KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年1月28日

kimutatsu

大まかに聞け!

Posted on: 2009年1月28日(水) 16:02

東大入試当日

最近いろんな方々がご協力くださっていて嬉しい限りです。いろんな企業の方が
手助けさせてくださいと申し出てくださって・・・ありがたいですねぇ。

お金になりませんよと言っても、「日本の(英語)教育を良くしたいという気持ちに
応えたい!」と仰る。それならということで、概ねお願いすることにしています。

僕にはマネージャーはいませんが、僕のマネージャーをやりたいという人も多い。
さすがに給料なんて渡せる身分じゃないので断っています。

でも給料なんて要らないからと言われると、では講演なりイベントなり挨拶なりに
ついてきていただいて、最初は勉強してくださいということになります。

というわけで、最近はどこに行くにも誰かがついてきてくれます。

以前、ある企業の女性と一緒に山手線に乗っていた時に、写真を撮られました。
その瞬間に横にいた女性がパッと離れた!

 

いやいや・・・┐( -”-)┌ ヤレヤレ

 

というわけで、たまに横に女性がいたり背の高い男性がいたり、あるいはマスク
をかぶった男性がいたり(明らかに山田君やがな)したら、そういうことですので。

東大入試当日2

さて先日いただいた質問です。東大に限らず、リスニングがある大学を受験する
受験生諸君は参考にしていただきたい。

**************************

センターリスニングが悲惨な結果で、これはやばいと思い、
キムタツさんの東大英語リスニングを始めたところ、だいぶ
聞き取れるようになった気がするのですが、問題文に知ら
ない単語が出てくると、面食らって頭が真っ白になり、放送
中にその内容から意味を推測しようと考えていると、
今度は音が耳に入ってこず、結局何の話をしているのかが
全く分からず放送が終わってしまうという事があります。

こんな場合はどうしたら良いのでしょうか?
語彙力の問題と言えばそうなのですけれども…

**************************

語彙「力」の問題というわけではありません。語彙の問題といえばそうですが。
というのは、リスニングの場合、中にわざと知らない語を含ませることがあります。

放送されるスクリプトの中にわざと未知語を含ませるのです。それを文脈上推測
しながら聞くことになります。それはしかし語彙「力」とはいえないようなものです。

例えば以前アルクの方々とTBSに行ったときのこと。

僕は周囲の方々が次のようなことを話しているのを聞いていました。

*****************************

ここをまっすぐ行ったら赤坂○○があって、そこから乗れば○○線に
つながる。乗り換えて、東京に着いたら先に帰りの切符を買って・・・

*****************************

赤坂見附という駅の存在を知らなかった僕は、見附が聞き取れませんでした。
それから後ろの○○線が何線だったのかはいまだにわかりません。

要するに「知らない語は聞き取れない」は日本語にも言えるという例です。

東大入試当日3

ただし「赤坂○○」が駅だということはわかります。「○○線」が丸の内線だとか
環状線だとかいう電車の線であることもわかります。

入試のリスニングでは、出題側は実はこういうことをやります。

Hello, this is J&J Pubcho Factory.  Can I help you?なんて感じで放送が
始まると、this is までは聞き取れても「ジェイエンジェイパブチョ」で戸惑う。

慣れていない人はその「ジェイエンジェイパブチョ」が気になってしょうがない!

ところがその後ろのCan I help you?で何らかのお店だなということはわかる。
リスニング問題ではこれが大事なのです。

大事なことを書きます。

 

リスニングは大まかに聞け!ということです。

 

もちろんディクテーション問題(東大にもある)の場合、そういう単語は含ませず、
比較的簡単な単語を使ってあることが多いので、細かい聞き方ができます。

大まかに「今、どういうことを言っているのか」ということを理解しようとして聞くこと
が大事なのです。そうすると出題者の罠にはまらずに済みますよ。

みんなが知っている単語だけでスクリプトを作ると差がつきません。

リスニングは聞けて当たり前なのです。聞ける能力があることが前提で、問題は
作られているのです。ある程度聞ける人同士で合格を競うのだと考える。

だとすれば差をつけるためには、ヘンテコリンな固有名詞を含めるのですな。

それを意識しておくだけでも違うと思いますが、僕の『東大英語リスニング』にも
『東大英語リスニングSUPER』にもそういう語をできるだけ含めてるのです。

だからどんどん聞き込んで、慣れることが大事です。

もちろん誰でも知っているような語やフレーズは知っておくことは言うまでもない。
語彙力をつけることは英語学習の基本ですから、どんどん増やしましょう。

それはそれとして、リスニングには知らない語、特に変な地名などが含まれてる
ことが多いので、「これは地名」「これは物質名」とわかるべく慣れていきましょう。

皆さん、頑張って下さいね。

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(追記)今月号のAERA ENGLISHの「単語力アップ」特集に
     『ユメタン』が4ページカラーページで取り上げられました。
     「『ユメタン』は脳のしくみから考えて、非常に覚えやすい
     メカニズムになってる!」と、AERAの方々がわざわざ
     神戸までインタビューに来てくださいました。嬉しいです。
     AERA ENGLISH、よかったらお読み下さいね。

(追記)宮崎西高では『ユメタン』が大好評で、一括採用していない
     けれども、ほとんどそれと同じ状態になっているとのこと。
     本当にありがたいです。

 

  


kimutatsu

第5回英語教師塾について

Posted on: 2009年1月28日(水) 11:25

やる気がでる言葉 

昨日は夕方に大分の岩田高の先生、福岡の久留米大附設高の先生、そして
宮崎の宮崎西高の先生からお電話を頂戴しました。

九州の有名な進学校の先生方から携帯に電話を頂戴し、ワイワイと喋ってた。

『ユメタン』を採用したよ、『東大英語基礎力マスター』Vol.7を採用するかも、
『東大英語リスニング』を採用したよ、と立て続けに嬉しいニュースを頂きました。

ありがたい(┬┬_┬┬)

先般、灘に授業見学に来た東山高の増田先生から「どうして英語教師塾を作る
気になったんですか」と質問を受けました。

確かに予備校などでもやってるんですが、えらい高いんです。

駿台でやってるやつだと15000円ぐらいかな。そうなるとやる気があってもね、
カネがない先生は参加できないし、やはり予備校と学校とは違いますからね。

それと学校の先生同士の横のつながりを作りたかったのもあります。

僕も教員になったとき、どうやって長文や英作文やリスニングの授業をするのか
わからないまま、教室に行って、自分なりの授業をしていましてね。

これではアカンなぁと思いながら、予備校の先生の授業も見に行ったりしていた
んですよね。でもほとんど参考にはならなかったのです。

今は「中高6年間でこの教材をこう使ってこう指導すれば成績が上がる」という、
ある程度の確信がありますし、授業方法も手前味噌ながら自信がある。

なのでそれを悩んでいる先生方にタダで伝えることができれば社会貢献になる
かなと思って、アルクの嵯峨さんやベネッセの山田君に相談し、実現したのだ。

という話をしました。

今は僕がこうやってやっていることを、僕の教師塾で成長した先生方が自分の
勉強会を作り、後輩の先生を育ててもらえればいいと思う。

そうなれば、僕が死んだ後も僕の魂が生きることになる。

2月に英語教師塾をやろうかなと思っていたのですが、ちょっと野球の試合が
2月と3月は入ってしまったので、4月ぐらいにやろうかなと思っています。

先般の東京での英語教師塾は70名の方々が参加されました。

やる気のある英語教員、英語教員予備軍(大学生)、英語教育に携わっている
人たち(塾や予備校、業者の方々)なら誰でも参加できます。

また近いうちに募集しますね。大阪か九州あたりでやろうと思っております。

頑張る先生方が増えればいいですね。
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(追記)今月号のAERA ENGLISHの「単語力アップ」特集に
     『ユメタン』が4ページカラーページで取り上げられました。
     「『ユメタン』は脳のしくみから考えて、非常に覚えやすい
     メカニズムになってる!」と、AERAの方々がわざわざ
     神戸までインタビューに来てくださいました。嬉しいです。
     AERA ENGLISH、よかったらお読み下さいね。

(追記)しかし『東大英語リスニング』を一括採用するのは凄いなぁ。
     センター試験のリスニングも大成功だったそうです。

  

 


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