昨日うちの若い先生方と話していましてね。「私たちもやってきたことを形にして著したい」とのことでした。ええことやと思いますね。自分が勉強してきたことが形になり、それが生徒たちのためになるならどんどんやればいいよと言っておきました。
僕なんて若い頃にはそこまで考えていなかったのですが、彼らは優秀で素晴らしい「人材」だと思います。若い前向きな先生方ってのは見ていていいですね。僕も刺激を受けます。
「僕なんて」という卑屈な態度になると伸びません。肩書きなんて関係ない。
ヤル気と長期的なビジョンこそが大事なんだと思っています。
でね、勉強会を立ち上げようかなと思っています。
先日ある出版社の方に体育教師の原田先生の話を聞いたのですが、あちこちで自費を出して無料の勉強会を行っておられるそうです。素晴らしいことですね。僕も以前からそういう会をやれないかなと思っていたのです。
僕は若い頃は夏休みや冬休みになると駿台や河合塾の講師の授業を受けにいって、終わってから質問に行き、自分の授業の参考にしたものです。長期休みになるたびに予備校を渡り歩きました。
ところが学校同士ってのはなかなかそういうことができません。校長名で「○○先生を講演に派遣してほしい」とか「○○先生の授業を見てみたい」などの公文書を送り、然るべき手続きを踏んだ後でないとダメです。
灘は比較的自由ですが、それでもそういう手続きは必要です。
僕も若いときに「他の先生方ってどういうふうに長文の指導をされてるのかな」とか「英作文の授業を見てみたい」とか「リスニングってどう指導するんやろ」なんて考えて試行錯誤を繰り返したものです。
技を盗むべき先生もおらず(前任校は当時若い先生ばかりだった)したがって予備校の有名な先生の授業を見せていただくことで自分の研究をしていたのですね。今から思えばあれは役に立ったと思っています。
で、たぶん前向きな先生ってそういう方が多いと思うのです。でもなかなかそういう機会には恵まれません。たとえば落語を勉強しようとすると松鶴さんや枝雀さんのCDを買って聞くことができます。ところが教員の世界ってそういうのがないんですよね。
というわけでそういう英語科教員の勉強会みたいなものを立ち上げようかなと。
僕も参加される先生方も完全に手弁当で、自費参加という形になります。交通費や宿泊費も自分持ち。そういう前向きな先生方ってのは自腹を切っても勉強したいと思うもんやし、自分を鍛えるためには自分への投資を怠っていてはダメです。
カネ儲けをもくろんでいる人や会社はお断りで、本当に子供たちの教育を考え、自分の授業のクオリティを上げたいと思う人たちの会にできればいいなと思っております。
会場を貸してくれるところがあればいいけど、なかったら僕が自費を出してどこかを借りてもいいなと思っています。ヤル気のある先生方の会になればと思いますね。
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(追記)繰り返しますが18日にお越し下さる先生方、よろしくお願いします。