KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2008年1月20日

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センター試験が終わって

Posted on: 2008年1月20日(日) 20:27

university

センター試験が終わりました。受験生諸君はまずはほっとひと息やねぇ。
今日はとりあえず休んで明日から二次試験に向けて再スタートを切れよ。

今年のセンター試験もいろんなことがあったようです。

が、こんなことは論外として(怒、何を考えとんねん)、英語の問題形式が多少
変化したことぐらいは想定内なので、まぁつつがなく終わったと言えよう。

今から二次試験までのことに関してはこちらに書いたのでよろしく!

生徒からメールが来ていて「英語は少し変化したけど易しくなったと思う」と
書かれてあった。現代社会は尾崎豊が出てたけど、これまた易化したと。

これからいろんな情報が錯綜するとは思うけど、まずは今週の木曜日に
返却されてくる自己採点資料を見てから、じっくりと受験大学を決めよう!

それはそれとして・・・

今回の英語の問題形式の変化に関して言うけど、去年変わったということで
センター試験英語の新傾向に合わせて改訂版を作った本もあったらしいね。

受験生たちは(そりゃ新傾向対応なんて言われりゃ買うかもしれんが)それに
飛びついて、神戸のジュンク堂でも河合塾の問題集が売れに売れたらしい。

でもさ、僕は思うねんけど、それってすっごい危険なことやと思うよ。

例えば僕の『東大英語リーディング』が、東大の出題パターンとちょっとだけ
ずれてる問題があるって批判してる声があるらしいねんけどね。

でもそのズレってすっごい大事なんやないの???

だって大学サイドからすればどういう問題を出題しても構わんのやからねぇ。
いきなり問題形式を変化させても全く問題ない。

逆に言えばこちらの受験生サイドからすれば(学校の教員も含めての話な)
どんな問題形式でも構わんよと受けて立つだけの力をつけるべきやわな。

だから例えば今回「新傾向」の問題集を買った生徒で「買ったのに全然役に
立たなかった」と不満の声を漏らす人も多いんやないかと。

でもなぁ、それはちゃうと思うよ。

過去問をやってわかってるはず。そういう「新傾向」はあっという間に新傾向
ではなくなってしまうってことを。

その意味では新傾向対応の問題集やからってそういうのに飛びつくってのは
止めたほうがええと思うし、買っても参考程度に留めておいたほうがいいわ。

そりゃ京大の英語みたいに何年も傾向が変わってないと「東大や阪大等の
問題が解けなくても、和訳と英作ができればいい」と考えがちになるわな。

でもさ、それであってもいつ京大の出題パターンが変わるかわからんよね。
そのためにいろんな文章を、いろんな設問パターンを、反復するのがいい。

そうしてどんな出題形式であっても対応できるだけの力をつけることが大事。

university

僕の大好きな野球の話をするけどさ。

マウンド上に藤川(阪神)がおると。前の打者にも、その前の打者にも全部
ストレートを投げてきたとするよね。もちろん藤川はストレート投手やからね。

だからって次の打者にも全部ストレートとは限らんわけでさ。

フォークボールを放られた打者が「卑怯や」なんてのは負け犬の遠吠えや。

入試でも同じで、やはり本当の力をつけるためには「新傾向」問題集よりも
オーソドックスな問題集をしっかりと潰して、最後に過去問や類題なんかを
何度かやるのが、もっとも良い勉強法なんやないかと思うよ。

だから僕は授業でセンター試験の過去問などはやったことがない。
やってもムダやもん。去年の問題に対応できる力をつけさせても意味がない。

今年の問題にも来年の問題にも、100年後の問題にも対応できる英語力を
生徒たちには身につけさせたいわけです。

さて、明日は自己採点やね。楽しみやなぁ!ワクワクするなぁ(^-^)

自己採点が終わったら、二次試験に向けてどういう計画で勉強していくのか
ちゃんと明確にすることやで。ナントナク勉強しても力つかへんからな。

次はいよいよ2月25日の入試本番に向けて、さぁ出発や!

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(追記)灘は明日合格発表です。灘中の受験生もお疲れ様。

 

 


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