムタツの先生方でもほとんどご存じない。

付いてるのです。

なのでよかったら見てください。

特に大意要約の方法。なんと言っても大意要約は得点源なので。

リスニングに関しては「ここまででいいよ」というラインみたいなもんあるわけない
がなと答えることにしてるが、とにかく毎日ひたすら聞きなはれ。

しかしひたすら聞いても聞けるようにはならんけど。

聞き方ってのものがあるし、トレーニングの方法だってあるからな。

そのへんは学校の先生に聞いたほうがいい。我流でやると時間の無駄に終わる
可能性があるぞ。

それからな。

今年の東大のリスニングは物理選択者にとってはラッキーやったねと、うちの物
理のH先生が。というよりも「これは受験には関係ない」とか「選択とは違うから」
とかいう理由で、勉強のえり好みをしてると合格しにくい大学だと言えよう。

いろんなことに興味を持って、本を読んだり雑誌を読んだり映画を見たりしてるう
ちに、いわゆるどの教科にも詳しくなってくるわけで、そういう一般教養のある生
徒に入ってきてほしいと東大は言っているような気がします。

それとリスニング以外の東大の英語の問題は驚異的に簡単なので、逆に言えば
リスニング以外の問題では差が付かないと言える。

なので、

1.リスニングが取れないと合格可能性はかなり低くなる。
2.リスニング以外の失点が大きいと合格可能性はかなり低くなる。

というわけで、少なくとも3年前の東大入試とはかなり様相が異なるので注意し
たいところやな。東大受験生諸君、頑張ってくれたまえ!

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
最近はなんだかんだで、デスクに座る時間がほとんどありません。

 


kimutatsu

世界初

Posted on: 2012年5月26日(土) 23:50

  

 

 

 

 

 

 
札幌東の高野先生にはお世話になりました。大倉山まで連れていってくださり、
展望台まで一緒にのぼって下さいました。先生、ありがとうございました。

ところで先日、木村先生の代表作を1冊だけ挙げてくださいと言われたら、やっ
ぱり『ユメタン』ですかと尋ねられました。

確かに一番使って頂いているのは『ユメタン』シリーズですので、その意味では
代表作は『ユメタン』ってことになるんでしょうねと答えました。

そうしたら「先生の中では別の思いいれのある本があるのですか?」と仰ったの
で、「はい、僕の本の中に「世界初」があるのでそれには思い入れがありますね」
と答えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
この本が出る前の「東大対策本」があったら見てほしいけど、東大のリスニング
対策の本がまったくなかったのです。

和田秀樹先生なんかが書かれていたそういう種類の本やエール出版などが出
している体験談の本でも、リスニングに関してはニュース英語を聞けとか、EJや
EEを聞けみたいなことが書かれてありました。

要するに世の中にまったくなかったのです。

だってね、東大を受験するのってたった8000人よ?

8000人のために売り出したって、10%の人が買ってくれても800冊しか売れ
ない。それじゃあ大赤字なので、どこも出さなかったのです。

それに世の中の本って対象となる読者の10%も買わない。

現にセンター試験のリスニングは55万人が受験するが、その対策問題集ってね、
なんと年に1万冊売れたら大ヒット作になってる。

それぐらい本は売れないのです。

教学社が出してる赤本シリーズにも東大リスニングはなかった。僕のあとにやっ
と過去問集を出してくれたけど。でもオリジナルは今もこれしかないのです。

僕はアルクの嵯峨さんに出会ったとき、三宮の美作って店で「東大のリスニング
対策の本がないので、みんなニュース英語とか映画の英語とか、そういうものを
使ってテキトーに勉強してる。東大リスニング本が出したい」と訴えたのです。

紆余曲折はあったものの、翌年のクリスマスイブにこの本が書店さんに並びまし
た。当時の灘校生から直接感謝の言葉を言われたのが嬉しかったなぁ。

その後、こんなにたくさんの本を書くことになるとは思わなかったけど、『東大英語
リスニング』は東大リスニングの対策本としては「世界初」だったのです。

世界初ってのは、要するに世界一なのです。他のは全て模倣になりますから。

だからこの『東大英語リスニング』には誇りを持っています。

正直言うと灘校58回生のある生徒から「作ってほしい」と懇願されて急いで作っ
たのですが、僕としては自分の学年(59回生)に間に合えばいいかなぁと(笑)
思っていたら、58回生のK君から「僕らの代に間に合わせて!」と言われた。

毎年6000冊ほど売れているそうです。

8000人のうち6000冊ですから、かなり高い割合でしょう? アルクさん的には
あまり儲からない本かもしれないけど、僕にとっては物書き冥利に尽きます。
 

 

 

 

 

 

 

 
その後に作った続編ですが、この『東大英語リスニングSUPER』は浪人生から
『東大英語リスニング』をやった後の、もっとタフなものがほしいという声に応えて
作りました。途中で雑音を入れたりして、楽しんで作りました。

さらにスクリプトの速さを速くしました。

今年の東大リスニングは速くなりましたね。今年の卒業生から「自分は『東大英
語リスニングSUPER』までやったので聞けた」と言われたのは嬉しかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
また『東大英語リスニング』をいきなり始めても聞けない」という、これまた灘校
の生徒の声に応えて作ったのがこの本でした。

当時、大意要約などの勉強法がわからんという声が大きかったので、「大意要
約って東大の中では得点源やないか」という思いもあって、DVDを付け、そこで
東大英語攻略法という授業を収録しました。

リスニングの本なのに大意要約などの方法がわかるという点では変な本やけど
関西の人間が作ったらこういうお徳感溢れるモノになるってことやな。

そんなわけで『ユメタン』は確かに代表作になったけど『東大英語リスニング』は
世界初=世界一という意味で、僕はかなり愛着を持っているのです。

よかったらでいいので使って下さい。とてもいい本だと自負しています。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
修学旅行引率の翌日でしたが、11キロのウォーキングと
6キロのジョギングと100回の腹筋と120回の胸筋をして
体を日常に戻しました。

 


kimutatsu

「正しい方法」を「いかに続けるか」が鍵

Posted on: 2012年5月17日(木) 20:45

 

 

 

 

 

 

(毎日走ってる武庫川の河川敷です)

今日から中間考査が始まりました。灘では考査の前日は必ず臨休になるので
すが、昨日はそんなわけで学校はお休み。

でも生徒を指導する案件があったので学校へ朝から行き、終わったあとに学校
から甲子園まで、約12キロをゆっくり走りました。

信号待ち以外は止まらずに走れたので、かなり成長したなぁと。

今日、学校で前川先生に「昨日学校から甲子園まで走ったんよ」と。

「凄いですね」と前川先生。

いや、芦屋ぐらいで止まろうと思ったんやけどねと木村。

するとさすが、付き合いの長い前川先生から鋭いひと言が。

「負けん気強いからなぁ。センセ、止まると負ける気がしたでしょ?」

走るのは勝ち負けじゃないのは知ってるけど、止まると負ける気がするってのは
まさにそのとおりでして、今日も武庫川の堤防を4000メートルほど走りました。

足が痛くなってきて、つまり止まる口実ができたのでやめて、帰ったけれど。

おかげで体重は60キロを切り、さらに毎日腹筋をしてるので、お腹が割れてきた。
なんか鏡の前で裸体を写すナルシストみたいな感じで風呂あがりにポーズを取っ
てみたりしてね。

先日買ったパンツはすでにウエストが緩くなってきて、また買い直さねばならん。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
こう書くと「頑張ってますね」とよく言われるんやけどね。でも本人には頑張って
るという意識はまーったくなくて、むしろ楽しんでるのです。

今日は走るなと言われるほうがつらい。

実は勉強も同じなんやろうなと思ったりするなぁ。ダイエットのコツは何でしょうか
と、ダイエット同好会会長の僕に尋ねる人は多いけれども、答えは1つしかない。

正しい方法を続けること。

英語のリスニングに苦しんでた頃に、「単語を覚えないとリスニングはできない」
と聞いて、学生時代の如くシケタン方式で覚えていったが全くリスニングはでき
るようにはならんかった。

リスニングができるように覚えないと、つまり発音記号で覚えていくと逆効果にな
るということに、リスニングのない時代に育った自分には気付かなかったのです。

つまり間違った方法で続けていた。

通訳の養成学校に少しだけ行って、そこで教えられたのですな。正しい方法を。

スペリングは後からでもいいから、とにかくCDから流れてくるとおりに発音できる
ようにならねばならないし、クイックレスポンスができなければ使えるようにはなら
ないですよと。

ちなみにその教室でそれができないのは僕と、50歳台のオッサンだけやったな。
今から思えば当たり前やけど、僕らの世代は「書かれた単語」を覚える方式で勉
強してきたから、今さら「CDで単語を覚える?どうするんだ?ええやないか、目で
覚えたって、覚えりゃええねやろ?、覚えりゃあ!」ってな感じやった。

おかげでかなり遠回りすることになったのです。

みんななんであんなに英語が聞けるんだ???って段階から脱することができず
またぞろ買ってきたリスニング本を壁に叩きつけることになる。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
ダイエットも英語の勉強も、正しい方法で続ければ、普通は誰でも成功します。

問題は「正しい方法を知ろうとする姿勢」と、「続けるための工夫」ではないかと。

僕のダイエットはカレンダーにやったかやってないかを明記することにしてる。
やっていないと×印が付く。×を付けたくないから少しだけでも始めてみるのです。

いざ始めてみると、腹筋をまさか1回や2回で終えるわけにはいかないのでせめ
て10回はやろうかなと。

10回やったら11回目に入ろうかなと思い、2週間も経てば50回ぐらいは平気で
できるようになっていたというわけです。

正しい方法で。

そしてそれを続ける。

そうすれば誰でもダイエットは成功しますし、誰でも英語力は上がっていきます。
読解力もリスニング力も英作文力もどんどん伸びていきます。

いくらリスニングの問題集を聞いてもダメなものはダメです。正しい方法で続ける。
それがキーワードだと、僕は確信しています。

再度書きますね。

「正しい方法を知ろうとする姿勢」と「それを続けるための工夫」が大事なのです。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
昨日と今日で16キロ走りました。足がかなり張っています。
でもなんか気持ちいいですねぇ。

 


kimutatsu

ダイエットと英語学習

Posted on: 2012年4月25日(水) 23:50

 

 

 

 

 

 

(啓林館の大阪セミナーにて)

元旦に「どうも体が重いな」と体重を計ってみたら、65.5キロ。

まぁぁいがぁ!ってことでダイエットを決意し、今日に至る木村です。

ダイエットって食事を減らしたり、リンゴダイエットなりこんにゃくダイエットなりと
いうやつをやったりすると絶対に失敗するようになってる。

一生リンゴダイエットするなら別やけど。

ダイエットの目的は痩せることではなく、健康になることなので、そこは間違えな
いように自分に言い聞かせてとにかくダイエットをスタートさせて、約4ヶ月半。

体重は65.5キロだったのが、いまは60.9キロに。

ウエストは86センチだったのが、なんと76センチに。

もう豚とは言わせねぇ。

英語のパッセージを1日1つずつ暗唱するという自分に課したタスクもこなしてる
ので、まぁまぁ今年は自分を鍛えるという意味でも良い年になってる。

ダイエットにしても英語にしても、方法を相当間違わなければ絶対に成功するの
だから、あとは2つのことに気をつけてれば問題ない。

1.続けているか。
2.目的・目標を常に見据えているか。

「痩せる」を目的にするとダイエットは失敗するし、「点数を取る」を目的にすると、
英語も、失敗するとは言わないまでも、不健康な英語力しか付かない気がする。

僕が英語を勉強する目的は、英語を自由に使いこなすことだ。
それはきっと今の中学生や高校生だって同じことなんやないかと信じてる。

四択問題が解けるようになって「いえぇぇぇい!」と言ってる人は危険やなぁ。
勉強の初期段階ならそれもしょうがないけど。

特に高2や高3でそれはちょっとレベルが低すぎる。四択ができるようになってか
らが英語学習のスタートと言っても過言ではなかろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
それと目標は高いほどいい。

よく「間違ってもいいから思い切って話そう」という言葉があって、そりゃ確かに
間違いではないが、でもそれは初心者に向けた言葉であってやなぁ。

ある程度学習を続けている人が「間違ってもいい」なんて姿勢ではどうやろうね。

日本に来たばかりの人なら、日本語を間違えながらでも思い切って使おうとして
ると好意的に見られるやろうな。

でも4年も5年も勉強してる人が情けないレベルの日本語しか話せないってことに
なると、お前さすがにそろそろガンバラんかい!ってことになるわな。

うちの生徒たちはもう5年目に入った。今年は英作文もやるけど、お前ホンマに
今まで英語を勉強してきたんか?と聞きたくなるような英語は書いてほしくない。

そのために、今までひたすらインプットをしてきたんやから。

目標は受験程度の英語は簡単にクリアして、その先にある世界に到達すること。

『ユメタン②』に入って、知らない語に出会う回数も増えた。今こそ甘えを捨てて
貰って、バシバシに勉強してもらおう。

もう高2なんやしな。大学入学まで1年11ヶ月。遠慮せんとガンガンいくぜ。

 
今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
週末は仙台→東京におります。

 


kimutatsu

単語と文法だけでもかなり・・・

Posted on: 2012年4月24日(火) 21:11

 

 

 

 

 

 

 

アルクの石川君からメール。また何か仕事かなぁと思って開いたら嬉しいお知
らせやった。こういうメールは嬉しいなぁ。

*************************

通訳の柴原智幸先生が「うちの通訳翻訳課程の学生たちに、
『ユメタン①』『ユメブン①』を買わせました。木村先生のメソッ
ドに惚れ込んだのですが、徹底的にトレーニングをしますよ」
と言われました。

これは、すごいことです!

将来の通訳・翻訳家を養成するコースの大学生に、『ユメタン
①』と『ユメブン①』を徹底的にやらせる、ということは、
木村先生がたどり着いたメソッドで通訳・翻訳家を育てる、と
いう話です。本当に、ワクワクする話です。

*************************

おぉ!すげぇ!ありがとう!

でも手前味噌やけど、英語の学習を始めたばかりの中学生や高校生、あるい
は学習の初期段階にいる人たちこそ、『ユメタン』や『ユメブン』を使って、音声
トレーニングや徹底的な日々の反復、そしてクイックレスポンスを念頭に置いた
学習を心がけてもらいたいなと願ってる。

特に単語を覚えるのに、発音記号だけで我流で発音しながら意味と綴りだけを
覚えてしまっている人たちには心から警鐘を鳴らしたい。

それ、絶対に忘れるの早いし、使える英語力に結びつきにくいですよと。

音声CDを使いながらちゃんと学習している人は、そのやり方を続けてほしい。
カラオケの練習をする時みたいに、CDから流れる単語を物真似してほしい。

日本語だけでもかなり生活できるこの国に住んでいるからこそ、英語の学習に
関してだけは、音声トレーニングを重視しておかないと伸びないと断言できる。

本当に。

ここに悪いサンプルがあるやないか。俺だ、俺。

35歳になってから一所懸命にやり直したけど、これを中学や高校時代からやっ
とけば、社会にでる頃にはかなり英語が話せたやろう。そうすれば前から外国の
人が歩いてきてもあんなにビビらなくても済んだってことだ。

我々の時代はそういう音声で覚えたほうがいいなんていう人はいなかったからな。
『試験に出る英単語』がバイブルやったんやから、まぁしょうがないか。

今はまともな単語集や文法の問題集には全てCDが付いとるんやから、最大限に
活用しようぜ。単語と文法の勉強だけでも、かなりの英語力が付くってこっちゃ。

それはともかくとして・・・さっそく柴原先生にお礼の葉書きを書いておこう。

優秀な通訳や翻訳家を、『ユメタン』や『ユメブン』で学んだプロを、1人でも多く
輩出してくださる日を楽しみにしていますと書いて投函しよう。

 
今日も僕のブログにおこしくださいましてありがとうございました。
昨日は角川書店の方と新刊の話をしました。お楽しみに。

 


kimutatsu

想いよ、届け!

Posted on: 2012年4月20日(金) 11:53

 

 

 

 

 

 

 
東北でチャリティーセミナーを行ったのが2月なのに、まだ福島のセミナーに
おいでくださった方々へのお礼状が書き終わらない。

早くしないとなぁと思っていたら、相馬農業高校の先生からお返事が届いた。

こういうのは嬉しいなぁ。こちらこそありがとうございました。また行きますので
今後とも宜しくお願いします。

ご自宅の住所から葉書きを下さったので、年賀状もお出しできるなぁ。うれし。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
この日曜日は14時から大阪の啓林館本社ビルで、リーディングの指導法につ
いてセミナーを行います。中1から高3までの指導について語ろうと思います。

啓林館の前田部長によると結構な数の先生方がいらっしゃると。

ありがたいですなぁ、本当に。

5月12日は、今度はアルク主催の大阪セミナーもありますが、こちらも読解の指
導についてということなので、話がかぶってしまいますねぇ。

というわけで、どちらかにいらっしゃればいいと思いますが・・・

あ、違うわ、5月のアルクのは桃山の小川先生、駒場東邦の佐藤先生、帝塚山の
西山先生も講師をされるので、そちらのほうも楽しみにしておいてください。

僕と違って若い先生方なので、おそらくその一生懸命さも含め、参考になる点が
あるように思います。

が、5月12日のセミナーはすでに100名ほどの先生方が申し込んでおられます。

残席はまだもう少しあるそうですが、直前に申し込もうかなと思っておられる先生、
早い目に申し込まれたほうが・・・あと30名ほどで締め切りになってしまいます。

我々講師はいらっしゃる先生が多くても少なくても、特に何が変わるわけではな
いのですが、やはり多くの先生方に聞いていただきたいな。

そしてそれを目の前の生徒たちに合うようにカスタマイズして、お役立て頂けれ
ばなぁと思います。

講師をやるとわかってもらえると思うんよね。

考え方が少しずつグローバルになってきて、自分の教え子たちは言うまでもない
が、オーディエンスの先生方の生徒たちも同じように伸びてくれればいいなと願う
ようになるものだ。

 

 

 

 

 

 

 
昨日、うちの職員室である先生がどこかの新聞か雑誌の電話取材に応えている
声が聞こえてきたんやけどね。

曰く、「教育ってのは、うちの学校さえよければいい、自分の生徒や子どもさえよけ
ればいいっていうような姿勢では、何も上手くいかない」と。

その先生、素晴らしいなぁと思ったなぁ。まったくそのとおりなんよねぇ。

そこに気付くのに、なかなか時間がかかるし、最後まで気が付かない先生や親御
さんもいらっしゃるかもしれないが、最終的にはこの日本の国の教育が良くなれば
いいなぁと、あるいは日本人の英語力が全体的に上がればいいなぁと、そういった
姿勢がないとあかんのやないかなぁ。

『東大英語リスニング』を出したときに、灘でだけ使っていれば灘だけが飛躍的に
東大の数が増えるのにモッタイナイと言われたことがあったなぁ。

でもそんなことしたって意味がないよね。

東大何人合格!やったぁ!っていう時代でもなかろ。

逆に「この本があるなら東大目指してやろう」という生徒に増えてもらいたいなぁ。
灘の生徒たちのライバルが増えれば増えるほど、うちの生徒も頑張れる。

セミナーだって同じやなぁ。

僕が灘の生徒たちにやってる授業を紹介するセミナーに参加する先生方が増え
ていって、そのおかげで日本人の英語力がアップすればいいなぁ。

チームキムタツの先生方が、ナント!毎年500人ずつ増えてる。

3年前の今頃は100人しかいなかったんです。

いまじゃ1600名の先生方が登録されて、一所懸命に勉強されてるのですよ。

日本の英語教育が変わらないわけがないよね。

  

 

 

 

 

 
何も学ばない先生はひたすら自分が受験生時代に受けた授業を、目の前の生
徒たちに毎年同じようにしてる。

英語を訳して説明して終わりという先生もいまだにおられると聞きます。

確かにそういう部分も多少は必要やけど、そこから抜け出さないとその生徒は
いつまで経っても英語が使えるようになれない。

英語がまともに使えない日本人を増やすだけになるかもしれないよね。

僕の方法の土台は「受験は言うまでもなく、英語をしっかり使える人材を作る」と
いうことなので、賛同してくださる先生方が増えればいいなと願ってるのです。

体調もやっと戻ったので、日曜日はいつもどおり一所懸命に話そう。
参加される先生方が前向きに吸収し、ご自分の生徒たちに役立ててくれればな。
それを願って、資料を作りました。参加される先生方、宜しくお願いします。

 
今日も僕のブログにきてくださいましてありがとうございました。
ちなみに来週29日は同じ内容のセミナーを東京で行います。

 


kimutatsu

リスニングの学習手順

Posted on: 2012年4月12日(木) 23:33

 

 

 

 

 

 

 

 

啓林館のオモロイ前田部長からメールを頂戴し、この本がドえらい売れているとの
ことでした。使ってくれてる人たち、そして先生方、ありがとうございます。

この本を使ってくれている生徒諸君に連絡があります。

この本のCDね、かなり速いと思うんです。たぶん同じような感じの他社の本と比べ
たら、たぶん一番速いぐらいではないかと。

その意味ではセンター試験に最も近いのではないかと思うんです。だからちゃんと
やれば、確実にリスニング力が付くんです。自信を持って取り組んでほしい。

ただし、ちゃんとやれば。

以下にその「ちゃんと」の手順を書いておくので、よく読んでいただき、今後の勉強に
活かしてほしいな。よろしくお願いします。

ちなみにこれは上のセンターリスニングだけでなく、アルクの『夢リス』でも同じなので、
そちらを使ってる人たちも参考にしていただきたい。

 1.放送を聞いた後、正解を記入する。(要するに問題を解く)
 2.ある程度(90%以上)正確に聞けた人は解答を見て下さい。
   そしてすぐに解答冊子を閉じて、下の9番に飛んでください。
 3.聞けなかった人は答えだけチラ見して、答え合わせをした
   あとに、解答冊子を閉じて、何度も何度も聞いてください。
   10回でも20回でも聞いてもらいたいものです。
 4.ある程度聞けるようになったら、下の9番に移りましょう。
 5.ある程度も聞けないという悲しい人は、心配しなくていいので
   しょうがないから解答冊子を開いて、英文を見てしまいましょう。
 6.そのうえで、知らなかった単語や熟語などを覚えてしまいます。
 7.そしてどうしてこの英語がこういう和訳になるのかを精読します。
 8.精読が終わったら、解答冊子を閉じて下さい。
 9.さて、ディクテーションを始めて下さい。何度もCDを止めながら
   裏面のディクテーションシートにどんどん書き込んでいきます。
10.これ以上はもう自分には無理というところまでやったら、解答と
   見比べて、どうして聞きとれなかったのかを分析しましょう。
11.解答冊子のディクテーションを間違った箇所に下線を引きます。
   そしてCDに合わせて音読(オーバーラッピング)しましょう。
12.できるようになったら解答冊子を閉じ、シャドーイングをします。
13.慣れてきたら、速いほうの放送のトラックを聞いてオーバーラッ
   ピングをしたりシャドーイングをしたり、音読トレーニングを楽しみ
   ましょう。どんどん力が付いてくるはずです。
14.和訳を見ながら、英語が完全に言えるところまで読み込みます。
15.和訳を見なくても、英語が完全に言えるところまで読み込みます。
16.CDと同じ速さで話せるようになったら、かなりリスニング力はアッ
   プしています。こんな感じで他の問題も同じように学習します。
17.学習した翌日かその翌日に思い出しながら、空で英文を言ってみ
   ましょう。時間に余裕があれば、白い紙に書きつけてみましょう。

というのが「ちゃんと」の学習法でしてね。

こんな感じでリスニングをやっていると、普通はリスニング力だけでなく英作文力も
ドえらいアップしてくるし、単語力や文法力がアップするのでリーディングの力だって
どんどん上がってくるのだ。

聞いて終わりではもったいない。リスニングの「ちゃんと」の学習法を面倒臭がらず、
それこそ「ちゃんと」やってほしい。

いくら正解であっても、聞きとれていなくて、ただナントナク選んだら正解やったわと
いうのでは、あまり意味がないと思うんよね。

上に書いた方法で、「ちゃんと」勉強して下さい。確実にリスニング力が付きます。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
外務大臣がテレビで日本語で話しているのを見るとガッカリしませんか。
首相と外務大臣は、外国の人たちも確実に聞いているであろう話題の
ときだけでもいいから英語で話してほしいな。

 


kimutatsu

あと1年で仕上げる

Posted on: 2012年4月11日(水) 23:41

 

 

 

 

 

 

 
授業が始まりました。と言っても週末には健診と宿題考査があるので、実質的
には来週からみたいなもんで、今日は今年1年の方向性について話しました。

そして教材を配布して、英字新聞の一節をreciteしておしまい。

明日はリスニングを行います。

リスニングはもうセンター試験レベルはクリアしたものとして、高2では『東大英
語リスニングBASIC』からスタートし、ちょっとずつ長いのを聞かせます。

最終的には10分ぐらい、集中して英語を聞ける状態にすれば、東大の英語は
5分間のリスニングなので(5分が3題、2回放送されて合計30分)10分ほど
続けて英語を聞けるリスニング体力があれば、東大レベルなら大丈夫。

と同時に5分以上英語を話すトレーニングも行います。

誰かに5分間英語を話させて、それをみんなで聞き、終わってから英語で質疑
応答をするという授業になります。

受験には関係なさそうに見えるでしょ?

それが大違い。

それを効果的に行うことによって、リスニング力が大幅にアップしますのや。

ただしその前に頭の中に巨大なデータベースを作っておかねばなりませんので
だから中学の時からひたすらrecitationを繰り返してきたのです。

言うなれば、今までの修行は今年のためにあると言っても過言ではない。

今までの修行がリーディングの礎となり、リスニングの礎となり、もちろんライティ
ングの礎となるんやなぁ。

というわけで、生徒たちにはあと1年で受験に関して言えば英語はおしまいねと
いう話をしました。もちろん高3でも授業はやるにはやるけど。

やるにはやるけど、高3になって英語や数学が足を引っ張ってる状態やと、残念
ではあるけど東大はちょっと現役ではきついからねという話をしました。

高3になると、どうしても英語や数学なんかやってられないぐらい、理系の理科や
文系の地歴をできるところまで伸ばしてもらわんとあかん。

なので、英語や数学は高2までで仕上げるつもりで取り組むことになる。

とにかく現役で合格したかったら、付いてきなさいという話をしました。英語に関
しては、たいがいの生徒は大丈夫。今年度も頑張ってもらいましょう。

必殺ツール:ユメタン②
        ユメジュク
        授業の教材(Ultra English)
        Why don’t you recite?の自作プリント
        ユメブン①および英作文のテキスト(自作)
        東大英語リスニングBASIC
        東大英語リスニング
        東大英語リスニングSUPER

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
いよいよ高2。この1年で仕上げます。楽しみでなりません。

 


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