KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

焦ってる受験生諸君へ

Posted on: 2010年4月30日(金) 9:48

焦って早急に結果を求めすぎるとろくなことはありませんわ。じっくり構えることが
何より大事なのです。それは勉強も然り、授業も然り、仕事も然りなのです。

鳩山政権の支持率が下がってるそうです。

でも僕は結構頑張ってるんちゃうかなと思ってる。政権が変わったばかりやしね。
いっぺんに何でも上手いことできると思ったらアカン。長い目で見ればよろし。

子供手当てっていう制度ができ、高校の授業料が無料になってな、これから教育
が変わろうとしてる。その節目に僕らはおる。どうなるんやろと見ておくことやな。

私学はますます大変。だからと言って、私学が塾みたいになったらあかんわな。
学校は学校。塾は塾。お互いに支え合うものでないといかん。

授業料が無料になって、お金のない人でも中等教育が受けられるようになった。
これは素晴らしいことやと思うなぁ。

財源? それは政治家が考えはるやろう。私のような庶民が考えることやない。
政治家や官僚の方々、頑張ってください。特に私の教え子たち。

それよりなにより・・・

受験勉強のようなことを始めて、「始めたんやからどんどん成績が上がるやろう」
なんて思ってたらアカン。始めてすぐにアップするなら苦労はせんわな。

その方法は正しいのか?

どっかのブログに書いてあった方法をそのまま採用してないか?

単語や文法は大丈夫か? 今しかでけへんぞ。

ちゃんと本にカネを使ってるか?

それよりちゃんと本を読んでるか?

こういう、知識人として当たり前のことができないと成績なんてのは上がりません。
受験勉強で忙しくて本が読めないって人がおるが、嘘ついたらあかん。

大人のほうがよっぽど忙しいぞ。それでも本は読むぞ。読まない大人もおるけど。
人より上に行こうと思ってるんやろう? 誰かに勝たないと合格せんのやで。

本ぐらいちゃんと毎月何冊かは読もうぜ。

今は受験勉強を始めたというても基礎を固めてる最中やろ。今、赤本ができる人
ってのは幸せやな。ほとんどの人はでけへんのやないか?

長文演習ができる人も幸せやな。ほとんどの人が単語力不足でそれどころやない
のではないか。まずは夏休みまでに『ユメタン』①ぐらいは潰したいもんや。

センター試験で高得点が取れないレベルの人が、二次対策をやっても意味ない。
まずは基本をじっくりと形成することが何よりも大事なんよね。

焦らず騒がず。

9月になったときに『ユメタン』①や、まして②のレベルの単語が全てわかるように
なってたら、そこから長文問題集を5冊ぐらい潰したらええのやないか。

それでも十分間に合う。

基礎がないくせに焦って、勉強法云々と騒いで、結局は長文をやっても読めない
し解けないし×ばっかりなんやったら、今こそ単語や文法を固めるこっちゃ。

結果を急ぎすぎるのは日本人の悪い癖やと思う。じっくり構えようぜ。


kimutatsu

授業近況

Posted on: 2010年4月28日(水) 12:05

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授業が文法中心から英語Ⅰの教科書『エレメントⅠ』中心に変わりました。
生徒たちは予習不要なので、比較的気楽かなと思っていたのですけれども
聞くところによるとかなりキツイということでした。

ま、しょうがないな。でも僕のことを「デビル」とは言わなくなりました。

たぶん慣れてきたんやろな。それはそれでええことや。

『ユメタン』ゼロは2周目に入りました。1周目は単語⇔意味の言いかえを
行いながら最後まで終わらせました。テストは僕が前で意味を言っていき、
生徒たちはその単語を書きとっていきます。

試験用紙はB5の紙ですから、試験作成の必要はありません。

2周目はフレーズ・センテンスを丸呑みさせています。これまた試験用紙は
B5の紙なので、試験作成の必要はありません。

1周目も2周目も生徒たちはCDを使って学習していますので、試験直前の
教室は騒がしい騒がしい。「本を見てるだけ」の生徒はほとんどいません。

ええことやなと思っています。

大学に入ったはいいけど、英語がろくに聞けない喋れないではダメですね。
僕もエラそうには言えません。僕もそうでした。

英語はコミュニケーションのツールです。筆談で済ますならいいのですけれ
ども、相手と会話をしながら情報を得たり与えたりするのがコミュニケーショ
ンなのですから、やはり聞いたり喋ったりできないと駄目です。

今日の授業では『エレメントⅠ』の本文CDを生徒全員に配布しました。

これも「音読に使え!」だけでは全くもったいないですからね。使い方を説明
した上で、みんなで練習をしました。かなりできていたように思います。

教員になって23年目になりますが、英語Ⅰの教科書でこんなに生徒たちが
活動してふらふらになっているのを見るのは初めてのことです。

東大に入るだけならここまでしなくてもいいのでしょうが、東大に入るだけで
は面白くないので、入った後に生徒たちが自由に世界に飛び出せるように
しておいてやりたいなと思っております。

 

(追記)5月2・3日は灘校の文化祭です。

 


kimutatsu

文法の復習をさせねばならぬ

Posted on: 2010年4月8日(木) 21:15

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僕のオフィスから甲子園球場のレフトスタンドが見えるんです。さっきYAHOOの
速報でチェックしたら今日も負けてるんですね。阪神、今年は苦しいなぁ。

毎年思うのですが、各球団が均等の戦力を持とうということで始まったドラフトは
紆余曲折を経て、まぁまぁいい形になってるんやないかと思うんです。

でもあのFA制度はあまり良くないですね。カネがある球団に選手が集まってきて
戦力的に格差が生まれてしまう。セリーグだと毎年のように読売と中日がトップに
きています。たまには広島やヤクルトが首位になる展開も見たい。

今の読売と中日は自前で育てた選手が多いのは事実やけど、それでも読売だと
小笠原とかラミレス、中日の和田、阪神の金本や新井は他球団から連れてきて、
中心にすえながら、同時に若手を育てるという戦略をとってるのですなぁ。

それを企業努力と言えば努力ではあるけど、野球ファンはデジャブ的な展開では
つまらなくなるし、V9時代のように読売をドラフトで蹴る選手も出てくるやろう。

というわけで、ドラゴンズファンな僕ですが、個人的には広島を応援しております。

 

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今日は始業式でした。明日から授業が始まります。と言っても土曜日に健診があ
って、月曜日に春休み宿題考査があるので、飛び飛びになりますが。

僕は金曜に授業がないので、火曜から今年度の授業が始まるということになる。

この春休みの宿題はメインが『基礎力マスター』の基本文法篇。そして4月から
『ユメタン』ゼロのフレーズを覚えていってもらうので、それの1~50まで。

新中3生徒たちに聞くと、『NextStage』の後に『基礎力マスター』基礎文法篇を
やると、各文法項目が復習できて、理解しやすいと。

 

このやり方は『ユメ勉』にも書いたとおり。

 

同じような一問一答式の文法問題集を2冊使うことによって復習ができるのです。『NextStage』だけだと答えや順番を覚えてしまって良くない。

かく言う私も以前は『NextStage』だけを何周も何周もやらせて、高得点を取った
生徒たちを見ては「文法力はまずまずついてきた」なんてアホなこと言うてたが。

というわけで、『基礎力マスター』基本文法篇を70~80点分と、『ユメタン』ゼロの
1~50のフレーズを20~30点分出すのが春休み宿題考査となります。

80点に届かない生徒たちからは500円を徴収します。

そして新しい文法問題集の薄いのを買って、それをGWまでの宿題とし、GW明け
にその問題集を使って再テストをします。それでも不合格の生徒からはさらにまた
お金を500円ほど徴収して、新しい問題集をやってもらいます。

僕は提出系の宿題は出しません。提出してもらったって意味がない。解答も一緒
に配布してるんやから、それを写してきてもわからない。

提出なんてしなくていいから、ちゃんと自分で勉強してきて、そして確認テスト等で
点数を取れるようにしてくれることが、いわゆる「宿題をやった」ということだ。

とにかく文法の復習をさせねばならぬ。一問一答問題集2冊は入口に過ぎない。

というわけで、さて宿題考査を作ろうかな。

 


kimutatsu

本のご紹介

Posted on: 2010年3月15日(月) 10:45

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有隣堂横浜西口店さんの様子です。担当の清水さん、いつも本当にありがとう
ございます!心から感謝申し上げます。ありがたいです。

ちなみに私は花粉症で苦しんでいますが、いつになく早く採点も終わったもので
生徒たちと一緒にグラウンドで野球をしとるんですが、なにせ花粉症なものです
から勢いがない。喋っていてもクシャミを連発しとるのです。

  

あのなぁ、なんでお前らは気持ちで負け・・・ハックッシューーーン!・・・気持ちで
負けるん・・・デキショーーーン!ハックショーーーン・・・な、気持ちで・・・負け・・・
ダーックショーーーン!ハキシ!ハキシ!ハッキッショーーーン!

 

これでは気合いが全く入らんというもので、致し方なく黙々とノックを2時間も続
けては、手の平がボロボロになっている木村です。

21日から春の大会が始まりますので、気合いは入ってるのですが、なにせ相手
は自然界ですので、強豪中学校よりも苦戦しているのです。

ま、あと1週間で陸上部よろしく下半身を鍛えて頑張ってもらいますわ。

 
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最近いろんな本が送られてきます。安河内先生が新しい本をお出しになったと
いうことで、昨日送ってきてくださいました。こちらがその本です。

まだ「はじめに」と目次しか読んでないのですが、今週中に読みます。安河内先
生、ありがとうございました!

安河内先生、凄いパワーですよねぇ。花粉症で苦しんではノックバットを振り回し
てる私とは大違いのペースで書いておられます。

見習お(>_<)

それから他にもいろんな出版社さんがいっぱい本を送ってきてくださっています。
いいなと思った本はこちらで紹介させていただきますね。

主として英語関係の本が多いのですが、中にはこんな本もあります。

著者の方が送ってくださったのか、出版社が送ってくださったのかはわかりませ
んけれども、とにかく送られてきました。

まだ読んでないけど、春合宿の間ぐらいに気楽に読もうかなと思っております。

それから僕が春休みに生徒たちに課した推薦図書はこちらです。

教科書や問題集では読んだこともあろうかと思うのですが、1冊まるまるというこ
とになると読んだことがないという生徒もいるかなと思い、推薦しました。

中学2年生ぐらいなら、もうこの本も大丈夫かなという気がします。

ユメ勉』にも書きましたが、全ての基本となるのは読書力ではないでしょうか?
英語を勉強する以前に、母語の力がないとどうしようもありません。

たくさん本を読んで、日本語の力と知的筋肉を鍛えてくださいね。

 


kimutatsu

最後まで続けられるかどうか

Posted on: 2010年2月10日(水) 19:32

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鹿児島の先生からメールが来まして、「浪人していた『ユメタン』一期生の一人が
九州大に合格しました」ということでした。おめでとうございます。

ご連絡ありがとうございます!

本人からではなく先生からのメールですが「めっちゃ嬉しいです!ありがとうござ
いましたぁ!」と文章が踊っていました。いい先生なんやなぁ。

ご本人の画像も付けられていました。

医学部に合格したからといって安心するのではなく、これからも精進していただき
医療現場で活躍してほしいなと思っております。合格おめでとう!

それと『ユメタン』をボロボロになるまで使いこんでくれてありがとう!

 

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おかげさまで『ユメ勉』が好評らしいのですが、好評なのは『ユメ勉』だけではなく
この本の巻末にご紹介申し上げた50冊の問題集も売れ始めたそうです。

そういうのを聞くと嬉しいものですね。

僕が高校生の時はとにかく問題集を買っては積んでおき、あまりやりこまないで、
その本や先生の批判ばかりしている、典型的な「ダメ受験生」でした。

どんな本であっても潰せば結果はついてくるものです。

『ユメ勉』に載っている勉強法でやってくれれば、確かにキツイのはキツイけれど
だいたい高2の終わりぐらいまでで、受験レベルはだいたい終わると思います。
(中高一貫校であれば、です。)

よく「どれを使って勉強するか」が問題になりますが、大事なことは誰かが勧めて
いる本を鵜呑みにするのではなく、自分で見てみることです。

そしてそれが良い本かどうかを見分けるコツは1つしかありません。

 

最後まで続けられるかどうか。

 

ただその1点です。例えば単語集だとCD付きでないと効果は半減します。しかし
CDが付いているのであれば、(『ユメタン』を使ってくれたら嬉しいが)『ユメタン』
以外であってもそれなりの結果はついてくるものだと思っています。

後は頭の中に英語のストックを作り、それをOUTPUTの段階まで持っていくこと。
そうすると『Next Stage』みたいな一問一答問題集だけでも英作文力がつく。

最後まで本一冊を潰しに潰してみてください。

詳細は『ユメ勉』に書きました。僕の今の生徒たちは中3になったら、英文解釈の
問題集を何か1冊まるまる暗唱させようと思っています。

まだ基礎段階ですからね。その程度のことはさせようと思っております。

 

(追記)2月になってまだ10日しか経っていないのに、『ユメタン』を
     採用してくださった学校が12校もあるそうです。感謝感激です。
     どんどん覚えて、読解力だけでなく、リスニング力や英作文力まで
     アップさせましょう! 楽しく覚えていきましょう!

 

 


kimutatsu

書店さんに足を運ぼう!

Posted on: 2010年1月31日(日) 21:30

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日教販の北川さん(左)とアルクの石川君(右)です。場所は紀伊國屋書店渋谷店
さんです。営業の帰りに石川君がと立ち寄ったら、北川さんがおられたと。

どうせこの後、飲みにいったんじゃないの? ( ̄_ ̄)

北川さんは紀伊國屋書店渋谷店さんだけでなく、新宿の2店舗にもよくおられる
ので、本をあちこち動かしてる彼を見かけたら声をかけてほしい。

とっても真面目で気さくな勉強家なので、高校生諸君の役に立てると思うな。

 
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こちらは千葉の柏市にある新星堂カルチェ5柏店さん。千葉にお住まいがおあり
になる加藤先生から、柏市にキムタツフェアをやってる書店さんを見つけた!と
嬉しいメールを頂戴した。書店さんは言うまでもないが、加藤先生にも感謝!

これ以外にもたくさんの書店さんの画像をいろんな方々から送って頂くんやけど、
全部載せていたら、何のブログかわからなくなるので、順次載せていきます。

少なくとも『ユメ勉』の後ろに載せた「お勧め学参50冊」のフェアをやってくださっ
ている書店さんがどんどん増えていってるらしいのは間違いないみたいです。

「みたいです」というのは、今どれぐらいの書店さんでやってくださっているのか、
僕にはわからないので、皆さんからの情報に頼るしかない。

それとその50冊に掲載した『表現のための実践ロイヤル英文法』の著者である
マーク・ピーターセン先生が、「お勧め50冊」に含めてくださってありがとうござい
ますと、大変喜んでくださったというニュースも、旺文社さん経由で頂いた。

ピーターセン先生、とんでもありません。

あの本は前に三省堂書店本店さんで英語勉強法のセミナーをやったときも推薦
しまして、参加した方々が買って帰られたようで、飛ぶように売れたそうです。

ピーターセン先生といえば、『日本人の英語』で超有名になった先生ですが、僕も
彼の本はほとんど全て読んでいて、勉強させていただいております。

僕が『ユメ勉』の中で推薦した50冊はまた1年か2年経てば変えることになるでし
ょうが(だって新しい本がどんどん出る)、僕は出た英語の本をほとんど買う人な
ので、またお勧めの本がありましたら、随時加えていければいいなと思います。

「お勧め50冊」が、どの本を買えばいいのかわからん症候群のストレイシープた
ちにとって、何らかの道標になることを願っております。参考にしてみてください。

さらに言えば、書店さんに行ってその50冊を見ているうちに、それとは別の自分
だけの宝物を見つけることができれば、そのほうがいいに決まっています。

他人の意見はあくまでも参考程度にして、書店さんに是非とも足を運びましょう。
そして自分だけの宝物を見つける楽しみに浸ってもらえればいいなと思います。

 

(追記)私はあまりアマゾンでは本を買わないのです。書店さんを2~3時間は
     散歩をして、いろんな分野の本を大人買いするのが大好きです。
     BOOKSTORE CRUISINGを何よりの楽しみにしております。

 

 


kimutatsu

『ユメ勉』に関して思うこと

Posted on: 2010年1月30日(土) 9:42

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僕の周囲にいつもいらっしゃる先生方にとって、『ユメ勉』の内容っていうのは
いわば確認みたいなもので、目新しいことはあまりないかなと思うんです。

あくまでも『ユメ勉』は生徒たち対象に書いたものなので、先生方がお読みに
なる場合には、僕が書いた内容を生徒にやらせるにはどういう働きかけが必
要なのかを考えなければなりません。

たとえば英文解釈の問題集の使い方を書いたページがあるんですけれども
こういった「問題集の使い方」を先生方に言ったことはありません。

なので先生方が授業の中で、例えば英文解釈をされるときには、『ユメ勉』を
読まれた先生方であればいろいろ考えていただきたいなと願っています。

ただ単に英語を日本語に訳すだけでは、僕はあまり効果がないのではない
のではないかと思っているのです。

やたら数ばかり解いて、1冊の問題集を終えた満足感は(教員側に)あったと
しても、生徒のほうは模試を受けてもあまり成績が上がってないのでは?

英文解釈の力はつくでしょう。そりゃ当然。でも大問1や2で出題される、長い
文章が読めるのでしょうか。英作文は?リスニングは?

基本となる姿勢っていうのかな。

  

受信 → 刷り込み → 発信

 

の流れに関しては、英語教師塾やセミナーを通じて、あるいは飲み会での会
話を通じて、何度も何度も説いてきました。

では英文解釈の本を使ってこの流れを意識するということになると、どういうふ
うな作業が必要になるのでしょうか。

・・・というようなことを、『ユメ勉』の中にも書きましたが、やはり英文解釈の勉
強を通じても、英語の発信まで持っていかねば意味がないのですね。

また音読が有意義とはいいますが、ではなぜ音読をするのか、どうやって
音読するのか、音読するとどうなるのか、ということを理解した上ですることが
重要なのではないでしょうか。

それを無視して、音読やれ!音読やれ!と言っても意味がありません。上に
書いた英文解釈もそうです。英文解釈は何のためにやるのでしょうか。

単に日本語に直すためにやっているのではないはずです。それが仮にかなり
うまくいったとしても、生徒たちは受信だけで終わってしまって、力がつかない
ことになってしまいます。

そしてそれにプラスして、伝道力です。

伝道力というのは、英会話の力という意味ではなく、教員が生徒たちに気持
ちや情報を伝える力ですね。これがないといくらいい授業でもダメです。

つらつらと考えていると、やはり教員ってのは全てが勉強ですね。新聞をじっ
くりと読むのも勉強。街中をウロウロするのも勉強。全てが勉強ですね。

こんな当たり前のことに気づいたのは最近のことです。恥ずかしい話ですけ
れども、でも気づいてよかったなと思っています。

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(埼玉のブックデポ書楽さんです)

それと大事なことですが、こういう勉強法の本は読んで終わりでは意味があり
ません。読んでいいなと思った部分は、即実行に移すことが大事です。

僕の方法は、生徒たちから「悪魔!鬼畜!」と呼ばれる方法なんです。キツイ
のは重々承知なのですが、でも絶対に力がつきます。

問題は実行できるかどうかです。この方も書いておられるとおり。

僕の授業を見学に来られた先生方ならご存知ですが、授業中にいっぱいゲ
ームなどをして僕は楽しくやっていますが、生徒らは必死にゲームをしてる。

負けたら罰ゲームがあるってのもあるけど。

僕は授業で実行してるし、生徒たちは必然的に実行してる(させられてる?)
ので、双方ともどんどん力がついていきます。当然だと思うんです。

でも本を読んで、「こんなキツイのは無理」というのであれば、それは残念。
もっと楽な方法を探せばいいと思っています。勉強法は1つではありません。

だけどビリーズブートキャンプやコアリズムもそうですが、力をつけるのには
楽な方法なんてないんじゃないでしょうかね。僕はそう思います。

読んで得心された生徒さんたちは、どうぞ書かれてあるとおりに頑張ってくだ
さい。絶対に力がつきます。頑張ってくださいね。 

 

(追記)『ユメ勉』を採用してくださった鹿児島の先生、ありがとうございます!
     びっくりしました。学級文庫に置くという先生はたくさんおられますが、
     採用してくださる先生がいらっしゃるとは思ってもみませんでした。

(追記)北海道でセミナーがしたいなぁ・・・今年は絶対に北海道でやろう。

  

  

 


kimutatsu

単語集の選択について思うこと

Posted on: 2010年1月22日(金) 13:34

ジュンク堂新宿店さん

『ユメタン』という単語集は、僕は現時点では最強の単語集だと思っているのです。
それは自分で作ったからという意味ではありません。

今まで英語を教える仕事を20年以上やってきて、どの単語集を見ても足りないな
という思いでいっぱいでした。どれもがいいんだけど、帯に短し襷に長しです。

たとえば何らかの要素が足りない。CDが付いていないと、それだけでダメです。

逆に派生語などの指示が多すぎたりする。情報が多すぎる単語集もダメです。

僕にとっては、です。灘の生徒たちにとっては、ということです。

だってそれでなくても単語を覚えないのに、派生語は必要最小限にしといてもらい
たい。必要なものだけでいい。多すぎると全部覚えようとして、結局忘れてしまう。

例えば『システム英単語』ですが、これはすごくいい単語集だと思うんです。だから
『ユメ勉』の最後の「お勧め50冊」にも含めました。

でも学校で採用するにはちょっときつい。CDが高いんです。本だけだと手頃やし、
内容的には(フレーズをもうちょっと工夫したいが)悪くないんです。

CDを使わないと単語の定着率が落ちるのは、英語のプロなら誰でもわかることで
ところが様々な理由で、本にCDがつけられないことがあるんです。

だいたいの理由はコストとプライスのバランスです。コストをかけすぎるとプライス
が高くなります。まぁ、当然のことですね。

『システム英単語』の著者の先生だって、本にCDを付けたかったと思うんですよ。
でも付けると値段が上がる。だから無理だって言われたんじゃないかと。

CDを別売にすると、怖ろしく高くなります。だから読者がお金に余裕のある時に
書店さんで買うぶんにはいいのです。お年玉でCDを買おう!はOKですよね。

でも学校一括ではなかなか採用しづらい。別売のCDまで採用できないのです。
 

Yumetan 1

だから『ユメタン』を作ったんです。数百人のプロのご意見を吸収して。CDを付けて
派生語は必要最小限にして、チェックテストを語順をバラバラにして作り、CD自体
を確認テストにしました。これで自学自習ができる単語集の完成です。

昨日もハーバード大に行きたいという生徒が、『ユメタン』3までを早いうちにやって
次の段階に進みたいが何をすればいいかと聞きにきてくれた。

当然のことだと思います。『ユメタン』3までやれば、アメリカの放送だって聞ける。
嘘だと思ったらやってみればわかります。そういう作り方にしたから。

今回のセンター試験には『ユメタン』1の単語が非常に高い確率で出題されていた
と、調べてくださった東京の先生が数字まで示して教えてくださいました。

これもそういう作り方にしたから、当たり前といえば当たり前なのです。『ユメタン』
に掲載する単語や語順については、ものすごく精査して考えたので。

今までの単語集とはちょっと違う並びになっているものもあるとは思いますけれど、
でもちゃんと調べればこうなるのではないか?という並びにしてあるのです。

コーパスはアルクさんのコーパスを使って、外国の方に何度もチェックして頂いて、
できるだけ親しみやすく、覚えやすいフレーズを作りました。

CDの「日本語→英語」は、通訳学校で教わった方式です。

「日本語から英語に直す方式で、瞬時に単語が出てこないようでは、『単語力があ
る』なんて言ってはならない」と言われました。だから『ユメタン』もそうしました。

1週間に100語がきついという人は、たぶんやってない人です。やればわかる。

だって僕、西大和時代に偏差値40台の生徒たちにもやっていて、当時の彼らが
どんどん阪大や神大、早慶や関関同立に合格したのが、1週間100語です。

そういうプロセスまでわかってるからこその「最強の単語集」なのです。

YUMETANS

でもどの単語集もいい単語集ですので、自分の学校で採用されている単語集を、
大事に大事に使って、最後まで完璧に覚えてほしいと願っているのです。

それぞれの本に、それぞれの著者の想いが、そして買われた先生方の想いが、
大きく込められています。もちろん僕の本にも。

『ユメタン』なんて良くないよ!こっちのほうがいい単語集なんだ!という人はまだ
まだガキです。そんなことを言うてる人は全く大したことありません。

「何を使ってるんだ!『ユメタン』のほうがいいに決まってる!」という人もダメです。
推薦するのはいいけど、他の本をけなしているようではダメです。

どの単語集も素晴らしいのです。ちゃんと使ってあげてください。それぞれの本を
尊重するところから入らないと、勉強する資格すらない人間ということになる。

僕にとってのベストは『ユメタン』です。灘の生徒たち、僕の生徒たちにとってのベス
トは『ユメタン』です。僕が作った本なので、使い方を誤ることは絶対にないから。

でもだからと言って、僕がそれ以外の単語集を使っている人たちを見て、「絶対に
『ユメタン』のほうがいいのに」と言うことはありません。当たり前のことです。

それぞれの用途、ニーズに合った単語集を選べばいいのです。

たくさんの単語集があります。だから選ぶのは大変だと思います。でも選んだ1冊
はあなたと何らかの縁があるのです。それは本だけではないけど。

服だって車だって家だって、そして家族だって友達だって縁があるのです。

せっかく自分で良いと思って選んだ単語集なのですから、途中で投げ出すのでは
なく、最後まで頑張ってみましょう。

大事なのは「使い方を誤らない」ということと、「覚えるなら気合いを入れて覚える」
ということです。どちらが抜けてもダメです。

 

(追記)田島君から『ユメジュク』を作ろうと。わかったけど、熟語って何なんだ?
     no more thanは熟語じゃないよね。これを載せるなら、no taller than
     とかno fewer thanまで載せないと。「熟語&慣用表現集」にするか。

 


kimutatsu

お勧めの50冊について思うこと

Posted on: 2010年1月22日(金) 12:58

What’s this?

これは何でしょう? Happy Birthdayと書いてあります。うーん、お皿かな?

What???

キムタツ先生&サカイさん? 酒井さんといえば、Nextstage社の社長の??
なんだこりゃ?

cake2.JPG

というわけで、バースデーケーキでした。中台君、おっさん二人のためにありがと。
楽しい会食になりました。大阪のジュンク堂書店さんの担当者さんたちとの会食。

大阪梅田には2つのジュンク堂さんがあります。

1つは大阪本店。堂島アバンザの中にありまして、おそろしくでっかい書店さん。

阪急にある紀伊國屋書店本店さんかジュンク堂書店本店さんが、フロア的には
キタの二大書店さんと言えるかもしれません。

旭屋書店さんやブックファーストさんも大きいな。詳細はちょっとわからないけど。

それからホテルヒルトン大阪の5階と6階に、ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店
さんがあります。2フロアを使って、かなり広々と展開されています。

梅田駅から直結しているので、ヒルトンプラザ店さんは本店さんより便利です。

そのジュンク堂書店大阪本店さんと梅田ヒルトンプラザ店さんの担当者おふたりと
われわれとで会食やったんですけどね。

教育が学校、生徒、保護者、さらには予備校や出版社との連携で成り立つのと同
じように、活字文化の栄衰は書店、取次、出版社、著者、読者、さらに言えば教員、
生徒や学生たちの連携で成り立つものではないかと思っています。

本が売れなくなったそうです。インターネットが普及して、携帯電話でインターネット
ができるようになり、電車の中で雑誌を読んでいる人が激減しました。

誰でも知っているような雑誌が、多いときには120万部が週に売れていたのにも
関わらず、今では数十万部になり、大手出版社の経営が逼迫していると。

案内パネルです。

受験生も学校で一括採用される本だけで精一杯で、なかなか書店へ足を運んで
買おうという人は少なくなってるらしいし、書店に行ったら行ったで本がすごく多くて
どれを選んでいいのかわからないという状況なのは、僕も経験したことがある。

僕は自分がいいと思った勉強法や、自分が使いたい本を書き続けているわけで、
選択権は読者サイドにあるわけです。

その読者サイドも情報が多すぎて、どれを選択していいのかわからないという悲惨
なことになっているのが現状なのではないかなと思っているのです。

で、書店さんに行ってどれを選んだらいいかというのがわからないという人のため
に、というのもあって、『ユメ勉』の最後に「お勧め50冊」のページを作ったんです。

1冊1ページ。つまり全体の50ページも割いて紹介しました。

その書店の担当者さんお二人に著者用の2冊をプレゼントしました。中身を見てく
ださったのですが、「これはすごくいい!」と仰ってくださいました。

それから数冊のご著書を挙げさせていただいた安河内先生と大矢復先生からも
ありがとうのお言葉を頂戴しました。こちらこそ感謝しております。

プロの人たちが見たら、もしかしたらもっといろいろ書いてほしかったと思われるの
かもしれません。でもね、これは今まであったような自己啓発本じゃない。

生徒向けに書いた本です。表面的な勉強をしていると伸びないよというメッセージ
をどうしても伝えたかったので書いた本です。だから極力わかりやすく書いた。

そして最初から最後まで、僕の語り口調で書きました。関西弁じゃないけど。

先生方用に「こうやって僕は教えてる」というのが次作になります。それはまたそれ
で楽しみながら書いてみたい。採用した全ての本の使い方まで書いてみよう。

例えば『ユメ勉』に書かなかったこと。

・英語Ⅰや英語Ⅱなどの教科書をどのようにアクティブに使って授業しているか。

・ライティングなどの教科書をどのようにアクティブに使って授業しているか。

・楽しくも厳しい文法の授業をどのようにして展開し、知識を定着させているか。

・単語のテストをどうやっているか。再テストはどうか。

こういう視点ってのは、生徒たちは関係ないですから、『ユメ勉』には書かなかった。
むしろ先生方向けに書くべきではないかと思いまして。

で、『ユメ勉』の後ろに載っている「お勧め50冊」のフェアを全国展開してくださると
聞いております。いろんな書店さんで。ありがたいことです。

僕の本が売れるとか売れないとかではなく、その50冊が売れたらいいなと思う。
安河内先生や大矢先生、竹岡先生や和田玲先生といった先生方の本が売れて、
そして受験生たちがその使い方を『ユメ勉』を見ながら、潰してくれればいいなと。

そうしたらもっと英語ができる日本人が増えるのではないかと思うのです。

どれを買っていいのかわからないから買わないという人、その気持ちはものすごく
わかりますが、もし良かったら『ユメ勉』で挙げた50冊をチェックしてみてください。

そして買うだけではなく、その使い方を誤らずに、最後まで潰してしまってください。
「この本はよくなかった」という感想は、最後まで潰してから言ってください。

きっとちゃんとやった人はそういう感想を持たずに、その著者の先生方に感謝を
することになると信じております。

ありがとうございます。『ユメ勉』ですが、今日が発売日なのです。

ホンマにありがとう。おおきに、ありがとう。お世話になった皆さん、ありがとう。

 

(追記)書店さんに並び始めるのは、日曜日か月曜日ぐらいからではないかと
     思います。よかったら読んでみてください。

 


kimutatsu

僕の英語勉強法、指導法

Posted on: 2010年1月18日(月) 14:15

yumeben

前からちょっとずつ言っていた英語の勉強法の本なのですが、どうやら来週の
月曜日あたりから書店さんに並ぶそうなので、少しご紹介いたします。

簡単に言えば、僕が灘の生徒たちに課している英語の指導方法といいますか、
6年間なり3年間なりのシラバス(指導計画)といいますか、そういう本なのです。

英語の勉強法というよりも、当然のことですが、英語に限らず全ての語学の習得
に応用できると思うし、今は全国でいろんな先生方が行ってる方法です。

簡単に書きますが、英語を習得するには3段階あります。

 

INPUT → INTAKE → OUTPUT

 

日本語で書けば「知識や情報を頭に一旦入れる」→「その情報を脳に刷り込む」
→「それを使って自分で発信する」ということになるでしょうか。 

例えば授業を受けたり参考書を読んで「なるほど」と理解するのはINPUTです。
この時点で放置して、定期考査まで何もしなかったりすると成績は上がらない。

あるいは「いくら勉強してもあがらない」なんてことになります。

だってINPUTだけで、何か情報や知識が脳にこびりつくと思いますか?

自分の名前、住所、恋人の名前や生年月日、両親の名前や生年月日などなど、
忘れない知識は「脳への刷り込み」ができてるから忘れないのです。

つまりINTAKEの段階まで行っているから忘れないのです。

どうして『ユメタン』を作ったのか。

否、作らざるを得なかったのかを考えてみてください。

今までの単語集は全てINPUTで終わっていたから、覚えられなかったんです。
知識ってのは、このINPUT→INTAKE→OUTPUTというプロセスを経ないと、
なかなか定着しないのです。

せめてINTAKEまではやってあげようというのが、この『ユメタン』なのですね。

他の本をユメタン方式でやるという人もいますが、CDを「日本語→英語」などに
作り変えるか、あるいは授業で先生がCDの役をするかしないと無理です。

 

生徒たちの答案

僕は生徒たちに「悪魔」とか「鬼」とか「鬼畜」とか言われますし、自分でもよくも
まぁこれだけ妥協せずにやってるなと思うこともあります。

以前はそうでもなかったのですが、少なくとも今教えている中2の生徒たちには
めちゃくちゃ勉強してもらっています。

でも生徒たちはすでに1つのLESSONの1つのセクションぐらいなら、ものの数
分あれば音読して暗唱してしまいます。なぜなら中1から鍛えてきたからです。

さらに中2の現時点でもかなりの英作文力とスピーキング力があります。

なぜかわかりますか。それは今まで検定教科書を使いながら、つまりプログレス
やトレジャーなどを使わずとも、INPUT→INTAKE→OUTPUTをやってきたから
定着度が非常に高いんです。検定教科書でも定着させれば凄いパワーとなる!

 

ありがとうね!

でね、よく音読が大事って言いますでしょ?

確かに音読って大事なんですが、でも「音読はめちゃやってるのに、全然成績が
アップしない!」っていう人だっていると思うんですよ。

それは音読の仕方が悪いからです!INTAKEができていないんです。

音読はINTAKEの一部なのですが、これだってやりゃいいってなもんでもない。

さらにそこで終わると、「文法の勉強は終わったのに、英作文ができない」なんて
奇妙なことになってしまうのです。OUTPUTの段階までも行っていないのです。

だから一所懸命に時間をかけているのに、定着しないのですね。

  

東大の合格発表日

僕は学校の先生なので、教科書を使いながらちゃんと英語の達人になる方法を
書きました。授業を使って達人になる方法を書きました。

だから学校の先生方にも読んでいただければいいなと思っています。

更に言えば、「使える英語を習得しないとツマラナイ!」という観点で書きました。
英語を6年も勉強して、喋れないはずがありません。絶対に使えるはずです。

受験勉強が終わって、大学に入ってTOEICを受験すれば、いくら悪くても800点
ぐらいは取れるような勉強法を書きました。900点だって取れると思います。

もしかしたら「えらいタフやな。こんなん無理や」と思うかもしれません。

でもそう思う人は、今までが楽すぎたのではないでしょうか。

僕は楽して成績が上がるような本は書けません。こうすれば1週間であがる!と
いうような感じの本は書けない。生徒に「悪魔」と呼ばれる方法が正しいと信じて
いるので、その信念に添わないような本作りはできないのです。

でも確実に実力が上がります。絶対に成績は上がります。あとは生徒たちが僕
のことを信じて頑張るだけです。その頑張りこそが一番大変なんですけどね。

僕は彼らがサボらないように、否、サボりたくならないように、背中を押してあげ
続けるだけです。正しい方法を示した上で。

 

ユメ勉

最後にお勧めの問題集50冊を、1冊1ページずつも割いて紹介し、説明してあり
ます。僕がこれから灘の生徒たちに勧めていき、使っていく本を50冊です。

でもその50冊をやれば成績が上がるという意味ではありません。「この本を使え
ば成績が上がる」なんて安易な勉強法の本にはしたくありませんでした。

大事なのは「どう使うか」です。反復するにしても「どう反復するか」なのです。

自分が22年かけて培ってきた、僕なりの英語勉強法を全部書きました。

「できるだけ楽をしたい」という人には不向きだとは思いますが、今から成績を絶
対に上げたいと思う人は読んで下さい。そして実行して下さい。

キーワードは、INPUT→INTAKE→OUTPUTです。

僕の生徒たちはこの方法にしたがって、高3までいくことになります。

そして大半の生徒たちを、高2終了時点で東大レベルなら到達できるようには
してあげることを、彼らに約束してあります。

だって高3になったら理科や社会の勉強をしないといけませんからね。なかなか
英語をガンガンになって勉強するってこともできないんですよ。大事なのは高1と
高2の2年間ですね。そこでサボらなかったら大丈夫だと思います。

灘だからできるという特別な方法ではありません。読んでいただければわかって
いただけると思います。逆に言えば、灘のような頭のいい生徒たちにはここまで
やらなくてもいいのかなという気さえする方法です。

でも自分の信念なので、彼らにはこの方法にのっかって、高校3年生の最後まで
ついてきてもらおうと思っています。

良かったら手にとっていただきまして、参考にしていただければ幸いに存じます。

 

最後に・・・

お勧め問題集50冊のリストを作成する過程で安河内哲也先生や大矢復先生と
やり取りが出来たのは財産になりました。先生方には心から感謝申し上げます。

また、『夢をかなえる英語勉強法 ユメ勉』、変なタイトルですが、あえてこうしてみ
ました。アルクさんは『ユメ学』のほうが・・・と仰ったのですが、何となく『ユメベン』
のほうが語呂がよくてね。

でも「便所」の「ベン」を想像すると言われて考えていたら・・・

近大和歌山の三原先生が『ユメ勉』にすればいいじゃないですかとアドバイスを
くださいました。確かに。どうしてこんな簡単なことに気がつかなかったんだろう。

三原先生にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

僕が新人のときに、どうやって英語を教えていいかわからず、教壇の上で立ち尽
くしてたのですが、あれから22年経って、英語の勉強法、指導法がナントナク見
えてきました。それを本にできました。

売れる売れないに関わらず、万感の想いでいます。関係者の皆さん、なによりも
アルクの田島君、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。

 

  

(追記)同じく英語の勉強法を書かれた安河内哲也先生と来月お会いして
     飲みながら話をすることになりました。とても楽しみです。

(追記)ネイティブの先生と一緒に英語の本を書いているのです。で、とても
     変な言い方ですが、自分の英語力の低さに凹みまくっております。
     やっぱり大学教授までやるネイティブの先生ってのは凄いですねぇ。
    

 

 


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