KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年6月11日

kimutatsu

まずは覚えるべし!

Posted on: 2010年6月11日(金) 9:54

 

 

 

 

 

 

  
ある先生との対談があって都内某所におります。それについてはまた
明日以降にご紹介できればと。

次のようなメールを頂戴しました。札幌に住んでいるという高校3年生の
K.Aさんです。

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キムタツ先生、こんにちは!札幌の高校に通っている高3女子です。
いつもブログを拝見しています。この夏に札幌でセミナーをされると聞き
先生対象なので自分には関係ないのにわくわくしています。
今日は相談なのですが、私は北海道の高校生にしては珍しいのですが
東京の私立大学を志望しています。早稲田か慶応に入れればいいなと
思っています。でも模試などでは点数が全然取れません。英語だけでは
なくて古文や世界史なども合格圏内からは程遠いのが現状です。
特に長文読解で点数を取らないといけないのに、長い文章が読めないで
読んでいる途中で集中が途切れてしまったり、文章が何を言っているのか
わからなくなったりして、設問も解けません。過去問などもそろそろやって
いっているのですが、あまり正答率は高くありません。
これから夏に向けてどういうことをやっていくべきなのか、教えていただき
たいなと思ってメールしました。よろしくお願いします。あ、もちろんブログ
で回答してもらって構いません。よろしくお願いします。

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ここに実は使っている問題集の一覧なんかも載っていたのですが、それは
割愛します。どれも書店さんで売られている長文問題集とか英作問題集
とか、そういうものでした。

結論から言えば、点数がとれない理由はおそらくひとつしかありません。

  
覚えるべきことを覚えていないからです。

  
勉強法云々という問題でもないし、使っている問題集が悪いわけでもなく、
演習をやる前に、多読をする前に、過去問などをやる前にすべきこと、つま
り、覚えるべきことを覚えるということをしていないからなのです。

もちろん演習をやりながら覚えてもいいし、多読をしながら覚えてもいい。

だけど演習をするためには、多読をするためには、ある程度の単語力とか
文法力が必要なのです。それがないと演習や多読をしても意味がない。

なのでKさんへのアドバイスとしては、学校で使っている単語集を夏休み
の終わりまでに何とか2周、文法の簡単な問題集をとりあえず1周やって、
それぞれを覚えてしまってください。

古文や日本史もそう。入試に合わせてやるんじゃなくて、夏の終わりまで。
そこまでに最低でも1周やってしまいましょう。

大事なのは覚えようとすることではなく、やる回数をこなすことです。

覚えようとすると緊張しますが、とにかく反復回数を増やすことが大事。
反復しているうちに覚えてしまいます。自然に覚えるぐらい反復する。

演習や過去問は秋からでも十分です。10月からでもいい。場合によって
は11月からでも十分間に合う。

大事なのはそれより基礎を固めるということです。

日本語でも何とか普通に会話したり読書したりできるのは、平がなとか
カタカナとか漢字とかをある程度は覚えているからです。

特にまだ6月ですからね。焦らなくていいので、着実に覚えていきましょう。
覚えながら演習力を身につける方法もあるのですが、それは『ユメ勉』に
書きましたので、そちらをお読みくださいね。

友達が赤本などをやっていると焦るかもしれません。

でもその友達もわけわからずやっているのかもしれません。やるべきでは
ないのに、受験生だからという理由だけでやっているのかもしれない。

基本的なことを覚えてからでも十分間に合います。まずは覚えましょう。

覚える学習→考える学習へ移行するのですが、考える学習をするために
は、まずは覚えるべきことを頭に叩き込むことです。頑張りましょう!

  

(追記)今日は超有名な外国人の方との対談です。楽しみです。
     英語の勉強法についても聞いてこようと思っています。

  


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