KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年9月10日

kimutatsu

切り替えができるならOK!

Posted on: 2009年9月10日(木) 13:09

B社九州事業所O君

だいぶ前のコメントに対する返答になるので、相当恐縮している木村
ですが、本当にすみません。申し訳ない。

相当長いコメントだったので、ちょっと中略しながら紹介しますね。

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高3の由里です。

いつもブログ読んで参考にさせてもらっています。
蛍雪時代も読みました!

私の高校はいわゆる底辺校なのですが、自分は頑張って、東洋
大学の社会学部に入学したいと思っています。
(自己推薦と一般受験を考えています。)

今、恥ずかしながら偏差値は7くらい足りない状況です。受験勉強は
3年になってから始めた上、最初のころはやったりやらなかったりと
いう状況だったので当たり前ですが…。

(中略)

現在は毎日キムタツ先生の東大英語基礎力マスター1をやっていて
明日で終わります。

他に日本史と国語を使いますが、日本史はしっかりやっているつもり
なのに模試の点数は上がりません。
(直前に試験範囲になっていた部分だけ解けたりします)

(中略)

そして、気掛かりなのが夏休みの18日間(飛び飛びで)文化祭の
ダンスの練習があることです。一日3時間です。

(中略)

そこで、練習の後図書室で勉強するのはどうだろう?と考えました。

私は朝はたいがい起きられないので、昼に起きてぐだぐだしてしまう
よりは絶対にいいと思ったんです。家には誘惑がたくさんありますし。

しかし本当は、練習を口実にしないで、朝から晩まで休憩を少しづつ
挟みながらみっちりやらなければいけない時期なのではないか?とも
思います。

40日のうちのたった18日間、午前は練習、午後は勉強。
他の日はみっちりやれれば、やる気さえあれば、この計画を遂行して
も良いのでしょうか?それとも有り得ない事なのでしょうか?
自分で考えてもどうにも分からないので、そこのあたりの正直な御意見
を聞きたかったのですが、本当に長くなってしまって申し訳ありません。

東洋大学に入りたい気持ちは本物です。
お時間のあるときで構いませんので、よろしくお願い致します! 

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人生ってのはこういうことだらけなんやなと思いながら読みましたんや。
仕事しやなあかんのはわかってるけど、飲みに行きたいなぁ・・・とか、
大人になってもそんなことの連続やわなぁ。

プロフェッショナルに徹することはできるかもしれへんけど、そんなこと
してたら、精神的にきついし、参ってしまうわ。今日ぐらいええやろ。

こういう気持ちとの闘いやな。真面目な人ほど悩む。

回答にはなってないけど、そりゃ自分で計画を立てて、本業(キミの場
合は言うまでもなく、東洋大学に向けての勉強だ)に差し障りがないの
であれば、部活動に行こうが遊びに行こうが文化祭の練習をしようが
まったく問題ない。

むしろ、差し障りがないのにそういったものを我慢する意味がない。

目標に向けてガムシャラに頑張っている人は美しい。

余裕を持ってやっている人は不安定感があるように、周囲からは見える
し、ましてダラダラやっているようなのでは目標に届かない。

でも、本業がうまくいってるかどうかは自分が一番よく知ってるのでは?
勉強なり仕事なりが、絶対に大丈夫と思うなら、遊びの時間をつくって、
体や脳を休めながら努力するほうが、効率的じゃないかと思うなぁ。

僕の周囲には極めて仕事のできる人が多いのです。

上の画像でマスクをかぶっている、ベネッセ九州事業所のO君もそう。
でも彼らは遊びも一流です。よくそれだけ面白いことを思いつくもんや
と感心するぐらい、遊ぶのがうまい。

そしてどんだけ遅くまで飲んでいても(朝まで飲んでいても)、しゃきっと
気持ちを切り替えて、朝誰よりも早く仕事に出るのが凄いのです。

学生も同じで、確かにこれから直前期に入るけど、自分のやりたいこと
を100%我慢して勉強に打ち込まねばならないわけではないと思う。

テレビを見ながらダラダラ時間を過ごすのはちょっとどうかと思うけど、
それにしたって、例えば20時になったら3時間集中して勉強するぞ!
と心に決めてテレビを見るならいいんじゃないか?

逆に言えば、切り替えることができず、勉強していても部活動のことが
気になったりするようなことでは、とても目標には届かないと思うなぁ。

何歳になっても、そこのところが上手な人は仕事や勉強ができるもんや
し、下手な人は能力が高くてもあかんのです。

自分への戒めとして、記事をアップしました。さぁ、今日もがんばるべ。

  

(追記)西宮ガーデンズの保護者向け講演ですが、50名を超えた
     そうです。ありがとうございます。感謝申し上げます。
     10月18日(日)に行われます。よろしくお願いいたします。

  


kimutatsu

最後までやり切ろうとする姿勢

Posted on: 2009年9月10日(木) 10:10

基礎力をつけよう! 

毎日授業をやっていると、基本的な力のある生徒と、そうでない生徒の
差ってのを実感しますね。単語にしても文法にしても。

まだ中3内容(One Worldのブック3)をやっているのでリベンジはいくら
でもできるのですが、 早いうちにやっとかないと後で苦労するよ。

というのも・・・

やはり大事なのって、机の前に座る習慣ができるかどうかなんよね。
基本が大事って言うけど、それが何より基本中の基本やからな。

英語で言うと、学習の折に辞書をどれだけ引くかってことやな。

そういう基本的なアティチュードを無視した学習では伸びないってことで
横着しないで、土台をどっしりと固める学習をしてほしいと願っています。

ジュンク堂さん

さて、次のようなコメントを頂戴しています。

**************************

キムタツ先生、こんにちは。
今先生の東大英語基礎力マスターをやっているのですが、これは
順番に潰していったほうが良いのでしょうか?
今はVol.1の徹底復習をやっています。

また、基礎力マスターを全部最後まで潰し終えたら、次は『国立大学
英語リーディング』等に移っていけばよいでしょうか。

度重なる質問申し訳ないですが、どうぞよろしくお願いします。

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講談社の『東大英語基礎力マスター』ですが、あれは英語の苦手な人を
念頭に置いて作った本なので、そういう人は活用してほしいなと。

特にVol.1の中学英語徹底復習篇が1問でも正解できない人は、
解説ページを熟読して、答えられなかった箇所を覚えてほしいです。

大人の人で英語をやり直したいという人もそうですが、英語の土台とな
るのは中学英語です。まずはそこを徹底的に潰す!

潰すってことは、要するにこのレベルだと「覚える」ってことです。
どんどん覚えていってほしい。

それとこのシリーズですが、順番にやっていく必要はありません。

Vol.2は基本単語・基本熟語篇ですが、今やっている単語集があれば
それをやってくれればいいだけです。この本を買う必要はありません。

Vol.3とVol.4は文法をガチガチに固めるための本です。

でもVol.3とか『NextStage』のような本を使うだけでは、文法力はつか
ないと思います。ああいう一問一答問題集は、文法の入り口には立てる
かもしれないけど、覚えた文法を血肉にするレベルまでは無理です。

Vol.3は、『NextStage』が分厚くてなかなか終わらずにモチベーション
が続かないというタイプの人を念頭に置いて作ったものです。

『NextStage』とそれほど変わらないので、それを持っているなら、特に
やらなくてもいいと思います。著者としては買ってほしいけどね。

ただし英文法を1週間2週間でもう一度ざっくりやり直したいという人は
『NextStage』よりもVol.3のほうがいいと思います。

Vol.5~7は英文解釈、英作文、リスニングの勉強法がわからない人
向けに書いたので、「分厚い問題集は無理」という人はやりましょう。

英文解釈はできれば薄いのを、高1~高2の間にやっておきましょう。
あまりでかいのをやる必要はありません。

英作文ですが、大矢先生が桐原から出された英作文の本、いいです
ね。読みやすい。竹岡先生の本もいいと思います。

ああいう分厚い本でもちゃんとやっていける人は、そちらをやったほうが
いいのではないかと思うんです。僕のはむしろ苦手な人向けなので。

それとこのコメントの後半にある、基本をつぶしたら『国立大学英語R』
などをやったほうがいいかという質問ですけれども・・・

『国立大学英語R』はどちらかと言えば最終目標に近いと思います。

河合出版から出ている「やっておきたい英語長文300」「同500」あたり
を2回~3回やってから、『国立大学英語R』をやったほうがいいです。

でももう一度言いますが・・・

大事なのはどの問題集を使うにしても、最後までしっかりやり切るという
姿勢だと思うんです。買って最初のほうだけやって、あとは・・・というの
では、どんなに良い本でも効果が出ないのは言うまでもありません。

よしやるぞ!という気迫こそ、大事ですし、挫折しないように工夫すべき
ではないでしょうか。僕もいろいろと工夫しながら勉強しています。

お互い頑張りましょう!

  

(追記)昨日書いた英語教師塾ですが、すでにかなりの申し込みがあり
     びっくりしています。熱心な先生、講師の方々にお会いするのを
     楽しみにしております。まだ受付中です。

  


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