この写真がかなり好評らしいのですが、NEXTSTAGE社の酒井社長です。
明日のブログでは酒井さんとのツーショット写真が出るかもしれません。
長いこと会ってなくてメル友状態なのですが、明日は久々に会うのです。
こう見えてかなり忙しくしている上に、酒井さんも日本中飛び回ってるので、
二人が時間を合わせるのは至難の業なのですが、明日は偶然合いました。
というわけで、前から9月4日は予定を入れないようにしていました。
お互い「持ちネタ」は掃いて捨てるほどあるので、かなり盛り上がると思うが
まぁまぁ飲みすぎないように気をつけようと思っております。
お陰さまで好評の『国立大学英語リーディング』ですが、前回の記事の中で
長文を読むのにいちいち構造分析をしながら読んでたらアカンと書いた。
そして第3回英語教師塾でもそれについて説明をし、先生方の理解を得て、
実際に僕が授業をしたのですが、やはり反響が大きかったですね。
反響が大きかったということは、ほとんどの皆さんが「これがSで、これがV」
という形で長文読解の授業をされているだと思うんです。
でもそれではダメだと書きました。細かい点までこだわるという点ではOK。
だけどそれだと試験時間内にホントに解けるのか?という問題がある。
で、長文に入る前の基礎段階では、何でもいいから英文解釈の本を1冊か
2冊潰しておくことです。そんなに難しいのじゃなくってもいいけどね。
今月の中旬に『東大英語基礎力マスター』Vol.5が出るけど、そこではもう
最初から最後まで構造分析をし、全ての文に解説を加えてあります。
この手の解説は長文読解問題集では不要だ。
(ましてCDも付いてないということになると、僕は推薦しません。)
単語や文法を押さえるといった勉強とともに、英文解釈用の問題集を使い、
構造分析をする練習をしておくのです。長文用の問題集ではなくって!
たとえば阪大や九州大といった旧帝大レベルの問題でも、1題20分程度で
読み終えることができる。でも構造分析していたらそれでは足りないでしょう。
だから長文の勉強をする前に構造分析はできる状態にしておくのです。
え?矛盾しとる? だから「大事なところだけは構造分析をする」ためにね、
つまり下線部訳の問題対策みたいな感じで構造分析の練習だけしとく。
つまり長文を読む段階で持っておきたい「力」は次の4つですね。
● 語彙力
● 基本的な文法力
● 構造分析力
● 日本語の本の読解力
これができることが準備段階です。そう、受験勉強を始めるための準備です。
語彙ができてないとか文法が不安だというレベルでは、読めるわけない。
それに日本語の評論文が読めない人に英語で書かれた評論が読めるか。
すでに日本の受験英語は英文和訳重視タイプからは脱却しているのです。
構造分析がいくら得意でも、それだけではまったく対応できません。
ですので、文法をやったり単語を覚えながら例文を覚えたりしつつ、文の構造
をチェックするのは非常に大事なのですが、それも準備でしかありません。
では次の段階ではどうするのか?
それはパラグラフ単位で「筆者のいいたいこと」を正確につかむ練習をする!
ということなのです。特に読書経験のない人にとっては大変なレベルです。
正直すべての教科や科目が「読書」のうえに成り立ってるのだということを、
我々中学や高校の教員はもっと声を大にして言わねばならぬ。
単語を覚えた。文法も理解した。構造分析もできる。
ところがそれだけでは英語は読めません。少なくとも長文は読めません。
読めるかもしれないが、恐ろしく遅いペースで読むことになります。
準備段階(構造分析をする段階)から「筆者の言いたいことをつかむ」という
練習を重ねておくのです。で、長文をやりながらも段落をしっかりと意識する。
長文を読み始めた時期にこういう練習をしているかどうかは大事ですね。
それこそ『国立大学英語リーディング』には構造分析図がついてないぞ!
なんて情けないコメントを言わなくても済むように練習をしておくことです。
やり方はまた今度書きますね。構造分析についてちょっと苦手という人は
長文をやる前に必ず練習しておきましょう。
上にも書きましたが、『東大英語基礎力マスター』Vol.5はちょっと構造の
複雑な文を載せてありますので、それで練習すればいいかと思います。
その段階が終われば、いよいよ読解力を高める練習に入るのです!
読書の重要性をもっと声高に叫ぶべきだと思われる方は
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(追記)西大和時代の教え子から何年かぶりに連絡がありました。
東京で頑張ってるみたいです。田中君、手紙をありがとう!