KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2008年9月24日

kimutatsu

自発的勉強姿勢を涵養すべし

Posted on: 2008年9月24日(水) 18:04

三億円当選祈願

夏休み宿題考査の追試も終えて(数学と国語は追試をしないとおっしゃるので
また私だけが生徒たちにデビル扱いを受けた)、やっと落ち着いた木村です。

追試を採点していると、なかなかよくできてる。最初からやれよなぁ。

人間って不思議なもので、最初から罰を設定されるとやる。テストがあるとやる。
逆に罰がないとやらん。テストがなかったり提出がなかったりするとやらん。

これを「意識が低い!」と上から怒るのは簡単やけど、僕もそうやったなぁと。

なので僕は罰を設定するし、追試をする。不合格になったらまた課題を出す。
それに対してまた追々試をする。 そのうち生徒たちは合格する。

この時点で全員が、僕が求めるラインをクリアしたことになる。

だから不合格になっても怒らないのです。不合格になれば自分がしんどいだけ。
しんどいのが好きな子は誰もいないので、だから頑張りよる。

それでええねん。

でもなぁ、最初からやれよなぁ。最初から全員合格したら気分ええやろうなぁ。

入試も同じですなぁ。僕も浪人を経験してるけど、現役の時からあんだけ勉強を
やってりゃ、もしかしたら合格したかもしれん。現役の時は「やる気が出ん」とか
言うてばかりいて、言い訳ばかりしてたし、先生の悪口ばかり言うてた。

若気の至りですな。今から思えば落ちて当たり前やった。

勉強なんか自分でやるもんや。それに気がついたので、浪人時代は全ての先生
がたが先生になった。(この理論がわからん人は『先生はえらい』を読むべし。)

計画表を自分で作り、実績ノートを自分で作り、それに従って自分で頑張ること。
わからんことが出てきたら先生をつかまえて、散々利用すること。

そういった姿勢がある生徒は落ちないよね。落ちるわけがない。今はそれが手に
取るようにわかるので、生徒たちへの手取り足取りの指導はしなくなった。

追試はやるけど!(笑)

手取り足取りの指導をしてると大学に入ってから伸びなくなる。それは教育とは
呼ばない。自分で勉強する姿勢を涵養することが、中高時代の指導の根幹だ。

というわけで、生徒たちは大学に合格したかったら自分でしっかり頑張りなさい。
私は全力でキミたちのサポートを行うのだ。

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(追記)今日は中1生徒たちに発音記号を教えました。楽しかったなぁ。
     口や舌の形のイラストを書くのが下手すぎて笑われました。

 


kimutatsu

勝ち癖をつけな、やる気も出んわ

Posted on: 2008年9月24日(水) 0:02

講演風景

滋賀県立守山中学・高校で講演をさせていただいてきました。守山市民会館で
なんと生徒や保護者合わせて1100名ほどの方々の前で話をしました。

昨年は竹岡先生だったそうで、今年はそのパターンが多い。共愛学園高でも、
去年は竹岡先生に来ていただいて、今年は木村先生に・・・と言われました。

あんなBIGな方の後に講演ができるのは光栄です。

しかし1100人ってのは多いなぁ。まるでコンサートをしているかのような広さ!
またコンサートのときのような照明で、後ろの方々は豆粒のように見えました。

ちなみに僕はギターやったが、ボーカルをやっていたこともあるので、ピンスポ
を浴びたこともあります。あれはなかなか快感だ。今回は当然ピンスポなし(笑)

自分の高校時代の話や教員になってからの話を中心にさせていただきました。
最後に彼らへのメッセージをお話しさせていただきました。

英語の勉強法ではなく、「もっと高く! もっと遠くへ!」が演題でした。ですので
人間の生き方について、思っていることを述べさせていただいたのですね。

諫言

最後の最後に質疑応答の時間があり、1100人の中から1人果敢に挙手をし、
壇上まであがってきてくれた男子生徒がいました。

質問1:バンドをしていたそうですが、どんな音楽をされていましたか。

木村 :質問ってそれか?(場内爆笑) スターダストレビューとか爆風スランプ
     とか、そういう音楽をやっていたよ。僕はGとVoをやってた。

なかなか味のある男子生徒で、質問は2つめに及びました。

 

質問2:勉強のやる気が起こらないのですが、どうしたらいいと思いますか。

 

旺文社の蛍雪時代の質問でもそうやけど、「やる気が出ない」という生徒の声を
よく聞く。「どうすればいいですか」って自分の尻叩いて頑張るしかないがな。

・・・とは思うのですが、人生の先輩から一言。

大人になってもやる気が出ないもんは出ない。大学生みたいな子どもと大人の
間ぐらいの時期に自律心を養うねんけど、それでもなかなか難しいもんや。

こういう僕もみんなが思ってる以上に仕事を抱えてる。目の前の生徒らのことを
ないがしろにするわけにはいかんので、学校のことも一所懸命にやるわな。

そうするとどうしても家に帰ってから、「眠いなぁ」とか「だるいなぁ」とか思うことも
よくあるねん。実際にちょっとだけ夕方布団で横になることも増えてきた。

朝起きたときに「いつもよりだるいぞ」と思ったり、「今日は少しだけ熱がありそう
やな」と感じたりすることもある。人間やから当たり前やな。

ゼンソクがしんどいときは休むことになるけど、この1年半は全く平気なので、
そうなると多少熱があっても学校に行く。授業があるからな。休んでられん。

それに「どうも今日は体調もええはずやのに、やる気が出ん」ということもある。
締切が近いと焦るけど、それでもどうも今日はやる気が出んという日がある。

でもな、だからといって仕事せんかったらどうなる?

アルクや講談社やベネッセなどに電話を入れて、やる気がなくなりましたので、
すみませんがちょっと大目に見てくださいなんて情けないことを言うかね?

もしそんなことしたら、向こうサイドも困るやろうけど、自分だって困る。

夢があって頑張ってるのに、たかが「やる気が出ん」ぐらいのことで、その夢を
ぶっ壊したくないわな。ちょっとずつでも自分の夢に向かって前進したいがな。

だから「ちょっと体調悪いな」と思うときも「どうもやる気が出んな」と思うときも
鏡に向かって「何甘えとんねん」と自分を叱咤しながら仕事に向かうことになる。

僕だけやなくて、大人ってのはだいたいそうやって、やる気を出してるんや。

おかげさまでありがとう!

ところが中学とか高校の時ってのは、まだ未熟やからか自分を律することが
でけへん子が多い。僕もそうやったけど。だから思ったら思ったとおりに動く。

眠くなったら横になる。授業中に喋りたくなったら喋る。むかついたらスネる。

これでは夢なんて叶うわけないわ。教え子を見ていると大学生になっても子供
みたいなのもいるけど、でもだいたい高2~3ぐらいで大人に近づいてくる。

きついなと思うときでも頑張る子が増えてくる。6年間教えてると、そういう変化
が手に取るようにわかるから面白い。きつい時に頑張る子でないとあかん。

ではどうすれば頑張れるのか。どうしたら多少きつくても頑張れるんやろうか。

TOKYO UNIV.

僕は勝ち癖をつけることが大事ちゃうかなと思ってる。我々人間は起きてから
寝るまで、実は勝負の連続なんよね。

朝に目覚ましが鳴る。眠いのでスイッチを切る。どうせ母親が起こしに来るから
その時に起きたらいいわと思って、睡魔との勝負に負ける。

母親が起こしてくれたらくれたで、その起こし方が悪いとかいって悪態をつく。
ここで2連敗。本来なら感謝すべきところだ。

だらだらと準備をしているうちに電車に間に合わない時間になるので朝食を
抜いたりする。これで3連敗。あるいは遅刻する。ギリギリに教室に飛び込む。

これで4連敗。間に合ったら勝ちかね? そんなアホな。それなら入試の時も
ギリギリに試験会場に飛び込んだらよろし。入試の時は余裕もって行くんやろ。

授業中に寝る。5敗目。授業中に喋る。6敗目・・・こんな感じで負け続ける。

こんな生徒が「やる気満々!」なわけないわな。ダラダラ過ごしてる子がなぁ、
自分の勉強のときだけやる気に満ち溢れてるわけない。

もちろん朝からの勝負に全勝しなくてもいい。でも勝ち癖のついてない子には
残念ながら神様は微笑まんのではないやろうか? せめて勝ち越さないと。

勉強に対するやる気を出したいのであれば、きついなと思うときこそ頑張れ。
甘え心や遊び心が出たらすぐ遊ぶというのではあかんわな。

あと1時間は絶対に集中すると決めたらいい。そういう勝ち癖こそがやる気に
つながるし、勝ち癖があるからこそ入試にだって勝てるんやないか。

誰でもしんどい。生きるってのはしんどいもんや。でも我慢して頑張ってるうち
人生の楽しさが見えてくるし、夢がどんどん見つかるんやな。

夢が見つからんという人、やりたいことが見つからんという人、オモロイことは
ないかと探してる人、どうもなんかやる気が出んなぁという人・・・

そういう人はひとつひとつの小さい勝負に勝つことから始めてみることが大事。
「やる気はあるけど、どうも身体が動かん」という人は、ぜひお試しあれ。

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     いたしますので、よろしくお願いいたします。

 


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