KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2008年7月15日

kimutatsu

東大英語基礎力マスターVol.3

Posted on: 2008年7月15日(火) 17:22

基礎力マスター

このブログのアクセス数ってどれぐらいあるのかなと思い、昨日の午前0時と
今日の午前0時のカウンターの数字をput downしてみたんです。

最近やっぱり夏休みとか模試前で減ってるなぁという実感があったのですが
だいたい9000アクセスでした。ありがとうございますm(__)m

この時期に9000もあるのは初めてですので、非常に喜んでおります。

さて・・・

先日の記事で、『東大英語基礎力マスターVol.2』について書きましたけれども
今日は基本文法篇(Vol.3)について書きたいと思います。

基礎力マスターVol.3

これもだいたい100ページぐらいから成る、非常に薄い本になっておりまして
時制から倒置や省略に至るまで14項目が取り上げられています。 

見た目はネクステージと同じですが、NEXTSTAGEよりは絞り込んであって、
NEXTSTAGEよりは例文のクオリティを上げたつもりなのです。

解説はできるだけシンプルに行ってあります。

Vol.1で中学英語の総復習をやった人が、Vol.2とVol.3を使って、基本と
なる単語と熟語と文法とをざっと復習できるようになっているわけです。

このVol.2とVol.3とをどれだけ頭に叩き込むかによって、英語の伸び代が
変わって参ります。単にこなしただけの人と、潰した人とでは全く違います。

特に高2や高3で英語の偏差値が伸び悩んでいる人は、Vol.2~4を徹底し
基礎力を100%に近いところまで刷り込んでしまうことです。

正直、Vol.4の基本構文篇ってのは英作文の基礎となる本なのですね。この
Vol.3で学習した英文法を使って、英作文のチカラを高めるために使います。

しかしその前の段階で、基本的な単語も熟語も文法もグラグラしているような
レベルの人たちは、いくら問題集をやっても意味がありません!

いいですか、意味がないのです!

いくら「過去問を2周した!」なんて言っても、身につく度合いは非常に低い!
ということになります。これは英語のプロなら誰でもわかることでしょう。

したがって僕の頭の中ではVol.2とVol.3はセットなのです。

できれば夏休みの間の中盤までにこの2冊は徹底的に繰り返して潰しておき、
その後にVol.4で英作文のチカラを身につけることです。

ガッツ猫
(岡山で見つけたガッツポーズをする猫です)

逆に言えば、英語の成績が大したことないという人の最大の原因ってのは、
まず高校レベルでは基本的な単語熟語と文法が覚えられてないことです。

単語集をやったとか文法の本をやったとか言っても、覚えてなければ意味が
ありませんよね。それは読んだり書いたりするためのツールなのです。

このVol.3は3回、文法を繰り返せるようになっています。文法ってのは
とにかく「反復命!」ですからね。反復する工夫を考えてみました。

1回目~3回目まで、やった日付けを書く欄があります。必ず3回やりましょう。

さらに、それぞれの14個の項目ごとに、現時点での正解率を書き込んでいき、
どの項目の正解率が一番高くて一番低いかが一目瞭然になるようになってる。

たとえばA君は「時制」は89%の正解率なんだけど、「比較」だと60%程度で、
「助動詞」だと30%ぐらいだということが一発でわかります。

そうすると自分の弱点がわかったわけですから、まず「時制」をやるよりも先に
「助動詞」をやってしまえば、全体の文法力はアップするはず!ですよね?

そういう仕組みになっているのです。

僕も勉強ができない生徒で、高校時代は下から2番だったので、「できない」
苦しみはわかります。気持ちもわかる。

でもなぜできないかというと、こういう基本的なことを覚えてないからなのです。
覚えればできるようになります。覚えるのは苦手なんて言わないで頑張ろう!

『東大英語リスニングSUPER』などに取り組めるようになっている人たちでも
最初はこういう基本的なことを辛抱して辛抱して反復していたのですよ。

覚えればきっとできるようになります。この本と、そして自分の可能性や能力を
ひたすら信じて取り組んでくださいね。絶対に英語はできるようになります。

絶対に英語は上がります。カラオケができれば上がります。
英語の勉強はカラオケみたいなもんです。がんばろうぜ!
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(追記)採点、だいぶ終わりました。三単現のSや名詞の複数形などが
     中心的な内容やったので、平均も下がるかなと思っていましたが
     学年平均が90点ぐらいだったので、少し安心しました。

   


kimutatsu

Excuse me.とSorryについて

Posted on: 2008年7月15日(火) 8:54

a bee

先般書きました、Excuse me.とSorryの違いについてですけれども
多くの方々からご意見を頂戴しました。おもしろかったです(^-^)

こういうのを議論するのが大事なのであって、受動的な学習ばかり
していてはつまらないですね。「本にこう書いてある」と言われてもね。

「その本は大丈夫なの?」ってことになります。

辞書だって人が書いたものですから、たくさんの間違いがあります。
辞書にも英語の間違い、たくさんあるんですよ。例文なんて間違いの宝庫。

だからいろんな英語のシーンを通じて、議論をする。そういった姿勢から
新しいものの考え方が発見されることになるわけですね。

Excuse meとSorryに関して、僕がメーリングリストに載せた説明をそのまま
コピーペイストしてみますね。皆さんもお考え下さい。

**************************

Excuse me.ってのは「誰かに迷惑をかける前に言う」
Sorry.ってのは「誰かに迷惑をかけた後に言う」
 
という違いがあります。言語ですから例外は山のようにありますけど。
たとえばアメリカなどでは相手の靴を踏んだ人が
“Excuse me.” (イギリスでは”Sorry.”)ということだってあります。
 
基本的にはExcuse me.ってのは何か相手に迷惑をかける前に使います。
 
なので誰かの前を通るときや、映画館で奥の席へ移動する際などに
Excuse me.といいながら通るのです。これをSorry.とやるのが日本人です。
 
ですから、今回のお題になっています、Excuse me, I’m so busy.ってのは
例えば考えられるのは、退席するときや退社するときに使えますね。
「すみません、お先です」って感じです。今から帰ることで相手に今から
迷惑をかけるかもしれないけどごめんねと言ってるんです。
 
これをSorry, I’m so busy.とすると、すでに誰かに何か誘われたのですね。
それを断るために「ごめんやけど忙しいんや」と言うてるわけです。
 
さらにexcuseには「退席を許す」という意味もあります。どこかに立ち去ったり
するときに「すみませんが、退席するのを許してくださいね」というニュアンスで
Excuse me.を使うこともできます。
 
Excuse me.は「迷惑をかける前」、そしてSorryは「迷惑をかけた後」と考えると
比較的使いやすいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

******************************

昨日の夜中にこの文章をMLに載せたので、誰からも反応がないのが(笑)
非常に寂しい木村なのですが、まぁこんな感じじゃないかなぁと。

この数日でチームキムタツに新しいメンバーが加わりました。誰でも入れる
というわけではありません。でも所属と名前とメルアドがわかれば入れる。

英語の教員や講師が対象で、そういった人たちを育てようという目的です。

英語の質問以外でも・・・

●英単語を生徒が覚えないけれども何か効果的な方法はないか
●読解の授業がうまくいかないが、何か効果的な方法はないか
●こういう英語の質問をされたがどのように答えればいいか
●much lessはあるがmuch moreはないというのは本当か

などなど聞きたいことがあれば誰かが投げかける。そうすると誰かが答える。

毎日のようにこのような英語の疑問とか、教え方の質問などが為されますが
顔の見えないもの同士であっても、スキル向上に向けて努力したいなと。

それがひいては日本の教育全体の資質向上に、多少なりとも貢献することに
なるんじゃないかなと思っております。

これからも頑張ります!
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(追記)体調万全ですが、最近僕を起こすものがあります。
     暑さ?違います。セミです、セミ!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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