KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

英語力を上げるのは難しいけど

Posted on: 2011年9月14日(水) 22:47

 

 

 

 

 

 

 
先日紹介させていただいた徳島県立徳島北高等学校の生徒諸君が作ったという
『ユメタン』ベースのTシャツが送られてきました。おぉ!これええやん!

和泉先生の手紙に「パジャマとしてお使い下さい」とあるけど、僕は赤が好きやで、
ちゃんと着させていただきます。パジャマには勿体ない。

今日ある先生と話をしていて「英語力って過去問とかやってるだけでは上がらんで
すな」と仰ったので「そうですね」と返事。

「先生はどうやってるの?」とお聞きになったので、包み隠さずに説明した。

「あぁ、鬼やなぁ。でもそれぐらいやらないと上がらんわなぁ」と。

基礎を鉄板にして、そのうえで人が考えられないぐらいに数を解く・・・が基本です。
ただし単に数を解いてもダメですねん。

そのあたりのコツこそ教員の力なんやけど、生徒の力に合ったものを与え続けてお
いて、そろそろかなと思った頃に今までより少しだけレベルが上のを与える。

それができたかどうかをしっかりと分析(ここ大事)した上で、またしばらくは、そのレ
ベルのものを与え続けて、もうできるかなと思ったら、またステップアップ。

この繰り返しですね。

例えばレベル1を1冊だけやって、次にレベル2を1冊やって、次にレベル3を1冊やっ
て・・・というのではなかなか上がらない。

レベル1を数冊やって、次にレベル2を数冊、次にレベル3を数冊という感じですねぇ。

ただし例えばレベル1を数冊やったあとに適当にレベル2を与えるのではなく、レベル
1ができてるのかどうかをちゃんと分析しないとあかんのです。

教員の力ってそこの見極め力こそが命です。

現在は高1を教えていますが、もう入試演習に入ってるのです。でも入試演習とは言
いながら、入試を使ってるわけではないのです。そこがミソです。

ま、なんにせよ頑張るのは生徒たち自身なので、僕は彼らのスーパーサポーターとし
て精一杯縁の下から支えようと思っております。

 


kimutatsu

北海道のセミナーにて

Posted on: 2011年8月1日(月) 22:00

 

 

 

 

 

 

 

 

  
北海道で先生方対象の授業力向上セミナーをやってきました。今年も昨年に
引き続いて、100名強の先生方がお集まりくださいました。

感謝感謝!

更にその前後に札幌国際情報高校、札幌東高校、立命館慶祥中・高校にて
授業見学や講演をしてきました。楽しかった。

セミナーの評価は昨年よりも高くて、満足のいくものでしたと石川君@アルク。
それなら良かった。

高2や高3で長文とか英作文とかを中心にした授業を進めることになるのでしょ
うけれども、その前の段階でリスニング中心の授業をして、頭の中に英語の巨
大なデータベースを作り上げておくと楽だと思います。

それから単語や文法の指導ですが、これも高3になって「こんな単語も知らない
のか?」ということになると難関大学への合格が厳しくなってきます。

単語や文法といった言語材料は早い段階で覚えていくこと。もちろん忘れても
構わないので、まずは徹底的に覚えてしまうことです。

そして長文に触れながら思い出していけばよろし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ただし覚える際に発音もアクセントも何もかも無視して、CDを使わないで覚え
てしまうと、つまり目で見て単語の意味だけを覚えてしまうと、これまた高3に
なったときに「あれ? 伸びない・・・」ということになります。

英語に限らず言語は「喋って聞く」のが使用の中心となります。「読む」ためだ
けの勉強に終始しないようにしなければ、結局は伸びないことになります。

そういったことを頭に置いて、我々英語の教員は指導すべきだと確信している
のです。昔の教え方が悪かったとは言いませんが、少なくとも昔は「喋る・聞く」
ということを考えないことが多かったように思います。

海外に行けばわかるはずです。TOEIC900点ある人でも苦労することが多い
のは、我々は日本語だけで生活できる国民だからなのです。

だから一時的に勉強してTOEICや英検で高得点が取れても、いざ使う段階に
なると、なかなかスムーズに使えないということが多いように思います。

だからこそ余計に「使う」ということを意識して、その一里塚として大学入試があ
るのだと考えればいいのではないでしょうか。

大学にも合格するし、入学後の飛躍にもつながる教え方・学習法・・・

ということをセミナーではお話ししているつもりです。そのセミナーが高評価だっ
たと聞いて、英語教育がどんどん変わっていっていることを体感しては、非常に
喜んでいるのです。北海道の先生方、ありがとうございました。
  
 


kimutatsu

基礎トレを楽しめ

Posted on: 2011年7月15日(金) 13:21

 

 

 

 

 

 
一学期が実質的に終わりました。期末考査を返却して、ちょっとだけ喋りました。

まぁ要するに、今やってる単語や文法、リスニングを徹底的に鍛えてるのは、言う
なれば基礎トレみたいなもんで面白くない。

野球に例えるなら、毎日キャッチボールとバント練習、ダッシュや長距離走ばかり
だったら練習そのものもつまらないかもしれぬ。

だけどここで文句を言ってると、バッティングや守備の練習が始まったら後悔する
ことになるし、練習試合(勉強で言うと模試)で結果を出せないことになる。

言うまでもなく公式戦(入試本番)で失敗するのは目に見えてる。

それをわかっている人は基礎トレを楽しめる。こんなに筋肉が付いた。こんなにも
速く走れるようになった。はやく試合で試してみたいなと。

基礎トレを楽しめれば練習試合や公式戦でハッピーな結果が出る。当たり前のこ
となんやけど、だけどその当たり前ができないから伸びないのだ。

というようなことを生徒たちに話した。

基礎トレばかりでつまらないのはこっちも承知しとる。でも来年になっても再来年
になっても基礎トレしないといけないような状態だと、この学年は崩壊する。

そうなってはいかんので、木村は鬼と言われようと悪魔と言われようと、基礎トレ
にこだわるのだ。誰がなんと言ってもそこはこだわりたい。

とは言え、学年の大半が素晴らしい結果を残してくれてる。全般的には大成功。
頑張れなかった人は夏休みに奮起しないとどんどん遅れる。

試合で結果を出したければ、普段の練習を怠らないことだ。

ユメタンと文法とリスニング(ディクテーション)をしっかりやれ。その努力は絶対
に君を裏切らない。今こそ頑張れ。今こそ楽しめ。

 

 


kimutatsu

まずは基本を固めないと

Posted on: 2011年7月13日(水) 0:53

 

 

 

 

 

 

 

 

ある塾があって、そこではかなり難しい文章を高1に読ませたりしてるんですよね。
生徒に聞いてみたんやけど「ホンマ、わけわからん」と。

ほんだら何で通ってるねんと聞くと「やめさせてもらえん」と。

誰に? 親にか? 塾に? そんなアホな。

できる子はええんやけど、そうでもない子が高1で阪大の入試を読んでも意味ない。
それより英語Bを採点していて思うけど、今こそ文法や単語の基礎を固めないと。

高1で文法と単語をやっとかな、ホンマにえらい目に遭うで。それは灘校も何高も関
係あれへん。言語の習得は最初は言葉を覚えることからや。

読める子はどんどん読んだらええし、どんどん聞いたらいい。それは間違いないから
その塾の方針を批判するつもりは一切ない。だけど基本ができてない生徒がそのよ
うな塾へ行って、勉強してる気になるのが一番あかんのや。

よく「先取り」っていう言い方があるけど、それはそういう意味やないよなぁ。

中学や高1段階では、英語は覚えることが多くて、だから塾に行く暇があったらまず
は教科書レベル、定期考査レベルのことを、しっかりと覚えることやわ。言うまでもな
く補習的な塾に通うならわかるけどさ。

難しい文章は高2になったらひたすら読むことになるんやから。

その段階になって「お前、こんな単語も知らんのか」「お前、この文法表現知らん?」
ってことになるほうがよっぽど怖いし、そうなるとホンマに間に合わん。

まずは覚えることを覚えないと。高1なんてまだ多読時期じゃないねん。

文法や単語を覚えないで入試レベルの文章を読んだり、やたらめったら模試ばっかり
受けたりするのって、九九がでけへん子が灘中入試の直前講習を受けるようなもんや。

そんなん意味ない。

 

 


kimutatsu

まずはディクテーションありき

Posted on: 2011年7月1日(金) 11:45

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

  
 

 

 

 

 

 

 

 

 
先日来『夢をかなえるリスニング』を採用下さった先生方からメールを頂戴して、
「模試のリスニングの偏差値70以上が我が校ではこれまでにないぐらい良い
結果が出た!」とか「夢リスを始めてから、リスニングが目に見えてできている」
とか、そういう声を頂戴しては嬉しく思っております。

それはですね、僕自身リスニングが全くできなかった人間なので、何故リスニン
グができないのかが、今となればわかるからなのです。

例えば僕がどんなに言ってもCDを使って単語を覚えない人たちがいるのですが
それだと多少読むことはできたとしても、決して英語はできるようにならない。

たとえばdaughterを「ダウタ」と読もうと「ドータ」と読もうと、和訳する際にはあま
り関係がない。だけどリスニングに関して言えば、「ダウタ」な人はいくらリスニン
グの勉強をしたって聞きとれるようにはならない。したがって英語を話せない。

まずリスニングが苦手な人は、紙を捨てて音で単語を覚えるべきだ。

ロッコと聞いて、localを思い出せる人はCDをちゃんと使ってると思う。

確かにlocalは「ロウカォ」なんだけど、実際には「六甲」と(笑)発音されることが
多い。だからlocalが出てきたら「ロッコ」と発音する習慣を付ける。

そういったことを克服するためには、ちゃんとディクテーションをやりながら、実は
この単語はロウコォではなく、六甲に近い発音になるんやなということを身を持っ
て経験し、さらには自分でもそう発音する習慣を付けることだ。

まずはディクテーションありき。絶対にディクテーションからやろう!それをせずに
オーバーラッピングやシャドーイングをやっても、あまり意味がないのだ!

で、少なくとも授業前の5分や10分でリスニングの問題をいくらたくさん解いても
リスニングの成績は絶対に上がらない。絶対に。

僕も悔しいがそうやってた。でも生徒たちは全くリスニングができるようにならなか
った。当たり前だ。僕自身、リスニングができなかったから、素人考えでやっていた
だけだったのだから力が付くわけがない。理論も何もなかった。

センター試験で40点も取れないレベルの初心者は粛々とディクテーションからは
じめるべきで、それをしないと結局「英語が聞けない大人」になってしまう。

だからちょっときついとは思うけど、『夢をかなえるリスニング』も啓林館の『リスニ
ングボックス』も、僕が書いた本は全てディクテーションを強制してるのだ。

使ってくれてる高校生は面倒くさいと思わずに、裏面のディクテーションをちゃんと
やっていこう。時間は長い人だと1時間も2時間もかかるかもしれん。

しかしディクテーションをやって、その後に音読(シャドーイングやオーバーラッピン
グなど)をすることで、リスニングだけでなく英作文やスピーキング力もアップする。
ついでにいえば、言うまでもなくリーディング力もアップするはずだ。

更に言えば大人になったときに、英語が聞きとれる耳を持った、社会で重宝がられ
る社会人になっているはずだ。というか、そのために英語は勉強するのだけど。

僕の本はだいたい押しなべてキツイ。受験界のビリーズブートキャンプっていう人も
いる。確かにそうかもしれん。

だけどキツイからこそ力が付くのだ。楽をして力が付く方法なんてあるわけがない。

高校生に限らず、リスニングが得意になりたい人は、まずはディクテーションから。
ディクテーションをやりながら、単語を目だけでなく、耳からどんどん覚える。

それの積み重ねがあれば、2ヶ月もあればかなり聞きとれるようになる。聞き流し
ているだけでは絶対にできるようにはならないし、問題を解いてるだけでも無理。

 

(追記)『夢をかなえるリスニング』と『リスニングボックス』を使っておられる先生方に
     お願いしたいのは、表ページではなく、むしろ裏ページのチェックなのです。

 


kimutatsu

0.3秒以内のクイックレスポンス

Posted on: 2011年6月25日(土) 23:07

 

 

 

 

 

 

  
灘・開成・洛南、洛星、東大寺、ラ・サール・・・『ユメタン』の採用校を石川君に
見せてもらったけど、ありがたいとともに、みんなちゃんとCD使ってくれよと願
ってやまない著者です。生徒たち、ちゃんと音ごと覚えるんやで!

綴りを見て意味が言える。それはOK!
意味を見て単語が言える。それもOK!

でもそれだけじゃ、英語は使えるようにならぬ。音もちゃんと覚えてほしい。

ヒアリングマラソンの松岡先生と対談をしたけど、「木村先生の授業法で英語
ができないわけない」と言ってもらって本当に嬉しかった。

嬉しかったけど、1点だけびっくりしたことが。

単語ってクイックレスポンスで勉強するのは当然だと思う。それは意見が一致。
でも松岡先生は学生に「0.3秒で単語が出てこなかったら、その単語は覚えて
なかったものと思え」と仰っているとのこと。

『ユメタン』でも0.3秒ってことはないぞ。1秒はあると思う。

厳しいなぁ。そういう悪魔に教わってる学生の英語力が伸びないわけがないよ。
0.3秒か、それはさすがに僕も生徒には言ったことがないなぁ。

月曜日の授業で言ってやろう。

「犬」→0.3秒以内→dog
「紙」→0.3秒以内→paper

これは大丈夫でしょ?

「様々な」→0.3秒以内→various
「快適な」→0.3秒以内→comfortable

これも大丈夫ですね?ここまで『ユメタン』ゼロ(中学生・高1レベル)ね。

「偏見」→0.3秒以内→prejudice
「差別」→0.3秒以内→discrimination
「蒸気」→0.3秒以内→vapor
「特性」→0.3秒以内→property

ここまで『ユメタン①』(センター試験レベル)です。

「~を誓う」→0.3秒以内→swear
「中世の」→0.3秒以内→medieval
「多様性」→0.3秒以内→diversity
「適性・素質」→0.3秒以内→aptitude

これが『ユメタン②」(国公立大2次・難関私大レベル)やねんけどね。

これらを全部、生徒たちが0.3秒以内に言えるところまで鍛えてやったらそれ
はそれは大変な力になろう。

ちなみにうちの高1生徒がTOEICを受けたらしい。730点ぐらい。まぁまぁか。
っていうか、中学3年を終わったばかりの生徒にしては上出来か。

これをほぼ全員が900超えができるところまで、松岡先生以上の鬼になって
鍛えてやろう。もちろん僕も自分の勉強を、彼らに負けずに頑張ろう。

0.3秒か、凄いな・・・。まずは僕ができるようになることが大事やねん。それ
が実は何より最大のポイント。

 
(追記)7月16日に関西某所で「ひとり勉強会」を行うのですが、非常に多くの
     先生方がお申し込みになり、ありがとうございました。内容は偏差値で
     言うと50以下の生徒たちを難関大に導くために、どういうことをすべきか
     というような内容にします。参加される先生方、宜しくお願いします。

 

 


kimutatsu

スピーキング力を伸ばすことで

Posted on: 2011年6月17日(金) 14:08

 

 

 

 

 

 

ちょっと前から英語のspeakingのレッスンを放課後にやっているのですけれども
これがなかなか盛り上がっておりましてですね。楽しい楽しい。

今まで中1から延々と暗唱してきたことと『ユメタン』をフレーズごとCDをつかって
覚えてきたことが大きい原因なのですが、こいつら高1なのにかなり喋れます。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

海外滞在経験のない人間が、しかも英語を学び始めてまだ3年ちょっとしか経っ
てない15歳が、これだけ喋れるってのは・・・

やはり日常的に暗唱を繰り返し、日常的にCDを用いて単語学習をし、さらには
インプットをアウトプットにつなげる学習をしてきた学習者は、機会さえ与えれば、
こんな感じですぐに英語を喋れるようになります。

まして大学の受験レベルなんて、あと1年半もあれば。

東大の入試が2年ほど前から変わってしまって、特に今年度の入試は問題が多
いうえに、リスニングの配分が多くなってしまって、かなり難化しました。

問題だけを紙ベースで見ている分には難化したことに気がつかないかもしれませ
んが、実際にはかなり難化しました。

英語をいちいち日本語に置き換えて読んでしまうと遅くなってしまって、最後まで
解き終わらないという人だってたくさんいたはずです。

学習の初期段階から、以前の僕らの頃の勉強スタイルみたいに、スラッシュを引
きながらでないと読めない、SVXXをしながらでないと読めないという勉強法では
東大の入試に太刀打ちできなくなってしまいました。

ではどうすればいいんでしょうね。

いろんな授業法、勉強法がありますが、まずは速読速解力をつけることが大事で
これがないとまったく手も足も出ません。

そのためには単語や文法の基礎力は今まで以上に大事なものになりました。

更にリスニングのトレーニングを徹底的に行って、英語を英語のまま吸収しようと
する習慣を付けることが大事です。そのためにディクテーションから始め、オーバ
ーラッピングやシャドーイングなど、緻密なトレーニングを継続することです。

リスニングは「返り聞き」ができません。関係代名詞が出てきたからといって、前
に返って聞くなんてできっこありません。

出てきたら出てきたまま聞いて理解することが重要です。

リスニングの学習を続けていくことで、読む速度が格段に速くなっていきます。だ
からリスニングの学習は、仮に自分の志望大にリスニングがないとしても、絶対
にちゃんとやっていく必要があります。

リスニングをやることでリーディング力が上がります。更に英作文の力も上がる。

リスニングをちゃんとやろうとすれば、スピーキングのトレーニングは不可欠です
ので、それもあってスピーキングの補習をやっているのです。

スピーキング力を伸ばすことで、リスニング、リーディング、ライティングの全ての
力を伸ばすことができます。ほんまに凄いことなのです。

参加者多数。ええこっちゃ。イギリスに生徒を連れていくのでそれの準備として始
めたのですが、自由参加にしたら、それ以外の生徒たちもたくさん来ました。

その姿勢こそ大事ですよね。主体的な学習姿勢を持っている生徒を応援している
木村です。毎日補習、毎日野球があるので、ちょっと時間のやり繰りが大変です
けれども、けっこう楽しくやっております。

ベースになるのは『ユメタン』のCDを使った学習、文法事項の徹底と、読んだス
クリプトを何度も何度も音読し、さらにはリスニングの基礎トレーニング。

これらを土台にして英語を話し、そしてどんどん英語総合力を伸ばすのです。

  
(追記)14年前、全く喋れなかった僕がスピーキングの補習をするとはな。
     前の学校の同僚が聞いたらびっくりするかもしれぬ。

 


kimutatsu

夢をかなえるリスニング(ゼロ)

Posted on: 2011年5月4日(水) 7:36

 

 

 

 

 

 

 

 

『ユメタン』ゼロに合わせて表紙を黄色にした『夢を叶えるリスニング』ゼロの
表紙画像です。今日、アルクのあおいちゃんから送られてきました。

シャドーイングって何?
オーバーラッピングってどうやるの?

という人のために、それらを実演したCDを付けてみました(笑)。いろいろ考え
まっしゃろ? 紙面だけではわからない部分があると思って。

実際にシャドーイングやオーバーラッピングを、紙面だけでなく、CDのなかで
こういうふうにやるのですと説明し、実際にやって見せ(聞かせ)て、ではあな
たもやってみましょう!という感じのトレーニングになっています。

残念ながら書店では売っていないので、学校で採用になったらCDをつかって
そういったリスニングの基礎トレをやってみてくださいね。

よろしくお願いします。

 


kimutatsu

GWの宿題がやっとできた

Posted on: 2011年4月28日(木) 0:26

 

 

 

 

 

 

灘校は今日の放課後からGWに入ります。というか、厳密に言えば、2・3日に
行われます文化祭に向けて授業カットで準備に入る・・・というか、入ってる。

というわけで、次の授業はなんと5月9日までない。

2日は平日なんかな。そうしたら今年は3日に来客が多くなるな。灘校グッズ、
また編集者のみんなのためにごっそり買ってプレゼントしよう。

文化祭、2日と3日に行われますので、どうぞお越し下さいませ。

それはそれとして、今日の授業でGW中の宿題を配布せねばならぬ。配布する
なり発表するなりしておかないと、彼らは9日まで暇をもてあましてしまう。

というわけで、先ほどやっと完成しました。今回の宿題は、5月9日に『ユメタン』
のテストがあるのでそれの勉強と、『リスニングボックス』①のレッスン3~13ま
でをやってくるだけなのです。先ほどまでそれの解答用紙を作っていました。

解答用紙?

ええ、それにやって9日に提出するのです。毎日1レッスンずつ。文化祭も含め、
8日まで11日ありますので、11レッスンが宿題です。1レッスンあたりだいたい
10分もあればできるんやないかなぁ。

え?それだけ? うん、もちろんそれだけ。

解答用紙が必要?薄物の問題集に?本自体に解答欄があるのに???

必要なのだ。リスニングこそ、こいつが必要。この問題集には付いてないから。
僕の『夢をかなえるリスニング』や『リスニングボックス』には付いてるけど。

生徒たち、配布したらまた涙を流して喜ぶやろうなぁ。わははは!

リスニング学習の初期段階では必ず毎日聞かないとあかんのよ。例えば土日
だけでも聞かない日を作ると一気に聞けなくなってしまうので、それを考えてこ
の分量にした。

それから彼らに要求する学習法を書いたプリントも合わせて配布する予定。

うっしっし。

リスニングの問題に答えて正解したとかしなかったとか、現段階では全く関係
ありませんのや。たまたま正解しただけかもしれぬ。しっかりと聞く練習こそが
現段階では必要なのだ。正解したからって、聞けたとは限らんからな。

ただ問題を解くだけなら解答用紙など要らぬ。っていうことは、さっき完成したと
いう11枚の解答用紙は何をするためのものか、わかるね?

というわけで、今日プリントを11枚配る。それをホチキス留めして9日に提出ね。
生徒たち、頑張りや~♪ 結構大変でっせ♪

 


kimutatsu

今年はリスニング力を磨くぜ!

Posted on: 2011年4月26日(火) 22:42

 

 

 

 

 

 

今年の授業の目標は「リスニング力の強化」と決めて、とりあえずは啓林館の
『リスニングボックス1』というのを採用し、今日は生徒たちに配布した。

生徒たちには「今年中にリスニングの本を10冊ぐらい潰すと思う」と言うた。
10冊にだいたい20題ぐらいの問題があるから、全部で200題。

200題をディクテーションし、さらにはそのまま暗唱するとしたらどうなるかね。
普通はリスニングの力のみならず、英語力全体が伸びるはずだ。

今日配布したのは僕が書いた本ではないが、そのうち僕の著作も配布するこ
とになろう。彼らは「儲かるやん!」などと笑いながら言うが、まぁそう言うなよ。

こっちも儲けようとしてお前たちに配布してるんやないねん。力を付けたいねん。
俺の書いた本よりいいのがあれば、もちろんそれを採用するんやから。

というわけで今年はリスニングを中心に授業も宿題も何もかも進みます。したが
って『ユメタン』のCDも最大限に活用してほしいし、教科書の本文のCDも活用し、
1年後には相当な英語の基礎力を身につけてくれていることを希望する。

センター試験のリスニングで満点を取ることが目標なんやない。
東大のリスニングで満点を取ることが目標なのでもない。

英語をちゃんと聞いて、ちゃんと理解して、自分でもちゃんと相手に英語で話す
力を持った大人になってほしいから、今はその土台作りをしてるだけや。

俺らの世代は書いてある英語を読むことはできるけど、英作文をしたり、英語を
喋ったり聞いたりする力を伸ばすことには、かなり苦労したんや。

これからの日本人はそうであってほしくない。自由に英語を使って、日本だけで
はなく、世界を舞台に活躍してもらいたい。

英語を教える我々のような立場ではなく、英語を使う立場でどんどん世界へ飛び
出してほしい。だからこその『ユメタン』やし、だからこそのリスニング中心、音読
中心の授業なのだ。生徒たち、これからが正念場。しっかりガンバレ!

 


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