KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年3月

kimutatsu

合格おめでとう!

Posted on: 2010年3月10日(水) 9:18

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今日は東大や京大など、たくさんの大学で合格発表が行われます。受験した人た
ちはどきどきしていると思います。楽しみですね。

合格した人はおめでとう!

アホな大学生になるのではなく、4年なり6年なりでこんなことをやったんやと胸を
張れるように、楽しみながらも何か打ち込めるものを見つけてください。

バイトばかりして金を稼ぐ4年であってはなりません。大人になったら「イヤだ」と言
っても働かされますので(笑)今のうちにやりたいことをやっときなはれ。

不合格になった人は後期を頑張ればよろし。

後期に出願していなくて浪人するという人もいるやろうけど、そんなことはあんまり
大きい問題ではありません。充実した浪人生活であれば問題あれへんでな。

今日で2010年の受験生の大半の結果が出揃いますね。

一昨日あたりからメールが届き始めました。あるいはキムタツモバイルのほうに、
合格報告をしていただいても構いません。

お世話になったご両親や先生方に感謝をする1日でもあります。

支えてくれてありがとう!支えてくださってありがとうございました!

そういう気持ちを体現できるようであれば、君は大人の入口にいます。否、せめて
今日ぐらいは大人になりましょうや。

そして大学の学費を親に出してもらう人は「これから4年間、また頼むわ」ぐらいは
言いましょう。その上で立派な大人になるべく、努力を続ければよいのだ。

親は子供が立派になることを願ってるんやから。ゆめゆめ「学費を出すのは親の
務めに決まっとろう」なんてアホなことを思ってはなりません。

合格した人、おめでとう。そしてその保護者の皆さん、お疲れさまでございました。
浪人する人、来年はもっと上の大学を狙えばよろし。死ぬ気でがんばりなさい。

 

コメントはこちらへお願いします。

 
 


kimutatsu

中学生になる前に

Posted on: 2010年3月9日(火) 17:05

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正直、この『ユメ勉』ですが、今度中学に入学する人たち全員に読んでもらいたい
と思っている木村です。いや、まじで。

途中から「そうか、こうやって音読するのか」とか「こうやって勉強すればよかった
のかよ」なんて思ってほしくない。最初からスムーズにいくにこしたことはない。

たとえば検定教科書を中学3年間分(つまり3冊)全部を暗唱するなんて書くと、
そういう経験をしたことのない人は思い切り大変なように思うかもしれん。

しかし灘みたいな進学校に入らなかった生徒でも、つまり公立中の生徒であって
もできる。実際にやっている先生はいっぱいおられる。

だからね、今度の4月から中学生になる人たち全員に読んでほしい!

私立中学に入る生徒で、こういうタイプの人がいるんですよね。

 

合格したのを知って喜びと同時に気が抜けた。

 

このタイプは実はかなり危ない。どんな進学校にもいるが、全く4月から勉強しな
い、あるいはしようと思ってもできないってことが、驚くほど多々ある。

言うなれば・・・

 

「真っ白な灰になっちまったよ、オッサン・・・」症候群とでも言おうか。

 

その原因として、合格後から4月の入学式までにゲームやらゲームやらゲームや
らやり過ぎて、あんなに勉強してきたのに、勉強する習慣がゲーム機に食い散ら
かされたって人が、実はかなーーーーーーーーーり多いということが挙げられる。

僕の生徒たちには、入学までの宿題なんて出さなかったけど、とにかく本を読め
ということを合格者の説明会で言って、推薦図書のリストまで渡した。

なのに後から聞いてみると、ゲームばっかりやってたという人が多数。

進学校に入っても東大には入れんよ。進学校に入れなくても東大には入れるよ。
ちゃんと正しい手順で勉強すれば誰でも入れる。

東大に入るための脳なんてものはないのだ。

だからね、せめて準備段階として、4月から英語を勉強し始める小学校6年生の
児童の皆さんに読んでおいてほしい、『ユメ勉』を!

それだけでも「そうか、こうすればいいのか、小学校で習ったり英語塾で教わった
楽チンな方法とは違うな」ってことがわかってもらえると思う。

このブログ、さすがにあまり小学生は読んでないと思うが、そういう知り合いがい
らっしゃる大人の方々、親御さんたち、回し読みでもいいので、読ませてあげて!

入るなり「ローマ字と英語の違いがわからない」なんて、泣きながら言ってくる生徒
がごまんといるのだ!冗談ではなく、物凄く算数なんかができるのに、英語がなぜ
か頭に入ってこずに苦しむ子がホントに多いのです。

だからね、ゲームなんかをやる暇があったら読書をしていただくとして、その中の
一冊に『ユメ勉』を混ぜていただけると、一石何鳥にもなっていいと思うわけです。

はい。

それから昨日スタートしたキムタツモバイルですが、コメントがかなり増えました。
英語の質問が中心的ですが、合格報告の声なんかもよろしくお願いします。

というわけで、コメントはこちらへお願いします。

   

(追記)アルクの矢部クンから連絡があり、1日でとてつもないぐらい
     たくさんの方がキムタツモバイルに登録されたということです。
     よぉし!盛り上がっていきましょう!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

キムタツモバイルがスタート!

Posted on: 2010年3月8日(月) 17:00

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アルクさんとヒトメディアさんが『キムタツモバイル』というのを作って下さる
ということで、コメントしたくてしょうがないという人もいらっしゃったと思うの
ですが、大変ご迷惑をおかけしました。ようやく完成したようです。

モバイルという名前が示すとおり、携帯電話専用のサイトとなっています。

ですので、コメントに関しては携帯電話を使ってお願いしたいのですね。

肝心のURLですが、 http://mobile.kimu-tatsu.net となっております。

すでに携帯電話でご覧になっている方はこちらをクリックしてみて下さい。

今までと違うのは、コメント欄ではなく、掲示板という形にしたことですね。
だから1対1対応ではなく、1対多対応となります。

誰かがコメントしたものに対して、僕だけではなく誰か他の先生方や生徒
諸君、先輩たちがコメントできるという、要するに掲示板となっています。

まずは会員になっていただき、ログインしてもらったら、コミュニティーとい
うところをクリックしてみて下さい。そうすれば書き込みができるはずです。

すでに何人かの管理人の方々が動いてくださっているお陰で、何人かの
生徒さんたちがコメントをくれています。

はや!\( ̄_ ̄)/

というわけで、コメント欄は『キムタツモバイル』のほうにお願いいたします。

またご覧になればわかると思いますが、『ユメタン』のチェックができるよう
にもなっていますので、これからこういう勉強の部分も増やしていきたいし、
そうすればまたbetter and betterになってくると思うんです。

これからこのブログのみならず、モバイルのほうもよろしくお願いしますね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

セミナーの方向性について

Posted on: 2010年3月7日(日) 16:22

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昨日、博多の田中十督先生と電話で喋っていて、英語Ⅰの検定教科書ってどの
ように使えば効果的なのかという話をひたすらしておりました。

ユメ勉』は生徒用に書いたものですが、先生方用に「僕はこう英語を教えていま
す」という感じの本を作れたらいいなぁと思ってるんですけどね。

中高6年間を見据えて。

どの時期にどういうことをすればいいのかという話は『ユメ勉』に全て書いた。

ではそれはちゃんとやるとして、教員側としてはどのように指導しなければならな
いのかという話については、また『ユメ勉』とは違う次元の話になりますわな。

『ユメ勉』に書いてあるとおりにやったら、もちろんある程度のレベルにはなる。
全統や代ゼミの模試で偏差値70をゲットするのはそれほど難しいわけじゃない。

教員がちゃんと指導してやれば、そして生徒たちが本当に大学に行きたければ。

問題はその「ちゃんと指導してやれば」の内容だ。

たとえば授業の中で東大対策をするのってナンセンスやと思うんですよね。

だって東大の問題ってのは、スピーキング以外の全ての要素が入ってるわけです
から、対策って何をすればいいん?

出題される形式の問題を解く以外にあまりないやん。

形式を踏まえて授業をするのは対策ではない。そんなのは生徒が勝手にやれば
よろし。大事なのは、例えば大意要約ってどのように解くのか、あるいはどうして
大意要約の授業をせねばならないのかって部分ではないのか。

こう書くと「入試で出題されるから」なんてアホな答えをする人もいるやろうけどな、
でもそれは違う。

だいたい僕は大学に生徒を入れるために授業をしとるわけではない。

でね、これからのセミナーは単語の指導をどうするべきかということと、英語Ⅰの
ような検定教科書をどう使うのかということに絞ってやります。

今月末に佐賀で、6月に東京で、7月に北海道で、それぞれそういう機会がある。
先生方向けのセミナーがある。

まずは単語の指導。

単語の指導というとテストばかりやって、後は生徒たちの自宅学習に丸投げって
いうパターンが大半やと思うけど、それはあまり良くないと思う。

ではどうやって単語力を付けさせる指導をすればいいのか。

どうしてCD付きの単語集を採用しなければならないのか。ダウンロードタイプでは
絶対にダメです。絶対に。CDの付いた単語集(『ユメタン』でなくてもいいから)を
どうぞ買ってあげてほしい。

それから英語ⅠやⅡの検定教科書。

僕も英語Ⅰの教科書といえば、左ページに英語を貼らせ(若い頃はそのまま写さ
せたりしてたなぁ、生徒たち悪かったよ)、右ページに全訳書かせたりする指導が
定番やったりすると思うんですが、それは何のためにやるんやろう。

それを使って授業する際に、生徒たちに指名したりするけど、では何のために指
名するのやろ。当ててできた人はいいけど、当てられなかった人でできてない人も
いるってのに。その人のために最初から教員が訳すなら、指名する必要はない。

それに予習段階では知らない文法事項があったりするわけで、そうすると予習で
全訳などできるわけがないし、できたとすれば授業は不要ってことになる。

いろいろ考えて、僕は自信を持って「英語Ⅰの教科書はこうやって使えば効果的
ではないか」という方法に辿りついた気がします。

どうやってCDを使うのか、どうして生徒たちに本文を収録したCDを持たせるのか、
教員用のマニュアルはどうやって使うのか、全訳をさせるのか、配布するのか。

そもそもどういう手順で授業を進めれば、少なくとも国公立大学に合格する程度
の英語力を身につけさせるぐらいのことはできるのか。

そういったことをセミナーで言えればいいなと思っています。

その前に「僕はこう英語を教えてる」っていう本を書いてみたいな。整理する意味
でも。下準備はできてるんやけど、とても書く時間はないし。

そういう話を田中先生としていました。英語Ⅰの使い方ですが、田中十督先生に
は喋らなかった(笑)。なんでって? それは僕がイジワルだからです。

自分で考えろと言いました。だって25日に彼は佐賀まで来るからな。その時まで
自分で考えてほしいと言いました。それぞれの教材には意味があります。

それを考えれば自ずから使い方は見えてくる。英語Ⅰの教科書だけでも十分に
生徒の力をつけてやることができます。リスニングも英作文も全部です。

 

(追記)安河内先生とのパネルが送られてきて大感激の木村です。
     ふうかちゃん、ありがとーーー!

 


kimutatsu

合格おめでとう!

Posted on: 2010年3月7日(日) 12:18

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大阪の書店で働く方々と晩御飯を食べたときの写真です。この会食の中心になる
のは書店員さんたちやと思うねんけど、中央に座ってるのはなぜか酒井社長(笑)。

アルク中台クンは後列右端で立っているというのに\( ̄_ ̄)/

とは言え、これが酒井さんの良いところで、決して出しゃばりというわけではない。

・・・と信じたい・・・信じたいが・・・中台クン、どうよ?

とっても有能な営業マンである酒井社長の手にかかると、いろんな本が売れます。
本もスーパーのお菓子同様に、置き場所によって売れたり売れなかったりします。

僕は実際に本を出すまではそういうことを知らなかったけど、酒井社長と付き合う
ようになって、「そうやったのか」と知りました。

逆にそうだからこそ、自分の本をそういう場所に置いてくださっている書店さんに
感謝の気持ちでいっぱいでいます。

いい本が売れるといいな。いい本を使ってもらえるといいな。

そういう気持ちで『ユメ勉』でもお勧め50冊をピックアップしました。『ユメ勉』をそう
いういい場所に置いてくださることで、その中に挙げた50冊も手にとってもらいや
すくなるかなと思っています。

書店さんに足を運ぶ高校生が激減しているそうです。僕らの頃と違って、学校採用
が非常に活発になりましたし、学校採択品が物凄く増えましたからね。

だけどやはり勉強をする人にとって、書店や図書館ってのは行く価値のある場所
です。行かねばならない場所と言ってもいい。

そこで自分だけの宝物を見つけるべく、書店WANDERINGを楽しんでもらえれば
いいなと思っています。

昨日から「合格しました!」というメールが、info@kimu-tatsu.net に届き始め
ました。このアドレスはこのブログのメール欄から送るためのものです。

北海道大、東京外大、筑波大などの合格発表があったのですね。

それと、明日あたりからやっと「キムタツモバイル」が使えるようになりそうです。

そこではこのブログのコメント欄の代わりに、掲示板という形で皆さんに使ってもら
えるそうです。作ってくださったアルクさん、ヒトメディアさんに感謝しております。

管理人は僕ではありませんが、僕もコメントしようと思っております。

またそこに合格の声を書いてもらえると嬉しいな。

そして合格者は「これで遊べる!」っていうんじゃなく、やっと自分の研究したい勉
強ができるんやから、やはり書店さんに行って、探検してもらいたい。

大学生になれば時間がある。携帯ばかり触ってるんじゃなくて、ちゃんと読書をし
てもらいたいし、感性や知性を磨いてもらいたいなと願っています。

僕は大学時代、一ヶ月に15~20冊ぐらいしか読まない大学生やったけど、それ
でも今の大学生に比べたらかなり多いのではないかと。

特にこういう時代やからこそ、大学名ではなく人間力で勝負できる時代やからこそ、
合格した人たちには本を読んでもらいたいなと願っています。

最後になりましたが、メールをくださった皆さん、おめでとう!本当におめでとう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

『ユメタン』を使ってみて

Posted on: 2010年3月6日(土) 10:29

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期末考査の採点してます。文法の部分は『NextStage』からの出題が多くって、
難しいかなと思われましたが、その部分は良くできていました。

それから『ユメタンゼロ』からの出題もありましたが、驚くほど定着していました。
自分で言うのも変ですが、やはりめっちゃ覚えられますね。

CDをちゃんと使ってる人が多いのと、授業中にCDを使って指導していることも
大きいのかなとは思いますが、『ユメタン』部分の学年正答率が94%でした。

22年間、教員をやってきて、この数字は驚異的です。

生徒たちが頑張っているのですが、やっぱり単語指導に音声を取り入れたのは
良かったなと興奮しております。凄いです。本当に凄いです。

単語がわかれば、長文でも苦労する確率がグンと減ります。

速読もリスニングも得意になりますから、この調子で『ユメタン』を潰させることを
決心しました。それとともに自信にもなりました。

ご採用いただいた他校の先生方から「めっちゃ覚えられる」と言うて頂いていて、
でも自分で使うまでは実は不安でしたが、大丈夫そうです。これで鍛えます。

 

画像2

先日、愛知県の半田高校の先生から「『ユメタン』を使っているのだが、生徒たち
へのメッセージを書いてもらえないか」というご連絡を頂戴しました。

便箋に書いておくったところ、なんと!生徒諸君からの直筆メッセージを頂戴して、
木村、いたく感激しております。

なかにこういうメッセージがありましたので、ご紹介しておきます。

**********************

僕は単語に関しては授業で習ったものも、すぐに忘れてしまうということが
多いです。しかし『ユメタン』を一生懸命やっていて、日常生活での会話の
中で『ユメタン』単語を聞くと、反射的にそれを頭の中で英単語に直してしまう
ということが、一日の中で何度もあります。

僕は『ユメタン』を次のように勉強しています。

1. 知らない単語をチェック。
2. 1の単語を発音しながら3度書く。このときに連続して同じ単語を書くのでは
   なく、一度最後まで書き、また最初に戻る。これを見開き1ページごとに行う。
3. UNITの最後についている単語のチェックページで覚えたかどうか確認する。
4. CDで日本語を言われた後に、CDより早くその英語を言う。
5. 例文で単語の使われ方を確認する。

以上が僕の勉強法です。単語を覚えるときには必ず発音しながら書きます。

現在、学校の授業では『ユメタン』の小テストが2周目に入っています。そして
そのために勉強する前に、すでにほどんどが(つまり1周目で覚えたものが)
頭に入っているということに驚かされます。

これからも『ユメタン』を頑張って、単語マスターになろうと思います。

**********************

これ以外にも手紙を頂戴しているので、順次ご紹介していければいいなと思って
います。生徒諸君、頑張ってくださいね。

こんな感じで『ユメタン』ユーザーがどんどん単語を覚えていってくれていることに
喜びと誇りを感じております。本当に作ってよかったと思っています。

皆さん、ありがとう。これからも英語を愛していってください。そしてそのためにも
単語や文法といった土台をしっかりと構築していってくださいね。

 

(追記)4月11日に大阪で一般の方向けに「英語の勉強法」について
     講演を行うことになりました。もしよければお越し下さいね。
     詳細はこちらまでお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

基本の反復を大切に

Posted on: 2010年3月4日(木) 23:05

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これ、先日の負けた試合のワンショットなんですけどね。なんかこう敗色濃厚な
雰囲気が漂っとるよね。保護者の方が撮ってくれはった写真なんですけどね。

春季大会まで数試合できるかなと思っていたのですが、ナント1試合で終わった
こともあり、腹が立つのでホワイトデーに練習試合を入れました。

期末考査の採点あるのに。

野球部出身の(株)日教販さんの北川君と喋っていても、やはり「基本が全て」と
言わはりますわな。ボールの捕り方ひとつで違ってくると。

たとえばゴロを転がして、それに対してどのように動くか。どのように捕るのか。
あるいはどのように投げるか。形を見れば基本ができてるかどうかすぐわかる。

いくら僕が言うても我流の子は、結局試合に出れない。

出れないよと言ってるのに直さない。もっと肘を上げないと速いボールは投げる
ことができないよと言ってるのに、楽やからか?肘を上げない。

したがって送球がばらつくし、速いボールを投げることもできないので、結果的
に試合には出れないってことになる。出ても代打とか代走とか。

基本って大事なのです。

英語にしてもそうです。大学に入りたいからと言って赤本を買ってくるのはいい。
だけどロクに解けもしないのに始めてもまったく意味がありません。

何事も基礎が大事なのです。我流では伸びない。

例えば単語の学習をするのに、CDを使わない人がいる。どんなに使えと言わ
れても使わない。面倒臭いのか?CDを袋から出すことさえしない人がいる。

単語集にCDが付いていないなら、必ず別売のCDを買えと言っても買わない。
買わなくても合格した先輩の真似をしてるのか、とにかく買わない。

だから単語とリスニングを別の学習と捉えてしまうんよね。

『ユメ勉』に書いたけど、勉強ってのはそういうバラバラのやり方を続けていたら
時間的にもったいないし、非効率的です。

単語をやりながら英作文もリスニングも上げる方法があるのに。

我流に陥ることなかれ。

正しい指導のもとに基本を大切に。基本の反復を何よりも大切にしましょう。

 


kimutatsu

セミナー in Hokkaido

Posted on: 2010年3月2日(火) 16:10

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おかげさまで『ユメタン』を驚くほどたくさんの学校でご採用頂いていましてね。
特に北海道と九州が凄いのです。でね、九州はセミナーや英語教師塾などを
たくさんやっているのですが、北海道は最近やってないなと思いまして。

 

木村:石川クン、北海道の学校って何校ぐらいで採用いただいてるん?

石川:一覧表にしてあります・・・えっと、こんな感じで。

木村:えーっとなになに・・・これ何よ、めちゃくちゃ多いやん。

石川:そうなんですよ。毎日数校ずつ採用の連絡を頂いています。

木村:こんなにせっかく採用頂いてるんやから、セミナーとか講演とかやろよ。

石川:時期的にはどうでしょうか?

木村:夏休みとかどうかな?

 

というわけで、夏休みに札幌で先生方対象のセミナーができそうな感じです。
すでに何人かの先生方にご協力をお願いしてありますねん。

楽しみやなぁ。

7月29日か30日にできそうです。北海道の先生方、よろしくお願いします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

概要をつかむ力を涵養すべし

Posted on: 2010年3月1日(月) 21:59

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東大の二次試験の問題を見ていて思うのは、「概要をつかむ力」が重視されて
いるってことですね。そうなると対策方法はもう自ずから知れますねぇ。

九州大学の問題を見ていてもそうですが、「概要をつかむ力」をどう付けるかで
合否は左右されると言えます。

いつまでも「これがS、これがV」なんて読み方をしてたらあきませんで。

一応言うておくと、それも大事です。それは『ユメ勉』にも書いたとおり。文構造
を理解するってのは、特に下線部訳なんかでは重要だと思います。

でもいつまで経っても、そう、高2や高3になってもそういう読み方しかできないと
なると、それはあきません。高2の前半ぐらいでそれは卒業したいところ。

なんのために英文解釈をするのか考えればわかります。

高校生は翻訳家ではない。翻訳家が「最近の翻訳家の卵はレベルが低い」と、
仮に嘆いたとしても、それは関係ない。

なんのために英文解釈をするのかというと、本を読んでいるうちに「あれ?これ
ってどういう意味なんだ?」と立ち止まる瞬間があります。

例えば倒置が使われていたり、省略が使われていたりして、ざっくり読みをする
にはちょっと難解な箇所があったりするわけですね。

そしてそこをすっ飛ばしてもいいんやけど、その箇所がその本にとって中心的な
内容を含んでいたりすると、すっ飛ばすことはできないってことになる。

なのでその箇所だけはじっくりと読んで、著者が何を言っているのかを読み取る
ことになるのですが、そのために文構造を取る練習をやれば、役に立ちます。

したがって使える英語を体得するのだ!リスニングやスピーキングなどの力は
重要だ!なんて言っても、やはり文構造を取る力だって必要なのですね。

僕も結構な読書家ですが、日本語の本を読んでいて「あれ?ここの動詞の主語
はどれだ?」と読み返さねばならない部分だって、たまにですが、あります。

だからそういう練習も必要なのです。

だけどそればっかりではいけません。「概要をつかむ力」こそが最重要なのは
たとえば日本語の評論などを読んでみればわかることです。

日本語で書かれた評論文を読んで、筆者の言いたいことを一言で言ってみる。
そういう練習をしてみてください。

言えなかったらそれは英語だの日本語だのに関係なく、「概要をつかむ力」が
不足しているということになります。

どれがSでどれがVなのかがわかったとしても、そして多少不自然であったとて
日本語に訳す力があったとしても、筆者が何を言ってるのかわからんのでは、
その文章を読んだことにはなりませんよね。

どの大学も気がつき始めたのではないかと思うのです。

いつまでも難解な文章を日本語に直してばかりの問題では、使える英語力など
身につかないし、そういう力を持った学生が入学してこないということを。

その点では東大が先陣を切って、ああいう問題を出し続けているっていうのは
非常に意味のあることだと思って、僕は評価しております。

今回からリスニングのOPTIONに「いずれでもない」が加わったことで、東大の
リスニングが難しくなりました。とってもいいことだと思っています。

センター試験のリスニングも今の2回読みから、近々1回読みになるそうです。
これもとてもいいことだと思います。2回も読まなくてもいい。1回でいいのです。

願わくば細かい情報を問うのではなく、リスニングも「概要をつかむ聞き方」を
涵養するような問題に変わってくれればと願っております。

東大をはじめとする国公立大学が要求している「概要をつかむ力」を育むため
には、やはり英語を英語として吸収し、理解する習慣をつけることですね。

詳細は『ユメ勉』に書きましたのでここでは割愛しますが、若い人たちにはそれ
を意識した上で英語学習を進めてもらいたいし、そうすればもっと英語ができる
日本人が増えてくるはずです。もっと英語が使える日本人が増えてくるはずです。

そうなるのを楽しみにしております。

 


kimutatsu

巨星墜つ

Posted on: 2010年3月1日(月) 10:42

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チャントリと聞いて、すぐに何のことかわかる人はおそらく関西人で、なおかつ
僕の世代よりは上の方ばかりではないでしょうか。

南方さんがお亡くなりになりました。

とても寂しい気持ちです。子どもの頃、彼らの舞台をテレビで見て、一緒になっ
て「痛ったぁ!」と叫んだものです。ハリセンを使った古典的な舞台でした。

山根さんの熱い熱い語り、本格的な殺陣、南方さんの大ボケ、更に伊吹さんが
ボケた後に毎回ハリセンで叩かれて・・・という水戸黄門並みにワンパターンの
舞台でしたが、それにいつも笑い転げていました。

伊吹さんが経済的理由で吉本をクビになり、結城さんが暴力団との賭博で脱
退し、山根さんが病気をされたりなどしました。

残念ながら南方さんがお亡くなりになったというニュースで初めて、いまだにあ
のチャントリが舞台をやっていたことを知りました。

落語が好きで、話術の勉強をするのに落語を使ったという話をよくする僕です
が、やはり原点になるのはこういった噺家さん、お笑い芸人さんたちです。

笑福亭松鶴(6代目)
桂枝雀(2代目)
中田ダイマル・ラケット
夢路いとし・喜味こいし
人生幸朗・生恵幸子
チャンバラトリオ(特に4人時代)
トリオザミミック
横山ホットブラザーズ
上岡龍太郎(漫画トリオの後)
新野新・笑福亭鶴瓶(『ぬかるみの世界』時代)

西川きよし・横山やすしが出てきて、オール阪神・巨人が出てきて、紳助・竜介
や明石家さんまが出てきました。そして漫才ブームが日本を席巻したのです。

あな懐かし。

関西人の会話には常にボケがあると言われます。

友人同士で喋っていて、ボケや落ちがないと「お前、それどこがオモロイんや」
と突っ込まれることになります。

それは上に挙げたような芸人の方々の影響であることは間違いありません。

南方さんのご冥福をお祈りいたします。もうチャントリの舞台はこれで見れなく
なったんですね。あぁ、なんて寂しい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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