KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年1月9日

kimutatsu

まだまだこれから

Posted on: 2010年1月9日(土) 11:06

東大英語リスニングBASIC

ご好評頂いている新春プレゼントですが、 やはり『ユメタン』と『東大
英語リスニングBASIC』の希望者が多いという報告を受けています。

締切は15日になっております。よろしくね。

昨日の夜に西南学院中高の田中先生と電話で話してたんやけれど、
人間というのはおもろいもんで、なんか上手く事が運んでる人を見て
自分もガンバろという人と「あんなん大したことない」という人がいる。

当然ながら、前者はどんどん伸びるし、後者はその「大したことない」
人よりもさらに大したことないわけで、前者でありたいと願っとります。

英語の他の先生方もあちこちでセミナーをやられているし、そういう
セミナーにどんどん参加して、自分の方法を膨らませたい。

どんなセミナーにでも自分の血肉にすべきものがあるはずや。

長渕剛の歌で「1つの山を越えたら、そこから下を見下ろす人がいる。
向こうにそびえる遥か高い山を忘れて、今の自分に酔う人もいる」と
いう歌詞の歌があります。

今の自分に満足していて、他の人たちを見下ろすようではダメです。
まだまだ自分なんて大したことないと、努力し続けないと。

今年は昨年以上に考えて考えて、授業の方法を構築し、それを他の
先生方に伝える一年にしたいと考えています。

ジュンク堂さん

僕もこうすれば英語の成績は上がるという、自信めいたものがある。
それを全国の英語の学習者や指導者、保護者の方々に伝えたい。

だからと言ってそれを僕が絶対視して、研究を怠ってしまうと良くない
と思うんですね。

例えば英語Ⅰや英語Ⅱの教科書がありますよね。あれを使ってどう
効果的に授業をすれば、生徒の力は伸びるんでしょうか。

あるいは教科書の指導用CDがありますが、あれをどう使うべきなの
でしょうか。まさか生徒たちが読む時に流すだけで力が付くわけがあ
りません。あれにはあれで効果的な使い方があります。

教科書会社でさえも、それをうまく伝えきれていないのではないかと。

あるいは文法の授業ってつまらないって言いますよね。でもそもそも
文法の授業ってもっとアクティブで笑いの絶えない授業なはずですし
新しい知識を身につけることは、人間にとって楽しいことなはずです。

つまらないわけがない。

だったらそういう授業をどのように展開するのか。あるいはそこから
英作文の力を伸ばすためにはどうするのか。英作文の授業だって、
単に楽しいだけじゃなく、どんどん力を伸ばすことができます。

楽しいだけ、アクティブなだけではだめです。力を付けてやらないと。

sayings

でも特に若い先生はわからないことが多いし、若くなくてもみんな多
忙だし、年齢がいくと疲れるし、新しい勉強をせず、昔の方法にしが
みつくことだって多いのです。

もちろん昔の方法だって良いところは取り入れればいいのです。

でももっと良い方法があるんじゃないかと模索し続けることって大事
です。ビジネスの世界では当たり前のことなんですが、教授法という
点でいえば、教え方も教材の使い方も、僕らが受験生だった頃から
あまり変わっていないんじゃないかと。

教える側が心を開いて、新しいことを受け入れ、今の自分を越えよう
と努力する姿勢を見せるから、生徒たちも刺激を受けて、自分たちも
頑張ろうと思えるのではないでしょうかね。

他の先生の悪口を言うのが上手いだけ、自分の自慢を話すのが上
手いだけという教員になってしまっては、害悪以外の何物でもない。

生徒たちにもっと本を読めというのなら、自分がまずは本を読まない
といけないのは言うまでもありません。

生徒たちに夢を持てというのなら、自分が夢を生徒たちに語らないと
いけないはずです。

うちの生徒たちはリスニングができないというなら、自分がリスニング
の神様になって、その体得方法を伝えるから、説得力が増す。

うちの生徒たちは英作文ができないと愚痴る前に、教員の側が英作
文の達人になって、その域に達した道筋を生徒たちに伝えることで、
教員の言葉にオーラが生まれるのです。

そう言っている僕はどうなんやろうと考えた時に、うちの生徒たちには
申し訳ないけど、まだまだ甘い。

もっと勉強しないとあかんし、もっと一般教養を身につけないとあかん
し、もっと話術を磨く必要があるし、もっとやることがある。

それを勉強し続けている限り、僕は大丈夫なんじゃないかなと思うし
逆に言えば、「自分はこれで大丈夫」と思ってフットワークが重くなり、
勉強にも研修にも出かけていかなくなったら、僕はダメになるなと。

昨日、田中先生と話しながら、そういうことを考えておりました。

未熟な自分をもっと磨こうと思っています。いつまでも「まだまだ俺は
未熟やな」と思い続ける自分でいたいと思っています。

 
 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

ACCESS COUNTER

Total 38020543 Hits!

▲PAGE TOP