KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年11月26日

kimutatsu

単語ってのはこう覚えるんや

Posted on: 2009年11月26日(木) 17:03

甲子園

夕暮れの甲子園球場です。いいでしょう?娘と買い物に出かけた帰りに撮影
しました。このあたりは静かでとてもいいところです。

ちなみに高知追手前高校でユメタン①をご採用いただいたのはさきほど書き
ましたが、鳥取県のある公立高校さんでもご採用賜りました。

また『ユメタン』を使っているのではなくても、ユメタン方式で単語を覚えるよう
に生徒たちに指導されている先生方がたくさんおられる。

とても素晴らしいことだ。

英語を見て日本語の意味が言えるというレベルと、日本語を見て英語が浮か
ぶというレベルは雲泥の差があります。

DOGという単語を見れば瞬時に「イヌ」が浮かぶ。

「イヌ」を見れば反射的にDOGが頭に浮かぶ。

これが単語力です。要するにそういうレベルまで全ての単語を持っていこうと。
単語なんて英語から日本語さえできればいいというのは、頭が受験英語から
脱却できていないからです。

我々は使うために英語を勉強しているのです。受験では要らないから覚えない
というのではダメダメです。

そういう勉強を我々オッサンたちはしてきたのです。だから大した英語力がつ
かないまま大人になってしまった。やり直しが必要になってしまった。

だから君たちにはそういうことをしてほしくないのだ。

では簡単なテストをしますね。大丈夫。まずは英語を見て、日本語の代表的な
意味を言ってみてください。頑張りましょう。

ユメタン①からの抜粋です。要するにだいたいセンター試験レベルのきわめて
基本的な単語ばかりです。ではどうぞ。

1.property

2.utility

3.exceed

4.inherit

5.apologize

6.humble

7.promising

8.reinforce

9.consequence

0.infinite

できましたか?では解答を書きますね。

1.特性・財産
2.実用性・効用
3.~に勝る
4.~を相続する
5.謝る
6.謙虚な
7.前途有望な
8.~を補強する
9.結果
0.無限の

何問合いましたか?満点?そりゃ凄い。0点?大丈夫、覚えなおせばいいよ。
でもね、これで終わったらアカン。

どうせ明日になったら忘れてる。

次は日本語のほうを見ながら、今度は一番下(0番)から上に向かって英単語
が言えるかどうかやってみましょう。やれなかったら、覚えてからでいい。

できましたか?できるまで反復しなさい。

できない? カラオケでならあんなに難しい歌が歌えるのに?

暗記力が弱い? そんな人はいません。やる気がないだけだ。さぁ頑張れ!

ここまでやっておけば、だいぶ「使える英語」になってきました。でもまだまだ。
僕が生徒たちに次にこれを訳させます。

1  property of electricity
2  be of no utility
3  exceed them in number
4  inherit a large fortune
5  apologize to her for lying
6  He used to be humble.
7  work for a promising company
8  reinforce the structure of a house
9  worry about the consequences
0  believe in infinite possibilities

できました?では確認してください。

1.電気の特性
2.役に立たない
3.彼らに数で勝る
4.莫大な財産を相続する
5.彼女に嘘をついたことを謝る
6.彼も昔は謙虚だったな。
7.前途有望な会社で働く
8.家の構造を強化する
9.結果を心配する
0.無限の可能性を信じる

できましたか?ここまでくればだいぶと覚えてきましたでしょ?次はまた逆に、
つまり「無限の可能性を信じる」から「電気の特性」に向けて英語に直していき
ましょう。まだ覚えてないという人は先に覚えてからやればいいのです。

そしてこれらをCDを使って確認テストをします。CDには日本語の意味が先に
流れ、次に英語が流れます。さらに日本語のフレーズの意味が先に流れた後、
英語のフレーズが流れます。

ぼやぼやしていると、CDに先に言われてしまいますよ。

それこそ「イヌ」といわれたらすぐにDOG!と言えるようにしてください。

言葉

1周目は英単語→日本語、日本語→英単語をやって、2周目にフレーズをや
っていくという感じでもいいと思うのです。自分のペースよりちょっと無理かなと
思うぐらいのペースが一番いいと思います。

そして1年間に1000語と1000フレーズ。楽勝でしょ?1日に3単語。そのか
わりと言っちゃナンですが、確実に覚えないとダメです。確実に。

これを2年やれば2000語と2000フレーズ。これでかなりできるようになる。
『ユメタン』①と②のことです。これで君も難関大学の学生にかなり近づける。

apologizeを見て「謝る」と言える人はエライ。今ではほとんど出題されなくなっ
た英文解釈の問題には対応できる。長文を読む際にも少しだけ役に立つ。

ただし「謝る」と言われてすぐにapologizeが出てくる人はもっとエライ。英作文
で少しだけ役に立つ。ほんの少しだけ。

さらに「彼女に嘘をついてゴメンねと謝る」という英語を、ちゃんと書ける人は
もっともっとエライ。apologize to her for lyingが書けて、発音できれば、
英作文とスピーキングにおいて、かなり強みを発揮します。

これを全ての単語においてできるようにできれば、あなたは英語の達人だ。

なんで英語ができないんでしょ?できる人はどうしてできるんでしょうか?
それはこういう当たり前のことを当たり前にできるからです。

こういう記事を書くと「そんなにキツイのは無理だ」と、まず弱音から入る人が
いることを残念だけど知ってる。それも少数派ではなくって。

だからダメなんだ。

やりもしないで「無理だ」と言う。

飛ぼうとせずに、飛ぶ前からあきらめて、そのくせエラそうに夢を語ろうとする。
そんな奴が夢を叶えられるわけない。1年に1000語ぐらい屁でもないわいと
笑いながら、ちゃんと努力する奴が夢を叶えるのだ。

無理なら1週間50語とかに自分で工夫しながらやればいい。とにかく1年間
1000語ぐらいは覚えようぜ。

ちなみに・・・

この方式は僕が西大和学園の生徒たち、開校して2年目とか5年目とかのまぁ
彼ら彼女らには失礼ながら、決して英語力が高くなかった生徒たちにやってた
方法なのだ。偏差値40台の生徒たちでも、1週間100語を覚えてきたぞ。

だから彼らは高2で偏差値が40台だったが、最終的には難関大まで行けた。
最後には偏差値がみんなどんどん上がった。

僕は彼らに敬意を表してる。やんちゃな連中やったが、負けん気は強かった。
たかが1週間100個ぐらいで文句を言わなかった。

僕が折れなかったから、彼らはイヤでもついてこざるを得なかったけれども、
だけどついてきてくれた。だからみんなどんどん合格したのだ。

当時は当然ながら『ユメタン』がなかったので、自作の単語プリントでやった。
1年間に1000語絶対に覚えろ!って感じで、毎年どんどんやった。

単語、覚えましょう。フレーズごと覚えましょう。CD、絶対に!使いましょう。
かなり忘れません。『ユメタン』を使ってくれたらなおのこと嬉しいけど、もしも
別のを使っているのであれば、ユメタン方式でやってみてほしい。頑張れ!

 

(追記)単語の学習だけでも、かなり英作文の力を伸ばすことができます。
     単語の学習だけでも、かなりリスニング力を伸ばすことができます。

 


kimutatsu

明後日は英語教師塾

Posted on: 2009年11月26日(木) 15:42

今吉先生!

いまやいろんな意味で名物教師と言ってもいい、鹿児島県の今吉先生ですが、
先日英語の先生方の前で講演をされたということで、そのときの画像をおくって
くださったのです。それが上の画像ですが・・・

が・・・

いったいどういう講演なんだ?

推察するに、3冊の『ユメタン』が置かれていて、東大英語基礎力マスターシリー
ズがずらっと並んでるので、基本の反復こそ英語力の根幹だ!みたいな?

ふむ、そういう感じかと思っていたら、私のエッセイも置かれてるぞ。

とにかく週末に博多で行われる英語教師塾ですが、物凄いメンバーが集まる。
この今吉先生もいらっしゃいます。

最近、ブログが非常に充実している十督先生だけではありませんで、こういう
メンバーがずらっと顔をそろえるのです。

山田くん

十督とゴリ

だれや?

みはら

ウルトラマン

大丈夫なのか?(笑)今回の英語教師塾。

実は僕も昨日から少し風邪っぽかったのですが、授業力をアップさせたいので
積極的に参加したいと思っています。

今回のテーマは英作文!

先生方がどういう授業を見せてくださるのか、楽しみにしております。

 

(追記)高知県立高知追手前高等学校で『ユメタン』①をご採用下さいました。
     担当の前田先生、本当にありがとうございました。それと生徒諸君、
     勉強でもスポーツでも基礎トレってのはきついものです。しかしその
     きついトレーニングを乗り越えるからこそ、実践的なことができるの
     です。単語力と文法力は英語の土台の両輪です。どうぞ前田先生の
     ご指導のもと、揺ぎ無い基礎力を作り上げていってください。
     その『ユメタン』①を指示通りに潰せば、絶対に英語の総合力がつき
     ます。大事なのは、反復です。自分のポテンシャルを心の底から信じ、
     何度も反復しながらマスターして下さい。頑張ってくださいね!

 
    


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