KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2008年3月4日

kimutatsu

ネット犯罪と教育について

Posted on: 2008年3月4日(火) 16:29

飛騨 

昔と違って最近はネット絡みの犯罪が増えてきましたが、今日のこの記事
やはり少し驚きました。10歳ですよ、10歳!

インターネットの使い方については、有害サイトへの接続が問題になっていて
携帯電話から接続できないようにするサービスもあります。

知らない間にどこかのサイトにつながってしまって、馬鹿高い料金を請求され
戸惑うという事件は今もまだあるようです。

そういう料金の請求があったとしても無視していればいいのですが、普通は
何度も請求メールが来るとビビってしまいますよね。

だからよくわからないけど、この程度なら払ってしまえばいいやと思った人が
数万円を振り込んでしまうということになるんでしょう。

ちなみにうちのある先生の携帯にもそういう請求メールが来たそうです。

ところがその方、「木村君、携帯からネットにどうやって接続するの?」という
先生なので、請求メールが来た時も「適当に請求メールをばらまいてんやろ」
と堂々たるものでした。もちろん数回来たそうですが、無視しているそうです。

今はそれよりも掲示板などに匿名で悪口を書き込んだりするのが「流行」で、
2chをはじめとする掲示板にそういう書き込みをする人が多い。

ひどい流行ですよねぇ・・・現代人、ホントに病んでます。

僕のように情報を発信する立場の人間はそういうところで色々と書かれたり
することも、ある程度はしょうがないなと思って、あきらめています。

まぁそれに匿名だから真実性は低いでしょうけれども、100%反発するのも
どうなのかなと思うこともあります。何ごとも成長につなげたいですしね。

自分をそういうふうに見ている人もいるんだなということを念頭に置いておく
ことも、僕のように情報を発信していく立場では大事なのかもしれません。

別に僕はタレントでも何でもありませんが、ある程度は名前が出ているので
全員が全員僕のことを応援してるわけではないのは重々承知しています。

そういうのも含めて、結構いい勉強をさせてもらっているなと思っていますし、
どういう形であれ批判をしてくれる人がいなくなるとダメですからね。

 盛岡

しかし問題は生徒が生徒のことを書き込んだり、生徒がこの上の10歳の
女の子のように脅迫めいたことを書き込んだりするケースですね。

今は完全に規制する法律がないそうですので、国会でも論議の的になってて
近いうちに法整備がなされるとのことです。それは当然のことです。

で、今回言いたいのはネットに関する家庭教育に関してです。

法律に詳しい人が書き込んでいるケースはあまりないのではないかと思うし、
その点では自分の書き込みがどういう犯罪なのかわかってないケースが多い。

ということは、各家庭で自分の子供に注意し、厳しい指導をしておかないと、
いつなんどき突然「そんなことをする子ではない」はずの我が子のところに、
警察がやってきて逮捕されないとも限らない時代になってしまったわけです。

上の10歳の女の子だってそう。おそらく親御さんは天地がひっくり返るほど
驚かれているのではないでしょうか?

本人だって、犯罪だとわかっていたらそんな馬鹿な書き込みなどしなかった
のではないでしょうか?

2ch絡みで逮捕される人が増えているそうですが、そういうのも知らないで、
ただ悪口を書き込むことが面白いという理由だけで軽はずみに書き込む。

警察に聞きましたところ、書かれた人が「精神的に傷ついた」という病院の
証明書(診断書)を提出すれば、犯罪として扱うということでした。

肉体的には傷ついていないけど、精神的に傷ついたということで「傷害罪」が
成立するということになるそうです。

さらに全てのインターネットのサイトのコメント欄にはIPアドレスが残ります。
したがってどこから書き込んだのかがわかるわけです。

このブログにも多くの方々がコメントをくださいますが、皆さんのIPアドレスは
管理画面に行くと全部わかってしまうわけですね。

僕も友達のHPを見ただけで(つまりコメントしていない状態なのに)「先生、
僕のブログ見てくれたでしょ?わかるようになってます」と言われました。

要するにほんのちょっと調べれば結構簡単にわかってしまうわけです。

なのに「どうせわからんだろ」という気持ちで、マスクをかぶったつもりになって
罵詈雑言を掲示板に書き込んだり、脅迫めいたことを書き込んでしまう。

犯罪性をわかっていて書き込みするのは言語道断ですし、わかっていなくても
匿名で悪口を書き込むことがどれぐらい卑怯なことなのかは指導すべきです。

でも未熟な子どもたちのことですから「魔が差す」ことだってあるかもしれません。

上に書いたように「書き込みすれば、調べれば誰が書いたかわかる」ことを
ちゃんと伝えた上で、子供さんと話し合うことは大事だし、抑止力になるかと。

本当はみんな優しい子らばっかりやと思う。でもなかなか自分の思いを吐露する
場所がないのもあって、そういう「場所」で必要以上の思いをぶちまける。

昔は我慢したものです。先生に対しても、同級生に対しても。もうどうしても
我慢できないところまで来たら殴ったり喧嘩になったりもしました。

でも今は喧嘩しないで、いろんなところで顔を見せたくない者同士が陰口を、
言い合うのではなく筆談し合うようになってしまいました。

極めて気持ち悪い状態なのですが、そうなってしまったものは仕方ないので
せめて教員は生徒たちに、親は子どもたちに、インターネット世界との関わりの
危険性について警鐘を鳴らしながら、上手くインターネットを使うことですね。

なお、書かれた人が傷つくという面の問題点はあちこちで書かれていますので、
ここでは書きません。また機会があればそういう記事を書きますね。

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(追記)お手紙をくださった広島の先生、ありがとうございました。
     手書きのお手紙ほど元気が出るものはありません。

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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