KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2009年11月

kimutatsu

先生方からのメール

Posted on: 2009年11月30日(月) 22:54

これも英語教師塾の風景

英語教師塾の風景です。いや、ホントに張りつめた空気の中で行われる勉強
会なのですが、たまにウルトラマンなんかもやってきたりします。

以前は筋肉マンが参加していたこともありました。

東京の教師塾の光景

ま、それはそれとして、参加された先生方からメールが多数届いております。
まだ参加されたことのない先生方のために、一部公開しますね。

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昨日の教師塾in博多、授業をされた先生方
お疲れ様でした。私は1時間半程度の参加になってしまい、夜の反省会にも
参加できず残念でした。しかし、教師塾の内容は、1時間半程度とはいえ、
大変勉強になり刺激になりました。特に、各先生の授業の後に木村先生が
するアドバイスが非常に分かりやすく、またなるほどなあと感心させられまし
た。英作文の目的、授業の中で何に重きを置くのか、など。

寄席などにも足を運んで勉強されていることは知っていましたが、間の取り方、
その間が与える影響など大変勉強になり、私ももっといろんなものにアンテナ
を張って吸収せねばという気持ちになりました。

うどんのスープを飲み干し、「うまい!」を伝えたい時、すぐに言葉で言うのでは
なく、器のそこを見たり「ハァー・・・」と息をついたり、言葉よりその美味しさを伝
える手段は他にもあることなど、なるほどなあの連続でした。
木村先生の演技力、まいりました。

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昨日の博多で行われた教師塾、参加させていただきました。多くの先生方の
授業を見させていただいた上、その後の講評が大変参考になりました。
私も自分の授業をよくするためなら、木村先生やその他の先生方から批評して
いただきたいと思いました。いつか機会がありましたらよろしくお願いいたします。

授業が8時すぎまであるとはつゆ知らず、宿をとっていなかった私は、夜の会
に参加できませんでしたが、次回は夜の会が始まる時間を想定して計画的に
参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。

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教師塾参加の皆さん、お疲れ様でした。

さらに、夜の教師塾に続けて参加された皆さん、なおのことお疲れ様でした。

8時間半もあった教師塾ですが、長さを感じさせませんでした。ほんと、素晴ら
しい集まりです。私は初参加でしたが、20年以上教師をしていて、今までこうい
う会に参加していなかったことをとても残念に思いましたよ。ホンマ!

これは、参加しないとアカン!

今回は博多でしたが、東京、岐阜、京都、和歌山etc.と遠方よりはるばるやっ
てくる価値がわかりました。

木村師匠のコメントがいいんだよね。

彼を知る前は、灘の先生だからどうせ私の頭の上のほうの話をされるのだろう
と思っていたのですが、授業というものを、ほんとよく研究され、常に考えておら
れるな、と改めて感心しました。
発表された方へのコメントも、実は基本的なことばかりなのです。

でも意外とみんな、気づいていなかったりする。そこをバシッと指摘する。
授業者も指摘されたくてやって来る。

教員10年選手にもなると、誰も言ってくれなくなるんですよね。

キムタツコメント。いいですわ。そしてボロクソ(?)言われるのに、授業させてく
れ言うてやってる12人は素晴らしいわ。

さらに、みんな謙虚。勝負する時はむしろ傲慢にいかんとあかんけど、授業講
評の時、また飲み会(いやいや、夜の教師塾)の時などの姿勢に感動すら覚え
ました。

教師塾にまだ参加経験のない方、敷居はぜんぜん高くないですよ。むしろめり
込んでいるくらいです。とても勉強になるし、すぐ自分の授業に生かせます。
次回(どこでするのやろ?)はぜひ参加してみてください。

木村先生、いろいろお話できてよかったですわ。人柄と気合!しっかり感じさせ
ていただきました。私も弟子にしていただいてよろしいですか?

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木村先生、チームキムタツの先生方、いつもお世話になっております。
また、一昨日の英語教師塾に参加された先生方、お疲れ様でした。

木村先生の授業はもちろん、たくさんの先生方の模擬授業を見学でき、また自
分自身の模擬授業にもご意見いただきまして、ありがとうございました。
(模擬授業は完全に撃沈しました。東京から2連敗中ということで、次こそはリ
ベンジします。もう一度チャンスをください・・・。)

さて、明後日から後期の中間考査が始まりますが、今日も元気に授業をするこ
とができました。木村先生の模擬授業を拝見し、学んだことを早速活かしまし
た。それは生徒たちの英語データベース作りです。

いつも同じようなことをやっていたのですが、木村先生の授業を拝見すれば
するたびに、自分の理念の低さや甘さを痛感いたします。

本日は、試験範囲の文法の例文を20程度載ったプリントを配布しました。
難しめの英文にし、最初に5分ほど時間をとり、意味を調べさせ、その後授業
の大半を使っての大暗誦大会を行いました。

英文がいつもより難しくなっていることと量が少し増えたことに気付いた生徒た
ちは、ブーングの大合唱を浴びせてきましたが、ニコニコしながら無視して、暗
誦を始めました。見事にほとんどの生徒たちが合格。(不合格の数名は朝の7
時50分から追試です)

また、木村先生のお言葉の中にありました、「生徒を鍛えれば鍛えるほど、教
師が頑張れば頑張るほど、彼らがこちらの話を聞かなくなる時がくる!」という
お話が胸に突き刺さっております。(十督先生のブログを何度も読み返してい
ます。)

たくさんの先生方とお話をすることができ、職員室で同じく英語教師塾に参加し
た○○と共に元気いっぱいの●●でした。

長文をお許しください。いつも本当にありがとうございます。

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先日の教師塾、ありがとうございました。

いままでも予備校等の研修会に参加してきたのですが
今回の勉強会が一番役に立ったような気がします。

いろいろな先生方の授業を拝見させていただき、
各先生方はいろいろと工夫されていて大変勉強になりました。
と同時に、私は勉強不足、研究不足であることを痛感しました。

新品のノートを持っていって、メモをとったのですが、
それがノートの半分近くになっていました。
今晩から少しずつ見直して自分のものにし、
すこしでも生徒に還元できればと思っています。

ありがとうございました。
今後ともご指導よろしくお願いします。

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キムタツ先生、●●高等学校の○○です。先日はお世話になりました。
今回はじめて参加させていただきましたが、この8時間にも及ぶセミナーが
無料ということに、途中で改めて気がつき、感動しながら参加していました。

先生が20年間もの教員生活の中で培ってこられたスキルを惜しげもなく我々
に与えてくださる懐の深さと、「よかったらでいいので、ユメタン見てください」と
恥ずかしそうに端っこのほうに著書を置いておかれている姿にまたまた感動を
覚えました。ユメタン、今日買いました。1冊いただけるとのことでしたが、何か
それに甘えてはいけない気がして、今日地元の本屋さんに行って買いました。

これからも参加し続けようと思います。仮に有料になっても!参加費10万円の
価値があるセミナーだと確信しました。そして次は私も授業をする側にまわり、
木村先生に面と向かって講評を述べてもらいたくてウズウズしています。

ありがとうございました。寒い日が続きますので、ご自愛下さい。

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これ以外にもたくさん頂戴しています。こちらこそたくさんの刺激を頂戴して、
感謝しています。本当に有意義な会になりました。ありがたいことです。

最後の先生が書かれていらっしゃるとおり、これからも続けます。
もちろん無料です。お金のない教員志望の大学生でも参加できるようにしたい
のです。今回も西南学院大学の学生さんが参加されました。いいことです。

あらためまして、参加された先生方、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

(追記)ユメタンゼロ、もう書店さんの店頭に並んでるんですね。
     買ってくださって本当にありがとうございました。嬉しい嬉しい。

 


kimutatsu

多謝!

Posted on: 2009年11月30日(月) 11:26

kimutatsu

英語教師塾が終わり、また新しい週が始まりました。このようなセミナーが成
功だったかどうかは、参加された先生がその内容をいかにご自分の授業に
反映なさるかによって決まります。

もちろん僕にとっては成功だったと言えます。

各先生方は、それぞれの教室にお戻りになって、セミナーで学んだことを生
徒たちに還元なさる、そのやり方が改善に向かっていれば、成功と言えます。

  

それとチームキムタツ関東支部、九州支部、関西支部でそれぞれ忘年会や
新年会をなさるそうです。初参加の先生方もたくさんおられるとのこと。

僕も思い切り参加します。

こうやって教員の輪がどんどん広がっていけばいいですね。

 

さらにこのブログのアクセスカウンターが500万を超えました。平素よりこの
ブログをご覧のみなさんにお礼申し上げます。ありがとうございます。

オープンしたのが一昨年の11月1日で、500万アクセス突破が11月28日。
したがって1日平均がだいたい6500アクセスとなります。

こんなに多くの方々に見てもらえて、とても幸せな気分です。感謝感謝です。

これからもよろしくお願いいたします。お互い、疲れず、愚痴を言わず、そして
人の悪口を言わずに、楽しく生きていきましょう。

 

(追記)旺文社の『ネイティブ100人の結論』っていう本、面白いですね。
     中学生や高校生も暇つぶしにでもいいので、読んでみてください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

英語教師塾とユメタンゼロと

Posted on: 2009年11月29日(日) 22:06

yumetans

博多での第7回英語教師塾が終わりまして、さきほど博多から戻ってきました。
いつもどおり、熱い熱い教師塾となりました。

8時間以上にも及ぶ会となりました。参加された先生方、また、授業をされた12
名の先生方は特にお疲れさまでした。

先生方からお礼のメールが届いていますが、こちらこそ感謝しております。

また詳しくは十督先生のブログをご覧下さい。詳細がアップされることでしょう。

今回のお題は英作文の授業でした。英作文の授業ではありましたが、英作文と
いう媒体を使って、英語全体の力をアップさせるのです。 

英作文の授業だからと言って英作文の授業をしていても(ここをちゃんとブログ
では説明しづらい)ダメだということなのです。

先生方にはそういうことを意識してもらえればいいなと思いながら、各先生方の
講評を述べさせていただきました。

本当に熱心な先生方だけがお集まりになられ、非常に張りつめた空気のもとで
8時間半という時間が過ぎていきました。

いろんな先生方の授業を見て勉強し、僕の講評を聞いて勉強し、反省会に出て
いろんな先生方と喋って勉強し、また授業に戻っていかれるのです。

今回の英語教師塾が実り多いものになりますことを祈念しております。

それとすみません。おかげさまで『ユメタン』ゼロ(中学修了~高校基礎レベル)
が発売になりました。明日ぐらいから店頭に並ぶのではないかと思います。

英語教師塾に数冊持っていき、先生方に見ていただきましたが、多くの先生方
から絶賛していただきました。絶対に使うと言ってくださった先生方もいらっしゃ
って、本当にありがたく思っております。

もし良ければお手にとってご覧下さいね。合うなと思ったら使ってみてください。
よろしくお願いいたします。

 

(追記)チームキムタツのメーリングリストに参加されている中学・高校の
     先生方が600名を超えたということで、喜んでおります。
     昨年の今頃は50名でした。

 


kimutatsu

明日につながる授業を

Posted on: 2009年11月27日(金) 8:55

教師塾参加!

明日の教師塾では英作文の授業をするのですが、僕、授業ってのは少なく
とも次につながるものでなければアカンと思ってるんですよ。

だって僕なんて1週間に4コマしか教えない。1つのクラスに。

多い先生でも6コマとかだと思うんです。1つのクラス単位となると。

人間、起きてる時間が1週間に126時間(18h×7として)あるのです。
英語に費やす時間が126分の4とか6ではどうしようもないですからねぇ。

生徒が家に帰ってから、その復習をしたいなと思ったり、あるいはもっと知
りたいなと思ったりするような授業でないとアカンと思ってるんです。

だから例えば1つの長文を解いたらそれで終わり、1つの文章を読んだら
それで終わりという授業ではなく、関連するものをもっと勉強すべきかと。

英作文もそうで、この日本語をこのように英語にするという授業ではあまり
効果はないと思うんですね。

どうしてこうなるのか?そのための知識は?その知識を持つためにはどう
すればいいのか?関連知識としてはどうか?

そういうことをちゃんと伝えないと、授業としては、ブツ切れの授業になって
しまって、効果を発揮しないのではないかなと思いますね。

先生方の授業を拝見する際には、そういう点をよくチェックさせていただき、
終わってからの分析会ではその視点で、やや厳しいことまで言わせていた
だいています。もちろん人格を傷つけるようなことは言いませんが。

ちなみに今回もそうですが、僕の英語教師塾、過半数が女性の先生方。
反省会(という名の飲み会)にまで参加され、とてもやる気を感じます。

今回は昨日も書いたように、男性チームは濃い連中が多いのですけれど
女性の先生方の授業も楽しみにしているところです。

今日の午後に博多に入って、のんびりしようと思っています。

 

(追記)アルクの方から連絡があったメールのチェック漏れがありました。
     担当の先生方、申し訳ありません。
     静岡県の磐田東高等学校でユメタン①、山梨県の甲府南高等学校
     でユメタン②、山口県立山口高等学校でユメタン②を使って下さる
     ことになりました。担当の先生方、本当にありがとうございます。
     生徒諸君は先生方の指示通りに学習を進めてくださいね。我流は
     怪我のもとです。重要なのは基本の徹底的な反復です。それから
     昨日も書きましたが、CDを使って、音声ごと覚えてしまってください。
     高3になったときに「単語がわからなくて読めない」ということのない
     ように、頑張りましょう!

(追記)いちごさん、メールありがとう。大丈夫。まだ本番まで時間があるよ。
     焦ったりリラックスできなかったりすると、成績は伸びないのです。
     息を大きく吐いて、再挑戦のつもりでデスクに向かいましょう!

 


kimutatsu

単語ってのはこう覚えるんや

Posted on: 2009年11月26日(木) 17:03

甲子園

夕暮れの甲子園球場です。いいでしょう?娘と買い物に出かけた帰りに撮影
しました。このあたりは静かでとてもいいところです。

ちなみに高知追手前高校でユメタン①をご採用いただいたのはさきほど書き
ましたが、鳥取県のある公立高校さんでもご採用賜りました。

また『ユメタン』を使っているのではなくても、ユメタン方式で単語を覚えるよう
に生徒たちに指導されている先生方がたくさんおられる。

とても素晴らしいことだ。

英語を見て日本語の意味が言えるというレベルと、日本語を見て英語が浮か
ぶというレベルは雲泥の差があります。

DOGという単語を見れば瞬時に「イヌ」が浮かぶ。

「イヌ」を見れば反射的にDOGが頭に浮かぶ。

これが単語力です。要するにそういうレベルまで全ての単語を持っていこうと。
単語なんて英語から日本語さえできればいいというのは、頭が受験英語から
脱却できていないからです。

我々は使うために英語を勉強しているのです。受験では要らないから覚えない
というのではダメダメです。

そういう勉強を我々オッサンたちはしてきたのです。だから大した英語力がつ
かないまま大人になってしまった。やり直しが必要になってしまった。

だから君たちにはそういうことをしてほしくないのだ。

では簡単なテストをしますね。大丈夫。まずは英語を見て、日本語の代表的な
意味を言ってみてください。頑張りましょう。

ユメタン①からの抜粋です。要するにだいたいセンター試験レベルのきわめて
基本的な単語ばかりです。ではどうぞ。

1.property

2.utility

3.exceed

4.inherit

5.apologize

6.humble

7.promising

8.reinforce

9.consequence

0.infinite

できましたか?では解答を書きますね。

1.特性・財産
2.実用性・効用
3.~に勝る
4.~を相続する
5.謝る
6.謙虚な
7.前途有望な
8.~を補強する
9.結果
0.無限の

何問合いましたか?満点?そりゃ凄い。0点?大丈夫、覚えなおせばいいよ。
でもね、これで終わったらアカン。

どうせ明日になったら忘れてる。

次は日本語のほうを見ながら、今度は一番下(0番)から上に向かって英単語
が言えるかどうかやってみましょう。やれなかったら、覚えてからでいい。

できましたか?できるまで反復しなさい。

できない? カラオケでならあんなに難しい歌が歌えるのに?

暗記力が弱い? そんな人はいません。やる気がないだけだ。さぁ頑張れ!

ここまでやっておけば、だいぶ「使える英語」になってきました。でもまだまだ。
僕が生徒たちに次にこれを訳させます。

1  property of electricity
2  be of no utility
3  exceed them in number
4  inherit a large fortune
5  apologize to her for lying
6  He used to be humble.
7  work for a promising company
8  reinforce the structure of a house
9  worry about the consequences
0  believe in infinite possibilities

できました?では確認してください。

1.電気の特性
2.役に立たない
3.彼らに数で勝る
4.莫大な財産を相続する
5.彼女に嘘をついたことを謝る
6.彼も昔は謙虚だったな。
7.前途有望な会社で働く
8.家の構造を強化する
9.結果を心配する
0.無限の可能性を信じる

できましたか?ここまでくればだいぶと覚えてきましたでしょ?次はまた逆に、
つまり「無限の可能性を信じる」から「電気の特性」に向けて英語に直していき
ましょう。まだ覚えてないという人は先に覚えてからやればいいのです。

そしてこれらをCDを使って確認テストをします。CDには日本語の意味が先に
流れ、次に英語が流れます。さらに日本語のフレーズの意味が先に流れた後、
英語のフレーズが流れます。

ぼやぼやしていると、CDに先に言われてしまいますよ。

それこそ「イヌ」といわれたらすぐにDOG!と言えるようにしてください。

言葉

1周目は英単語→日本語、日本語→英単語をやって、2周目にフレーズをや
っていくという感じでもいいと思うのです。自分のペースよりちょっと無理かなと
思うぐらいのペースが一番いいと思います。

そして1年間に1000語と1000フレーズ。楽勝でしょ?1日に3単語。そのか
わりと言っちゃナンですが、確実に覚えないとダメです。確実に。

これを2年やれば2000語と2000フレーズ。これでかなりできるようになる。
『ユメタン』①と②のことです。これで君も難関大学の学生にかなり近づける。

apologizeを見て「謝る」と言える人はエライ。今ではほとんど出題されなくなっ
た英文解釈の問題には対応できる。長文を読む際にも少しだけ役に立つ。

ただし「謝る」と言われてすぐにapologizeが出てくる人はもっとエライ。英作文
で少しだけ役に立つ。ほんの少しだけ。

さらに「彼女に嘘をついてゴメンねと謝る」という英語を、ちゃんと書ける人は
もっともっとエライ。apologize to her for lyingが書けて、発音できれば、
英作文とスピーキングにおいて、かなり強みを発揮します。

これを全ての単語においてできるようにできれば、あなたは英語の達人だ。

なんで英語ができないんでしょ?できる人はどうしてできるんでしょうか?
それはこういう当たり前のことを当たり前にできるからです。

こういう記事を書くと「そんなにキツイのは無理だ」と、まず弱音から入る人が
いることを残念だけど知ってる。それも少数派ではなくって。

だからダメなんだ。

やりもしないで「無理だ」と言う。

飛ぼうとせずに、飛ぶ前からあきらめて、そのくせエラそうに夢を語ろうとする。
そんな奴が夢を叶えられるわけない。1年に1000語ぐらい屁でもないわいと
笑いながら、ちゃんと努力する奴が夢を叶えるのだ。

無理なら1週間50語とかに自分で工夫しながらやればいい。とにかく1年間
1000語ぐらいは覚えようぜ。

ちなみに・・・

この方式は僕が西大和学園の生徒たち、開校して2年目とか5年目とかのまぁ
彼ら彼女らには失礼ながら、決して英語力が高くなかった生徒たちにやってた
方法なのだ。偏差値40台の生徒たちでも、1週間100語を覚えてきたぞ。

だから彼らは高2で偏差値が40台だったが、最終的には難関大まで行けた。
最後には偏差値がみんなどんどん上がった。

僕は彼らに敬意を表してる。やんちゃな連中やったが、負けん気は強かった。
たかが1週間100個ぐらいで文句を言わなかった。

僕が折れなかったから、彼らはイヤでもついてこざるを得なかったけれども、
だけどついてきてくれた。だからみんなどんどん合格したのだ。

当時は当然ながら『ユメタン』がなかったので、自作の単語プリントでやった。
1年間に1000語絶対に覚えろ!って感じで、毎年どんどんやった。

単語、覚えましょう。フレーズごと覚えましょう。CD、絶対に!使いましょう。
かなり忘れません。『ユメタン』を使ってくれたらなおのこと嬉しいけど、もしも
別のを使っているのであれば、ユメタン方式でやってみてほしい。頑張れ!

 

(追記)単語の学習だけでも、かなり英作文の力を伸ばすことができます。
     単語の学習だけでも、かなりリスニング力を伸ばすことができます。

 


kimutatsu

明後日は英語教師塾

Posted on: 2009年11月26日(木) 15:42

今吉先生!

いまやいろんな意味で名物教師と言ってもいい、鹿児島県の今吉先生ですが、
先日英語の先生方の前で講演をされたということで、そのときの画像をおくって
くださったのです。それが上の画像ですが・・・

が・・・

いったいどういう講演なんだ?

推察するに、3冊の『ユメタン』が置かれていて、東大英語基礎力マスターシリー
ズがずらっと並んでるので、基本の反復こそ英語力の根幹だ!みたいな?

ふむ、そういう感じかと思っていたら、私のエッセイも置かれてるぞ。

とにかく週末に博多で行われる英語教師塾ですが、物凄いメンバーが集まる。
この今吉先生もいらっしゃいます。

最近、ブログが非常に充実している十督先生だけではありませんで、こういう
メンバーがずらっと顔をそろえるのです。

山田くん

十督とゴリ

だれや?

みはら

ウルトラマン

大丈夫なのか?(笑)今回の英語教師塾。

実は僕も昨日から少し風邪っぽかったのですが、授業力をアップさせたいので
積極的に参加したいと思っています。

今回のテーマは英作文!

先生方がどういう授業を見せてくださるのか、楽しみにしております。

 

(追記)高知県立高知追手前高等学校で『ユメタン』①をご採用下さいました。
     担当の前田先生、本当にありがとうございました。それと生徒諸君、
     勉強でもスポーツでも基礎トレってのはきついものです。しかしその
     きついトレーニングを乗り越えるからこそ、実践的なことができるの
     です。単語力と文法力は英語の土台の両輪です。どうぞ前田先生の
     ご指導のもと、揺ぎ無い基礎力を作り上げていってください。
     その『ユメタン』①を指示通りに潰せば、絶対に英語の総合力がつき
     ます。大事なのは、反復です。自分のポテンシャルを心の底から信じ、
     何度も反復しながらマスターして下さい。頑張ってくださいね!

 
    


kimutatsu

学参も時代が変われば

Posted on: 2009年11月24日(火) 14:59

in his house

何も知らない人が、押し入れを開けてこんなものがあったら、普通びっくり
されるんじゃないかと思うのです。さぞかし飛び上がるぐらいに。

でも人によっては自宅にこういう物があるのは普通だというケースもある。

もちろん「普通」を一元化的に定義することは不可能なんだけど、そう考え
ると「常識」を定義することも不可能なのですな、これが。

常識で考えるとわかるだろという物言いがある。

しかしそれは、我こそは常識なりという驕りがあるからであって、一元化で
きないものを基準にして考えるという離れ業ができようはずがない。

でしょ? 常識的に考えて!

あれ?

いや、言葉ってのは面白いですね。

以前ある大学の入試問題にそういうことについて取り上げた物がありまし
てな。なかなか興味深く読ませていただきました。

暗いところには犯罪が多いはずなので街灯をつけたと。

そうすると犯罪者の手元が非常によく見えるために、逆に犯罪が増えた
という例が書いてありました。

外科手術をした後はじっとしているのがいいのだという時代もありました
が、今では終わった当日から歩いていいよと言われるとのこと。

否、むしろ義務的に歩かされるらしい。

これは「常識」が変化したことの例でして、ということは「常識」を定義するこ
となんてできないということになる。定義するとしたら「変化し易い、極めて
そうあるべきだと考えられている理想的考え」なんて不安定なものになる。

何を言いたいかと言うとですな。

英語の勉強法に「常識的考え」なんてものはないのであります。

cover

例えば私が受験生の頃に、伊藤先生がお書きになった『英文解釈教室』を
一冊やれば、英語の達人になれるという「常識」がありました。

が、さすがに今それを言う人はほとんどいません。

少なくとも僕の周囲にはまったくいません。

何故なら『英文解釈教室』をやるのには凄く時間がかかるにもかかわらず
やり終えたからといって、喋ったり聞いたりできないからです。

場合によってはリスニング・英作文・スピーキングなどを別に勉強し直さね
ばならないと羽目に陥ります。

僕が灘に来てからその本をやっている生徒を見た経験は過去に1人だけ。

もちろん悪い本ではありません。

ありませんが、使い方を間違えると時間ばかり食って・・・という可能性があ
ります。それは時間の足りない現代人にはよろしくありません。

伊藤先生が書かれた時代の英語教育と、現代の英語教育に求められて
いるものが異なるのが、多くの人が使わなくなった原因です。

当時はリスニングもなかった。スピーキング能力も要求されない。

リーダーの授業にリーディングの授業をやり、グラマーの授業に英文法を
教わって、コンポジの時間に英作文の授業をしていた時代です。

だから英語を6年も習ったのに、喋れないだの聞けないだの批判されてい
た時代です。今はかなり改善されてきました。

6年が終われば(普通に勉強していれば)喋れるし聞けます。

僕がこれから書こうとしている英語の勉強法と、それに伴う参考書や問題
集の利用例の中には、残念ながら『英文解釈教室』は出てこない。

では僕は『英文解釈教室』を評価していないのかというと、そうではない。
あれはあれで当時は良かったと思うのです。誤解のないように。

でももうあの本を勧めることはしません。

何故英語を勉強するのかという視点を持てば、その理由もわかってもらえ
るのではないかと思います。英語を使えるようになりたいという視点でこそ
我々は英語を勉強しなければならないのです。

そういう視点で、「夢をかなえる英語勉強法」を書いていこうと思います。

 

(追記)お勧めの問題集50冊(春バージョン)をやっと選び終わりました。
     お陰で何人かの著者の先生と知り合うことができました。
     間に立ってくださった桐原書店の方々、ありがとうございました。

 


kimutatsu

京都橘高等学校にて

Posted on: 2009年11月24日(火) 12:47

yumetan zero

先日、京都橘高等学校の橋本先生から、当校の研究授業に参加しても
らえんだろうかという依頼を受け、行ってまいりました。

授業をされた北川先生、1年5組の生徒たち、ありがとうございました。

京都橘高等学校は開校100年を超える、歴史ある学校なのですけれど、
建て替えが行われたのでしょう、かなり美しい校舎でした。

見学した1年5組は女子のほうが多かったのですが、男子たちも「先生!
電子辞書のふたの部分にマジックでサインしてください!」と元気いっぱい
にやってきて、授業中の音読もかなり元気がよかったですね。

他の先生の授業を見学するというのは何かしら勉強になるものです。

北川先生、今年から構造分析的な授業をやめて、音読やシャドーを取り入
れて、アクティブな授業を心がけておられるとのこと。

まだ手さぐりでやってるんですと笑っておられましたが、なかなかどうして、
とてもいい授業でした。何より生徒たちが楽しそうにやっていました。

教員が喋りすぎる授業ってのはどうかと思うんです。

確かに解説の際は教員が喋らないとどうしようもない。でも一通りの解説が
終わって、今度は定着させるという段階になるとどうでしょうか。

単にやみくもにテストをしたり、解説中心の補習ばかりしていても駄目です。
テストをするならするで、暗唱テストを含めたり、いろいろすべきです。

もちろんテストも補習も何もないなんてのは、特に中学の基礎段階なんか
では考えられないことなんですが、一方通行な授業では力がつきません。

yumetan one

エラそうに書いている僕ですが、僕の授業も以前はそうでした。

いろんな先生方に出会い、いろいろと教えてもらいながら、40歳を過ぎて
勉強できたのです。その点では以前の卒業生に行っていたのとはまったく
違う授業ができています。

それを教えてくださったいろんな先生方には感謝です。

授業をされた京都橘高等学校の北川先生も僕と同世代。45歳で授業の
スタイルを完全に変えるのは、何より勇気がいることです。

でも「こちらのほうが力がつきそうやな」と思ったら、勇気を出して自己の
スタイルを研究し直し、反省し直し、変えることも大事なのではないかと。

週末は英語教師塾。英作文の授業を、僕を含めて12名が行います。

それぞれの先生方の切り口があっていい。英作文はこの授業スタイルが
ベストだという方法なんてありませんからね。

その先生たちのキャラクターを生かして、その先生たちにとってのベストな
パフォーマンスを教壇上で発揮できれば、それが最もいいスタイルなのだ
と僕は信じております。

僕も若い頃から駿台でお世話になった大田先生や表先生のコピーをし続
けて、その物まねの中から自分のスタイルを作っていった経験がある。

参加される先生方の授業を拝見し、まだまだこれから自分の授業スタイル
が進化し続けることができればいいなと思っているのです。

yumetans

夜の反省会には同じく京都の東山中・高から、西山先生が飛び入り参加。
こうして先生方の横のつながりが広がるのはいいことだ。

先生方に『ユメタンゼロ』の原稿を見ていただきました。

西山先生から「ユメタンゼロのクオリティの高さに興奮した。」というメール
を帰りの電車の中で頂戴し、いい気分で帰宅しました。

「これを中学3年の終わりまでに完全に潰せば、阪大以上が見えてくる」と
いう力強い言葉を頂戴し、作ってよかったなと嬉しく思っています。

京都橘高校の先生方、そして京都・東山の西山先生、本当にありがとうご
ざいました。これからも末長くお付き合いのほど、お願い申し上げます。

 

(追記)最近は毎日10000アクセスほどに増えてきました。
     そろそろ勉強法を書いていこうと思います。例年どおり。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

追い込まれた状態で

Posted on: 2009年11月24日(火) 8:42

5私学大会

泣きそうな空でしたが、11月22日に5私学大会が行われました。灘中は
甲陽学院中と対戦し、完封勝ちをおさめることができました。

多数応援に来て下さった保護者のみなさん、ありがとうございました。

ただ2回戦の甲南中戦はいいところなく力負け。技術的なものもありますが
メンタル面での課題を残したのではないかと思っています。

追い込まれた状態で、いかに力を出すかが課題ですね。それができる子は
きっと勉強でも、大人になってからの仕事でも、いい結果を残せるはずです。

本番に強い子に育ってほしい。

これでシーズンオフですが、12月から1月いっぱいまで、基本的な練習をし
て力を蓄えようと思っております。

例年のことですが、寒い時期になると練習に来なくなる生徒もいます。

兼部をしている生徒が多いのも一因とは言え、冬の間にちゃんと走りこんで
おかないと、結局春になっても強い相手には負けることになってしまう。

なので、こちらは誰が練習に来て、誰が来ていないのかをチェックしながら、
ちゃんと練習に来て頑張っている選手を中心に春には頑張ります。

昨年も春の大会から勝ち始めました。そして夏には春のシード校を破った。
今年もやる気のある選手が多いので、期待しているのです。

 

(追記)土曜日に第7回英語教師塾が博多で行われます。今回も70名の
     熱心な先生方が全国からお集まりになります。
     授業をされる11名の先生方は特に頑張ってください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

大濠高校にて

Posted on: 2009年11月20日(金) 9:45

大濠の野球部のバス

うちにもこんな野球部のバスがあったらなぁ(I wish+仮定法過去)と思いつつ
横目で眺めてきました。

先般、福岡大大濠高校に行ってきました。高1生徒たち608名に対して講演を
お願いしますと和田先生に頼まれ、九州好きな僕は喜び勇んで行ってきた!

福岡大大濠といえば野球部が強いので有名ですよね。今年のドラフト会議でも
ソフトバンクの2位で指名されたピッチャーがいます。

生徒たちは非常にお行儀が良く、僕が講演している間にもメモを取ったりして、
非常に好感が持てました。先生方のご指導が行き届いてるんだなと思ってね。

終わってから、友人の上田先生に頼まれ、高3の生徒たちに檄を飛ばしてくれ
ってことだったので、教室までいって5分か10分喋りました。

業者が出した判定で人生を決める勿れ。人生は自分で決めよ、と。

誰かが死んだとか殺されたとかいうニュースが流れても、頭のどこかで自分
とは関係ないと思ってるのが人間ですが、しかし自分もいつかは逝きます。

死んだらどうなるのかはわからないけど、生まれる前の状態になるとすれば、
その時になって「あのときこうするべきやった」と思ってもどうもできません。

自分の人生は、18歳の大事な岐路に予備校の模試に決めてもらったなぁ・・・
というのが苦にならない人はそれでもいいと思う。

でもやっぱりせっかく生まれてきたんやから、仮に業者が「あんた、そりゃ無理
でっせ」と言うても、真摯に自分の人生に向き合うのが正しい姿勢や。

いける大学に行ったらええわという姿勢でももちろん構わん。それも人生。

しかし行きたい大学があるのに、他人が決めたAとかDとかの記号なんかでな、
それを断念するなんてのは、僕は間違ってると思うぞ。

それは自分を生んでくれた父と母に対する礼儀でもある。

自分の人生に対する愛でもある。

失敗してもええやないか。それを肥やしにして、大きく大きく成長すれば、そんな
失敗ぐらい長い人生ではどうってことない。

終わってから先生方と打ち上げ。例によって大騒ぎ。楽しかった。

国語の先生が、僕らが中2生徒に発行してる読書のプリントや読書カード等を
見せてほしいというので、帰ってから早速送りました。

黒岩先生、参考になれば嬉しく思います。ありがとうございます。

また博多に友達が増えました。この年齢になって友達が全国に増えていくのは
本当に嬉しい限りです。もう友達なんてできないと思っていました。

人生ってのは本当に面白いですね。

これからも疲れず、愚痴や悪口を言わず、前を向いて生きていこうと思います。

それはそれとして、受験生の皆さんは風邪などひかずに頑張ってますか?
センター試験まで間もないですが、今こそ基本を大切にして頑張ってくださいね!

 

(追記)鹿児島の今吉先生からメールが来ました。熱い先生なのです。
     今吉さん、あなた、最高です。検印、教師塾に持って来て下さい。

 

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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