KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年8月12日

kimutatsu

覚えよう!その後は徹底的に読もう!

Posted on: 2009年8月12日(水) 0:15

ジュンク堂書店千日前店さん
(ジュンク堂書店千日前店さんの様子です。ありがたいですねぇ。)

チームキムタツの先生方がもうすぐ400名になるそうです。去年の今ごろは約
50名程度だったので、物凄い伸び方ってことになりますね。

学校の主役は生徒たち。

でも我々教員が彼らの勉強意欲を刺激しないと始まりません。

熱心な先生方がもっと増えればいいなと願っています。幸い、月末に行われる
授業力向上セミナーですが、175名定員がすぐに埋まったそうです。

これまた全国から熱心な先生方がお集まりになるということで、感謝しています。

いろんな方々からのコメントを読んで、それぞれにここを使って答えているので
すが、なかなかペースが追いつきません。

というわけで、秋から新しいサイト(携帯サイト)が始まります。

そこに勉強法やモチベーションアップに関する掲示板を作ろうと思っています。
荒れないように、管理はある会社にお願いするのですが、それを作ります。

そしてそこで僕だけでなく、多くの方々からコメントに対する返事をもらえれば、
いいコミュニティーサイトになるんじゃないかなと思っています。

また詳細は近々書きますね。

試合後の様子です

こんなコメントを頂戴しました。HN「受験生」さんから。

*******************************

私は、高2まで英語が得意で好きな教科だったのに、センター形式の英語
を解くとボロボロ…百点をきる時もあります…。
自分の分析では、時間のプレッシャーと速読の強弱のつけ方、などが原因
だとは思うのですが、数をこなしても、全然向上しません。
単語は最近『ターゲット1900』が全範囲終わりました。文法より、長文の点
が悪いです。

何が原因なのか、またセンター英語解いた後の見直しの仕方など教えてもら
いたいです。 お願いしますo(_ _*)o
ちなみに、こんなんですが、神戸大学建築学科志望です。

*******************************

先日、センター長文に関しては書いたので繰り返しになるけど、長文が読めない
原因は1つではない。英語ではなく、国語に置き換えればわかると思うけど。

漢字も平仮名も読めるのに国語の長文が読めない人も多い。

まずは単語や文法はちゃんと覚えたり理解したりしないと話にならん。

単語とか文法とかをちゃんとやれと先生方が口を酸っぱくして言っているのは、
最低でも漢字や平仮名を知らない奴が読めるわけないがなということやねん。

知っていても読めないのに。

で、このHN受験生君は『ターゲット1900』をやったと書いてあるので、単語は
かなりできるわけ。つまり現代文でいえば漢字や平仮名は全て読めると。

そしてその意味もわかるわけやね。

なのにセンター試験で100点とかっていうことは、要するに「読めてない」わけ。

ユメタンです 

ここで言う「読める」とか「読めてない」ってのは、単に字面を追うという意味じゃ
なくって、筆者が何を言おうとしているかを理解できるかどうかを指すのです。

漫画なら読めるでしょう?

ストーリーの展開もわかるでしょう?

ところがそれがフランス映画に関する評論文になると読めなくなったりするよね。
あるいは化学記号が沢山出てくるような英語の文章だと読めなくなったりすると。

言語に関する文章なら読める?

比較文化は?

物理とか医学は? 数学はどう?

言語ってのは伝えるためのツールなので、その言語そのものがわかったとしても
つまり単語や文法がわかったとしても、中身がわからないと理解できません。

英語であれ、日本語であれ、中国語であれ、フランス語であれ。

漢字と平仮名が全部わかるのに、国語の成績が悪いっていう人は、要するに読
めていないわけで、英語で言えば全訳をわたされても理解できないのです。

文化に関する文章には強くても、自然科学には弱いという人がいると思うねん。
それは単語どうこうよりも、その文章の内容が理解しにくいから弱いわけでね。

ということは、英語に強くなるためには、結局は地歴も物理も化学も生物も何も
かも、ちゃんと本を読んでおいたほうがいいってことになるわな。

読書ができる人は英語に限らず言語の成績は良いはず。大学に入ったら、今度
は第2外国語で、英語以外にもう1つ、外国語を勉強しやなあかんのやで。

言語の勉強法は、英語も日本語も独語も仏語もそんなに変わらんと思う。

まずは覚えることを覚える。そしてその段階が終わったら、多読する。

野球やサッカーには詳しいけど、自分で評論の本を買ってきて読んだことがない
という人が、英語で書かれた評論を読めるわけがない。

だから多読せよと言うのだ。

多読しているうちに、言語だけでなく、比較文化や英米の歴史や人物、あるいは
政治経済や自然科学に至るまで、いろんな文章に触れて、鑑賞することになる。

それが何より大事なのだ。単語や文法を徹底的にやっつけたら、後は多読だ。

紀伊國屋書店新宿本店さん 

え? 全訳が渡されたらちゃんと理解できるって? 

もしキミがそうならば、そりゃ英語力のほうに問題がある。

それはキミにしかわからん。それが文法的な知識なのか、あるいは構造分析の
力なのか、それはわからないけど、どこかに弱点があるのです。

まだ入試まで数ヶ月あるので、そこはどんどんメイキャップしていかねばならぬ。
覚えることも覚えないで二次試験の勉強に臨むのはナニヲカイワンヤなのだ。

「数をこなしても向上しません」とあるが、その「数」とはどれぐらいなんかなぁ?

1000長文ほど読んでもダメなんだったら、そりゃあきらめよう。根本的に英語に
向いてないのかもしれん。いいじゃないか。それだけやれば悔いはなかろ?

しかしな、その程度読めば、普通はセンター試験レベルなら満点狙えるようにな
るんやないかと思うぞ。

今から1000は無理としても、それぐらいやるつもりで頑張ってみ。
間違いなく神様は微笑んでくださると思うよ。自分を信じて、最後まで頑張れよ。

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(追記)今日は母校関西学院の高等部が甲子園に登場しますね。
     第一試合か。甲子園の外野席でのんびりしようかな?
     毎日、オフィスまで甲子園の歓声が聞こえてきます。

 

 

 

 


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