KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 勉強・受験

kimutatsu

併願について考える

Posted on: 2008年10月22日(水) 21:26

とんぼ

しかし涼しくなってきましたね。46人の生徒たち相手に授業をしてると
暑いなぁと思うこともあるんですが、それでも外に出ると風が冷たい。

とともに、咳が止まらん等の理由で欠席する生徒も数名ではありますが
出始めました。皆さん、特に受験生は体調管理よろしくです。

蛍雪時代が発売になっていますが、旺文社のパスナビのほうも更新され
蛍雪を購入されていない方も僕のコーナーを読めるようになりました。

今月は「併願」についてコラムというかエッセイを書いてみました。

まだお読みでない方はこちらからお入りになり、お読み下さいね。

私も第1志望の大学に不合格になり、さらに第2志望にも不合格になって
第3志望の関西学院大に行くことが決まったときは、やはり落ち込んだ。

しかし今こうやって灘の教員として生活しているのは、関学に行ったことも
少なからず影響しているわけで、もし慶應だったらどうなっていたやろう。

当事者にとっては慶應か関学かは大きい違いなんだろうけど、第三者から
見れば、実はそれほど大きい差ではないことが、社会に出ればわかる。

実際、東大を出て企業に入ってみると、そこには慶應出も関学出も、さらに
言うならば短大出の人も、もっと言えば中途入社の人もいる。

そうなると学歴なんて誰も話題にはならん。

やはり大事なことは大学に入って、大学受験とは違うステージに立ってね、
そしていろんな大人に揉みくちゃにされながら、自分も成長することです。

受験ってのは自分の目標に向かって努力するから美しいのだ。たとえば
高校球児が甲子園を目指すのと同じやね。

受験が暗くて甲子園が青春なんて間違ったイメージを持ってる人もいるが
それは大きな間違いなんですな。受験かて青春の美しい姿なのだ。

ただやはり第1志望にこだわるのか、あるいはそうでないならばどこまで
なら許せるのかという部分は考えないといかん。

現役生の場合、最近は第1志望にこだわって、例えば前期で国公立大に
不合格になると、早稲田や慶應に合格していても蹴る人が多いそうな。

それはそれで僕はOKやと思う。

さすがに浪人するとそうは言うてられんやろうけど。

どこの大学に行くのか。それは自分の人生の道筋を決定する、言わば
最初の岐路やと言うてもええかもしれません。

また受験が終わったら書くけど、第1志望に合格したせいで、ろくでもない
人間になった人もいっぱいいる。あたかも自分は人生の勝者だと言うが
如くにふるまって、堕ちていく人もいっぱい見てきた。

しかし今は第1志望にこだわって、邁進すればよろし。模試に決めてもらう
なんて消極的なことはせず、自分の人生を自分で決定すべきやね。

失敗したら?

何を持って失敗というのかね? 私にはそれがわからん。

不合格がイコール失敗なのであれば、私の人生は失敗だということになる。
人生なんてのは18歳や19歳ではわからんのよ。

今は前を向いて努力するべし。結果は考えず。結果を考えるのであれば、
自分が合格した瞬間のイメージを頭の中でふくらませるのみ、なんやな。

ガンバレガンバレ!

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(追記)ユメタンを一括購入してくださったY先生、ありがとうございます。
     生徒たちによろしくお伝えください。

 

 


kimutatsu

東大英語の配点について

Posted on: 2008年10月14日(火) 13:33

キクタンリーディング

今日、センター試験の受付締切日ですね。受験生のみんなはいよいよ緊張感が
高まってきたかなと思うんですが、最後まであきらめずに頑張りましょう!

センター試験に特化してやらねばならない理系の社会とか文系の理科とかだと
センターの過去問を15年ほどこなしていけば大丈夫かと思うんですね。

もちろん解くだけではダメなので、間違えた箇所は基本的な参考書なり教科書
なりを開いて、ちゃんと理解したうえで、別の問題に当たることです。

センター試験で高得点が取れないと、国公立大は厳しいのは言うまでもないし
それは受験生のみんなもわかってるはず。

英語や数学など、二次試験にもある教科の場合は二次試験に絞って勉強する
というのでも問題ないと思うのです。特別な形式の問題があるわけじゃないし。

というわけで、最後まで粘り強く頑張ってくださいませ(^-^)ノ

諫言

昨日はある方々と、昨年度の東大英語の配点及び対策について話をしました。
以前から書いていますが、東大英語は120分で120点の試験です。

というわけで、1分1点という考えをすればいいと思うんですね。

各社いろんな推測をしているようですが、僕の東大英語の配点は以下のとおり。
ただしこれは昨年のものであって、年度が違うと配点も異なるんでしょうが。

1(A)大意要約      8点(4点+4点)
 (B)パラグラフ読解 12点(3点×4)
2(A)ライティング    10点
 (B)ライティング    10点
3   リスニング     30点(2点×15)
4(A)誤文訂正      5点(1点×5)
 (B)英文和訳     15点(5点×3)
5   長文読解     30点(記号は2点、和訳や説明は3点)

大問ごとに書くと・・・

大問1 20点
大問2 20点
大問3 30点
大問4 20点
大問5 30点

大問2のライティング2題に20分もかけられないとしても、だいたい1分1点という
考えに従うと、だいたいこれぐらいになるんやないかなぁと思いますね。

これまた昨年度の受験後の資料によると、リスニングで取れていないと合格圏外
に出てしまうような感じになっています。やはり最大の鍵はリスニングですね。

それぞれの対策についてはまた書いていきますね。

再現答案を見ていて思ったのですが、大意要約の出来がよろしくないですなぁ・・・
それと英文解釈も、日本語を作るのが下手な生徒は厳しいですね。

またそのあたりも書いていきますね。

今は一年で一番昼夜の温度差が大きい時期なんだそうです。風邪などひかないで
最後の最後まで粘り強く頑張って下さい。応援していますよ!

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(追記)週末は鹿児島→博多です。またたくさんの方々にお会いできるのを
     楽しみにしております。先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

 


kimutatsu

継続することこそスタートライン

Posted on: 2008年9月27日(土) 20:53

諫言

『東大英語基礎力マスター』を出してから、多くの先生方からメールを頂戴
することが増えました。皆さん、ありがとうございます。

昨日もそうですが、ある先生から「Vol.5の英文解釈篇を自分でやってる。
薄いので続けられる。」と、受験生ライクなメールを頂戴しました。

またVol.3を生徒たちの冬休みの宿題にすると連絡をくださった先生から
「自分で文法を勉強し直してるが、解答が詳しくわかりやすい」とも。

先生方もかなりお忙しいので、自分で英語のトレーニングをすると言うても
なかなか毎日は続けられないという人が多いんですよね。

もちろん「忙しい」なんて言うてないでやらないとあかんのです。

でも実際には会議なども多く、帰ると疲弊しているという人もたくさんおられ、
そうすると自分自身の子供の世話もあって、なかなか勉強できない。

『東大英語基礎力マスター』は薄いので、確かに「これなら」という気になる
のかなと思っています。薄い問題集を潰すことでやる気も出ますからね。

というわけで、頑張る先生方、素敵です。お互い、上を目指して頑張ろう!

神戸の夜景

結局ね、周囲にいるいろんな凄い人たちを見ていて思うことは、才能なんか
二の次なんやなぁということですね。成績のいい生徒たちを見てても思う。

確かにある程度の才能ってあると思うし、性格的な要素も要る。

でもそういう才能をも凌駕するのが、「続ける」ということの強さなんやなぁと。

どんな小さいことであっても続けられる人ってのは、長い目で人生を見ると
何かを成し遂げることになります。これが受験勉強程度だとかなり重要です。

たとえば英語の好きな人は毎日英語をやる。だからますます強くなる。

周囲の人たちは「あいつは英語が強い」と言うのですが、そもそも毎日毎日
英語をやっているから強いんであって、元から英語が強かったわけじゃない。

みんなだいたい平らに中1で英語の勉強を始めるわけですからね。

だから苦手教科で苦しんでいる人は、比較的早い段階から、薄い問題集を、
そして簡単な基本的な問題集を、必ず毎日やることです。それが大事。

熱があっても3分は勉強する。とにかく毎日やると決めます。

どこかで自分でテストなどしながらやる気を刺激しつつ、また毎日やります。
よく「楽して~する」という問題集がありますが、楽して習得できるわけない。

楽して習得できるわけないとみんな知ってるのに、でも楽したいもんやから
そういう本に手を伸ばしてしまいます。それでは力がつかないのですね。

むしろ楽をしたいのであれば、毎日続けることです。特に低学年の人たち、
今から英語と数学と国語の教科書を毎日やりましょう。

英語や国語は音読しましょう。数学は例題や問を丹念に全て解き直します。
毎日続けることで、必ず苦手が苦手ではなくなっていくのですね。

それでも差が出ます。音読したらそれで終わりという人と、「暗唱までやる!」
と頑張る人とでは差が出ます。国語だって暗唱すると力がつきます。

そこは自分の「目標」に対する意識差なのです。本当に大学に行きたい人は
継続だけでなく、さらに上のステップに行くのですね。

でもまずは継続する姿勢です。継続する姿勢を持つこと、続けるぞと決意する
こと。それこそがスタートラインなのだと考えておきましょう。

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(追記)明日は灘の体育祭です。よろしければお越し下さい。

 


kimutatsu

自発的勉強姿勢を涵養すべし

Posted on: 2008年9月24日(水) 18:04

三億円当選祈願

夏休み宿題考査の追試も終えて(数学と国語は追試をしないとおっしゃるので
また私だけが生徒たちにデビル扱いを受けた)、やっと落ち着いた木村です。

追試を採点していると、なかなかよくできてる。最初からやれよなぁ。

人間って不思議なもので、最初から罰を設定されるとやる。テストがあるとやる。
逆に罰がないとやらん。テストがなかったり提出がなかったりするとやらん。

これを「意識が低い!」と上から怒るのは簡単やけど、僕もそうやったなぁと。

なので僕は罰を設定するし、追試をする。不合格になったらまた課題を出す。
それに対してまた追々試をする。 そのうち生徒たちは合格する。

この時点で全員が、僕が求めるラインをクリアしたことになる。

だから不合格になっても怒らないのです。不合格になれば自分がしんどいだけ。
しんどいのが好きな子は誰もいないので、だから頑張りよる。

それでええねん。

でもなぁ、最初からやれよなぁ。最初から全員合格したら気分ええやろうなぁ。

入試も同じですなぁ。僕も浪人を経験してるけど、現役の時からあんだけ勉強を
やってりゃ、もしかしたら合格したかもしれん。現役の時は「やる気が出ん」とか
言うてばかりいて、言い訳ばかりしてたし、先生の悪口ばかり言うてた。

若気の至りですな。今から思えば落ちて当たり前やった。

勉強なんか自分でやるもんや。それに気がついたので、浪人時代は全ての先生
がたが先生になった。(この理論がわからん人は『先生はえらい』を読むべし。)

計画表を自分で作り、実績ノートを自分で作り、それに従って自分で頑張ること。
わからんことが出てきたら先生をつかまえて、散々利用すること。

そういった姿勢がある生徒は落ちないよね。落ちるわけがない。今はそれが手に
取るようにわかるので、生徒たちへの手取り足取りの指導はしなくなった。

追試はやるけど!(笑)

手取り足取りの指導をしてると大学に入ってから伸びなくなる。それは教育とは
呼ばない。自分で勉強する姿勢を涵養することが、中高時代の指導の根幹だ。

というわけで、生徒たちは大学に合格したかったら自分でしっかり頑張りなさい。
私は全力でキミたちのサポートを行うのだ。

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(追記)今日は中1生徒たちに発音記号を教えました。楽しかったなぁ。
     口や舌の形のイラストを書くのが下手すぎて笑われました。

 


kimutatsu

勝ち癖をつけな、やる気も出んわ

Posted on: 2008年9月24日(水) 0:02

講演風景

滋賀県立守山中学・高校で講演をさせていただいてきました。守山市民会館で
なんと生徒や保護者合わせて1100名ほどの方々の前で話をしました。

昨年は竹岡先生だったそうで、今年はそのパターンが多い。共愛学園高でも、
去年は竹岡先生に来ていただいて、今年は木村先生に・・・と言われました。

あんなBIGな方の後に講演ができるのは光栄です。

しかし1100人ってのは多いなぁ。まるでコンサートをしているかのような広さ!
またコンサートのときのような照明で、後ろの方々は豆粒のように見えました。

ちなみに僕はギターやったが、ボーカルをやっていたこともあるので、ピンスポ
を浴びたこともあります。あれはなかなか快感だ。今回は当然ピンスポなし(笑)

自分の高校時代の話や教員になってからの話を中心にさせていただきました。
最後に彼らへのメッセージをお話しさせていただきました。

英語の勉強法ではなく、「もっと高く! もっと遠くへ!」が演題でした。ですので
人間の生き方について、思っていることを述べさせていただいたのですね。

諫言

最後の最後に質疑応答の時間があり、1100人の中から1人果敢に挙手をし、
壇上まであがってきてくれた男子生徒がいました。

質問1:バンドをしていたそうですが、どんな音楽をされていましたか。

木村 :質問ってそれか?(場内爆笑) スターダストレビューとか爆風スランプ
     とか、そういう音楽をやっていたよ。僕はGとVoをやってた。

なかなか味のある男子生徒で、質問は2つめに及びました。

 

質問2:勉強のやる気が起こらないのですが、どうしたらいいと思いますか。

 

旺文社の蛍雪時代の質問でもそうやけど、「やる気が出ない」という生徒の声を
よく聞く。「どうすればいいですか」って自分の尻叩いて頑張るしかないがな。

・・・とは思うのですが、人生の先輩から一言。

大人になってもやる気が出ないもんは出ない。大学生みたいな子どもと大人の
間ぐらいの時期に自律心を養うねんけど、それでもなかなか難しいもんや。

こういう僕もみんなが思ってる以上に仕事を抱えてる。目の前の生徒らのことを
ないがしろにするわけにはいかんので、学校のことも一所懸命にやるわな。

そうするとどうしても家に帰ってから、「眠いなぁ」とか「だるいなぁ」とか思うことも
よくあるねん。実際にちょっとだけ夕方布団で横になることも増えてきた。

朝起きたときに「いつもよりだるいぞ」と思ったり、「今日は少しだけ熱がありそう
やな」と感じたりすることもある。人間やから当たり前やな。

ゼンソクがしんどいときは休むことになるけど、この1年半は全く平気なので、
そうなると多少熱があっても学校に行く。授業があるからな。休んでられん。

それに「どうも今日は体調もええはずやのに、やる気が出ん」ということもある。
締切が近いと焦るけど、それでもどうも今日はやる気が出んという日がある。

でもな、だからといって仕事せんかったらどうなる?

アルクや講談社やベネッセなどに電話を入れて、やる気がなくなりましたので、
すみませんがちょっと大目に見てくださいなんて情けないことを言うかね?

もしそんなことしたら、向こうサイドも困るやろうけど、自分だって困る。

夢があって頑張ってるのに、たかが「やる気が出ん」ぐらいのことで、その夢を
ぶっ壊したくないわな。ちょっとずつでも自分の夢に向かって前進したいがな。

だから「ちょっと体調悪いな」と思うときも「どうもやる気が出んな」と思うときも
鏡に向かって「何甘えとんねん」と自分を叱咤しながら仕事に向かうことになる。

僕だけやなくて、大人ってのはだいたいそうやって、やる気を出してるんや。

おかげさまでありがとう!

ところが中学とか高校の時ってのは、まだ未熟やからか自分を律することが
でけへん子が多い。僕もそうやったけど。だから思ったら思ったとおりに動く。

眠くなったら横になる。授業中に喋りたくなったら喋る。むかついたらスネる。

これでは夢なんて叶うわけないわ。教え子を見ていると大学生になっても子供
みたいなのもいるけど、でもだいたい高2~3ぐらいで大人に近づいてくる。

きついなと思うときでも頑張る子が増えてくる。6年間教えてると、そういう変化
が手に取るようにわかるから面白い。きつい時に頑張る子でないとあかん。

ではどうすれば頑張れるのか。どうしたら多少きつくても頑張れるんやろうか。

TOKYO UNIV.

僕は勝ち癖をつけることが大事ちゃうかなと思ってる。我々人間は起きてから
寝るまで、実は勝負の連続なんよね。

朝に目覚ましが鳴る。眠いのでスイッチを切る。どうせ母親が起こしに来るから
その時に起きたらいいわと思って、睡魔との勝負に負ける。

母親が起こしてくれたらくれたで、その起こし方が悪いとかいって悪態をつく。
ここで2連敗。本来なら感謝すべきところだ。

だらだらと準備をしているうちに電車に間に合わない時間になるので朝食を
抜いたりする。これで3連敗。あるいは遅刻する。ギリギリに教室に飛び込む。

これで4連敗。間に合ったら勝ちかね? そんなアホな。それなら入試の時も
ギリギリに試験会場に飛び込んだらよろし。入試の時は余裕もって行くんやろ。

授業中に寝る。5敗目。授業中に喋る。6敗目・・・こんな感じで負け続ける。

こんな生徒が「やる気満々!」なわけないわな。ダラダラ過ごしてる子がなぁ、
自分の勉強のときだけやる気に満ち溢れてるわけない。

もちろん朝からの勝負に全勝しなくてもいい。でも勝ち癖のついてない子には
残念ながら神様は微笑まんのではないやろうか? せめて勝ち越さないと。

勉強に対するやる気を出したいのであれば、きついなと思うときこそ頑張れ。
甘え心や遊び心が出たらすぐ遊ぶというのではあかんわな。

あと1時間は絶対に集中すると決めたらいい。そういう勝ち癖こそがやる気に
つながるし、勝ち癖があるからこそ入試にだって勝てるんやないか。

誰でもしんどい。生きるってのはしんどいもんや。でも我慢して頑張ってるうち
人生の楽しさが見えてくるし、夢がどんどん見つかるんやな。

夢が見つからんという人、やりたいことが見つからんという人、オモロイことは
ないかと探してる人、どうもなんかやる気が出んなぁという人・・・

そういう人はひとつひとつの小さい勝負に勝つことから始めてみることが大事。
「やる気はあるけど、どうも身体が動かん」という人は、ぜひお試しあれ。

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(追記)英語教師塾の申し込みをされた先生には、もうすぐ連絡を
     いたしますので、よろしくお願いいたします。

 


kimutatsu

受験勉強はジグソーパズル

Posted on: 2008年9月16日(火) 19:08

基礎力マスター

ご存知かと思いますが(と書くと、そんなの知るかと言われそうだが)、旺文社の
『蛍雪時代』の中にコラムを昨年度から書いておりましてですね。

いろんな学校で『蛍雪時代』を買って教室などに置いておられる関係で、先生方
から「読んでますよ」という声をいただくことが多く、それはそれで嬉しいのです。

で、10月号が発売になり、僕のコラムがパスナビのほうにアップされましたので
よかったら、こちらをお読みになってくださいね。よろしくお願いします。

しかし『蛍雪時代』が発売された直後にHPにもアップされるってことは・・・

わざわざ雑誌を買わなくても記事自体は読めるってことではないのか?なんて、
心配になったりするのですが、そこんとこ・・・風花ちゃん、どうよ?

しかしいつも思うけど、編集の風花ちゃんが上手なので私は助かってるのです。
元の文章をこんなにも上手く編集してくれると著者は助かる(笑)。

とにかく書き殴りな元原稿は見せられたもんじゃない。

それはそれとして・・・

受験勉強ってのは大学にせよ司法試験にせよ、自分との闘いでしてね。ライバル
との闘いのように見えるけど、実はそうじゃない部分のほうが大きいのです。

それは知力だけでなく、体力や精神力にも言えることです。

あいつに負けるか!という気持ちは大事ですが、それ以上に自分の甘え心との
勝負に勝つほうが難しい。克己という言葉がありますが、まさに自分との闘い。

それを乗り越えた者が合格通知を手に出来るのです。

受験制度を批判する人もいますが、僕はこういう世の中だからこそ、受験を通じ
若い人たちが自分との闘いを経験して、強くなっていってほしいと願っています。

受験生の皆さん、頑張って下さいね!

最近、数字がガタ落ちなのです。大変申し訳ありませんが
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(追記)第4回英語教師塾の概要が固まりました。
     11月8日(土)に東京で行います。

 


kimutatsu

読解力を高めるために、その5

Posted on: 2008年9月16日(火) 9:45

ジュンク堂書店三宮店さん
(ジュンク堂書店三宮店さんです)

今週木曜日、9月18日に『東大英語基礎力マスター』Vol.5とVol.6が発売に
なります。もしもよろしければ、書店で手にとっていただければと思います。

今日はVol.5について書きますね。

あれ?タイトルと中身が違うじゃないかと仰るかもしれませんが、そうじゃない。
「読解力をたかめるために、その4」の続きにもなりますのでそのつもりで。

「その4」では、長文を読むのにいちいち構造分析をしながら読んでたらアカン
と書きました。「長文の授業でSVXXを全部解説していてはダメ」と書きました。

いろんな意見があると思うのですが、僕はそう思っています。

SVXXが取れる「構造分析力」はその前の段階で付けておかねばなりません。

単語や文法を押さえるといった勉強とともに、英文解釈用の問題集を使って、
構造分析をする練習をしておくのです。長文用の問題集ではなくってですね。

長文は長文の解き方がある。それは英文解釈とは違います。必要ない箇所
まで、全部「これがSで、これがVで」という読み方をする必要などない。

たとえば阪大や九州大といった旧帝大レベルの問題でも、1題20分程度で
読み終えることができる。でも構造分析していたらそれでは足りないでしょう。

だから長文の勉強をする前に構造分析はできる状態にしておくのです。

これができていないと、結局長文を読みながら「これがS、これがV」とやりながら
読んでいくことになる。そうすると時間をかけているわりには力が伸びません。

基礎力マスター

「これがS、これがV」という読み方は、わざわざ長文を使う必要などありません。
竹岡先生がお出しになってる『英文熟考』などに載ってる短い文章でいいのだ。

もう一度言いますが、長文は長文のやり方がある!

その点で間違えているから、英語の勉強をしてるわりには力が伸びないという
ジレンマに陥るのではないかと僕は思っているのですよ。

長文の前の段階で『ビジュアル英文解釈』のVol.1だけでもやっておくことです。
もちろん竹岡先生の本でも構わないのです。他の本でも全くいい。

そこで培った構造分析力を持って長文を読んでいく。そこではサーっと読む。
大事な箇所だけはじっくりと構造分析をしながら読む。

そこのメリハリをつけることが、長文読解では重要なのです。

どこが大事でどこが大事でないかわからん? それをわかるためには長文の
数をこなさないといかん。数をこなしてこそ見えてくるものなのです。

ところが最初から「これがS、これがV」なんてやってると、数がこなせないのだ!

で・・・

今回出した『東大英語基礎力マスター』Vol.5は長文をやる前に構造分析力を
つけてもらおうとして出した本なのです。

そして上に書いた『ビジュアル英文解釈』や『英文熟考』ほど分厚くはないけど、
逆にそういう分厚い本だと続けられないという人にやってもらおうかなと思って。

英文解釈してもらう文章が28題載っています。

さらに1題につき、解答欄が2箇所ずつあります。それぞれにやった日付けを
書き込む箇所があります。最低でも2周やれよ!という意味なのです。

中に載ってる英文は全て短いのですが、構造分析をするには少し難解です。
少し構造の難しい文を載せました。だから構造分析を楽しんでくださいませ。

もちろんスムーズな日本語を作ることも考えてほしいな。構造分析はできても、
日本語にはできないってのでは困りますからね。

というわけで、長文の読解力がない人が、その前の段階でやる本として書いた
本なのです。読むのが遅いんですよねという人はぜひともトライしてみて下さい。

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(追記)もちろん全ての文の構造分析を行ってあります。
     文法的解説も全てしてあります。

 


kimutatsu

ユメタン!完成間近!

Posted on: 2008年9月9日(火) 19:43

ありがとう(^-^)

現在、来月に出版する(できるのか?)単語集『ユメタン』 を作っております。
この単語集は僕が通訳学校に行ったときに学んだ方法を採用したものです。

もちろん灘の生徒たちに対しても同じ方法を使っています。

ちゃんとやらない生徒たちはどんな方法を使ってもダメなんでしょうけれども
普通についてきている生徒たちには効果を発揮しているんですね。

詳しく書くと長くなるのですが、どれだけ語法を理解し、どれだけ反復するか
ということが大事なのだということです。

反復回数が多ければ多いほど、忘れにくくなります。

それに目で見るだけでなく、紙に訳を書き、声に出して発音し、暗唱すること。
つまりいろんなアプローチをしながら覚えることで、忘れにくくなります。

すでに学校によっては「一括採用したい」という声も頂戴していますけれども
急ぐことなく、クオリティーの高いものを目指して作っていこうと思っています。

また日本中の高校の先生方に協力をお願いいたしました。

発音記号は付けるとして、発音のカタカナ表記についてどう思うか。
CDを聞かない高校生に対して、聞かせる工夫はどうすればよいか。
単語の学習をしながら、書いたり話したりする能力を高める工夫はないか。

そういうことを自分のネットワークを使い、メールなり電話なりでリサーチをして、
50人を超える先生方や生徒たちからの声を頂戴しました。

そういう声を吸収し、「覚えた単語を忘れにくい」単語集が出来つつあります。

いよいよ最終局面。手を抜かないで頑張ります。ご期待くださいませm(__)m

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(追記)英語の4技能を全て高め、英語を使いこなしたいという「夢」を
     叶える単語集にしたかったので、今回の書名は僕が決めました。

 


kimutatsu

二学期が始まりました

Posted on: 2008年9月2日(火) 10:36

やる気のでるお言葉

二学期が始まりました。相変わらず自分の時間がまったく取れない木村です。 
夏休みは忙しかったです。野球の試合や練習に割く時間が一番多かったなぁ。

おかげでチームのほうはだいぶ強くなりました。ただまだやはり球際に弱い!
これは生徒たちにも言うてありますが、相手を上から見下ろす気概が大事です。

ピンチになるとドキドキする。

先制されると弱気になる。

打ちそうな選手が出てきたら四球を出す。

そういうのでは強いチームには勝てませんよね。相手が報徳のような、名前で
相手を威嚇できるようなチームとやるときでも、上から相手を見下ろすのです。

試合を経ながら、彼らがメンタル面でも強くなってくれることを願っています。

B社Y君=大仏
(大阪の淀屋橋駅の改札にて)

B社O君=プロレスラー
(博多の天神にて)

さて、勉強の話です。 

夏に行われた東大模試と京大模試にざっと目を通しました。だいたい例年と
同じレベルだなぁと思いながらも・・・やはり本番より少し難しいですね。

模試にしても問題集にしても、だいたい本番よりは難しく作ってあります。

できないと嘆いてもしょうがありません。復習するために模試を受験するので、
もう一度「模試ノート」にコピーして貼り付けて、何度も復習することです。

京大の場合は解釈と英作しかないので、どちらも伸ばせばいいのですけれど、
東大をはじめとする他大学ではいろんなタイプの問題が出題されます。

その中でいかに強いタイプの問題を作るかがポイントですね。

合格するためには100点を取る必要はありません。

センター試験と合わせて合格最低点を取れれば合格できるのです。だとすれば
勉強するときにもやはり戦略は必要になってきます。

たとえば東大を例にとりますと、リスニングは得点源ですから、センター試験の
リスニングから始めて、『東大英語リスニング』→『東大英語リスニングSUPER』
という流れを作れば、やり方をミスらなければ70%から80%は取れます。

自由英作文だって得点源です。ここで落とすとかなり厳しい戦いになります。

ところがリーディングに関しては、「大意要約」、「パラグラフ整序」、「長文読解」、
「英文解釈」という問題パターンがあります。

ここで仮に「パラグラフ整序」の点数が取れなくても、「大意要約」や「英文解釈」
の点数が取れれば、十分合格点を取ることができるということになる。

だとすればリスニングと自由英作文は徹底的にやるとして、それ以外の問題で
どの問題をどれぐらい取りにいくのかという考え方は大事だと思いますね。

もちろん全て取れるような高い英語力を目指すのは言うまでもありません。

しかし自分の得意な問題パターンを作ることを念頭に置いて勉強を進めれば、
秋の模試でも良い結果を修めることができるのではないかと思いますね。

いよいよセンター試験の願書が配付される時期が来ました。

受験生は体調に気をつけて、最後の最後まで頑張って下さいね。

中学生や高1生などは基本的な力をつけることです。そうすれば受験期になって
慌てなくていいですからね。特に文法や語彙はがちがちに固めてしまいましょう。

勉強の秋。

皆さん、まだまだ暑い日が続きますが、しっかり頑張って下さいね。

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(追記)いろんな人に「太ったね」と言われます・・・ダイエットの秋やな。

 


kimutatsu

基本を潰すのに妥協は不要!

Posted on: 2008年8月10日(日) 15:05

北海道は秋?

北海道にいるNEXTSTAGE社の酒井社長から、これってひょっとすると
俺たちは付き合ってるのか?と思うぐらいたくさんの写メが届きます(笑)。

昨日の馬の写真とか今日のトンボの写真とか、要するに北海道なのねと
思うような写真がガンガン届くのですが、酒井さん、返事しなくてごめん。

返事はしてないけど、ちゃんと画像は保存して、こうして使ってるからさ。

喜久屋書店小倉店

昨日ある学校の先生から連絡がありまして、基礎力マスターを生徒たちが
愛用してくれてるとのこと。嬉しいものです。そういう報告は非常に嬉しい。

で、彼曰く・・・

Vol.2基本単語基本熟語篇は『キクタンBASIC』と『キクタンADVANCED』
を合わせたぐらいのレベルで、全然基本なんかじゃないと仰る。

Vol.3基本文法篇は『NEXTSTAGE』よりも問題が難しくて、覚えてるだけ
では太刀打ちできないので、とても基本ではないと仰る。

そして「だからこそ生徒たちには思いっきりやらせてる」と笑って仰ってはった。

JUGO先生も同じようなことを言うてはったなぁ。

僕、思うんですよ。

基本ってのは大事と言いながら、極めて相対的で、その範疇が先生や学校、
あるいはもちろん生徒たちによって違うもんですよね。

たとえば野球に例えますが、内野にゴロが転がってきたらファーストで刺す。
これができることが基本だと思ってるレベルの人もいますね。

ランナー1塁でショートゴロが来たら100%に近い確率でゲッツーが取れる
ことが基本的だと思ってる人もいれば、取れたら大喜びする人もいます。

基本ってのは人によって違う。いや、違ったらアカンはずなのに、「この程度
できるのは当然だ」と思うレベルって、実は人によって違うんですよ。

僕は『東大英語基礎力マスター』のVol.2や3は基本やと思ってます。

この程度のことはできて当然やと思ってるし、この程度の単語熟語や文法は
鉄板にしないと次のステップに進んでから、凄く苦労することになると信じてる。

Vol.4の基本構文篇は文法を固めて、英語を喋ったり聞いたりするための
基礎を構築するための本なのです。だから確かに基本プラスアルファと言える。

前も書いたが、Vol.4までいけば英語力は相当なレベルまでいってるはず。
でも少なくともVol.1~3は英語の基本です。

だからVol.1~3の確認テストをするならば、合格点は90点ではなく100点。
1つでも間違ったら不合格です。できて当たり前なんだから当然です。

ブックストアー談

この基礎力マスターについてはやっぱり想いがありましてね。

この程度もできないのに大学の英語の授業なんて受けられるわけないやん
と思ってる。受験勉強って、大学の授業を受けるための準備ですからね。

大学に入って「今年の生徒はこんな単語も知らんのか?」と大学の先生に
思わせるのはイヤなので、やっぱりこだわりたいなと思ってるのです。

大学にいれるために英語を教えてるんやないですからね。
大学に入ったあとに通用する英語力を身につけないと面白くありませんわ。

基本を大事にしましょう。でも覚えておいてほしいことがあります。

キミがこれは応用だと思ってることは、隣の人にとってはもしかしたら基本かも
しれません。20回音読すれば十分と思っていたら、隣の人は涼しい顔で30回
やっているかもしれません。それが当たり前やと思って。

基本を潰すと一言で言いますが、基本ってのは深いものです。

講談社の東大出の編集者が「Vol.4までやれば早慶はかたい」と言うてくれた
言葉の意味を噛み締めて、どうぞ基本を潰してほしいと願っています。

絶対に基本をしっかりと潰してやる!という決意を持っている人は
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(追記)ついでに言うとくと、英語の勉強ばかりやっていてもあきませんよ。
     全ての教科の基本は読解力と思考力にあります。

 

 


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