KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2009年7月

kimutatsu

人脈は作ろうと思うと作れない

Posted on: 2009年7月2日(木) 21:04

紫陽花

10月か11月に出す『ユメタンゼロ』の企画に関していろんな先生にメールし
ご意見を伺っているところです。まだまだこれから多くの先生方にメールします。

結局、同じような意見が揃う形になる場合でも、ひとりずつご意見が微妙に違う
ので、非常に参考になる。本当に感謝しております。

今回はきっと350名ほどの先生方にメールすることになります。

『ユメタン』①を昨年の10月に出したときには、こんなにもたくさん単語集がある
のに、後発で僕が出しても大丈夫なんかなと思ったものです。

が、多くの先生方の応援もあり、現時点で『ユメタン』も③まで出すことができて
版元のアルクさんともども非常に喜んでいるところなのです。

感謝しておりますm(_ _)m

また東京で生徒向けに東大対策の講義をしてほしいなんていう声もありまして
マネージャーの人たちが東奔西走しているところです。

これまた感謝しております。

予備校とか大学の部屋が借りられれば、4~5日の講座を開くことができるな。

・・・と思っていたら、どうも貸してくれるというところがありました。

また詳細は追ってご連絡いたしますが、高1とか高2の生徒さん向けにやろう
かなと思っています。もちろん高3の人が来てくれてもいいんやけどね。

東大向けというのを謳うと高1なんかではウソ臭くなるが、基本的な勉強の仕方
も踏まえた形でやれればいいんじゃないかなと思っております。

石見智翠館の生徒たち

先般、石見智翠館高校(旧名 江の川高校)に講演に行かせていただきました。
そこでお世話になった国語科の細木先生に子どもが生まれたという連絡が!

細木先生、おめでとう!

なんかさぁ・・・

1年前まで名前も顔も知らなかった人たちとこうして知り合いになって、そして
子どもができた!美味い伊勢エビが手に入ったから送る!奥さんがつくった
クッキーを是非食べてくれ!なんて連絡を頂き、ずっとつながり続けてる。

本を出したら出したで「おめでとう!」のメールが山のように届く。

歳をとるとな、こういう人間同士のつながりが何よりも嬉しいもんだ。ホントに。
若い人にはもしかしたらわからんかもしれん。しかしな、そのうちわかるよ。

自分の書いた本を採用してくれた。もうそれだけでな、手弁当下げて学校まで
お伺いしようかという気持ちになるもんだ。

講演料なんて無料でいいから、なにか貢献させてくれという気持ちになるんよ。
ギブアンドテイクなんて言葉ではない、つながりが嬉しくてたまらんのだ。

というわけで、7月24日に博多で先生方対象の大飲み会を粛々と行うのじゃが
そこにもたくさんの先生方が参加される。予備校の先生も参加される。

博多の先生だけじゃない。佐賀からも大分からも鹿児島からも、な、なんと!!
東京から参加する人だっているのだ。単なる飲み会に!

人脈ってのはな、作ろうとしたら作れないのだ。人が脈々とつながって、人脈と
なるためには、やはり根底になんらかの思いがないといかんのだ。

なんか作為的な思いや打算があるとダメだ。

細木先生から「子どもができた!」というメールをもらって、やたら嬉しくってな。
医者に「夜中に酒飲むな」と言われてるのに、一人で祝杯をあげた。

俺も変わったもんや。歳をとるとこうなるんや。人間ってのはオモロイもんやな。

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(追記)朝日カルチャーセンター新宿教室さんで、生徒と保護者対象の
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(追記)明日はNEXTSTAGE社の酒井社長に会う・・・のか?
     甲子園のララポートにある旭屋書店に17時に行きますって
     連絡したら「いい飲み屋があるんですよ、あの辺」って・・・
     いや、酒井さん、俺誘ってないし!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

センター試験の点数を上げるには?

Posted on: 2009年7月1日(水) 23:19

講演風景

週末に2回戦が行われるのですが、その4日から期末考査が始まるのですよね。
だから問題を作らないとあかんなぁと思っていたら、明日思わず授業なしに。

理科の先生が「試験範囲が終わってるなら、悪いけど授業1コマくれへんか?」と
仰ったので、明日やる分の補助プリントを今日配布しておきました。

明日は放課後だけ学校に行って、掃除の監督だけやりますわ。

さて、センター試験に関してのご質問。そういえばセンター試験の本って、英語の
関係はどれもこれもあまり売れてないらしいね。先日、書店さんが仰ってた。

理科や社会のセンター本は売れるらしいけど、英語や数学は売れんと。

そらそやわな。英語って二次試験もあるから、わざわざセンター試験に特化した
問題集をやらなくっても、二次の勉強をしてればいいからなぁ。

僕の本がどの程度売れてるのか知らないけど、少なくとも文法のピンク本などは
おそらく売れてないな。問題集なら売れるが、参考書は売れないと思う(涙)。

あれは英語の先生からは評価を頂いているんやけどなぁ。授業する際のポイント
がわかった!なんてメールを頂戴することもある。それはそれで嬉しい。

もしかすると付属の問題集を作ったほうがいいかもしれんよ、お地蔵さん。

さて、では質問です。

********************************

私は高3なのですが…センターで思うように点数がとれません。
いつも110~130点ぐらいで、なかなか7割のラインが越えられません。

8割というのを目標にしてたのですが、7割も越えてないのに8割っていうのは
高望みしすぎですよね…

傾向としては特に第3,4問でいつも大きく点数を落としてしまいます。
私の解く順番は、1→2→5→3→4→6の順番です。
お忙しいとは思いますが、何かアドバイスしていただければ嬉しいです。

********************************

センター試験の英語ってのは一応英語Ⅱまでとされているので、基本的な英語力
がある程度備わっていれば、8割ぐらいは取れるんじゃないかと思うんよね。

ここで言う「基本的な英語力」とは何か。

例えば「こうすればセンター試験の英語で高得点が取れる!」的な本があったり、
あるいは雑誌でもそういう特集が組まれたりするけど、う~ん、そうかなぁ?

そりゃ確かに傾向はある。しかしセンター試験の英語って簡単なわけでもないし、
ちゃんとした読解力がないと高得点が取れないんやないかと。

なので「こうすれば」的な、つまり対症療法的な方法ってないように思う。

サイン

だからって諦めろって言うとるんじゃないので、ご心配なく。センター試験で110~
130点ってことは、基本的な英語力をつけることに腐心したほうが結局はいい。

今、過去問を何度も繰り返してもあまり意味がないよ。やったってできんだけだ。

とりあえず夏休み中に基本的な力をつけておかないと、2学期からはもっと実践
的な力をつけていかないとまずいわけで、その点では今こそがんばらないと。

まず語彙力に関して言えば、『ユメタン』①レベルは完璧に潰しておきたい。

そのレベルを知らないと読めない・・・し、聞けないし、書けない。

単語は文脈の中で覚えたほうが覚えやすい。それはおそらく間違いない。
しかしそのためには相当な数の文章を読まないといかん。かなり読まないと!

目安としては、1年で350~400文章ぐらいかなぁ?それぐらい読めば自然に
語彙力はつくし、英作文の力もつく。練習すればリスニング力もついてくるはず。

ところがなかなかそういう人は少ない。

ちなみに僕は生徒たちにだいたい高2から高3にかけて、それ以上の読書を要求
して、1ヶ月に50長文程度を配布して、読ませることにしてる。

今の66回生もそうなるのだ。そうすると普通は英語力が身につく。当たり前だ。

そういうデビルな先生に教わっている生徒は、語彙力だの文法力だのと言わず
とも、読書を繰り返しているうちに身についてくるので、概ねOKなのだ。

問題はそうでない生徒たち。

英語が好きでどんどん勉強できる人は置いておいて、そうじゃない人で困ってる
人の大半が語彙力の欠如によるものだ。それと基本的文法知識の欠如な。

なので、上に書いたような『ユメタン』①レベルの単語に関しては、夏休み中に
必ず何度も反復して覚えておいてもらいたい。

それが1つ。

英文法に関しては、学校で『NEXTSTAGE』系の問題集が配られているはず
なので、それを何度も繰り返して、100%近い正答率まで持っていっておこう。

現時点でまだほとんどできてないという人はまずい。あれは結構分厚い本なので
もっと薄いほうがいいというなら、『東大英語基礎力マスターVol.3』をやろう。

大事なのは「何度やったか」ではなく「ちゃんと覚えたかどうか」だ。

要らん紙に何度も書きつけながら覚えていこう。そういう地道な苦労はせえよな。

ユメタン①です

そのうえで読解量を増やそう。自分の読書力に応じて本を選べばいい。たとえば
センター試験用の問題集でなくてもいい。全然いい。二次用でいいのだ。

要するに基本的な読解力がないから読解問題で間違えるのであって、センターの
コツとか解き方とか、そういう問題ではないのだよ。

気になるならセンター試験用の問題集を買えばいい。でももっと直前でもいいよ。
大事なのは試験までの残り100数十日で何長文読めるかということだ。

センター試験用の本に20長文載っているとすれば、それを10冊程度やろうぜ。
そうなると結局二次試験用の本をやったほうがいいと思うけどな。

まぁ、どっちでもいい。とにかく数をこなそう。

単語と文法を早い段階で固めて、そして読解量を増やす。これが王道なのです。

で、ついでに言うと、これは何もセンター試験の勉強法なんかではなく、すべての
英語関係の試験に関して言えることなのです。まぁ、騙されたと思って頑張れ。

本代がかかりすぎる?なるほど、でもさ、浪人したら100万ほどかかるよ。

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(追記)リスニングに関してはちょっと違うけど、それは過去のブログに
     いっぱい書いたので、そちらをご覧あれ。

 


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