KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 勉強・受験

kimutatsu

文法、大事です

Posted on: 2009年11月11日(水) 21:09

基礎編

いろんな歌の歌詞とか新聞広告を見ていて、英語が間違っていたりすると
訂正したくなりませんか。僕はどうも気になってしょうがないのです。

言うまでもなく、僕は英語の研究者ではなく教員なので、いかに生徒たちに
うまく英語を勉強させるかというのを主たる仕事にしております。

先般、同僚の結婚式で灘の校長先生が「研究者と教員とは違う」と仰った
のですが、僕もそう思います。

だからあまり英語の細部までを生徒に教えるようなことはしていません。
そんなことは大学に行って、さらに英語の知識を深めたい生徒がすればいい
のであります。僕は彼らが社会に出たときに通じる英語を教えております。

が、そのためにはある程度以上の英語力は必要だし、そもそも勉強とは
自己研鑽のために主体的に行うものなので、ひたすら勉強の日々なのです。

でね、学べば学ぶほど、過去の自分を恥じるとともに、自分の周辺にある
間違った英語が気になりますねん。

たとえば先般もあるお店の店先にMerry X’masと書いてありました。

アポストロフィの使い方が・・・このお店ではケーキを買うまい・・・

などと思いつつ、大阪のおばちゃんの血を受け継いでいる僕としてはです
なぁ、お店に入って、「Merry XmasかMerry Christmasにされたほうが、
たぶんケーキの売り上げが伸びますよ」などと言いたい。

Xとmasの間にはアポストロフィは要らない。

以前、ある服屋さんのチラシに「21th」と書いてあったのです。さすがにこ
れはと思ったので、その服屋のHPから「21st」ですよとメールしました。

無視された\( ̄_ ̄)/

そして数週間後に同じ服屋のチラシが入っていたので見ると、21stになっ
ていたので、ちょっとどうなん?と思うことになる。

担当者はメールの返事ぐらいせぇよなぁ。

他にも気になるところはあるんやけど、まぁ僕も人のことをいえた義理では
ないので、日本語も含めてちゃんとした言語を使おうと思う。

日本語も含めてというと・・・

「先生はおっしゃられた」なんて言う人がいらっしゃいますが、これも間違い
でして、「おっしゃる」は「言う」の最高敬語なので「おっしゃる」が正しい。

「おっしゃる」にさらに尊敬の助動詞「れる」を付けることはできませんのや。

「先生はおっしゃった」でいいのです。

こういう細かいミスなんて気にしないで、どんどん喋ればいいじゃないか的
な、つまり文法軽視的な言語教育は間違ってると思うので、あえて老婆心
ながら書いてみました。文法、大事です。

基本をがっちり押さえた上で、いろんなものを読んだり聞いたり書いたりし
ながら、英語の力を総合的に上げていくのですね。

 

(追記)今日の授業で『Nextstage』を配布しました。中2の生徒たちに
     まずは単語と文法を徹底して教えてやろうと思っています。

  


kimutatsu

極めたいという情熱があれば

Posted on: 2009年11月9日(月) 13:34

少路小学校にて

先般、日本大学中・高等学校にお邪魔したときに、実は凄くやる気をくすぐ
られる出会いがありましてね。今日はそれについて書こうと思います。

新横浜の駅からタクシーに乗ったんです。

運転手さんは70歳前後の方でした。

僕ね、あんな狭い空間で2人とも黙ってるなんて不自然な状況には耐えられ
ないんです。だから喋り始めました。いつもどおりですが。

木 :いつも思うんですが、東京や横浜って人が多いですね。景気が関西
   とは違って、とてもいいのがわかります。
運 :そうですね。関西はかなりひどいらしいですね。
木 :僕はあまり景気とは関係ない職種なんですが、どうもそうみたいで、
   タクシーの運転手さんたちもかなり苦労されてるみたいです。
運 :でもお客さん、東京以上に景気のいい都市がありましてね。
木 :横浜より? えー、どこでしょう。
運 :上海です。いえ、北京もそうですが、中国は全体的に好景気です。
木 :あー、なるほど。
運 :実は7月に上海に行きましてね。あまりに景気がよくって、3日間だけ
   滞在するところを10日もいて楽しみました。
木 :でも運転手さん、7日間も滞在を引き延ばすとなると、ホテルとかの交
   渉を考えると、かなり言葉が達者じゃないと無理ですよね。
運 :いえね、恥ずかしい話ですが、私は北京語と広東語ができるんです。
木 :えー、すごい。どうやって勉強しはったんですか。
運 :お客さん、中国に行ったことはありますか。
木 :あります。というか、私も中国が好きで、6~7回は行きました。あの
   規模の大きさと、人々のおおらかさと、熱烈歓迎の様は日本とは全く
   違いますよね。
運 :そのとおりです。でも最初に行ったとき、ちょうど私が50歳の時です
   が、こんな国、二度と来るものかと思ったのです。だってそうでしょう。
   五つ星のホテルに泊まったのに、お湯は出ない。フロントに電話した
   って「すぐに行く」と言いながら2時間以上来ない。こんないい加減な
   国はもうたくさんだと思いましてね。
木 :なるほど。それも含めての「おおらかな中国」を楽しめないと、日本の
   国内やリッチな旅行しか知らない人には耐えられんでしょうね。
運 :そうなんですよね。でも帰ってから思ったのです。あの規模の大きさ
   を楽しめなかったのは、もしかしたら自分の責任じゃないかと。
木 :ほぉ。

Mt. Fuji

運 :もっと中国の人々と交流できていれば、もっと楽しめたんじゃないかと。
木 :それで勉強されたんですね、中国の言葉。
運 :マスターするまでは中国に行かないと決めました。そして本屋さんで
   CD付きの中国語の本を買ってきましてね。片時も離さずに勉強して
   いきました。本当に片時も離さずに。
木 :どないやって勉強しはったんですか?
運 :どんどん読んでどんどん聞きました。読んで聞いたものは全て暗唱
   していきました。飲みにいくときは中国人の方がやっているお店ばか
   りに行って、お店の人に頼んで中国語だけで話してもらいました。
木 :最初は通じなかったでしょう?
運 :もちろん。でも生の中国語に触れたくて、そうしました。
木 :どれぐらいで中国語ができたと感じましたか。
運 :3年です。3年間で5冊まるまる暗唱しました。
木 :5冊暗唱!?そりゃ凄い!全部暗唱しはったんですか?
運 :それ以外に方法を知らなかったですから。CDがついていない教材は
   買いませんでした。全て読み、それを聞き、そして覚えました。
木 :鬼気迫るものがありますね。
運 :自信になりました。学歴もない自分ですが、やればできるんだなぁと。
   3年で5冊暗唱してから、53歳のときに中国に再度行きました。
木 :どうでしたか?
運 :素晴らしい国だと思いました。最初は香港から来たんだろうって言わ
   れましてね。どうしてだと聞くと、日本人は中国語も英語もできないと。
   それだけ北京語ができるのはきっと香港の人間に違いないと。
木 :なるほど。
運 :いや、俺は中日友好のために3年間こうやって勉強したんだと言うと
   彼ら中国人は熱くもてなしてくれました。中国人はもてなすのが大好き
   ですし、物をもらうのが大好き。物をあげるのも大好き。人が大好きで
   胸襟を開くまではなかなかですが、友達だと思うと、自分は破産しても
   いいからその客人をもてなす国民です。もてなしてもらいました。
   それ以来、毎年中国に行っています。今年70歳ですが、これで17回
   めやったのです。
木 :・・・(感動してしまって何も喋れない)
運 :子どもたちも手を離れたので、もう働かなくてもいいのですが、毎年
   中国に行くためにタクシーの運転手をやってます。
木 :いや、感動しました。感動したという言葉では言い尽くせないけど。
運 :私は何もできなかった。だから生きている間にせめてこれはという力
   を身につけたかった。たまたまそれが中国語だっただけです。
   ところでお客さんは何か外国語ができますか?
木 :何もできません。英語がほんの少しできるだけです。
運 :極めたいという情熱があれば、全くできない状態からでも3年でOK
   です。なんの才能もない私でも3年なのですから、英語が少しだけでも
   おできになるなら、どんな言語でも2年ぐらいで極められるでしょう。
   大事なのは方法なんかではなく、情熱だと私は思います。
木 :私、教員をしてるんです。生徒たちに今の話を伝えたいと思います。
   今日はいいお話をありがとうございました。

先月から英語の勉強を始めて、アルクのヒアリングマラソンなどをやってる
のですが、それは実はこの運転手さんとの会話がきっかけなのです。

運転手さん、僕も負けずに頑張ります。

暇があれば読み、暇があれば聞き、そして暗唱します。そしてもう大丈夫と
いう自信ができたら・・・

どうしようかな、それはきっと勉強を継続し続ければ神様が教えてくれるか。
頑張っていれば神様が背中を押してくださる気がします。

今はヒアリングマラソンを聞いて、まるまる覚えていっています。ものすごく
ペースは遅くなるけど、でも英語を極めたくて頑張っています。

勉強ってこんなにも楽しいのですね。高校時代にそれを誰かが伝えていて
くれればまた違った人生だったのか。それとも誰かが教えてくれていたのに
それを聞く耳を持っていなかったのか。

英語とフランス語と中国語を極めてから死のうと決めました。頑張るよ。

 

(追記)頑張っていればこういう出会いもありますね。神様ありがとう。

 


kimutatsu

本番に強くなるには?

Posted on: 2009年10月24日(土) 12:13

光山登場

灘区東灘区大会が11月3日から始まるということで、練習試合をそれまでに
何とか2試合したかったのですが・・・できない。

相手がいないのではなく、相手がインフルエンザでメンバーが足りなくなって
しまって、試合のキャンセルが相次いでおります。

\( ̄_ ̄)/

しょうがない。明日は紅白戦するか。

投手の肩ってのは不思議なもんで、7回なら7回、3回なら3回に合った肩に
なってしまっていて、3回しか持たない投手が4イニングス目に入ると・・・

いきなり打たれる!

なのでエースには7回をちゃんと投げられるように指示するのです。すると、
そのエースはブルペンで毎日7回にあたる投球数を投げることになる。

ところが罠がありましてな。

ブルペンで100球投げるのと、練習試合で100球投げるのと、公式戦で10
0級投げるのとでは、天地ほどの開きがあるのです。

漫画『ドカベン』で、監督が新人の投手に「ブルペンの300球は試合の50球
程度と同じぐらいでしかない」と言う場面があります。

実際にブルペンの300が試合の50なのかどうかは専門家ではありません
ので、僕にはわからないが、その発言を水島さんがさせたのはわかる。

なぜならブルペンにはバットを持った打者がいない。

仮にダミーで立たせたとしても、その打者は打たない。

練習試合でも、仮に打たれたってそれで野球が終わるわけじゃない。単なる
練習試合なので、公式戦までに調整すればいいのです。

ところが公式戦では1球が命取りになる。1つの四球が命取りになる。力む。
ストライクが入らない。やばい!

こういうメンタリティーをどこかで作り出さないと、公式戦に弱いチームになり
ます。だから各監督さんたちは選手たちを練習の段階から追い込む。

バント練習で1つ失敗した選手に10キロほど走らせる。

シートバッティングで四球を出した投手にその後数時間走らせる。

スポーツを知らない人がこういう場面を見ると、あの監督の指導は、指導で
はなくて体罰じゃないかと思うかもしれませんが、それは違います。

ここで四球を出したら走らされる・・・あんなには走れない・・・やばい・・・

こういうメンタリティーを作り出すのです。それが練習なのです。練習のため
の練習をしていても、公式戦では勝てませんからね。

模試だって同じです。確かに模試は模試でしかない。ダメでも復習すればい
いし、模試の結果と入試の結果は必ずしも直結しない。

だけど入試を受験する際のメンタリティを模試の時から持てたとしたら?

こんなに受験本番に強い受験生はいないということになるわな。

逆によく聞かれることですが、国公立大本番のために、模試がわりに私大を
受験したほうがいいのかということです。

最初から模試がわりというメンタリティで臨むなら、受験しても意味がない。
合格してもここには来ないと思いながら受験するなら、模試以下になるわな。

普段の勉強の際にも、例えばセンターパックなどを使って、時間をはかって、
いろいろやると思うけど、大事なのはそういう環境以上にメンタリティやな。

これはあくまでもセンターパックなんやという意識があれば、そりゃダメだ。

そろそろ本番と同じ心構えで勉強したほうがいい。それが受験本番に強くな
る秘訣なのだ。本番の疑似体験を重ねることが何より大事なのだ。

僕にメールをくれた守屋さん、そういうわけなので、本番に強くなる秘訣につ
いて書いてみました。さて、そろそろ練習に行ってきますね。

 

(追記)この大会で公式戦1勝目をプレゼントしてもらえるのかな?
     選手諸君、期待しとるよ。練習のための練習じゃ意味がないぞ。

 


kimutatsu

重要なのは

Posted on: 2009年9月17日(木) 13:23

東大の食堂です

東大安田講堂の下にある学生食堂です。ここで食べた赤門ラーメン、美味
かったなぁ。タンタン麺ってのはどうしてあんなに美味いんやろ。

あの時一緒に食べた東大生たちももう社会人になってるんやな。

Time flies.

昨日は夜中までかかって『蛍雪時代』11月号のコラムを書いてました。

でも最近なんか体がだるくて、やたら眠くなるのは何故?

周りの先生方も「今年の秋は体がだるくない?」って言うてる。うん、確かに
なんか違うなぁ。これも新型インフルの影響か?

とは言え、眠いからと言って眠っていられない、極めて不自然な生活を送り
続けているので、せめてイソジンウガイと手洗いは人よりやっています。

先日、普段はまったく付き合いのない中3の生徒が何人かやってきまして。
単語力がないので『ユメタン』を始めたが、時間がかかるとのこと。

そらそうやろう。

単語力がないから時間がかかるのだ。使ってるうちにかからなくなるのだ。

『ユメタン』に書いた暗記の標準時間はあくまでも「標準」なので、その時間
どおりに進まないからといって焦る必要はない。

重要なのは、記憶の定着。定着のためには何が必要なのだ?

焦って前へ前へ進んでも、覚えた尻から忘れていったのでは意味がない。

だいたい受験のみならず、焦って物事に臨み、いい結果が出るわけがない
のは誰だってわかるじゃろう。焦って学校に来ないで図書室や自習室に籠
る生徒の合格率が低いのも同じ理由だ。

大事なのは定着。定着させるためには?

そう、ひたすら反復する。カラオケと一緒やな。

それ以外に方法はあるまい。

この問題集は自分に合わないとかこの単語集は合わないとか言うとる奴は
じゃあどういう問題集なり単語集なら自分に合うというのだ?

成績をあげてくれる問題集?

そんなものはない。断言できる。成績をあげてくれるのは、問題集や単語集
を最後まで初心を忘れずに続けることのできる、君自身の努力なのだ。

問題集や単語集は単なる媒体に過ぎない。

確かに続けやすい問題集や単語集ならあるやろうけど、それでも大事なの
は、君自身の姿勢、続けたるぞという気迫以外の何物でもないのだ。

今日もガンバレ!

 

(追記)ひさびさに『僕は勉強ができない』を読みました。セックスシーンが
     出てくるので、中学生には早いかな。でもいい本やと思います。
    

 
 
 


kimutatsu

初心を忘れず

Posted on: 2009年9月15日(火) 16:21

初心を忘れず

もしかしたら勉強する際に一番大事にしなければならないんじゃないかなと思って
いるのが「初心」です。よし頑張ろう!という気持ちが一番強いのが開始直後では
ないかと思うんです。その意味で、初心ってのは大事ですね。

気負いすぎは良くないという人もいるかもしれない。

でも何かを続けていくのに、気負いもなくて続けていけるのかなと思ったりします。
ある程度気負うぐらいでちょうどいいのではないかと。

イチロー選手が9年連続200本安打を記録しましたが、インタビューを聞いてい
ますと、数年前にこの「9」という数字をご夫婦で意識されたとのことでした。

目的意識。そして初心。

いずれもが継続のパワーに繋がります。ダラダラしているときに初心に立ち返る
ことができたお陰で、また続けていけたという先輩は非常に多い。

受験生は2学期になって、いよいよゴールが見えてきたんやけど、今こそ初心を
忘れずに、A判定の人もE判定の人も気負いながら頑張ってほしいなと思う。

具体的にはこちらをお読み下さい。蛍雪時代に書いた僕のコラムです。

僕は先般こちらで宣言したとおり、来年1年間ヒアリングマラソン(アルク)を続け
完走しようと思います。送られてくるCDをipodに入れて、暇があれば聞きます。

今の初心をどれだけ忘れないかですね。

今のままでも灘の生徒たちに教える程度の英語力はあるので、そこまで頑張らな
くてもいいのではないかと思われるかもしれませんが、勉強ってそうじゃない。

何歳になっても続けていかねばならないのが勉強やし、それが英語であれ数学
であれ楽器の演奏であれスポーツであれ、言うなれば自分磨きの旅なのです。

僕が生徒たちに英語を教えるのも野球を教えるのも、実は目的は同じです。

彼らがいかに人間として成長するかという目的のために、英語や野球を教えてる
のであって、東大に入るために英語を教えてるわけではありません。

英語や野球は単なる媒体でしかない。

そして成長した彼らが国を支えてくれればいいなと願っています。

あるいは世界の人々の役に立てる人材になってくれればいいなと願っています。

そういう部分をしっかりと彼らが認識できるようになれば、さらに伸びてくれるので
はないかなと期待しているところです。

僕もまだまだ若手ですから、一生懸命勉強しなければなりません。まずは足元か
ら、つまり英語から頑張ります。ヒアリングマラソン、せめて2年ぐらいは続けよう
かなと思っています。そこから見えてくるものがきっとある。

英語力アップのためだけではなく、自分を磨くために続けようと思っています。

初心を忘れずに。

 

(追記)上杉隆さんの『ジャーナリズム崩壊』を生徒たちに勧めました。

 


kimutatsu

切り替えができるならOK!

Posted on: 2009年9月10日(木) 13:09

B社九州事業所O君

だいぶ前のコメントに対する返答になるので、相当恐縮している木村
ですが、本当にすみません。申し訳ない。

相当長いコメントだったので、ちょっと中略しながら紹介しますね。

****************************

高3の由里です。

いつもブログ読んで参考にさせてもらっています。
蛍雪時代も読みました!

私の高校はいわゆる底辺校なのですが、自分は頑張って、東洋
大学の社会学部に入学したいと思っています。
(自己推薦と一般受験を考えています。)

今、恥ずかしながら偏差値は7くらい足りない状況です。受験勉強は
3年になってから始めた上、最初のころはやったりやらなかったりと
いう状況だったので当たり前ですが…。

(中略)

現在は毎日キムタツ先生の東大英語基礎力マスター1をやっていて
明日で終わります。

他に日本史と国語を使いますが、日本史はしっかりやっているつもり
なのに模試の点数は上がりません。
(直前に試験範囲になっていた部分だけ解けたりします)

(中略)

そして、気掛かりなのが夏休みの18日間(飛び飛びで)文化祭の
ダンスの練習があることです。一日3時間です。

(中略)

そこで、練習の後図書室で勉強するのはどうだろう?と考えました。

私は朝はたいがい起きられないので、昼に起きてぐだぐだしてしまう
よりは絶対にいいと思ったんです。家には誘惑がたくさんありますし。

しかし本当は、練習を口実にしないで、朝から晩まで休憩を少しづつ
挟みながらみっちりやらなければいけない時期なのではないか?とも
思います。

40日のうちのたった18日間、午前は練習、午後は勉強。
他の日はみっちりやれれば、やる気さえあれば、この計画を遂行して
も良いのでしょうか?それとも有り得ない事なのでしょうか?
自分で考えてもどうにも分からないので、そこのあたりの正直な御意見
を聞きたかったのですが、本当に長くなってしまって申し訳ありません。

東洋大学に入りたい気持ちは本物です。
お時間のあるときで構いませんので、よろしくお願い致します! 

****************************

人生ってのはこういうことだらけなんやなと思いながら読みましたんや。
仕事しやなあかんのはわかってるけど、飲みに行きたいなぁ・・・とか、
大人になってもそんなことの連続やわなぁ。

プロフェッショナルに徹することはできるかもしれへんけど、そんなこと
してたら、精神的にきついし、参ってしまうわ。今日ぐらいええやろ。

こういう気持ちとの闘いやな。真面目な人ほど悩む。

回答にはなってないけど、そりゃ自分で計画を立てて、本業(キミの場
合は言うまでもなく、東洋大学に向けての勉強だ)に差し障りがないの
であれば、部活動に行こうが遊びに行こうが文化祭の練習をしようが
まったく問題ない。

むしろ、差し障りがないのにそういったものを我慢する意味がない。

目標に向けてガムシャラに頑張っている人は美しい。

余裕を持ってやっている人は不安定感があるように、周囲からは見える
し、ましてダラダラやっているようなのでは目標に届かない。

でも、本業がうまくいってるかどうかは自分が一番よく知ってるのでは?
勉強なり仕事なりが、絶対に大丈夫と思うなら、遊びの時間をつくって、
体や脳を休めながら努力するほうが、効率的じゃないかと思うなぁ。

僕の周囲には極めて仕事のできる人が多いのです。

上の画像でマスクをかぶっている、ベネッセ九州事業所のO君もそう。
でも彼らは遊びも一流です。よくそれだけ面白いことを思いつくもんや
と感心するぐらい、遊ぶのがうまい。

そしてどんだけ遅くまで飲んでいても(朝まで飲んでいても)、しゃきっと
気持ちを切り替えて、朝誰よりも早く仕事に出るのが凄いのです。

学生も同じで、確かにこれから直前期に入るけど、自分のやりたいこと
を100%我慢して勉強に打ち込まねばならないわけではないと思う。

テレビを見ながらダラダラ時間を過ごすのはちょっとどうかと思うけど、
それにしたって、例えば20時になったら3時間集中して勉強するぞ!
と心に決めてテレビを見るならいいんじゃないか?

逆に言えば、切り替えることができず、勉強していても部活動のことが
気になったりするようなことでは、とても目標には届かないと思うなぁ。

何歳になっても、そこのところが上手な人は仕事や勉強ができるもんや
し、下手な人は能力が高くてもあかんのです。

自分への戒めとして、記事をアップしました。さぁ、今日もがんばるべ。

  

(追記)西宮ガーデンズの保護者向け講演ですが、50名を超えた
     そうです。ありがとうございます。感謝申し上げます。
     10月18日(日)に行われます。よろしくお願いいたします。

  


kimutatsu

今日から授業が始まった

Posted on: 2009年9月2日(水) 10:15

ほんまそのとおり!

合衆国では新政権が誕生すると、それから100日間(3か月)は批判をせず
様子を生暖かく見守ろうとする習慣があるらしい。知らんかったなぁ。

民主党政権が実質的に誕生してまだ数日。

今まで経験がないのだから、様子を見守るしかない。生まれたばかりの赤ん
坊に対して「何もできない」と批判することほど愚かなことはないわな。

学校では授業が始まりました。

英語は<疑問詞+to do>をやり、間接疑問に入り、分詞の後置修飾をやり、
その次は関係代名詞をやることになる。それで中学範囲はおしまい!

結構忙しいな。

できれば中間考査までにすべて終わりたい。私は文法ベースで進みながら、
和訳をさせたり英作をさせたりし、音読と暗唱を重視するスタイルで授業して
いるんやけど、そのスタイルでいくと中間考査後に少しくい込むかもな。

まぁ、急いでもしょうがないので、生徒らが着実に力を蓄えることを最重視して
進めていこう。考査の範囲をこなすことを第一に考えるとロクなことがない。

そして中学範囲が終わると、高校の範囲に入る。しばらくは高校の英文法を
先にざーっと終わらせることにするのです。教科書はしばらく放置ね。

まずは単語と文法の力を蓄える期間を少しだけ作る。

『ユメタン』①センター試験レベルは中間考査後からスタートさせることにして、
文法と単語の力を高1ぐらいまでに徹底的につけさせてやろうと思ってる。

結局高2になっても高3になっても「単語がわからない」ということで苦しんでる
受験生を今までいっぱい見てきた。

否、苦しみの原因の大半が単語と文法の力が弱いことだと言っても過言では
なかろうと思ってる。単語を覚えてないから読めないという生徒が多すぎる。

なので、中学から高1ぐらいまでは単語と文法を徹底させる。

高2からはその土台に基づいて、多読に入ります。多読ではあるが、精読を
含ませながらの多読。高1で精読を徹底し、高2が精読+多読って感じ。

そして高3になったら1つの授業で2長文ずつ読ませて、多読を徹底すると。

とりあえず『ユメタン』①のレベルの単語も知らんと何もできん。この秋からは
2年ほどかけて単語の鬼にするので、生徒たちはそのつもりでついておいで。

  

(追記)英語教師塾の問い合わせが多いのですが、次は博多でやります。
     たぶん11月末になるかなぁ・・・

 


kimutatsu

残された時間を有効に

Posted on: 2009年9月1日(火) 21:43

私の作品

以前も書いたと思うけど、最近は演芸じゃなく、園芸に興味がありまして、今日も
夕方から土いじりをしておりました。これほら、綺麗でしょ?

まぁ、ご存知の方はわかるとは思うが、そんなに手のこんだ花じゃない。

だけどいつも本を読んだり書いたり英語を読んだり聞いたり、あるいは野球の
バットやミットを手に走り回ったり叫びまくったりしてるとね。

ごくたま~~~に、こういうゆっくりした時間が愛おしくなるのだ。

時間というのは無限にあるわけじゃないので、だからせっかくの限られた時間を
例えば誰かの悪口に費やすとか、良くないことに使うってのは勿体ないと思う。

それに好きなことをやってると、どんどん時間が過ぎるので、1日があっという間
に過ぎ去ることになる。授業も部活動も執筆も全部好きなので、みんなが思う以
上に1日が短い。必死に走った感じがしてないのに、自然に速く過ぎる。

以前、テレビで高良結香さんが時間が過ぎるのが速いので、ネガティブなことに
時間を使うのはモッタイナイということを仰っていて、あんなに若い人でもすでに
そういう境地に達してるのは凄いもんやなと驚いたものだ。

わたしらは残されている時間が若い人たちより短い。

だから余計に時間に対して敏感になる。

待ち合わせで待たされるのも、特に嫌じゃなかったけど、今は1秒でも過ぎると、
私は一気に不機嫌になるし、場合によっては先に出かけることにしてる。

今は携帯電話もあるしね。

しかしガツガツと仕事ばかりしているのに、ほんの少しだけ疲れたときは、植物
をいじることにしてる。音楽を聞くよりも癒される。

今日から二学期。受験生に残された時間もわずか。残された時間を有効に使わ
ないとあかんし、休憩時間も効率よくとらないとあかんね。

残された時間は人によって違う。来年の今頃は大学生であってほしいな。

 

(追記)500万アクセスが近づいてきましたが、イベント好きの石川君、
     なにかやるかね? サイン本プレゼントとか。

 

 


kimutatsu

まずは始めようぜ!

Posted on: 2009年6月17日(水) 21:22

誰やこいつらは?

先日、岡山県立瀬戸高等学校で講演を行ったときに面白いことがありまして。

先生方相手の講演の後で質疑があったときに「英語の(効果的な)勉強法を
生徒たちが聞いてきてほしいと言ってた」という質問?があったんですけどね。

しかし生徒たち、英語の先生に「キムタツに聞いてきてくれ」って言うのではなく、
その目の前にいる先生に尋ねたほうがいいのではなかったのかい?

僕よりはその先生のほうがキミのことをよく知ってる。

しかしだなぁ。

生徒個々人に合った勉強法なんて、教員にもわからん。毎日会ってる教員でも
なかなか一人一人に合った勉強法を言えなんて言われても、そりゃキツイ。

結局、自分に合った勉強法なんて自分で努力して見つけるしかないのだ。

というか、自分に合った勉強法なんて合格して初めて「あの勉強法で良かった
んだなぁ」と実感するもんじゃないのかと最近思う。

最近は多くの大学生がいろいろと勉強法に関する本を出していて、それなりに
売れているみたいやけど、じゃあどれを選択するかは生徒に任せられてる。

それに勉強法の本を買ったって、結局努力しなければどうしようもないわな。

というわけで、グウタラは僕は高校時代に、そういう勉強法の本を買ったものの
それを読んだだけで勉強した気になってしまい、結局浪人することになったのさ。

ふむ\( ̄_ ̄)/

今は勉強している自分、自分を鍛えている自分が好きやけど、そういう部分って
最初から持っている人は幸せやけど、実際に勉強したり鍛えたりしているうちに
磨かれていくんじゃないかなぁと思うのだ。

つまりだ。

どうやってやる気を出すか、どうやって勉強を持続させるかというとだな。

どうも勉強する気にならんなどとのたまいつつ、PCやテレビの前で鼻毛を抜いて
いる暇があれば、とりあえず何かを始めてみることだ。

1時間は絶対にやると心に決めてやる。そのうちにやる気が出てくるのだ。

大きいダンプカーでもそうやけど、動き出すと後はスムーズに動く。
動き出すまでがなかなかなので、そこは「えいや!」と声を出して動いてみ給え。

大人になればわかるが、疲れたオッサンやオバハンたちは、そうやって仕事に
対するやる気を出すのに内面から心の叫び声をあげながら、そして驚異的な
オーラを出しながら職場に向かっているのである。

朝起きて、どうもやる気が出なくてもとりあえず向かうのである。

働いているうちにやる気が出てくる。四の五の言わず、まずは始めよう。

いつもありがとうございます!m(_ _)m
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(追記)夏に朝日カルチャーセンター新宿教室さんの協賛で、先生方対象の
     ワークショップをやらせていただくことになりました。
     こちらをご覧になり、お申し込み下さい。個人指導もいたします。
     それと生徒と保護者の方々向けの講演はこちらをご覧下さい。

(追記)週末のアルクのイベントですが、ほぼ満席なんだそうです。
     先生方にお会いするのを楽しみにしとります。

 

 

 


kimutatsu

富岡西高校へ行ってきました

Posted on: 2009年5月18日(月) 21:40

富岡西高校1
(富岡西高校での様子です)

以前、岡山で開かれた先生方の勉強会に参加したときに、徳島県立富岡西高の
英語の先生から「うちで講演をしてもらえんか?」と要請されましてね。

断る理由もないので、二つ返事でOKを出したのですが、なかなか日程が合わず
1年以上も経った先週の金曜日に行って参りました。

僕は今は西宮に住んでいるので、阪神高速に乗り、西へ西へ。明石海峡大橋を
渡り、淡路島を経由して徳島へ。高速を鳴門で降りて、後は下を走りました。

40~50分ほど走って学校の近くまで来ました。お腹がすいたので、「まごころ」
っていう地元のうどん屋さんに入ったのですが・・・

山菜うどん&おでん

それがアンタ、やばいぐらい美味い!!おまけに横にあったおでん鍋に入った卵
とか大根が、昔食べたおでん同様に真っ黒!!!こりゃ絶対に美味いはず!

というので、上の画像のとおり、山菜うどんと真っ黒に煮詰まった卵と大根を食べ
感動しながら富岡西高校へと向かいました。まじで美味かった!感動した!

富岡西高校2

講演は「英語の勉強法について」というタイトルだったのですが、それだけじゃあ
面白くないなと思ったので、いろんな内容について、楽しく話をしました。

生徒たちは非常に真面目に聞いてくれていました。

先生方に後ほどお伺いすると、生徒たちはやはり真面目すぎるほど真面目という
ことでした。真面目すぎるから、冒険することもないし、もっと上を目指してほしい
んやけど・・・ということでした。現状で満足することなく。

英語に関しては、基本を徹底的に潰すことがいかに重要かという話をしました。
また勉強が苦手な人は、何でもいいから1つを攻略することが大事と話しました。

僕の話がお役に立てば幸いです。この講演が生徒たちにとって、良い形で刺激と
なり、彼らの夢の実現に結びつけばいいなと願っています。

終わってから、友達の橋見先生とそれ以外の何名かの先生方とで飲みに行き
ましたが・・・これまた面白かった。東谷先生、代行で無事に帰れましたか?
小川先生、遅くまでお付き合いくださってありがとうございましたm(_ _)m

こういう先生方との付き合い、最高ですね。

また会おう!と言って別れました。翌日に橋見さんから電話を頂き「授業見学に
行ってもいいか」ということだったので、もちろんOKですと答えました。

野球部の小川先生は、近いうちに甲子園に出場するからと約束をしてくれまして
それじゃあ!ということで、石見智翠館高の先生にすぐに電話を入れました。

というのも、石見智翠館高に行ったときにも「近いうちに甲子園に出るから、その
ときには木村先生の自宅で飲みたい」とのことを仰っていたのですよ。

なのでその両校が同時出場ということになればいいなと思って、電話をしました。

まったくそれまで知らなかった者同士が「甲子園出場」の話で、僕の携帯経由で
盛り上がっていましてね。徳島県と島根県で。面白くって面白くって。

これが縁になればいいなと思って、横で見ていました。

富岡西高の先生方、生徒たち、ホントにありがとうございました。楽しかった!!

翌日は新型インフルエンザのこともあって、早朝に神戸に帰って参りましたが、
お約束どおり、また近いうちに会いましょう。その折はよろしくお願いしますね。

いろんなところでいろんな人たちと会えて、本当に幸せです。またアドレス帳に
新しい先生方が増えました。嬉しい嬉しい(-^〇^-)

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(追記)今日はホームセンターへ行って、いっぱい花を買ってきました。
     花がある生活ってのは、なんかいいですね。

 

 
    


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